JPS6147788A - 畑地の浸蝕防止法 - Google Patents

畑地の浸蝕防止法

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JPS6147788A
JPS6147788A JP16854984A JP16854984A JPS6147788A JP S6147788 A JPS6147788 A JP S6147788A JP 16854984 A JP16854984 A JP 16854984A JP 16854984 A JP16854984 A JP 16854984A JP S6147788 A JPS6147788 A JP S6147788A
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JP
Japan
Prior art keywords
soil
field
soil particles
water
curing
Prior art date
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Pending
Application number
JP16854984A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenya Sano
佐野 健哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokubu KK
Original Assignee
Hokubu KK
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Filing date
Publication date
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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 イ、産業上の利用分野 合成樹脂エマルジョン混合液散布によ−る一畑地の浸蝕
防止法に関するものである0 口、従来の技術と問題点            く耕
作地の浸蝕は主に降雨による地表の流去水による土壌の
流亡と春耕期や冬期体耕期における季節的強風による表
土の飛散によって起きることが多い。我国の耕地面積は
546万ヘクタールといわれる。そのうち5°以上の傾
斜地は45チにおよび、100以上の傾斜地では10分
間2〜6朋の降雨で10アール当92〜3トンの土壌の
流失があることが各地の試験で報告されている。一方、
季節的強風による土壌の飛散流亡の状況について茨城農
業試験場の観測によれば関東ローム層における冬期(2
月)の季節風によりラ0アール当91.3トンの表土が
吹き飛ばされているとされ、これは作土の2%に相当す
るものといわれる。
その飛散土壌の粒子の大きさは概ね0.06mx以下り
もので風速7メ一トル/秒以上、水分60チ以下のとき
に発生しているとの報告があシ、また、そり報告ではこ
の割合で飛散が続けば50年間で作土の全部が失われる
と警告している。この水、風食によって失われる土の粒
子は長い間かかつて肥沃にしてきた保肥性の優れた耕土
の大切な部分で1、これが失われることは土地の生産性
を大幅に低下させることである。このような風食の問題
は全国で起きているが、殊に季節風の強い日本海沿岸地
方やオホーツク海沿岸地域および北海道内陸の十勝地方
に著しい0特に風食の問題は戦後顕在化してきた。これ
は機械化農業の進展に伴う効率化の追究から圃場の大型
化と機械の導入による役畜の減少から圃場での堆肥や有
機物施用の極端な落込みと共に化学肥料の重用という結
果になシ、土壌構造の団粒化を阻害し保水能力を低下せ
しめ圃場の乾燥化を促進した。また、風害から耕地を守
ってきたきめ細かな防風林を大形圃場形成のため伐採し
防風能力を奪い、更に列島改造による全国的開発ブーム
による森林や草地の減少と裸地化は風水害の増加となシ
、耕地の浸蝕は加速的に増大している。更に農業経営の
機能主義から単作傾向の増加と農地の虫食い的他用途へ
の転換開発は耕地浸蝕を大きいものにしようとしている
B9発明の構成 イ1問題点を解決する手段 本願では下記の如き手段を用いて上述の如き問題を解決
しようとするものである。すなわち、合成樹脂エマルジ
ョンを混入した水溶液を畑地圃場表面に散布し、その硬
化により圃場表面の土粒子を結合させ、散布全表面にシ
ート状萄層を形成せしめることにより、降雨による雨滴
の衝撃を緩和し地表流去水による土壌および養分の流亡
を防ぎ、更に季節的強風による土粒子の飛散防止と併せ
て地下水の蒸発を防ぎ、圃場水分の変動差を調整し、乾
燥を抑え、作物の生育環境を良好ならしめるものである
口、実施例 本発明は以上述べたような降雨による流去水による土壌
の流失や乾燥した圃場土壌の強風による飛散流亡を防ぎ
、安定した圃場の生産環境を維持しようとするもので、
アクリル或は酢酸ビニールなどの合成樹脂系エマルジョ
ンを土質や地表の状況などを考え土壌粒子間の接着に必
要な容量を水に混合攪拌した溶液を、播種や覆土を終え
た圃場に対して散水車或はポンプ車など適当な機械器具
を使用して表面1cfIL〜2CrIL程度の浸透が見
られる程度に散布する。散布後6〜5時間で硬化が進み
、その時点で降雨があっても土壌は流れることはない。
また、散布後1〜2時間で強風があっても土粒子の飛散
を見ることはない。このような散布によってエマルジョ
ン溶液は散布後短時間で硬化し、土粒子間をの つなぎシート状1覆層を形成する。図中、1は圃場にお
いて畝立て後播種覆土された種子、2は耕作された圃場
の土壌、6は適当方法によって散布され圃場の表面土壌
を結合したシート状被覆層を示す。発明者の実験では火
山灰性土壌において6時間で浸蝕防止し得る強度に到達
した。また、エマルジョン使用量について各種類の配合
量により実験を行った結果は最も経済的。
効果的配合量は100m当#)3kgであった。このよ
うな被覆層は或程度の通気性と柔軟性を有するが、透水
性が良く降雨が充分に土中に浸透し、耕土の流動性を増
すようなことはない。更にこの被覆によって作物の発芽
が抑制され、生育不良となることはなく、同−圃場内で
の大豆と玉荀蚤の発芽、生育について施用したものとし
なかったものに何等の差異がなかった。
C0発明の効果 イ、上述の如き被覆層を圃場の上に形成する。
方法としてマルチ栽培法があシ、圃場表面にフィルムを
展張し、土中水分の蒸発を防ぎ、浸蝕゛を妨げ、地温の
冷却を防ぐ栽培法として近時急速に普及してきているが
、この工法は長所もあるが、次の欠点を有する。
第1 フィルム被覆であるため追肥が不可能である。そ
のため、元肥重点の施肥法にならざるを得ないので、緩
効性肥料を利用することになシ、全熟期の養分多消費時
の作物要求に適応できないことがある。
第2 施工が完全でなければフィルムの浮き上シが生じ
、強風時にはフィルムのまぐれ上シや部分的に吹き飛ば
されることがあシ、また、風によるフィルムのばたつき
が起きて、発芽時や幼植体の作物を損傷することが多い
第6 通気性がないため高温時地温の上昇を加速し、一
時的に生長の停止を招く恐れがあるため管理を充分綿密
に行う必要があシ、農作業の繁雑性と労働が加重される
O 第4 収穫後のフィルムの回収に手数がかがシ、放置す
れば公害を生ずる。
−などであるが、本発明においてはこれらの欠点を解消
し、強風による表土の飛散や降雨時の流去水による耕土
の流亡による浸蝕を防止することができた。
ロ、エマルジョン溶液を圃場に散布することにより、表
層部分が1c!rL程度の深さ迄の土の粒子を結合する
ように硬化し、厚手の被覆層を形成する。この被覆層は
散布個所を切れ目なしに全面一体化され、また、それは
エマルジョーン硬化時に起きる水分蒸散に伴う微少な収
縮により、これにより被覆層は通気性を有するようにな
シ、作物生育に必要な根毛の酸素摂取に支障を与えない
。更にその微少孔隙は降雨の際、わずかな水分により充
填され、大量の水分の土中への浸透を許さないので、作
土の流動性を増すことなく流亡を防ぐことができるばか
シでなく、被覆層が全面一体化されているので、マルチ
栽培法におけるフィルムのように両側の押え室上が流れ
出し、その部分のフィルムが水圧でめくれ大きな蝕害を
起こすようなことがない。同様に強風に対してもその抵
抗性は押え室上によるフィルムの波動防止作用に比べて
問題にならぬ程優れているので、フィルムの重ね目や継
目の剥離よシ生ずる風食を完全に防止することができる
飛脱がない。
ハ、微少孔隙を有する被覆層であるため、土中水分の蒸
散を少なくし、また、降雨による水分の土中流入を防ぐ
ため、土中水分の変動が抑えられ安定する。更にこの通
気性は土中の好気性微生物の働きを阻害せず、その分解
能力による肥料成分への有機物の転換作用を停滞させる
ことがないばかシでなく、土中温度の調節機能を果たし
作物生育に好結果をもたらす。
二、この被覆層は光劣化により、およそ2力月程で分解
を始め亀裂を生じた後数カ月で砂状粒子と同等程度に細
粒化され、土壌の団粒組織に形成され、翌年以後の耕作
に支障を与えないばかシでなく、むしろ土壌組成に好ま
しい結果を与えることがわかった。また、この分解によ
ってフィルムでは不可能であった追肥ができるようにな
シ、作物の肥培管理を容易にした。
ホ、上記のように分解細分化されることにより被覆層の
後処理が不必要になシ、フィルムのような回収処理の必
要性がなく、従って、公害の原因となるようなこともな
い。
以上述べたように本発明は風及び水による耕土の流亡を
防ぐばかシでなく、農作業の省力化や合理化、並びに作
物生理に好影響を与えるマルチ栽培法に変る経済性の高
い高能率栽培法であると考える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施断面図である。 1110種子、215.圃場の土壌、689.被覆層0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 合成樹脂エマルジヨンを混入した水溶液を畑地圃場表面
    に散布し、その硬化により圃場表面の土粒子を結合させ
    、散布全表面にシート状被覆層を形成せしめることを特
    徴とする畑地の浸蝕防止法。
JP16854984A 1984-08-10 1984-08-10 畑地の浸蝕防止法 Pending JPS6147788A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16854984A JPS6147788A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 畑地の浸蝕防止法

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JP16854984A JPS6147788A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 畑地の浸蝕防止法

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JPS6147788A true JPS6147788A (ja) 1986-03-08

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ID=15870077

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JP16854984A Pending JPS6147788A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 畑地の浸蝕防止法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117861A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Okamoto Ind Inc 生崩壊性液状覆土代替材、並びに廃棄物,焼却灰,汚染土壌等の処理方法
JP2013201954A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Shiraishi Calcium Kaisha Ltd 地温上昇抑制剤及び地温上昇抑制方法
CN105265120A (zh) * 2014-06-13 2016-01-27 中国石油化工集团公司 一种沙漠植物的种植方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759983A (en) * 1980-09-29 1982-04-10 Kuraray Co Ltd Protection of surface layer

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