JPS6175896A - 抄紙機のドライヤ装置 - Google Patents
抄紙機のドライヤ装置Info
- Publication number
- JPS6175896A JPS6175896A JP19790384A JP19790384A JPS6175896A JP S6175896 A JPS6175896 A JP S6175896A JP 19790384 A JP19790384 A JP 19790384A JP 19790384 A JP19790384 A JP 19790384A JP S6175896 A JPS6175896 A JP S6175896A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- dryer
- induction heating
- electromagnetic induction
- heating coil
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は抄紙機のドライヤロールに電磁誘導加熱装置を
備える抄紙機のドライヤ装置に関する。
備える抄紙機のドライヤ装置に関する。
抄紙機のドライヤ装置はワイヤ及びプレス部にて脱水さ
れた湿紙を加熱、乾燥させる部分であり、この種従来の
ドライヤ装置として第3図のように構成されたものがあ
る。すなわち、多筒式のドライヤロール(以下ロールと
称す)の内部にそれぞれ蒸気を圧入し、蒸気熱層により
ロール1の表面が加熱され、この表面に湿紙2はカンバ
ス3.及び3Aにて押しつけられ、これにより湿紙2の
水分が乾燥蒸発される。
れた湿紙を加熱、乾燥させる部分であり、この種従来の
ドライヤ装置として第3図のように構成されたものがあ
る。すなわち、多筒式のドライヤロール(以下ロールと
称す)の内部にそれぞれ蒸気を圧入し、蒸気熱層により
ロール1の表面が加熱され、この表面に湿紙2はカンバ
ス3.及び3Aにて押しつけられ、これにより湿紙2の
水分が乾燥蒸発される。
このため、各ロール1の内部に高温の飽和蒸気を通して
O−ル1の表面を加熱させる設備が必要で、具体的には
蒸気を作るための蒸気発生設備、例えばボイラーや、こ
のボイラーに給排するための配管設備及び、温度、圧力
の計装制御システムが必要となること、蒸気が冷やされ
ることによって生じる水(ドレイン)を除去する装置が
必要である事、ロールの軸方向の温度制御が困難な事、
さらにロール1の表面温度制御の応答が遅い事などの問
題点がある。
O−ル1の表面を加熱させる設備が必要で、具体的には
蒸気を作るための蒸気発生設備、例えばボイラーや、こ
のボイラーに給排するための配管設備及び、温度、圧力
の計装制御システムが必要となること、蒸気が冷やされ
ることによって生じる水(ドレイン)を除去する装置が
必要である事、ロールの軸方向の温度制御が困難な事、
さらにロール1の表面温度制御の応答が遅い事などの問
題点がある。
本発明は前記問題点を解決するためなされたもので、蒸
気発生設備及びこの配管設備や温度、圧力の計装制御シ
ステムが不要で、蒸気が冷やされて水になることにとも
なうトラブルを解消でき、ロール表面温度制御の応答の
遅れによる製品の乾燥むら等による不良製品の歩留りが
向上する抄紙機のドライヤ装置を提供することを目的と
する。
気発生設備及びこの配管設備や温度、圧力の計装制御シ
ステムが不要で、蒸気が冷やされて水になることにとも
なうトラブルを解消でき、ロール表面温度制御の応答の
遅れによる製品の乾燥むら等による不良製品の歩留りが
向上する抄紙機のドライヤ装置を提供することを目的と
する。
本発明は前記目的を達成するために、ロールに近接して
電磁誘導加熱装置を設け、この電磁誘導加熱装置により
生ずるうず電流でロールを加熱することを特徴とするも
のである。
電磁誘導加熱装置を設け、この電磁誘導加熱装置により
生ずるうず電流でロールを加熱することを特徴とするも
のである。
以下、本発明について図面を参照して説明するが、はじ
めに第1図により概略構成を説明する。
めに第1図により概略構成を説明する。
誘導加熱コイル4、この誘導加熱コイル4に交流電力を
供給するサイリスクインバータ電源5と、これと加熱コ
イル4との間に接続された進相コンデンサ6からなる電
磁誘導加熱装置10のうち、前記誘導加熱コイル4が前
記シリンダ1の例えば内部に配設されている。従って、
誘導加熱コイル4に交流電流を流すことにより前記シリ
ンダ1に誘起される電流のジュール熱によりシリンダ1
は加熱される。本発明は以上のような原理を利用したも
ので、第2図は本発明の一実施例を示す構成図である。
供給するサイリスクインバータ電源5と、これと加熱コ
イル4との間に接続された進相コンデンサ6からなる電
磁誘導加熱装置10のうち、前記誘導加熱コイル4が前
記シリンダ1の例えば内部に配設されている。従って、
誘導加熱コイル4に交流電流を流すことにより前記シリ
ンダ1に誘起される電流のジュール熱によりシリンダ1
は加熱される。本発明は以上のような原理を利用したも
ので、第2図は本発明の一実施例を示す構成図である。
すなわち、シリンダ1(ロール)内の幅方向に3個の誘
導加熱コイルユニット11A、11B。
導加熱コイルユニット11A、11B。
11Gを配設した場合の例を示している。水分率設定器
12にて定められた水分率と各ロール幅方向に対して水
分計13A、13B、13Cにて検出された水分率とを
それぞれ比較器14A、14B、14Cにて比較し、そ
の誤差量を出力させるように構成しである。一方、抄速
設定器15にて定められた抄速に応じ必要なロール加熱
量を演算器16にて演算し、この演算器16の出力と前
記比較器14A〜14Gの出力である誤差量とを加算器
17A、178.17Gにてそれぞれ加算して、必要加
熱量を求めるように構成しである。そして各々の加算器
17A〜17Cの出力を加熱m/励磁電流変換器18A
、188,180を通して励磁ユニット(励!l電流制
御器)19A、19B、19Cにて、それぞれの前記誘
導加熱コイルユニットIIA、11B、11Cを加熱さ
せるための励磁電流を出力するように構成しである。
12にて定められた水分率と各ロール幅方向に対して水
分計13A、13B、13Cにて検出された水分率とを
それぞれ比較器14A、14B、14Cにて比較し、そ
の誤差量を出力させるように構成しである。一方、抄速
設定器15にて定められた抄速に応じ必要なロール加熱
量を演算器16にて演算し、この演算器16の出力と前
記比較器14A〜14Gの出力である誤差量とを加算器
17A、178.17Gにてそれぞれ加算して、必要加
熱量を求めるように構成しである。そして各々の加算器
17A〜17Cの出力を加熱m/励磁電流変換器18A
、188,180を通して励磁ユニット(励!l電流制
御器)19A、19B、19Cにて、それぞれの前記誘
導加熱コイルユニットIIA、11B、11Cを加熱さ
せるための励磁電流を出力するように構成しである。
なお、前記水分計13A、13B、13Gの出力は、初
段ドライヤでは、前段のウェットエンドに設けられた水
分計出力をもとにしたフィードフォワード制御とすると
ともに、終段ドライヤではドライエンド部に設けられた
水分計出力をフィードバック制御してロール幅方向とマ
シン方向(シリンダ1の配列方向)の両方の水分率を均
一に制御することができる。
段ドライヤでは、前段のウェットエンドに設けられた水
分計出力をもとにしたフィードフォワード制御とすると
ともに、終段ドライヤではドライエンド部に設けられた
水分計出力をフィードバック制御してロール幅方向とマ
シン方向(シリンダ1の配列方向)の両方の水分率を均
一に制御することができる。
以上述べた実施例のドライヤ装置により次の効果が得ら
れる。
れる。
■ シリンダ1の表面をうず電流加熱を利用した電11
誘導加熱装置を用いているので、従来のように蒸気を用
いる必要がなく、従って、ボイラー設備等の大きな設備
および同計装置が不要となり、また温度制御も容易で、
急速な制御が行える。
誘導加熱装置を用いているので、従来のように蒸気を用
いる必要がなく、従って、ボイラー設備等の大きな設備
および同計装置が不要となり、また温度制御も容易で、
急速な制御が行える。
■ 誘導加熱コイルユニット11A〜11Cを複数個配
置したので、ロール幅が大きく、大きな熱容量の必要な
抄紙機にも適用できる。
置したので、ロール幅が大きく、大きな熱容量の必要な
抄紙機にも適用できる。
■ ロールの幅方向に誘導加熱コイルユニット11A〜
11Cを配置したので、抄紙機の軸方向の温度制御を各
々独立して制御する事ができ、これにより従来のように
蒸気制御方式では出来ない軸方向の乾燥制御が行なえる
。
11Cを配置したので、抄紙機の軸方向の温度制御を各
々独立して制御する事ができ、これにより従来のように
蒸気制御方式では出来ない軸方向の乾燥制御が行なえる
。
■ 誘導加熱ユニット11A〜11Cの励磁電流を抄速
に応じて制御しているので、抄速が遅い場合は湿紙がロ
ール1で加熱される時間が長いため加熱量を小さくし、
抄速か速い場合は加熱量を大きくする事が可能となる。
に応じて制御しているので、抄速が遅い場合は湿紙がロ
ール1で加熱される時間が長いため加熱量を小さくし、
抄速か速い場合は加熱量を大きくする事が可能となる。
■ 水分計10A〜10Gで検出された水分率と水分率
設定器12で定められた水分率とをそれぞれ比較器14
A〜14Cで比較して求められる誤差量に応じた励磁電
流を、励磁ユニット19A〜19Cに加えるようにした
ので、湿紙のマシン方向の乾燥むらがなくなり、湿紙の
ロール幅方向およびマシン方向の水分率を均一に保つこ
とができる。
設定器12で定められた水分率とをそれぞれ比較器14
A〜14Cで比較して求められる誤差量に応じた励磁電
流を、励磁ユニット19A〜19Cに加えるようにした
ので、湿紙のマシン方向の乾燥むらがなくなり、湿紙の
ロール幅方向およびマシン方向の水分率を均一に保つこ
とができる。
以上述べた本発明によればロールに近接して電磁誘導加
熱装置を設け、これにより前記ロールを加熱するように
したので、蒸気発生設備及びこの配管設備や温度、圧力
の計装制御システムが不要で、蒸気が冷やされて水にな
ることにともなうトラブルを解消でき、ロール表面温度
制御の応答の遅れによる製品の乾燥むら等による不良製
品の歩留りが向上する抄紙機のドライヤ装置を提供でき
る。
熱装置を設け、これにより前記ロールを加熱するように
したので、蒸気発生設備及びこの配管設備や温度、圧力
の計装制御システムが不要で、蒸気が冷やされて水にな
ることにともなうトラブルを解消でき、ロール表面温度
制御の応答の遅れによる製品の乾燥むら等による不良製
品の歩留りが向上する抄紙機のドライヤ装置を提供でき
る。
第1図は本発明による抄紙機のドライヤ装置の原理を示
す図、第2図は本発明による抄紙機のドライヤ装置の一
実施例を示す構成図、第3図は抄紙機のドライヤ部を示
す図である。 1・・・ドライヤロール、2・・・湿紙、3.3A・・
・カンバス、4・・・誘導加熱コイル、5・・・サイリ
スクインバータ装置、6・・・進相コンデンサ、10・
・・電磁誘導加熱装置、11A〜11G・・・誘導加熱
コイルユニット、12・・・水分率設定器、13A〜1
3G・・・水分計、14A〜14C・・・比較器、15
・・・抄速設定器、16・・・加熱量演算器、17A〜
17G・・・加算器、18A〜18C・・・加熱量/励
磁電流変換器、19A〜19G・・・励磁ユニット(励
磁電流制御器)。
す図、第2図は本発明による抄紙機のドライヤ装置の一
実施例を示す構成図、第3図は抄紙機のドライヤ部を示
す図である。 1・・・ドライヤロール、2・・・湿紙、3.3A・・
・カンバス、4・・・誘導加熱コイル、5・・・サイリ
スクインバータ装置、6・・・進相コンデンサ、10・
・・電磁誘導加熱装置、11A〜11G・・・誘導加熱
コイルユニット、12・・・水分率設定器、13A〜1
3G・・・水分計、14A〜14C・・・比較器、15
・・・抄速設定器、16・・・加熱量演算器、17A〜
17G・・・加算器、18A〜18C・・・加熱量/励
磁電流変換器、19A〜19G・・・励磁ユニット(励
磁電流制御器)。
Claims (2)
- (1)回転可能に支持されたドライヤロールと、このド
ライヤロールに近接して設けられた電磁誘導加熱コイル
と、この電磁誘導加熱コイルに電気的に接続され、前記
ドライヤロールに誘導されるうず電流を制御可能な励磁
装置とを具備した抄紙機のドライヤ装置。 - (2)回転可能に支持されたドライヤロールと、このド
ライヤロールの軸方向に近接して設けられた複数個の電
磁誘導加熱コイルと、この電磁誘導加熱コイルにそれぞ
れ電気的に接続され、前記ドライヤロールに誘導される
うず電流を制御可能な励磁装置と、前記ドライヤロール
の周面に存在する湿紙の水分率を検出する水分検出器と
、この水分検出器の検出値と水分率設定器の設定値の偏
差を入力し、この偏差に応じて前記励磁装置に与えられ
る励磁電流を制御する手段とを具備した抄紙機のドライ
ヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19790384A JPS6175896A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 抄紙機のドライヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19790384A JPS6175896A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 抄紙機のドライヤ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6175896A true JPS6175896A (ja) | 1986-04-18 |
Family
ID=16382194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19790384A Pending JPS6175896A (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 | 抄紙機のドライヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6175896A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012001821A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Duplo Seiko Corp | 抄紙機の湿紙乾燥装置 |
JP2012001822A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Duplo Seiko Corp | 抄紙機の湿紙乾燥装置 |
-
1984
- 1984-09-21 JP JP19790384A patent/JPS6175896A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012001821A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Duplo Seiko Corp | 抄紙機の湿紙乾燥装置 |
JP2012001822A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Duplo Seiko Corp | 抄紙機の湿紙乾燥装置 |
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