JPS61500319A - 石炭の液化法 - Google Patents

石炭の液化法

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JPS61500319A
JPS61500319A JP59504354A JP50435484A JPS61500319A JP S61500319 A JPS61500319 A JP S61500319A JP 59504354 A JP59504354 A JP 59504354A JP 50435484 A JP50435484 A JP 50435484A JP S61500319 A JPS61500319 A JP S61500319A
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ヴユルフエル,ヘルムート
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ゲ− エフ カ− ゲゼルシヤフト フユア コ−レフエルフリユ シグング ミツト ベシユレンクテル ハフツング
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G1/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal
    • C10G1/002Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal in combination with oil conversion- or refining processes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 石炭の液化法 本発明は粉砕した石炭を重質油と混合してペースト状にし、高めた圧力及び高め た温度で反応帯域において水素及び場合によっては触媒の存在下に液化する形式 の、石炭の液化法に関する。
処理すべき石炭を乾燥し、微粉砕し、重質油と攪拌し、生じる石炭ペーストラ反 応圧でポンプ給送し、まず反応生成物の1部との熱交換で、次いで予備加熱器内 な触媒の存在で液化する形式の、石炭液化法はすでに公知でちる。反応帯域から 取出される生成物フラクションは後方に接続された加熱分離器中で、ガス、反応 水及び蒸留油から成る蒸気状塔頂フラクション並びに、崩壊されない石炭、灰分 、触媒粒子、他の高分子の水素添加し難い物質、特にアスファルト、及び重油か ら成る固体物質含有塔底フラクションに分解される。
塔頂フラクションは石炭ペーストとの熱交換で冷却され、装置から除去されるが 、塔底フラクションからはなお存在する蒸留物を分離し、新たな石炭用の重質油 として使用する。
この公知方法の欠点はエネルギー消費量が高いことまた装置に費用が嵩むことで ある。
すなわち処理すべきすべての石炭は特殊な乾燥器内で外部熱を用いて乾燥する必 要がある。装入生成物として例えば石炭を使用した場合的10πの標進含水量で 、石炭1tt−乾燥するのに約0. I Gカロリーのエネルギー量が必要とさ れる。更に石炭は費用をかけて粒径< 0.1 mに粉砕しなければならない。
また公知方法では石炭ペース)を加熱するための熱交換が極めて困難である。石 炭ペーストは粘性であることから熱交換面を均一に付勢することは極めて困難で ある。特に石炭ペーストラ予備加熱器内で更に加熱することは困難である、それ というのも予備加熱器内はすでに高温であることから石炭ペースト内に!!!濁 された石炭が著しく膨張するからである。この結果粘度は更に高まシ、最終的に 石炭タールは、材料を烈しく流動させることになる脈動下に予備加熱器内を流下 することになる。
この場合10ノ々−ルまでの水撃作用が生じ得る。
この公知方法の場合蒸留油の所望収率は反応帯域内の水素添加条件(例えば圧力 、温度)に著しく影響される。基本的に十分な蒸留油収率、例えば使用した石炭 に対して50に以上の収率は約480℃の範囲内の温度及び300パ一ル以上の 圧力と力う極めて厳しい水素添加条件でのみ達成される。この種の条件は大規模 な装置の場合、この方法の経済性に著しい影響を及ぼす極めて高い投資額及び運 転費用を必要とすることは明白でらる。
本発明は、前記の欠点を生ぜずまた石炭の経済的な液化を可能とする、先に記載 した形式の方法を開発することを根本課題とする。
この課題は本発明によれば、反応帯域から取出される反応生成物をコークス化帯 域に導入し、コークス化帯域から除去される熱ガス及び蒸気を、加熱すべき石炭 ペーストとの熱交換により冷却することによって解決される。
本発明の本質的な思想は、石炭の液化を公知方法におけるように厳しい水素添加 条件下に運転される反応帯域に限定するのではなく、蒸留油の製造にもう1つの コークス化帯域を配置することにある。これにより反応帯域内では圧力及び温度 の低下によって液化は例えば、まず石炭から主として抽出物が得られ、蒸留油は 極〈僅かに生じるにすぎないように進行する。引続きコークス化の過程で多量の 蒸留油が生じる。反応帯域内の圧力は一般IC300パール以下、有利には約1 50〜250パールである。
反応帯域内の圧力が低下することによって装置の敷設並びに必要なポンプエネル ギーに関して著しい節約が達成される。反応帯域内の液化条件が緩和されたこと によってメタン及び他のガス状炭化次素が僅少量でことになる。更に水素は一定 の全圧でょシ高い分圧下にアク得ることから(これにより反応帯域での水素供給 は改良される)、純粋な水素を使用することは必ずしも必要でなく、費用的に好 ましい水素含有ガニ混合物例えばコークス炉ガスを使用することができ、マタ純 粋な水素を使用した場合には反応帯域内の圧力を相応して下げることができる・ 反応帯域から除去される反応生成物のコークス化は有利には約450〜600’ Cの温度で行うが、場合によっては必要となるコークス化すべき反応生成物の温 度上昇は、常用のノミイブスチルを用いて外部熱を供給することにより得ること ができる。また例えばコークス炉ガスの形で水素を添加することによって、コー クス化帯斌内での蒸留物の品質及び収穿ヲ更に高めることができる。反応生成物 をコークス化温度に加熱する過程でコークス化が生じるのを阻止するため、これ を加熱する前に水素供与油、特にすでに水素精製した油生成物の高沸点フラクシ ョンを混入することが有利である。
本発明方法の他の本質的な思想は、コークス化帯域からその都度のコークス化温 度で除去される熱ガス及び蒸気(これは実際には蒸留油蒸気である)を、処理す べき新たな石炭ペーストとの熱交換により冷却し、これによりコークス化帯域か らの熱ポテンシヤル全石炭ペーストの加熱に利用すること[6る。
本発明の他の特徴によれば石炭ペーストの加熱は直接熱交換で、すなわち熱ガス 及び蒸気を、新たな場合によってはすでに完全に又は部分的に加圧下にポンプ給 送された石炭ペーストと緊密に混合することによって行われる。石炭ペーストの 加熱過程で、石炭中に含まれる全ての水が除去されることから、石炭はこの熱交 換でほぼ完全に乾燥されることになる。この本発明方法の場合には選炭過程での 従来常用の極めて高価な乾燥処理を完全に又は、使用石炭の含水量が高い場合に も少なくとも十分に省略することができる。
付加的な極めて重要な利点として、石炭をコークス化帯域からの熱生成蒸気との 直接熱交換で著しく加熱することによって、石炭から容易に分離することのでき る他のガス、例えばメタン、co2及び発生水が除去される点を挙げることがで きる。熱交換後に反応帯域に供給される石炭はすでに十分に脱気されていること から、5応帯域内ではガスはほとんど生じない。これは反応器内の水素分圧を更 に高め、従って反応条件が改良されることになる。その結果新たな石炭ペーヌト を液化反応のほぼ開始温度に加熱するため石炭ペーストで付勢される熱交換器は もはや不要である。加熱に必要な熱量は、石炭ペーストと熱コークス化蒸気との 直接熱交換過程に導かれる。調整上の理由からまた装置を運搬するためには、小 型の)ξイブスチルを後方に接続するのが有利である。石炭を常用の(0,1m nに微粉砕する費用の嵩む処理は行わなくてもよい、それとめうのも石炭は反応 帯域−2の行程に)ξイブでのみ導かれ、それ自体省くことのできる熱交換器に 案内されることがないからである。
コークス化帯域からの蒸気と新たな石炭ペーストとの直接熱交換過程でこの蒸気 中に含まれる重質蒸留物は凝縮される。この蒸留物は新たな石炭ペーヌトと一緒 に反応帯域又はコークス化帯域に達し、その際有用な生成物フラクションすなわ ちナフサ及び中質蒸留物に分割される。更に凝縮された重質蒸留物は石炭用溶剤 として極めて適しておシ、石炭ペーストを稀釈する。
これは重質油として使用される。従って本発明方法では新たな石炭ペーストを、 固体物質含有量90にまでの濃稠ペーストとして添加することができる。直接熱 直接熱交換の過程で凝縮されなかった、コークス化帯域からのガス及び蒸気(こ れは実際には残水素、水蒸気、低沸点炭化水素及び特に生成物として得られたナ フサ及び中質油範囲の炭化水素である)並びに石炭の加熱に際して遊離するガス 及び蒸気を加熱された石炭ペーストから分離し、適当な仕上げ工程に導く。残熱 は場合によっては必要とされる新たな水素又は水素含有ガスを加熱するのに利用 することができる。
本発明によれば反応帯域から除去される全ての反応生成物をコークス化帯域に供 給することができる。この場合一般に反応帯域の後方に接続されている加熱分離 器は不用である。他の利点として反応生成物を約4700〜490℃の反応帯域 の温度、従ってコークス化@度の範囲内にある温度を僅かに下廻る温度でコーク ス化帯域に達することから、コークス化温度に加熱するのになお必要とされる熱 量は極(僅かでよい。
場合によっては更に加熱するkめの装置を完全に省略することもできる。更にこ の方法の場合反応生成物に含まれる未使用の残水素は直接コークス化帯域で使用 してもよい。
反応帯域の後方に接続された加熱分離器内で僅かに低い温度で、反応生成物中に なお含まひるガス及び蒸気(これは実際には残水素、メタン、特にナフサ及び中 質油範囲のガス又は蒸留物である)を分離することができ、従ってコークス化帯 域に供給される容量流は相応して減少する。この場合加熱分離器内で分離された ガス及び蒸気は新たな石炭ペーストとの直接熱交換に直ちに供給することができ 、従ってこのガス及び蒸気の熱を新たな石炭ペーストの加熱に使用することも可 能である。
特に高価なコークス、例えば冶金目的用電極コークスをこのコークス化帯域で製 造したい場合には、反応生成物中になお含まれる物質例えば未使用の石炭、灰及 び触媒粒子を予め分離することが好ましい。固体物質の分離は公知方法で例えば ヂ過、沈降又は遠心分離により行うことができる。
特に液化し難い石炭を処理する場合には本発明の他ノ特徴によって、反応帯域を 2工程で構成し、その際反応工程はコークス化帯域におけるとほぼ同じ圧力下に 運転され、石炭ペーストとコークス化帯域からのガス及び蒸気との又は場合によ っては加熱分離器の塔頂からのガス及び蒸気との直接熱交換を第1の反応工程で 行う。
反応生成物の加熱中におけるコークス化を阻止するために本発明の他の実施態様 によれば、コ・−クス化帯域の温度への反応生成物の加熱を、炭化水素の部分酸 化によって得られた水素に富む熱ガスを混入することによって行うことができる 。このガスの水素量はコークス化を改良するためにまた、反応帯域が2工程で構 成されてbる場合には第1反応帯域での水素消費量を補うためにその甘ま使用す ることができる。例えば水素含有熱ガスはメタンの部分酸化によって得ることが できるが、その際特に水素及び−酸化炭素が生じる。
もちろん水素含有熱ガスはコークス化帯域で生じるコークスの部分酸化、すなわ ち気化によって又は、コークス化前に残渣の分離が行われる場合にはこの残漬ヲ 気化することIcよって得ることもできる。
コークス化すべき反応生成物への水素に富んだガスの混入は有利には残渣の流動 方向で前後に配置された数個所、少なくとも2個所で行う。これにエリ残をのf RVi 的な均一な加熱が確保され、コークス化温度は反応生成物が導入される 直前に初めてコークス化帯域に得られることになる。場合によってはコークス化 すべき反応生成物の加熱を2工程で実施するのが有利であり、この場合第1工程 ではノミイブスチル内で外部熱をまた第1工程の後に接続された第2工程では水 素含有熱ガスを供給する。
本発明の他の特徴によればコークス化帯域で生じるコークスを気化し、その際得 られた粗ガスを精製しかつ部分的に変換し、その後少なくとも一部を、自体公知 のフィッシャー・トロプシュ合成法で処理して高沸点の、oラフイン系炭化水素 、特にジーゼル油を得る。
この方法では1つ−の装置でまず石炭の液化及びコークス化過程で、ベンジンを 得るための主成分でろる芳香族炭化水素が得られ、フィッシャー・トロプシュ合 成で、特にジーゼル油を得るのに適したノぐラフイン系炭化水素が生じる。気化 すべきコークスからすべての揮発分はほとんど除去されていることから、気化に 際しても今日的観点から最も経済的に運転することのできる固定床気化器でほと んどきれいな、タール不含のガスが生じ、これによって純粋な石炭の気化に比し て、フィッシャー・トロプシュ合成に適したガスを漁備する費用は著しく削減− される。
更にこの種の方法はベンジン−又はジーゼル油生成物に関し大きな柔軟性によっ て特徴づけられる。多くのフィッシャー・トロプシュ生成物が必要な場合には、 該装置を簡単な方法で、反応帯域又はコークス化帯域内の圧力及び温度を下げる ことによって蒸留生成物を少な(シ、これによシ気化及び次のフィッシャー・ト ロプシュ−合成用コークスを多量に得ることかで゛きる。
逆にベンジンを得るための芳香族炭化水素の需要が増した場合には、反応帯域又 はコークス化帯域内における石炭の処理条件を、圧力及び温度を高めることによ って又は水素、供給量を増すことによって厳しくして、蒸留物の発生を多くシ、 気化用の石炭を少なくするや本発明の他の特徴によれば石炭を摩擦するために重 質油フラクション又は、石油の処理に際して生じる石油残渣、特に触媒をなお含 んでいる/水素添加残渣を使用するのが有利である。この種の石油からの重質油 は石炭油とは異なり、特に緩かな液化条件ですでに被処理石炭に移送される高め られた水素量によって特徴づけられる。更に触媒金倉む石油水素化残渣を重質油 として使用する場合には、石炭処理用の付加的触媒を省略してもよい。
本発明方法は石炭又は褐炭の処理に限定されるものではない。むしろ同じ利点を もって他の炭素含有物質例えば、特に石油からの重油又は油砂又は油頁岩を処理 することもできる。
次に本発明を図面に略示した実施例に基づき詳述する。
図面によれば導管1を介して、重質油と混合されかつ約20パールの田カでボン ゾ供給された処理すべき新鮮な石炭ペーストが約80〜90重量にの石炭量で、 場合によっては触媒と一緒に混合装置2に供給され、そこで熱ガス及び蒸気(そ の由来については後述する)との直接熱交換で約4000の反応開始温度に加熱 される。導管3を介して石炭ペーストは反応帯域4に供給され、そこで導管5を 介して反応帯域4に導入される水素の存在下に極めて緩かな条件、すなわち極め て反応帯域4内で得られる反応生成物はガス状及び液状の固体含有相から成る。
本実施例で熱ガス相(これは実際に消費されなかった水素、低沸点炭化水素、例 えばメタン、エタン等、並びにナフサ及び中質油の沸点範囲にある蒸留物を含む )は導管6を介して混合装置2に戻され、そこで新たな石炭ペーストと緊密に混 合され、その際石炭ペーストとの熱交換で冷却される。
反応帯域4内で生じる液状の固体物質含有相は実際に石油抽出物従ってビチュー メン、並びに主として重油の沸騰範囲にある蒸留物から成る。更にこの相は、固 体例えば未反応の石炭、灰及び消費されなかった触媒を含む。この液状の反応生 成物は導管7,8.9及び10を介して炉11に供給され、そこで外部熱を間接 的に供給することによって約500℃の温度に加熱され、引続き導管工2.13 及び14を介してコークス化温度15に供給される。コークス化帯域15内で液 状の固体物質含有生成物フラクションがコークス化される。
その際最終生成物であるコークスの他にガス及び蒸気、特にナフサ及び中質油の 沸騰範囲の蒸留物が生じる。
蒸留物の品質を改良するためにまた蒸留物の収率を高メルタメ、コークス化すべ き生成物フラクションに導管16を介して水素を、例えばコークス炉ガスの形で 加える。
他の実施例によればコークス化すべき生成物フラクションの加熱は、水素含有熱 ガス混合物を直接混入することによって、生成物フラクションがコークス化帯域 15vc入る直前に行うこともできる。この場合生成物フラクションは導管7, 8,17.13及び14を介して直接コークス化帯域15に導かれるが、水素含 有熱ガスはガス発生器18内でメタン又は他の炭化水素の部分酸化によって生じ 、導管19を介してコークス化すべき生成物フラクションに混入される。この場 合ガス発生器18への酸化供給量を調整することによって部分酸化が制御され、 −酸化炭素への炭素の酸化によって、処理すべきフラクションをコークス化温度 に加熱するのに十分な熱量が生じ、またコークス化帯域用の十分な水素が生じる 。
例えば冶金処理用電極を製造するための、特に純粋なコークスをコークス化帯域 15内で製造したい場合には、反応生成物をコークス化する前に固体物質をこれ から分離する。この場合液状の固体含有反応生成物を反応帯域4から導管7及び 2oを介してまず固体分離装置21に供給し、ここで固体物質を公知方法により 例えば濾過、沈降又は遠心分離により分離する。この時点で固体物質を十分に除 去されたコークス化すべき生成物フラクションを導管22を介して固体分離装置 から除去し、以後の加熱の様式に応じて導管9,17゜13及び14を介してか 或いは、導管10.炉11並びに導管12.13及び14を介してコークス化帯 域15に供給する。固体分離装置21内で生じる固体に富んだ残渣は導管23を 介して装置から除去される。
場合によってはとの残渣及びコークス化帯域15内で生じるコークスの少なくと も1部を、ガス発生器18内で水素含有熱ガスを製造するのに利用することがで きる。
コークス化帯域15内で生じる蒸気は約500℃のコークス化温度で導管24を 介して除去し、同様に湿蒸気と一緒に新たな石炭ペーストを反応帯域4の開始温 度に加熱し、これにより本発明の本質的な特徴である、新たな石炭ペーストを加 熱するための操作困難な熱交換器内への外部熱の供給は省略することができる。
前記蒸気と石炭ペーストとの直接熱交換の過程でほと過程でのエネルギーを浪費 する乾燥処理を省略することもできる。
実際に残水床、水蒸気、僅少量の低沸点炭化水素例えばメタン及びエタン等、及 び特に生成物として生じるナフサ及び中質油範囲の蒸留物から成る、混合装置2 内で生じるガス及び蒸気は、導管25を介して装置から除去され、図示されてい ない他の蒸留後処理過程に供給される。その芳香特性によシ得られた蒸留物は特 にベンジンの製造に適している。
特に難溶性の石炭を使用する場合には、混合帯域2を石炭用の第1反応工程とし て構成し、次の反応帯域をいわゆる第2反応工程としてより高い圧力下に運転す るのが有利でろる。この場合水素の供給は導管16及び19を介して、導入され る水素がコークス化帯域に対してだけでなく、第1の反応工程(この場合はぼコ ークス化帯域の圧力下に運転される)に対しても十分でおるように高められる。
逆に易溶性の石炭を処理する場合、また重質油又は油砂を水素添加する場合、加 熱生成蒸気と被処理出発物質との間の直接熱交換は直接反応帯域4で行われ、こ れは有利には約10〜30パールであるコークス化帯域15の圧力下に運転され る。最終生成物として得られた蒸留蒸気はこの場合直接反応帯域の塔頂から除去 することができる。
コークス化帯域15内で生じるコークスはこの実施例の場合供給管26を介して 気化装置27、有利には固定床気化装置に供給され、そこで−酸化炭素及び水素 含有粗ガスに気化される。必要な酸素は気化装置27に導管28を介して導入さ れる。気化装置27からの粗ガスは後方に接続され几装ff1129内で精製さ れまた転換され、次いで装置3o内で自体公知のフィッ°シャートロプシュー合 成に付される。この装置内で製造された炭化水素はその・ぐラフイン性特質によ り特にジーゼル駆動物質の製造に適している。
本発明方法により唯一の装置でベンジンモータ用駆動物質並びにジーゼルモータ 用駆動物質を製造することができ、この場合必要に応じて生成物を容易に駆動物 質に適合させることができる。反応帯域又はコークス化帯域内の処理条件CE力 、温度)を緩和することによって例えばコークス製造のための芳香蒸留物の生成 は減少するが、逆に水素添加及びコークス化条件が厳しい場合にはコークスの収 量は蒸留物の収tvcよシ低下する。
コークスの燃焼に際して、例えば流動層での燃焼で生じる、石炭中に含まれる硫 黄を結合するため、新たな石炭ペースト及び/又はコークス化すべき生成物フラ クションに硫黄結合物質例えば酸化カルシウム又は炭酸カルシウムを添加するこ とができ、この場合前記した通り、カルシウム化合物はその表面活性作用により 油収不を更に上昇させる。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.粉砕した石炭と重質油とを混合してペースト化し、高めた圧力及び高めた温 度で反応帯域において水素及び場合によつては触媒の存在下に液化することによ り石炭を液化する方法において、反応帯域から取出される反応生成物をコークス 化帯域に導入し、コークス化帯域から除去される熱ガス及び蒸気を、加熱すべき 石炭ペーストとの熱交換により冷却することを特徴とする、石炭の液化法。
  2. 2.コークス化帯域から除去される熱ガス及び蒸気を、加熱すべき石炭ペースト との直接熱交換により冷却し、この熱交換で凝縮されなかつたガス分及び蒸気分 を加熱された石炭ペーストから分離することよりなる、請求の範囲第1項記載の 方法。
  3. 3.反応生成物中に含まれるガス及び蒸気を分離し、少なくとも部分的に直ちに 、石炭ぺーストとの直接熱交換に供給することよりなる、請求の範囲第1項又は 第2項に記載の方法。
  4. 4.反応帝域内の圧力が<300バール、有利には150〜250バールである ことよりなる、請求の範囲第1項から第3項まてのいずれか1項に記載の方法。
  5. 5.コークス化帯域を反応帯域におけるとほぼ同じ圧力下に運転することよりな る、請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 6.反応帯域を2工程て構成し、第1工程内の圧力を第2工程内の圧力よりも低 くすることよりなる、請求の範囲第1項から第5項までのいずれか1項に記載の 方法。
  7. 7.第1反応工程の圧力が約10〜50バールであることよりなる、請求の範囲 第6項記載の方法。
  8. 8.コークス化帯域を第1反応帯域におけるとほぼ同じ圧力下に運転し、コーク ス化帯域からの蒸気及びガスと加熱すべき石炭ペーストとの直接熱交換を第1反 応帯域内で行うことよりなる、請求の範囲第6項又は第7項に記載の方法。
  9. 9.反応生成物をコークス化する前に、これに含まれる固体物質を少なくとも部 分的に分離することよりなる、請求の範囲第1項から第8項までのいずれか1項 に記載の方法。
  10. 10.反応生成物をそのコークス化前に約450〜600Cの温度に加熱するこ とよりなる、請求の範囲第1項から第9項までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 11.外部熱を間接的に供給することによつてコークス化すべき反応生成物の加 熱を行うことよりなる、請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記 載の方法。
  12. 12.コークス化すべき反応生成物に水素を混入することよりなる、請求の範囲 第1項から第11項までのいずれか1項に記載の方法。
  13. 13.コークス化すべき反応生成物の加熱を、炭素含有燃料の部分酸化によつて 得られた水素含有熱ガスを混入することによつて行うことよりなる、請求の範囲 第1項から第10項までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 14.コークス化すべき反ら生成物に、反応生成物の流動方向で少なくとも2個 の前後して配置された個所から熱ガスを混入することよりなる、請求の範囲第1 3項記載の方法。
  15. 15.コークス化すべき反応生成物の加熱を2工程で行い、その際第1工程て外 部熱をまた第1工程の後に行われる第2工程で水素含有熱ガスを供給することよ りなる、請求の範囲第1項から第14項までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 16.コークス化すべき反応生成物に、これをコークス化温度に加熱する前に水 素供与油、特にすでに水素精製した油生成物の高沸点フラクシヨンを添加するこ とよりなる、請求の範囲第1項から第15項までのいずれか1項に記載の方法。
  17. 17.コークス化帯域て生じるコークスを気化し、その際得られた粗ガスを精製 しかつ部分的に変換した後、その一部をフイツシヤー・トロプシユ合成法で処理 して高沸点のパラフイン系炭化水素フラクシヨンを得ることよりなる、請求の範 囲第1項から第16項までのいずれか1項に記載の方法。
  18. 18.新しい石炭及び/又はコークス化すべき反応生成物に硫黄結合物質を混入 することよりなる、請求の範囲第1項から第17項までのいずれか1項に記載の 方法。
  19. 19.少なくとも部分的に重質油として石油フラクシヨン及び/又は石油の後処 理に際して生じる石油残渣、特になお触媒を含む石油水素添加残渣を使用するこ とよりなる、請求の範囲第1項から第18項までのいずれか1項に記載の方法。
  20. 20.重質石油フラクシヨン、油砂又は油頁岩を処理するのに使用することより なる、請求の範囲第1項から第19項までのいずれか1項に記載の方法。
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