JPS61501453A - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 洗 浄 剤 本発明は洗浄剤、特に手洗い用として適当な洗浄剤、およびその製法、およびこ の洗浄剤を用いて手を洗う方法に関するものである。
ヒトへのバクテリアやウィルスの感染の主な態様は、自家接種(auto −h nocuxation )によるものであると思われる。すなわち、バクテリア 、ウィルスおよび他の病原微生物が手の指其他の場所に入り込み、この手が真後 に眼、口、鼻、耳または他の人体内の開口部に触れると前記の種々の病原微生物 が手からこれらの開かくことによっても病原微生物が体内に入り込むことがあり 得ると思われる。本発明者および他の研究者によって行われた研究によれば、空 気中の媒介物による病気感染が起る確率は比較的低いように思われる。
指先、特に爪下部は病原微生物の生存のために最適の区域である。この区域は暖 たかく、湿っており、血液が流れており、脈搏音(pulse resonan ce )があり、そしてこの区域には、微生物の生存を助ける唾液や粘液が付着 することがある。さらに、指先にはケラチンが存在し、このケラチンには静電気 または他の原因によって多数のバクテリアやウィルスが付着し得るのである。し たがってこれらの微生物は、指の表面だけの洗浄では除去し難いのである。
少なくとも若干の種類のバクテリア、ウィルスおよびカビは、それらが住む場所 の環境の状態を検知し、そして当該環境下でこれらの微生物自体の化学的性状を 変改してその感染力を一層強くする能力を有すると思われる。すなわち、これら の微生物が指先に付着したときには、指先には手の血管が集中しておりそして少 なくとも爪下部の皮膚は非常に薄いので、これらの微生物はその宿主の化学的性 状を検知し、当該宿主への感染力を強めることができると考えられる。したがっ て、これらの微生物は、当該宿主の身体の適当な部分に移されたときに前記宿主 に病気を伝染させるのである。
ホーマイ) (fomite日)から出た感染性物質(1nfectous m aterials )の他に、犬、猫等の他種動物の細胞の残骸がヒトの手の爪 下部にたまることがあり得る。これらもまた、・宿主すなわちヒトへの病気伝染 の原因となり得るものである。
大人と小人との両方において、手が眼、鼻、口、耳に触れることは多く、さらに また、生殖器や肛門に触れることもある。指の爪によって皮膚に大きなぎずまた は小さなきすが生じたり、これらのきすに指の爪が触れることもあり得る。した がって、宿主の指先に付着した病原微生物や病原性物質が、この宿主の身体の種 々の場所に移される機会は非常に多い。指の爪下部に付着した病原微生物が宿主 への病気伝染の素因となるものである場合には、自家感染すなわち自己感染の確 率が非常に高くなるであろう。この指先は再感染の原因となることもあり、すな わち、抗生物質で治療された宿主の爪に病原菌が生きていた場合には、この治療 後の宿主にその爪から病気が再感染することがありは、次の処置を行うことによ ってのみその進行を停止させることができる。すなわち、指先の部分を洗浄して 、そこに存在するバクテリア、ウィルスおよび他の病原微生物の数を減少させる こと、および/または指先の部分の物理・化学的環境を変えて、病原微生物の生 長および病原性物質の集積のために不適当な生態的環境(n1che )にする ことによってのみ、指先からの感染および再感染という前記の感染過程の進行を 止めることができるのである。普通の方法で手を洗った場合には、特に指先をブ ラシ等でこすって洗わない限り手のひらのみが洗浄され、指先の部分はほとんど 洗浄されない。普通の石鹸を用いて指の爪をブラシ等でこすって洗浄した場合で さえ、病原微生物の数は長期間にわたって少ししか減少しないことが観察された 。
指先を固体洗浄剤の中て容易に押込むことができ、そのとき洗浄剤が指の爪下部 に入り込むという程度の針入度(侵入度)を有する固体洗浄剤を使用し、この固 体洗浄剤の中に指先(親指の指先も包含する)を、指の爪が洗浄剤中て入り込ん でしまうような程度まで押込むことによって、指先が容易に洗浄(消毒)できる ことが本発明者によって見出された。指先に付着した洗浄剤は、其後に手の洗浄 のために使用できる。
本発明は、室温において固体であり、針入度(その定義は後で述べる)の値が5 0−250 mrxであり、溶解速度(その定義は後で述べる)が2分間未満で あり、そして次の如き稠度を有し、すなわち、ヒトの手をこの洗浄剤の中に30 龍の深さのところまで押込んでから取出したときに、この洗浄剤が充分に指に付 着し、この指先に付着した洗浄剤で手が充分に洗浄できる程度の稠度を有するこ とを特徴とする、水溶性または水中分散性洗浄剤に関するものである。
本明細書中に使用された用語「針入度」は、英国サリー市のスタンホープーセタ 社から市販されている寸法30mの円錐体および重量50りのおもりを備えた針 入度計を使用し、洗浄剤の表面”に前記の円錐体およびおもりをセットとして洗 浄剤中に針入させたときの針入の深さく IIm)を意味する。
用語「溶解速度」は、洗浄剤10.Fを温度55°Cの水100g中に入れ、へ らを手で動かして攪拌したときに、この洗浄剤が溶解または分散してしまう迄の 時間(分)を意味する。
本発明の洗浄剤と公知の硬質石鹸との差異について説明すると、後者の硬質石鹸 は針入度が5鰭以下であり、指先を押込むことは不可能である。本発明の洗浄剤 と公知の液状石鹸との相異点について述べれば、後者の液状石鹸は針入度の値が ”無限大”であり、指先を全く抵抗、惑無しに押込むことができるものである。
すなわち、公知の液状石鹸は指先を押込んだときに抵抗感が全(なく、指先の爪 下部や他の凹所(バクテリア、ウィルスおよび他の病原体が生息し得る個所)に 確実に押込むことは不可能である。
さらに本発明の洗浄剤は、水中への溶解または分散する速度が大であるという特 徴を有する。したがって、爪下部や他の場所に押込まれた洗浄剤は、其後の手の 洗浄のときに爪下部等から確実に除去され、決して残留しない。洗浄剤が手の洗 浄後に指先に残留するものである場合には、該洗浄剤が指先で乾燥し、その乾燥 粒子が当該洗浄剤使用者の口、鼻または目に入る傾向がある。公知の手洗い用石 鹸の溶解速度は2分間より遅く、一般に5分間より遅く、1時間より遅いことも ある。
好ましくは本発明の洗浄剤は、普通の成年男子が片手の指をこの洗浄剤中に30 cmの深さのところまで押込んでから取出したときに、この指にこの洗浄剤がo 、s −i、o g付着するという程度の稠度を有する。洗浄剤の前記の量(0 ,5−1,0g)は、一般にこの手を充分に洗浄できる程度の量である。洗浄剤 が使用者の手に前記の如く充分に付着しないものである場合には、指の爪下部が 充分に洗浄されないであろう。
本発明の洗浄剤は、洗浄されるべき皮膚面の−を7.5−8.5にするものであ ることが好ましい。この弱アルカリ性条件下では皮膚のケラチンは実質的に等電 点にあり、したがって、静電力による皮膚への病原微生物の付着能が低下する。
この理由のために、この洗浄剤の−は7.5−9.5であることが好ましい。公 知の石鹸の−は一般に9.5より高い。
本発明の洗浄剤の主活性成分が石鎗丁なわち長鎖脂肪酸塩である場合には、この 洗浄剤の前記−値が他の好ましい特性と組合わされ、非常に丁ぐれた洗浄剤が得 られる。この石鹸は、一般に苛性ソーダを長鎖脂肪酸と反応させることによって 製造できる。本発明の洗浄剤の好ましい具体例では、長鎖脂肪酸の供給源である 油脂が化学量論的量(苛性ソーダ基準)を超える過剰量使用される。このような 洗浄剤は過脂肪化石鹸(5uperfattea 5oaps )とu−’C公 知である。過脂肪化石M!、は2つの長所を肩する。第1番目の長所は、過脂肪 化石鹸の−が一般に低いことである。第2番目の長所は、この石に中に存在する 余剰量の油脂が使用者の手の乾燥を防止し、そして使用者の手に薄膜を生じさせ 、しかしてこの薄膜は微生物殺滅剤を担持し得、かつ、手に快適な触感を与える ものであることである。
この種の石鹸では苛性ソーダが化学量論的量より少なく使用されるので、この石 鹸の遊離アルカリ含量は非常に低い。本発明の洗浄剤の遊離アルカリ含量は、好 ましくはO宣%未満である(オーストラリア標準規格AS1 1877−197 6に従って測定された値)。この値は、公知の手洗い用石鹸の遊離アルカリ含量 約0.1%に比較して非常に低い値である。
本発明の洗浄剤は一般に石鹸を基剤とするものであるけれども、合成洗剤を用い て本発明の洗浄剤を作ることも可能である。しかしながらこの場合において高′ 脂肪含量のものを製造すべきときには、全成分配合処方に注意を払わなければな らない。本発明の洗浄剤の主成分が石鹸である場合には、この石鹸は、少なくと も4種の原料から作られた脂肪酸を含むものであることが非常に好ましい。丁な わち、この脂肪酸は、下記の群から選択された少なくとも4種の脂肪から導かれ たものであることが好ましい。
ラード; ココナツト油; 混合された不乾性油(m1xed non −4rying 0118 )ラノ リン; パター;および 獣脂。
この石鹸成分の製造のときの脂肪と苛性ソーダの使用量は、苛性ソーダ1重量部 当り脂肪7.3−8.5重量部という量であることが好ましい。
本発明の洗浄剤には不乾性油脂を使用するのが好ましいことが見出された。なぜ ならば不乾性油脂には、乾性油の場合のように貯蔵時に架橋反応が起る傾向がな いからである。パルミチン酸含量の大きいパーム油およびコレステロール含有脂 肪を選択して使用した場合には、ウィルス殺滅性を有する洗浄剤が得られるであ ろう。この脂肪物質はウィルスの脂質の皮膜を溶解し、ウィルスを変性させるも のであると思われる。しかしながら、溶存状態のウィルス性物質が指先に存在・  する場合には、この物質が前記のウィル、ス抗原と共に洗浄剤使用者の自家ワ クチン接種(5elf−vaccination)−に貢献すると思われる。こ の自己ワクチン接種は、人体にウィルス感染耐性を与えるという目的に貢献する ものである。
本発明の洗浄剤には微生物防除剤を配合するのが好ましい。ここに使用された用 語「微生物防除剤」は、バクテリアまたは他の微生物の生長を阻止し、あるいは これらの微生物を確実に殺滅する薬剤を意味する用語である。しかしてこの用語 は、殺カビ剤、カビ防除剤、バクテリア殺滅剤およびバクテリア防除剤を包含す るものである。ここで使用される微生物防除剤は殺カビ剤およびバクテリア殺滅 剤の両者であることが好ましい。この洗浄剤に複数の微生物防除剤?配合するの が実用上有利であることが見出された。
指先に存在する病原微生物の丁べて全殺滅するものではない種類の微生物防除剤 が非常に好ましい。微生物の少しの部分を残して、これを用いて洗浄剤使用者に 自家ワクチン接種が行われるようにするのが有利である。弱体化されて生長力を 有しない少数の微生物を指先部に残した場合には、これらの微生物は洗浄剤使用 者の鼻、口、目等を経て体内に入り、そこで抗体形成反応を誘起させるであろう 。人体の抗体応答機構は、人体と接触する前記微生物に同調して働くであろう。
この人体の免疫系は、微生物の実質的な人体侵入を具合よく防止するであろう。
洗浄剤中に過脂肪化剤(superfattening agent )を存在 させることによって、微生物の弱体化の度合が一層高くなることが見出された。
本発明に従って過脂肪化洗浄剤を使用した場合には、指先および指の爪の下部に 薄膜が生ずる。この薄膜は非伝導性であり、そして指先において生体電流に干渉 するが、これは、指先を写したカーリアンの高圧写真で知ることができる。
指先部の生体電気から爪下部の微生物を絶縁することによって、微生物の生長を 阻止し、かつ、その感染性を低下させることができると考えられる。
本発明の好ましい具体例に使用できる微生物防除剤の例KH12,4,4−)ジ クロロ−2−ヒドロキシ−ジフェニル−エーテルを活性成分として含有する市販 品であるイルガサンnp300(商品名)があげられる。その量は0.1−5重 量%、最も好ましくは約1重量%である。さらに、別の微生物防除剤として沃素 、沃化カリウムまたはその混合物を本洗浄剤に配合することも好ましい。上記の 好適な微生物防除剤に加えて、あるいはその代りに、他の微生物防除剤たとえば ホルマリンや酸化亜鉛が配合できる。
沃素糸の微生物防除剤の場合には、沃素と沃化物とを1:20ないし1:60、 最も好ましくは1:50の重量比で一緒に使用したときに、最高の微生物防除活 性が得られることが本発明者によって見出された。
本発明の洗浄剤の含水量は一般に30−85重量%である。含水量が高ければ高 い程、本洗浄剤の製造費が安くなる。しかしながら、含水量を大きくすると、洗 浄活性および微生物防除活性もまた低くなるであろう。この洗浄剤は、脂肪およ び石鹸を10−50重量%含Mするものであることが好ましい。
この洗浄剤は、種々の目的のために種々の副成分を含有し得る。蜂蜜を配合する のが好ましい。なぜならばこれは吸湿性のものであるからである。手に残留した 既述の薄膜の中に少量の蜂蜜が存在する場合には、指先の爪下部の皮膚が乾燥す る傾向があり、これにょつて、爪下部の環境が病原微生物の付着、生長に適さな いものになると考えられる。この洗浄剤は、皮膚の色と大きく異ならない色を有 するものであることが好ましく、たとえばピンク、ベージュ、ベールブラウン、 肉色等の色が好ましい。もし所望ならば、適当な着色剤が添加でき、これによっ て、皮膚や爪下部に残留した薄膜が目立たないものになるであろう。
本発明の別の具体例について説明する。すなわち本発明は、前記の本発明の洗浄 剤の中に、乾燥した指(親指も包含する)tl−実質的に垂直に下方に、少なく とも指の爪が充分にこの洗浄剤で覆われる程度の深さまで押込み、ただし指金体 をこの洗浄剤の中に挿入することは行わず、次いで指先をこの洗浄剤から取出し 、手を水でしめらせ、そして、指先に付着した洗浄剤を手に塗りつけて発泡させ て洗浄することを特徴とする、手を洗浄する方法をも提供するものである。
本発明の洗浄剤は手、特に指先の洗浄のために非常に適したものであるけれども 、この洗浄剤はまた人体の平易外の各部の洗浄、および他の洗浄目的のためにも 有利に使用できるものであることが理解されるべきである。この洗浄剤は手、ス ポンジまたは他の適当な手段によって被洗浄部に付着させることができる。しか しながらこの洗浄剤は、手洗い用の洗浄剤として特に好ましいものである。なぜ ならばこの洗浄剤は指先の爪下部や他の凹部や割れ目に入って病原微生物金物理 的に除去し、さらにまた、生物体の細片および塵埃金も除去し得るものであるか らである。既述の如くこの洗浄剤は指先の物理・化学的環境を大きく変化し得る ものであるので、洗浄後の指先には、そこに通常見出される病原微生物の生存に 適した場所は、もはや存在しないであろう。
本発明の洗浄剤(たとえば石鹸含有洗浄剤)は、下記の2つの好適な製造方法、 すなわちコールド法およびホット法のいずれかに従って製造できる。
コールド法について述べれば、最初に油脂、微生物防除剤および他の原料を一緒 に加熱して混合し、次いで冷却する。同時に、別の操作として水と苛性ソーダと を混合し、冷却する。上記の2つの冷たい混合物を一緒にして緊密に混合してエ マルジョンを形成させ、71%さい容器に入れる。これによって、市販し得る最 終洗浄剤製品が得られる。この製法では、販売されるべき製品の容器(「最終容 器」と称する)の中で、油脂中の脂肪酸と苛性ソーダとの反応によつ℃、主成分 である石鹸が作られるのである。
ホット法では、前もって作られた石鹸を水と共に煮沸し、この石鹸液が冷却する ときに過脂肪他用成分および微生物防除剤を添加して分散させる。この石鹸の量 は、前記の石鹸液が冷えるときにこの液をデル化するかまたは固体稠度のものに 1硬化”させるのに充分な量であるべきである。
本発明の洗浄剤、その製法、および手洗いのために使用する方法は、次の実施例 において一層具体的に例示されるであろう。
例 1 本例は、本発明に従ってコールド法によって洗浄剤を製造する操作の一例を示し たものである。
次の成分を一緒に加熱して混合し、次いで冷却した。
ココナツト油〔「クレアモレン」 沃素と沃化カリウムとの混合物 23 水 20 微生物防除物〔「イルガサン」 (市販品)〕2 同時に、別の容器を用いて苛性ソーダ160gを水1400.9に溶解し、この 溶液を放冷した。
前記の2つの冷い混合物を相互に混合し、これを容量IC:Ogの容器の各々に 入れた。これらの容器を2−3日間貯蔵して、第一混合物中に含まれていた油脂 中の脂肪酸を前記苛性ソーダと反応させた。その結果得られた生成物は、手洗い 用洗浄剤としての丁ぐれた性質を肩するものであって、その針入度は約90關、 溶解速度は約1−2分間であった。この洗浄剤の中に手の指は容易に挿入できる が、この洗浄剤を指の爪下部に押込むとぎにこの洗浄剤は充分大きい抵抗性を示 すものであることが見出された。
例 2 本例は、本発明の洗浄剤をホット法によって製造する操作の一例を示したもので ある。
フレーク状の石鹸i oooyを水に溶解し、煮沸し、次いで冷却した。この石 鹸液の温度が約40°Cになったときに、この石鹸液に次の成分を添加して溶解 または分散させた。
酸化亜鉛 1 微生物防除剤〔「イルがサン」 (市販品)〕53 蜂蜜 50 蜜ロウ 35 ココナツト油〔「クレアモレン」 (市販品)〕10 この混合物が約30°Cに冷えたときに、次の成分を添加して溶解または分散さ せた。
沃素と沃化カリウムとの混合物 19 得られた最終石鹸混合物が25℃に冷えたときに、これを小形容器の各々に入れ 、固体になる迄放置した。
この洗浄剤もまた、手洗い用洗浄剤としての丁ぐれた性質を■するものであった 。
例 6 例1記載の洗浄剤(石鹸)の微生物防除活性の試験を行った。その結果全以下に 示す。
熟練した微生物学者2人が指の爪下部をぬぐって試料を採取し、そしてそこのバ クテリアのフロラt−Xべた。0の調量は、ボア・プレート技術(pour p latetschnique )を用いて1’CA / 3 i]°/72時間 という条件のもとで行った。この試験の期間中の最初の1週間は、実験室の仕事 の後に公知の洗浄技術に従って沃素/弄面活性剤含有液で手を洗い、さらにまた 、入浴、食事等の場合には公知の家庭川石#全使用した。この試験における第2 週目には、前記の沃素を含む公知洗浄剤の代りに、例1記載の方法に従って製造 された本発明の石鹸系洗浄剤を用いて、例1記載の洗浄法に従って手を洗浄した 。
2 1 2.4X10’ 3.8X105ろ 1 4.2X10’ 3.8X1 052 2 8.8X1052.9X10’ろ 2 1.I XI 05 9. 6X1 [1’4 2 3.7X10” 2.9X1G55 2 4.2X10 5 4.(SX10’上記の表に示されているように、公知の沃素/表面活性剤 系の洗浄液上用いた場合には、指の爪から採取されたバクテリアの数(平均値) は1.16X1D’であったが、本発明の洗浄剤を用いた場合には、バクテリア の数(平均値)が3.73X105に減少したのである。
例 4 例1に記載の洗浄剤を用いて一次皮膚刺戟試験を行った。この試験は、米国の食 品・薬品技術者協会の皮膚毒性研究所の、T、H,ドレイズ(米国テキサス州オ ースチン)が紹介した試験方法(「アブレイデル、オブ、セーフティ、オブ、ケ ミカルズ、イン、フーズ、ドラッグズ、アンド、コスメチックス」第46頁−第 59頁)に従って行った。
6匹のシロウサギ全試験動物として使用し、躯幹部の両側の毛を刈取り、その片 側の皮膚をこてって角質層(stratum corneum )を分裂させ、 ただし真皮(derma )はきすつけないようにし、丁なわち出血したいよ5 Kした。このウサギの別の片側はこすらずにそのままにしておいた。
前記の洗浄剤試料を滅菌蒸留水で希釈しく希釈比1:2)、ペーストを生成させ た。
5×5cInの大きさの二重が−ゼに前記のペースト0.2 d を吸収させ、 これを各ウサギの皮膚(こ丁った皮膚、およびこ丁らずにそのままの状態のまま 保った皮膚の両者)の上に置き、適当な場所を粘着テープで固定し、ウサギの躯 幹全体を不透過性のスリーブ([うぎットスリーブjと称する)で覆った。24 時間後にガーゼをウサギから取外し、皮膚の反応状態を調べた。また、この時点 から48時間後の皮膚の反応状態も調べた。
屑 1(30DOD。
oo oo o。
合計 40 20 00 平均 0.3 0.16 0 −次刺戟指数は0.23であり、しかしてこの値に、・ 刺戟性は無視し得る程 低かったことを示し℃いる。
例 5 本例は、指の爪下部のバクテリアの密度(すなわち、単位体積当りのバクテリア の数)に及ぼす例1の洗浄剤の影響を調べるための実験に関するものである。こ の実験では、メンレイリック性の(mesophilic )好気性バクテリア の数の変化を調べ、さらにまた、コアグラーゼ陽性菌であるブドウ球菌(5ta phylococcuaspp、 )の存在下における前記の数の変化も調べた 。
材料および方法 N、3.W、カークラブの責任者と連絡をとり、或一定の期間にわたって本発明 の洗浄剤を使用すること、および微生物学的試料を採取することに関して同意を 得た。
減菌した布片([エイメス・トランスポート・メジウム・スワブ」と称する布片 を使用した)を使用して試料を採取し、これを冷蔵庫で最高18ケ月間貯蔵し、 次いで実験を行った。メソフィリンク性の好気性バクテリアの全数t、A、S、 A、1766の方法によって数えたが、今回はゾ、レート・カウント・アガール の代りにL/シーン−アガーA/ (Letheen agar )を使用した 。
これは、試料中に移った洗浄剤の残渣を変性させる( aenature )さ せるためである。
ブドウ球菌は次の方法によって使用した。10%NaC1f用いてトリプトンー ダイズ肉汁中で予じめ濃化させておき、これに、ベニヤ−ドーパ−カーの培地( オクソイドーcM275)t”使用して平板培養を行った。スライド・コアグラ ーゼ試験によって、コロニーの存在の有無の確認を行った。
備考 * 第2週の後にスーパー石鹸を使用。
**第1週の後にはスーパー石鹸を使用せず。
手続補正書 昭和61年 5月20日

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.室温において固体であり、針入度(明細書本文中に定義されたもの)の値が 50−250mmであり、溶解速度(明細書本文中に定義されたもの)の値が2 分間未滿であり、ヒトの手の指を洗浄剤中に30mm押込みそしてそこから取出 したときに、この指先に付着した洗浄剤でこの手が充分に洗浄できる程度の量の 洗浄剤が指先に付着するという程度の稠度を有することを特徴とする、水中に溶 解または分散し得る洗浄剤。
  2. 2.普通の成人男子が片手の乾いた指全部を洗浄剤中に30mmの深さのところ まで押込みそして取出したときに、その指先に洗浄剤が0.5−1g付着すると いう程度の稠度を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の洗浄剤。
  3. 3.pH値が7.5−9.5であることを特徴とする請求の範囲第1項または第 2項に記載の洗浄剤。
  4. 4.石鹸を10−50重量%含有することを特徴とする請求の範囲第1項−第3 項のいずれか1項に記載の洗浄剤。
  5. 5.石鹸が過脂肪化したものであることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の 洗浄剤。
  6. 6.石鹸形成のときの脂肪対苛性ソーダの重量比が7.3:1ないし8.5:1 であることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の洗浄剤。
  7. 7.石鹸が、 ラード、 ココナツト油、 蜜ロク、 パラフインロウ、 ヒマシ油、 混合された不乾性油、 ラノリン、 バター、および 獣脂 からなる群から選択された少なくとも4種の脂肪から導かれた脂肪酸を含有する ものであることを特徴とする請求の範囲第4項−第6項のいずれか1項に記載の 洗浄剤。
  8. 8.微生物防除剤を含有することを特徴とする請求の範囲第1項一第7項のいず れか1項に記載の洗浄剤。
  9. 9.微生物防除剤が2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフエニルー エーテル、沃素およびホルマリンからなる群から選択されたものであることを特 徴とする請求の範囲第8項に記載の洗浄剤。
  10. 10.親指を包含する手の指を実質的に垂直に下方に本発明の洗浄剤中に、少な くとも指の爪が洗浄剤で充分に覆われるような深さのところまで押込み、そして この洗浄剤から指を取出し、ただし指全体を押込むことは避け、次いで手を水で しめらせ、指に付着した洗浄剤を手に塗りつけて泡立たせて洗浄することを特徴 とする手の洗浄方法。
  11. 11.油脂と少なくとも1種の微生物防除剤とを一緒に加熱し、この混合物を冷 却し、苛性ソーダの溶液を調製し、前記混合物と前記溶液とを緊密に混合してエ マルジヨンを生成させ、このエマルジヨンを直接に容器に入れ、この容器は、こ の洗浄剤を市販するときに使用される容器であることを特徴とする請求の範囲第 1項一第9項のいずれか1項に記載の洗浄剤の製造方法。
  12. 12.石鹸、過脂肪化用の成分および少なくとも1種の微生物防除剤を水と共に 煮沸し、この煮沸混合物を冷却してゲル化することを特徴とする請求の範囲第1 項一第9項のいずれか1項に記載の洗浄剤の製造方法。
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