JPS6160689A - スピロオルソカ−ボネ−トの製造法 - Google Patents

スピロオルソカ−ボネ−トの製造法

Info

Publication number
JPS6160689A
JPS6160689A JP59182721A JP18272184A JPS6160689A JP S6160689 A JPS6160689 A JP S6160689A JP 59182721 A JP59182721 A JP 59182721A JP 18272184 A JP18272184 A JP 18272184A JP S6160689 A JPS6160689 A JP S6160689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glycol
reaction
orthocarbonate
spiro
tetraoxaspiro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59182721A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirochika Taguchi
裕務 田口
Kiyokazu Mizutani
水谷 清和
Hiroyuki Kato
博之 加藤
Takeshi Endo
剛 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP59182721A priority Critical patent/JPS6160689A/ja
Priority to CA000489734A priority patent/CA1238642A/en
Priority to US06/771,915 priority patent/US4870193A/en
Priority to DE19853531454 priority patent/DE3531454A1/de
Publication of JPS6160689A publication Critical patent/JPS6160689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/10Spiro-condensed systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は重合反応時に体積膨張を示す重合性モノマーで
あり、複合材料のマトリックス原料等として工業的に有
用なスピロオルソカーボネートを、安価かつ容易に提供
するための製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、スピロオルソカーボネートは例えばJourna
l of Qrganic (’hemistry、3
5.2347(1970)やpolymer prep
rints、AmcricanChemical 5o
ciety、])ivision of Polyme
rChemistry、14. 1)69 (197!
1)に記載されているように、グリコールなジ−n−ブ
チルスズオキサイドおよび二硫化炭素と反応させること
により得ている。その−例を式θ〕に示す。
〔1〕 (ここで、13uはn−ブチル基を示す。)しかし、こ
の方法は一般的工業製品としては非常に高価な有機スズ
化合物と、毒性が高く取扱いの困難な二硫化炭素とを原
料にしており、反応工程が複雑であることに加えて、目
的物の分離取得も非常に困難であるために、種々の問題
点を有している。
また下式(2)に示すように、グリコールとオルノ炭酸
エステルとの反応によつ【も、スピロオルソカーボネー
トを製造できる( 0開昭58−10582)。
C)i、 −ClI2 + 40HaOH(2) この方法は取扱いの容易な物質を原料としており、スピ
ロオルソカーボネートの単離も簡単であり、また収率も
よいことから優れた製造方法である。しかし、一方の反
応原料であるオルノ炭酸エステルを容易に入手できない
点に問題がある。
一方、下式〔aに示すようにエポキシと環状カーボネー
トの反応によっても、スピロオルソカーボネートを製造
できる(%顯昭58−2615)、CH!−cu−c式 この方法も取扱いの容易な原料より、一段階でスピロオ
ルソカーボネートを製造でき、また収率もかなりよい。
しかしながら、工業的に利用し得る環状カーボネートと
しては、エチレンカーボネートかプロピレンカーボネー
トしかなく、またもう一方の原料がエポキシであるため
に、この製法は1.4,6.9−テトラオキサスピロ〔
4.4〕ノナン誘導体の製造のみに適し、例えば式〔4
〕で示される1、5,7.1)−テトラオキサスピロ(
5,5)ウンデカン誘導体等は製造し難く、この方法で
は限られたf1類のスピロオルソカーボネートしか製造
できないという欠点がある。なお、1,4,6.9−テ
トラオキサスピロ〔4.4〕ノナン誘導体は、例えば開
環重合を行なった場合、分解を伴うので、重合性モノマ
ーとしては不適当であるとも報告されている。
〔発明が解決しようとする問題〕
以上述べてきたように、工業的に安価かつ容易に入手あ
るいは製造可能な原料から、多種類のスピロオルソカー
ボネートを製造する方法はない。
本発明はこれらの問題点を解決し、多種類のスピロオル
ソカーボネートを工業的に容易にしかも安価に製造し得
る方法を提供するものである。
(ロ)発明の栴成 〔問題点を解決するための手段〕 上述の問題点を解決するための主たる手段は、従来のオ
ルソ炭酸エステルではなくてエポキシとカーボネートよ
り容易に製造されるスピロオルソカーボネート化合物を
原料として用い、これをその構成単位であるグリコール
(1)とは異なるグリコール(2)とエステル交換させ
るところにある。
〔原料スピロオルソカーボネート〕
本発明において原料として使用されるスピロオルソカー
ボネート(以下SoCと略記する)は、既述したように
環状カーボネート″とエポキシの反応により容易に製造
でき、安価であるのみならず、また長期保存にも耐える
安定な物質である。
ここで用いられる環状カーボネートとしては例えばエチ
レンカーボネートやプロピレンカーボネート等が、エポ
キシとしてはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、エピクロルヒドリン、フェニルグリシジルエーテル
等の工業汎用製品があり、これらより1.4.6.9−
テトラオキサスピロ(4,4Eノナン、2−メチル−1
,4,6,9−テトラオキサスピロ(4,4〕ノナン、
2.7−シメチルー1.4,6.9−テトラオキサスピ
ロ〔4.4〕ノナ/、2−クロロメチル−1,4,6,
9−テトラオキサスピo〔4.4〕ノナン、2−クロロ
メチル−7−メチル−1,4,6゜9−テトラオキナス
ピロl:4.4)ノナン、2−フェノキシメチル−1,
4,6,9−テトラオキサスピロ(”4.4)ノナン等
が製造できる。
これらのスピロオルソカーボネートはいずれも本発明方
法の原料となり得るが、それらの中でもエステル交換反
応の際脱離するグリコールの沸点がなるべく低いものの
方が一般には好適であり、その例として1,4,6.9
−テトラオキサスピロ〔4.4〕ノナン、2−メチル−
1,4゜6.9−テトラオキサスピロ〔4.4〕ノナン
、2゜7−シメチルー1.4.6.9−テトラオキサス
ピロ〔4.4〕ノナンが挙げられる。
〔原料グリコール〕
次に他の原料であるグリコール(2)に関しては、一般
にエステル交換反応での製造に好適なSOCの環員数が
5〜7であるため、グリコール(2)としては1.2−
.1.3−あるいは1,4−ジオールが適当であり、中
でも1,3−ジオールが最適である。1,1−ジオール
または1,5−ジオール以上のグリコールでは、エステ
ル交換によって形成される生成SOCの環がそれぞれ4
員環または8員環以上になるため環化しにくく、本反応
によって目的化合物を得ることが困罪となる。
従りて、本発明に好適なグリコールの具体例としては、
例えば6−クロロ−1,2−プロパンジオール、2−メ
チレン−1,5−プロパンジオール、2.2−ジメチロ
ール−5,4−ジヒドロ−2H−ビラン、1.2−ブタ
ンジオール、2.6−シ゛タンジオール、2−メチル−
1,2−プロパンジオール、1.2−ベンタンジオール
、2.3−ベンタンジオール、6−メチル−1,2−ブ
タンジオール、2−メチル−1,2−ブタンジオール、
2.5−ジメチル−2,3−ブタンジオール、1,3−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2.4−
ベンタンジオール、2−メチル−2,4−ブタンジオー
ル、2−メチル−2,4−ペンタ/ジオール、2.4−
ジメチル−2,4−ベンタンジオール、2.5.5.4
−テトラメチル−2,4−ベンタンジオール、2+2−
’)メチル−1,3−フl:1パンジオール、2,2−
ジブ口そメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−
ジメチル−1,5−ブタンジオール、6−プテンー1.
2−ジオール、2−クロロ−1,3−プロパンジオール
、7エ二ルエチレンクリコール、5−ノルボルネン−2
゜2−ジメタツール、2−エチル−1,3−ヘキサンジ
オール等があげられる。
〔エステル交換反応〕
以下に本発明のエステル交換反応を詳しく説明する。こ
のエステル交換反応は原料SOCとグリコール(2)と
を、望ましくは適白なエステル交換触媒と溶媒の存在下
に加熱して反応させることにより行なう。この際、副生
するグリコール(1)は系外に除去するのが好ましい。
例えばグリコール(1)と共沸混合物を形成する適当な
溶媒を用い、共沸により【系外に留去するのが好適であ
る。
このエステル交換反応において原料SOCと原料グリ・
コール(2)の仕込み比、脱離グリコール(1)と原料
グリコール(2)の佛点差、原料グリコール(2)とし
て21R以上の併用等を考慮することにより、種々の目
的SOCを製造することが可能である。
原料であるSOCおよびグリコール(2)は、出来るだ
け乾燥したものを使用するのがよく、またグリコール(
1)は原料SOC1モルに対し一般に6モル以下、好ま
しくは0.7〜2.4モル用いるのが適百である。i媒
は使用した方が反応を円滑に進めることができ、その種
類としては脱離グリコール(1)を効率よくまた低温で
共沸により留出させ得る溶媒、例えばクロロベンゼン、
トルエン、アニソール、メチルシクロヘキサン、酢酸イ
ソヘンチル、ヘプタン、スチレン、エチルペンゼア、O
−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、プロピルベ
ンゼン、テトラクロロエチレンおよび1,1,2.2−
テトラクロロエタン等が好適である。
エステル交換反応は無触媒でも行ない得るが、エステル
交換触媒を用いることがより望ましい。
触媒としては有機酸、無機酸、ルイスα等の酸性触媒を
用いる方が好適であり、さらに具体的には例えばp−)
ルエンスルホン酸、カナオン交換樹脂、安息香酸、酢酸
、硫酸、リン畝、塩化亜鉛、塩化アルミニウム等の使用
が望ましい。
触媒の使用量は原料SOCに対して一般に0001〜5
モルチ、好ましくは0.1〜2モルチで足りる。
反応温度は溶媒の有無使用?d媒などにより異なるが、
通常50〜240℃さらに好ましくは90〜180℃が
適当である。反応温度が低すぎると反応速度が遅く、高
温すぎると生成物あるいは原料SOCの分解が生じ好ま
しくない。
本発明方法は脱グリコール反応を利用するものであり、
副生ずるグリコール(1)は系外に除去するのが一般的
である。反応の進行度は、副生グリコール(1)を共沸
留出させる場合であって溶媒と副生グリコール(1)が
分離するものについ【は、留出グリコール(1)の撞を
計量することによヮて知ることができる他、反応液を例
えば液体クロマトグラフィやガスクロマトグラフィで分
析する方法によっても知ることができる。
生成したSOCは、反応に際して酸触媒を用いた場合は
必要に応じてアミン等の塩基性物質で反応液を中和処理
した後、その物性に応じて減圧蒸留法、昇華法あるいは
再結晶法等によって反応液から分離すればよい。
〔実施例〕
次に本発明方法を実施例によってさらに詳細に説明する
。尚、各側における物質名は下記の略号によって表す。
1.4,6.9−テトラオキサスピロ〔4.4〕ノナイ
〔4.4〕N2−メチル−1,4,6,9−テトラオキ
サスピロ〔4.4〕ノナン             
   :   MM〔4.4〕N2.7−シメチルー1
.4.6.9−テトラオキサスピロ〔4.4〕ノナン 
           ゛  DM(4,43N2−ク
ロロメチル−1,4,6,9−テトラオキサスピロ〔4
.4〕ノナン            ;   CM〔
4.4〕N1.3−プロパンジオール        
  ;    PDOl、5−ブタンジオール    
       °   BDO2−エチル−1,6−ヘ
キサンジオール    :   EHDOネオペンチル
グリコール           −NPG5−ノルボ
ルネン−2,2−ジメタツール   :    NDM
p−トルエンスルホン酸・モノハイドレート ;   
p−TSA実施例1 冷却器、攪拌機およびチッ素吹込み口管付き6つロフラ
スコにC4,4)N 5.961)(0,050モル)
、N]li8.33 # (0,054モル)、p−T
SAo、02B!IM (1,50X10−4モル)お
よびキシレン35mを仕込み、チッ素気流下オイルバス
温度1)0℃で5時間反応させた。トリエチルアミン0
.061)Llを添加して反応を停止させた後、内容物
を氷水で3時間冷却して固体を充分析出させ、この固体
を口過により反応液から分離した。ついでメタノールを
用いてこの固体を洗浄し、さらにクロロホルムより(1
結晶化することによって4.539の無色枠状結晶を得
た。
この結晶は融点、核磁気共1す(以下NMRと略記する
)スペクトルおよび赤外吸収(以下IRと略記する)ス
ペクトルより、1,4:13,16−シメタノー8.I
G、19.20−テトラオキサトリスピロ(5,2,2
,5,2,2)ヘネイコサンー2,14−ジエン(以下
DN(5,5)Uと略記する。)と同定した。その収率
はNDMを基準として53%であった。
DNC5,5)Uの詳細な物性値は下記の通りである。
O融点 270〜275℃ ONMRスペクトル;(CD0石、中)δ(ppm) 
       プロトン0.8 〜to       
f    (2H)t35−’165      d 
、e (6H)2.7 〜5.0       b  
  (4H)i55〜4.1       a    
(8H)6.0 〜6.25      C(4H)O
IRスペクト” ;(KB r法) 1215.1020σ  (C−0−C)、1650c
m   (C−C) 実施例2 冷却器を付けた水分定量受器、撹拌(いおよびチ、素吹
込み口管付きの5つロフラスコにN0M9、25 g 
(o、 O(S 0モル)、MMC4,4)N4.82
g(0,033モル)、p −T S AD、O!1)
4El (t6 sX 10−’モy)およびm −−
? ’/ L’ン40dを仕込み、チッ素気流下オイル
ノくス温度160℃で6.5時間反応させた。留出グリ
コールは5.45 Klであった。次に反応液より減圧
でm−キシレンを除去し、得られた残渣を少量のメタノ
ールで洗浄することにより白色結晶を8.461)得た
この結晶は融点力;約275℃であり、DN (5,5
)Uと同定した。その収率はNDMを基準として89%
であった。
実施例3 冷却器を付けた水分定量受器、攪拌機およびチ、素吹込
み口管付きの3つロフラスコにN0M9、25 F (
0,060モル)、DMC4,43N5.29!j(0
,033モル)、p −T S AQ、0314.9 
(1,65x 10−’モN)オよびトルエン40mt
を仕込み、チッ素気流下オイルバス温度120〜125
°Cで9時間反応させた。留出グリコールは5.5 m
lであった。次に反応液より減圧でトルエンを除去し、
得られた残渣を少量のメタノールで洗浄することにより
白色結晶を6.41得た。
この結晶は融点が約265℃であり、DN(5,5)U
と同定した。
その収率はNDMを基′A艦として68チであった。
実施例4 冷却器を付けた水分定量受器、攪拌機およびチッ素吹込
み口管付きの5つロフラスコにNPG&25II(0,
060モル→、MMC4,4)N4.82.9(0,O
13モ/L/)、p−TSAo、0310+(t65X
 10− ’ −E−A/ ) オヨびm−+Vし74
0vlを仕込み、チッ素気流下オイルバス温度160℃
で4時間反応させた。留出グリコールはS、 7 wt
tであった。次に反応液より減圧でm−キシレンを除去
し、得られた残渣をn−ヘキサンを用い再結晶精製する
ことにより白色結晶を5.1) 、?得た。この結晶は
融点、NMRスペクトルおよびIRスペクトルより3.
3.9.9−テトラメチル−1,4,15,9−テトラ
オキサスピロ[:5.5]ウンデカン(以下TM(5,
5)Uと略記する。)と同定した。その収率はNPCを
基準として48チであった。またこのTM(5,5)U
の詳細な物性値は下記の通りである。
0融点 144〜145℃ ONMRスペクトル;(CD側、中) 01Rスペクト” p (K B r法)1075 、
1205aa ’ (C−0−C)実施例5 冷却器を付けた水分定量受器、攪拌機およびチッ素吹込
み口管付きの6つロフラスコにEHDOl 3.16f
I(0,090モ#)、MMC4,4)N7.251)
(0,0495モル)、I)−TSAo、0471F(
2,48x10−’モル)およびm−キシレン60ゴを
仕込み、チッ素気流下オイルバス温度160℃で5時間
反応させた。留出グリコールは4.7−であった。次に
反応液より減圧でm−キシレンを除去し、得られた残渣
に塩化メチレンを40ゴ加え、そのi液を15dずつの
水で6回洗浄した。洗浄後の反応液を無水硫酸マグネシ
ウムで脱水後、脱溶剤を行ない12.2J?の精製物を
得た。
この請製物はNMRおよびIRスペクトルより3.9−
ジエチル−2,8−ジプロピル−1,5,7゜1)−テ
トラオキサスピロ(5,5)ウンデカンと同定でき、そ
の収率は90チであった。この化合物の詳細な物性値は
下記の通りである。
ONMRスペクトル;(第1図参照)(CDCI、中)
Q、7〜t1     a(12H) 1)〜1.B     b(14H) 0IRスペクトル;(第2図参照)(液膜法)1045
.1220cm   (C−0−C)実施例6 原料グリコールとしてBDOを用い、その他は実施例5
と同様にしてエステル交換反応を行なった。脱溶剤後得
られた残渣をガスクロマトグラフ分析し2.8−ジメチ
ル−L5,7.1)−テトラオキサスピロ(S、S)ウ
ンデカン(以下DMC5,5)Uと略す。)が約54%
の収率で得られていることを確認した。尚、この生成物
の同定は、別途合成して同定すみのDM(5,5)Uと
の、ガスクロマトグラフィー分析による保持時間の比較
より行なった。
実施例7 原料グリコールとしてPDOを用い、その他は実施例5
と同様にしてエステル交換反応を行なった。脱溶剤後得
られた残渣をガスクロマド分析することにより1.8,
7.1)−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカンが
約43%の収率で得られていることを確認した。尚、こ
の生成物の同定は、別途合成して同定ずみのL5.7゜
1)−テトラオキサスピロ(5,5)クンデカンとの、
ガスクロマトグラフィー分析における保持時間の比較よ
り行なりた。
実施例8 原料SOC、グリコールおよび反応溶媒のa類と組み合
せを変えて、上記の実施例に率じた方法および条件によ
って、エステル交換を行なりた。
得られた結果を以下の表に示す。表中の()内に示した
値は収率であり、DM(5,5)UKつい′Cはガスク
ロマトグラフより求めた収率を示し、DN(5,5)U
およびTM(5,5)Uについては単離収率を示した。
(ハ)発明の効果 以上述べてきたように本発明方法によれば、エポキシと
環状カーボネートより工業的に製造可能なスピロオルソ
カーボネートを原料として、これとジオールをエステル
交換反応させることにより高収率、容易かつ安価に種々
のスピロオルソカーボネートを製造することが可能であ
る。
本発明は工業的製法としては実用性に乏しかった従来の
SOCの製造法にかわるものであり、工業的重合時に体
積膨張を示す物質として知られており産業上の有用性が
高いSOCの生産を可能としたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例5で得た5、9−ジエチル−2,8−ジ
プロピル−1,5,7,1)−テトラオキサスピロ〔5
,5〕ウンデカンのNMRスペクトル図であり、同2図
は同化合物のIRスペクトル図である。 東亜合成化学工業ゼ(ミ式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スピロオルソカーボネートをその構成単位であるグ
    リコール(1)とは異なるグリコール(2)とエステル
    交換反応させることを特徴とする、グリコール(2)を
    構成単位とするスピロオルソカーボネートの製造法。 2、グリコール(2)として、スピロオルソカーボネー
    トの構成単位であるグリコール(1)のいずれよりも高
    沸点のグリコールを用いる特許請求の範囲第1項記載の
    製造法。 3、エステル交換反応により生成するグリコール(1)
    を反応系外に除去しつつ反応させる特許請求の範囲第2
    項記載の製造法。 4、スピロオルソカーボネートとして、1,4,6,9
    −テトラオキサスピロ〔4.4〕ノナンまたはその誘導
    体を用いる特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
    記載の製造法。 5、グリコール(2)として、1,3−ジオールを用い
    る特許請求の範囲第4項記載の製造法。 6、エステル交換触媒を用いる特許請求の範囲第5項記
    載の製造法。
JP59182721A 1984-09-03 1984-09-03 スピロオルソカ−ボネ−トの製造法 Pending JPS6160689A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59182721A JPS6160689A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 スピロオルソカ−ボネ−トの製造法
CA000489734A CA1238642A (en) 1984-09-03 1985-08-30 Process for producing spiro-orthocarbonate
US06/771,915 US4870193A (en) 1984-09-03 1985-09-03 Process for producing spiro-orthocarbonate
DE19853531454 DE3531454A1 (de) 1984-09-03 1985-09-03 Verfahren zur herstellung von spiroorthocarbonaten

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59182721A JPS6160689A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 スピロオルソカ−ボネ−トの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6160689A true JPS6160689A (ja) 1986-03-28

Family

ID=16123277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59182721A Pending JPS6160689A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 スピロオルソカ−ボネ−トの製造法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4870193A (ja)
JP (1) JPS6160689A (ja)
CA (1) CA1238642A (ja)
DE (1) DE3531454A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0295209A3 (de) * 1987-06-10 1990-01-24 Ciba-Geigy Ag Orthokohlensäureester
DE3906464A1 (de) * 1989-03-01 1990-09-06 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von unsymmetrischen spiroorthocarbonaten
US6613918B1 (en) 2000-10-20 2003-09-02 Bioavailability Systems, Llc Synthesis of spiro ortho esters, spiro ortho carbonates, and intermediates
US5808108A (en) * 1997-01-15 1998-09-15 Chappelow; Cecil C. Polymeric compositions and composites prepared from spiroorthocarbonates and epoxy monomers
US6458865B2 (en) 1999-01-15 2002-10-01 Curators Of The University Of Missouri Photopolymerizable vinyl ether based monomeric formulations and polymerizable compositions which may include certain novel spiroorthocarbonates
US6610759B1 (en) 2000-03-06 2003-08-26 Curators Of The University Of Missouri Cationically polymerizable adhesive composition containing an acidic component and methods and materials employing same
WO2004037827A1 (en) 2000-10-20 2004-05-06 Bioavailability Systems, Llc Synthesis of spiro ortho esters, spiro ortho carbonates, and intermediates

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3379693A (en) * 1964-05-28 1968-04-23 Union Carbide Corp Carbonate compositions
JPS5810582A (ja) * 1981-07-09 1983-01-21 Toagosei Chem Ind Co Ltd スピロオルトカ−ボネ−トの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
CA1238642A (en) 1988-06-28
US4870193A (en) 1989-09-26
DE3531454A1 (de) 1986-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102827136B (zh) 二氧化碳与环氧化合物环加成制备环状碳酸酯的方法
JPS6160689A (ja) スピロオルソカ−ボネ−トの製造法
US20160326185A1 (en) Synthesis of isohexide dicarbamates and derivatives thereof
Murer et al. Synthesis and properties of first and second generation chiral dendrimers with triply branched units: A spectacular case of diastereoselectivity
Vondenhof et al. Sulfonic acid esters derived from 1, 1′-binaphthalene as new axially chiral photosensitizers
Thorand et al. Synthesis of the First [34] Allenophane: 1, 3, 10, 12, 19, 21, 28, 30‐Octamethyl [3.3. 3.3] paracyclophan‐1, 2, 10, 11, 19, 20, 28, 29‐octaene
US5321118A (en) 1-acetoacetamido-2,3-propane diol monomer and polyesters prerpared therefrom
Verbit et al. Optically active aromatic chromophores. XI. Circular dichroism studies of some 1-substituted 2-phenylcyclohexanes
JPS5810582A (ja) スピロオルトカ−ボネ−トの製造法
JP2007001888A (ja) 1,4−ジヒドロ−1,4−メタノアントラセン類の製造方法
Hall Jr et al. Synthesis, hydrolytic reactivity, and polymerization of 2, 6‐and 2, 7‐dioxabicyclo [2.2. 1]‐heptanes
JPS59155385A (ja) スピロオルソカ−ボネ−トの製造方法
Rahimizadeh et al. Iodine-Catalyzed Synthesis of Spiroorthocarbonates under Neutral Conditions.
Harada et al. Synthesis, circular dichroism, and absolute stereochemistry of 1, 1′: 4′, 1′‐ternaphthalene compounds
Harada et al. Molecular chirality by isotopic substitution. Synthesis, absolute configuration and circular dichroism spectra of 13C‐substituted chiral diphenylmethanol
Toda et al. A new host 2, 3, 6, 7, 10, 11‐hexahydroxy triphenylene which forms chiral inclusion crystalline lattice: X‐ray structural study of the chiral crystalline lattice
Ahond et al. Studies of Australian Soft Corals. XVII. The isolation and properties of Lemnalactone, 7‐EPI‐Lemnalactone and their derivatives. A correction of several literature assignments, supported by X‐Ray diffraction
Tokuhisa et al. Synthesis of chiral crownophanes via tandem Claisen rearrangement
Moore et al. Heterocyclic studies. 38. Rearrangement of a 9-acyl-1, 9-diazabicyclo [4.2. 1] nonadienone to a pyrrolo [1, 2-b] pyridazinone
EP3000811B1 (en) Crown Ether Complexes and Methods for Poducing the Same
US3849416A (en) Method and intermediates for the preparation of pyrimidine compounds
JPH0413643A (ja) クロロアセタール類の製造方法
BORGEN Syntheses and Conformations of Monomeric and Dimeric Cyclic Dimethylketals
JPH0545597B2 (ja)
Raghothama et al. Conformational interconversions in peptide β‐turns: Discrimination between enantiomeric conformations by chiral perturbation