JPS61500228A - 製紙装置における布地の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 製紙装置における布地の取付装置 本発明は、製紙装置におけるフェルトの取付装置に関するものである。

紙の製造において、出発物質は水中に懸濁された繊維スラリである。このスラリ は無端ワイヤ布の上に均一層として載置され、繊維層を脱水した後に湿潤紙つ・ ニブに形成される。

さらに脱水するため、布上に形成された紙ウェブをプレスに通して、この紙ウェ ブをプレスフェルトで支持する。

一般に、これらのフェルトは無端の繊維ベルトからなり、近代的な製紙装置に使 用する場合幅１０ｍかつ長さ１０〜３０ｍにさえなりうる。このフェルトは１〜 ２ｋｇ　／　ｍの重量を有し、数百キロという全重量にも及ぶ。フェルトは急速 に磨耗す為ので、一般に５〜３０日後に交換を必要とする。フェルト交換を行な うには、プレスローラを離間させかつ他の幾つかの装置部材をも外して磨耗フェ ルトを除去し、その個所に新たなフェルトを装着する必要がある。このフェルト は壁用カーペットにかなり類似した剛性を有し、所定位置に全て手動で設置され る。何故なら、フェルトにより脱水されつつある紙ウェブに亀裂、しぼ或いは疵 あとが生ずるのを防止すべく、フェルト表面を損傷しないことが重要であるから である。

装置の所定位置にフェルトを設置する際、関連する上記作業は重労働かつ時間の かかるものである。この作業を容易化するため、着脱自在な締付は具をフェルト 縁部に設けるよう試みられているが、これは許容し得ないほどフェルトを容易に 傷つける。この種の締付は具はフェルトがら外れることもあるので、さらに安全 性の面からも許容し得ない危険性を生する。

本発明の目的は、新たなフェルトを製紙装置に取り付けるする上記種類の取付装 置を提供することである。

この目的は、本発明によれば、フェルトの一方の長手縁部もしくは両方の長手縁 部に沿ってフェルトに補助帯片を設け、この補助帯片には一体的な把持手段を設 けるか、または手もしくは用具により把持しうる別途の把持手段を装着したこと を特徴とする、製紙装置にフェルトを取り付けるよう設計した装置により達成さ れる。

帯片はフェルト自身に対し一体的とすることができ、或いは別途の帯片で構成し てフェルトの製作に際し縫い付けまたはたとえばジップファスナーのような自動 連結手段によりフェルトに取り付けることもできる。好ましくは、帯片にはその 長さに沿って等間隔で離間して把持手段自身を形成する開口部を設ける。これら の開口部は、打ち抜きにより作成しか。

つ比較的大きい寸法として手で挿入係合させたり、或いは比較的小さい寸法とし て特殊用具をそこに固定したりすることができる。

或いは、別途の把持手段をハンドルループの形態として、これらをフェルト自身 の製作の（Ｌこフェルト縁部に沿って間隔を置いて縫い付けることもできる。

関連帯片を有する把持手段を設けるとすれば、これは製紙装置の操作に際しフェ ルトの機能に影響を及ぼすことなくフェルトに維持されるよう設計することがで きる。或いは、把持手段は、フェルトを製紙装置の所定位置に設置した後に除去 するよう設計することもできる。除去を容易化するため、帯片もしくは別途の把 持手段とフェルトとの間に何らかの形態の穿孔部を設けることもできる。同様に 、フェルトの製作に際し特殊の弱化線もしくは標識をフェルトに設けることもで きる。フェルトを製紙装置の所定位置に設置した後、フェルト自身から突出する 部分は明確なフェルト縁部を形成するのに容易に役立つ。

したがって、本発明は迅速かつ安全なフェルト交換を可能にするだけでな（、安 全なフェルトをも提供することが了解されよう。

以下、添付図面を参照して本発明をより詳細に説明する。。

第１図は本発明の好適実施例の略図であり、第２図は製紙装置に対するフェルト の可能な配置を示す略図である。

第２図は、複数の案内ローラ２の周囲に支持されかつ２ｆ［Ｉの押ロール３の間 の加圧ニップに通交れた無端フェルト１を図示している。脱水すべき紙ウェブ４ も同様にこの加圧ニップに通される。

第２図に示した種類の１枚のフェルトを交換するには２０〜４０時間の延労働時 間を必要とし、かつ製紙装置はこの種のフェルトを３〜５枚含んでいる。したが って、フェルトを製紙装置に取り付けるのに要する時間を短縮すれば、著しい節 約となりうろことが明らかであろう。

第１図に示したフェルト１の部分には、このフェルトの一方の長手縁部に沿って 補助帯片５を設け、そこに開口部６を形成する。これら開口部は、手により或い は用具により把持するのに適するよう設計することができる。

本発明の範囲を逸脱することなく、図示した実施例に関し幾つかの設計変更も可 能であることが当業者には了解されよ補正書の写しく舌擢ぬり提出書（特許法第 １８４条の７第１項）■計Ｉ」６０年　６月２４日

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．布地にその一方または両方の長手縁部に沿って補助帯片を設け、この帯片に 把持手段を形成するかまたは別途の把持手段を取り付け、この把持手段を手また は用具により把持しうるよう構成したことを特徴とする製紙装置における布地の 取付装置。
2. ２．補助帯片が布地自身の一体的部分であることを特徴とする請求の範囲第１項 記載の装置。
3. ３．補助帯片が、布地の製作に際しこの布地に取り付けられた別途の帯片である ことを特徴とする請求の範囲第１項記載の装置。
4. ４．帯片には布地の長さに沿って等間隔で離間した開口部を形成し、これら開口 部が把持手段を形成することを特徴とする請求の範囲第２項または第３項記載の 装置。
5. ５．別途の把持手段が、布地の縁部に沿って離間関係で取り付けられたハンドル ループであることを特徴とする請求の範囲第１項記載の装置。
6. ６．帯片と布地との間に穿孔部を設けたことを特徴とする請求の範囲第１項乃至 第４項のいずれかに記載の装置。
7. ７．帯片とこの帯片の内側の布地との境界部が、布地の製作に際し作成された弱 化域の形態であることを特徴とする請求の範囲第２項記載の装置。