JPS6145613Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は屋根の最上部を支脚により跨いでア
ンテナを支持する四脚型アンテナ支持装置に関す
るものである。

従来、この種のアンテナ支持装置は第１図に示
されるようにパイプ製支脚１の先端は工作上傾斜
して切断しにくいため軸方向に対して直角に切断
されゴムキヤツプを装着して使用されるが、ゴム
キヤツプは切断時に生じた先端のバリにより割れ
たりしており、また、支脚１の先端面と屋根の傾
斜面とは合致せず支脚１の先端面が屋根に一部分
のみしさ当接しないため接触面圧が増大し、アン
テナおよび支持装置の自重や風圧等の荷重によ
り、屋根がトタン製であると屋根を破損し、その
上、アンテナ支持装置の設置が不安定となる欠点
があつた。そこで、この考案は屋根を破損せず屋
根上に安定して設置できるアンテナ支持装置を提
供することを目的として支脚の先端に挿通孔を穿
設し、半円弧状に屈曲成形したリングを挿通孔に
自在に挿通し、リングの両端を基板上に固着し傾
斜可能に基板を取付けたものである。

以下、この考案を添付する第２図から第６図に
示す具体的な実施例に基いて詳細に説明する。

ここで例示される四脚型アンテナ支持装置はア
ンテナを取付けたマストを挿入固定する支持筒２
を中心として下方に略く字状の４本の支脚３，
３，３，３が基端を枢着し先端が開閉可能に設け
られている。なお、支持筒２の側壁にはマストの
固定用ボルト４が螺着されている。第２図から第
６図に示す実施例では、各支脚３の先端に挿通孔
５を穿孔し、半円弧状に屈曲成形したリング６を
挿通孔５に挿通し、リング６の両端をナツト締め
あるいは溶接等により基板７上に固着する。この
四脚型アンテナ支持装置は、支脚３先端の挿通孔
５内をリング６が自由に移動且つ揺動が可能なた
め支脚３に対して基板７はあらゆる方向に傾斜で
き、第６図に示すようにいかなる傾斜面を有する
屋根上にも基板７の全面を当接させてアンテナ支
持装置の設置が可能となる。

この考案は、上述のように屋根の最上部を支脚
により跨いでアンテナを支持する四脚型アンテナ
支持装置において、支脚の先端に挿通孔を穿設
し、半円弧状に屈曲成形したリングを挿通孔に自
在に挿通し、リングの両端を基板上に固着した四
脚型アンテナ支持装置であり、いかなる傾斜面を
有する屋根に対しても、屋根上に載置される支脚
先端の基板が、支脚先端に穿設した挿通孔に半円
弧状に屈曲形成したリングを自在に挿通し、リン
グの両端を基板上に固着し、可動とされているた
め、支脚先端面の一部分のみが屋根に当接してト
タン屋根などを破損するようなことはない。ま
た、傾斜した屋根であつても、支脚先端の挿通孔
に半円弧状のリングを自在に挿通し、リングの両
端を基板上のに固着し、基板を支脚に対し３次元
的に移動可能とし、基板の下面が広く当接するの
で、アンテナ支持装置を十分に安定して支持する
ことができるものである。さらに、挿通孔とリン
グと基板との簡単な構成であり、加工も容易で、
コストも安価である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の四脚型アンテナ支持装置の屋根
上に取付けられた正面図、第２図はこの考案の四
脚型アンテナ支持装置の具体的一実施例の正面
図、第３図は第２図の平面図、第４図は第２図の
要部拡大正面図、第５図は第２図の要部拡大側面
図、第６図はこの考案の一実施例の四脚型アンテ
ナ支持装置の屋根上に取付けられた正面図であ
る。 ３……支脚、５……挿通孔、６……リング、７
……基板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 屋根の最上部を支脚により跨いでアンテナを支
   持する四脚型アンテナ支持装置において、支脚の
   先端に挿通孔を穿設し、半円弧状に屈曲成形した
   リングを挿通孔に自在に挿通し、リングの両端を
   基板上に固着したことを特徴とする四脚型アンテ
   ナ支持装置。