JPS6143929Y2 - - Google Patents

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JPS6143929Y2
JPS6143929Y2 JP12684582U JP12684582U JPS6143929Y2 JP S6143929 Y2 JPS6143929 Y2 JP S6143929Y2 JP 12684582 U JP12684582 U JP 12684582U JP 12684582 U JP12684582 U JP 12684582U JP S6143929 Y2 JPS6143929 Y2 JP S6143929Y2
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JP
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nozzle
flange
bolt
groove
shroud
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JP12684582U
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JPS5932103U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案はラジアルタービンのノズル支持装置に
関し、特にそのノズル翼とノズル翼を挾持してい
る両フランジとを一体にセラミツクスで形成した
ノズルの支持装置に関する。
従来のこの種ラジアルタービンのノズル支持装
置としては、例えば第1図に示すようなものがあ
る(実願昭56−134283号参照)。ここで、1は環
状のフランジ2および3とその間に挾持されるブ
レード4でとで一体に構成されたタービンノズル
であり、ノズル1はセラミツクスで形成されてい
て、その外周部に取付けられたスクロール5から
の高温ガスをタービンロータ6に導く流路を形成
している。しかして、このように構成されたセラ
ミツクスのノズル1は、スクロール5と共にエン
ジンブロツク7に取付けられた上、ノズル1のフ
ランジ3にタービンシユラウド8が取着されるこ
とによつてシユラウド8とブロツク7との間に支
持される。
ここで、ノズル1のフランジ2にはその流路側
に複数個所の係合孔2Aとこの係合孔2Aからブ
ロツク側に貫通する孔2Bとが設けてあり、ノズ
ル1のブロツク7への取付けにあたつては、まず
第2図に示すような異径ピン9を各係合孔2Aか
ら孔2Bを貫通させて取付け、ピン9の係合鍔9
Aを係合孔2Aに係合させる。しかして、貫通さ
せたピン9の小径鍔9Bを第3図に示すように2
つ割りとした対称形状の保持部材10の鍔に合わ
せた係合溝10Aに嵌め込み、更に保持部材10
の他方の係合溝10Bにはテンシヨンボルト11
の頭部11Aを嵌め込み、以て2つの保持部材1
0間にピン9とボルト11とを把持させる。
なお、ここでフランジ2に設けられる係合孔2
Aはブレード4が配置されていない流路の位置に
配置されており、したがつて、ボルト11を通す
ブロツク7のボルト孔12と保持部材10を収納
するための空所7Bもまた、これらの係合孔2A
と対応した位置にそれぞれ設けられていいる。か
くしてノズル1のフランジ2のブロツク7側の面
2Cをブロツク7の取付け面7Aに取付け合わせ
た上、保持部材10に把持させたボルト11をボ
ルト孔12に通し、その端部にコイルばね13を
介してナツト14を螺着し、以てノズル1をブロ
ツク7側に締着させる。ついで、シユラウド8が
取付けられるが、シユラウド8を図の右方からタ
ービンロータ6のまわりに嵌め込むことによりそ
の周縁部をフランジ3の段付き部3Aに係合させ
る。更にフランジ3の流路側にはフランジ2の場
合と同様な係合孔3Bおよび係合孔3Bから外方
に貫通する孔3Cが設けてあり、流路側から第4
図に示すような異径ピン15を嵌め込み、その係
合鍔15Aを係合孔3Bに係合させる。しかし
て、この異径ピン15にはその小径部15Bに切
り込み溝15Cが設けられてあり、これらの各切
り込み溝15Cに切口を有するピストンリング型
の係着部材16を嵌め合わすことにより、このば
ね材16とフランジ3の段付き部3Aとの間にシ
ユラウド8の周縁部を挾持させせ、以てシユラウ
ド8を所定位置に定着させる。
しかしながら、このように構成された従来のラ
ジアルタービンのノズル支持構造においては、異
径ピン9および15をそれぞれノズル1の流路側
からそのフランジ2および3を貫通させて係合さ
せる構造となつているので、これらの係合孔2A
および3Bと貫通孔2Bおよび3Cとを孔明け加
工するにあたつては、径の大きい方の側すなわち
流路側から加工せざるを得ず、一体にセラミツク
スで成形されているノズル1において、このよう
に翼4が設けられていて狭い流路側から孔明け加
工するのは容易でなく手間がかかる。
更に、これらの異径ピン9および15がノズル
1のフランジ2および3を貫通して取付けられて
いることから、高速ガス流のために静圧が低下し
ている流路側に外部から空気が吸引され易く、タ
ービンの性能に悪影響をおよぼす虞れがある。
本考案の目的は、上述した欠点をを除去し、ノ
ズルのフランジにおける支持用貫通孔を廃止した
ラジアルタービンのノズル支持装置を提供するこ
とにある。
かかる目的を達成するために、本考案ではテン
シヨンボルト頭部の係合部およびシユラウド固着
用の固定部をノズルのフランジのそれぞれ外側に
設けるようにする。
以下に図面を参照しながら本考案を説明する。
第5図は本考案の一実施例を示し、ここで、2
1はフランジ2のブロツク7側取付面2Cにおけ
る複数個所のテンシヨンボルト22取付対象位置
に突設した係合部である。係合部21は第6図に
示すようにその中央部に係合溝21Aを有し、本
例ではこの係合溝21Aをあり溝に形成する。更
にテンシヨンボルト22の頭部22Aをこのあり
溝21Aにあわせてあり型に形成する。また、2
3はフランジ3の外側の複数個所に突設したシユ
ラウド8固定用の固定部であり(第7図参照)、
この固定部23もまた係合部21と同様なあり溝
23Aを有する。24はこのようなあり溝23A
に上方から嵌め入れるようにした固定用楔部材で
あり、あり型の楔部24Aと爪部24Bとを有
し、楔部24Aを上方からあり溝23Aに沿つて
所定位置まで押し込んだときに、部材24がその
状態を維持するよう、例えば双方のあり面に若干
のテーパを設けておくなり図には示さないが楔部
材24の頂部に係止部を設けるなりする。
このように構成したノズル支持装置によつてノ
ズル1を取付けるにあたつては、まずノズル1を
スクロール5と組み合わせ、ノズル1の係合部2
1が設けられていない平担にフランジ面2Cをブ
ロツク7の所定の取付け面7Aに突合わせると共
に、係合部21の溝21Aに頭部22Aを嵌め込
んだテンシヨンボルト22を取付け孔12に貫入
させて、ばね13を介してナツト14によりボル
ト22を螺締する。かくして、ノズル1をブロツ
ク7に固定した後、更にシユラウド8をフランジ
3に嵌め合わせ、フランジ3に設けた固定部23
の溝23Aに上方から楔部材24を押し込むこと
により、楔部材24の爪部24Bとフランジ3の
段付き部3Aとの間にシユラウド8の周縁部を挾
持させることができる。
なお、以上の説明では係合部21の溝21Aお
よび固定部23の溝23Aをあり溝としたが、こ
れらの溝はあり溝に限られるものではなく、溝2
1Aの場合はボルト22の頭部22Aをボルト2
2の引張り力に耐えて保持できる構造、また溝2
3Aの場合は打込まれた状態の楔部材24をその
まま保持できる構造であればよく、ただし、係合
部21および固定部23はいずれもセラミツクス
として一体に形成されるので、その溝21Aおよ
び23Aを含めての形状をできるだけ滑らかな線
形で形成するようにすることが望ましい。しかし
て、このように構成したノズル支持装置にあつて
は、ボルト22とその頭部22Aが金属製であつ
ても、その熱膨張があり溝21A内で吸収される
ように構成することができる。
第8図は本考案に用いるテンシヨンボルトとそ
の頭部の他の実施例を示し、組立時の便宜を図る
ためにテンシヨンボルト32の頭部32Aと軸部
32Bとをねじにより締着するようにしたもので
あり、このように構成したテンシヨンボルトにあ
つては、あらかじめ頭部32Aを溝21Aに嵌め
合わせておいて、あとからボルト32の軸部32
Bを取付け孔12にさし込み、軸部32Bを頭部
32Aに螺着させることができる。その他の構成
については第5図の場合と同様とする。
なお、ボルト22または32にはその断面形状
が丸形であつても角形であつてもよいことはいう
までもない。
以上説明してきたように、本考案によれば、ノ
ズルフランジのエンジンブロツク取付け側の面に
締結部材であるテンシヨンボルトの頭部係合部を
設けて、この係合部にボルトの頭部を係合させ
て、ボルトをエンジンブロツクを貫通させて締結
するようになすと共に、他方のノズルフランジの
外側にはシユラウド固定部を設けて、この固定部
に楔部材を嵌め込むことによりフランジと楔部材
とでシユラウドを挾持するように構成したので、
従来のように異径の孔を加工の困難な流路側から
穿孔加工する手間がなくなり工作が容易となるの
みならず、外から空気が流路に吸引されてタービ
ンの性能を低下させるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラジアルタービンのノズル支持
装置の構成の一例を示す断面図、第2図はその異
径ピンの斜視図、第3図はその保持部材の斜視
図、第4図はその他方の異径ピンの斜視図、第5
図は本考案ラジアルタービンのノズル支持装置の
構成の一例を示す断面図、第6図はそのエンジン
ブロツク側のフランジに設ける係合部と係合部に
係合させるテンシヨンボルトの頭部との関係を分
解して示す斜視図、第7図はそのシユラウド側の
フランジに設けるシユラウド固定部と固定部に嵌
め込む楔部材との関係を分解して示す斜視図、第
8図はそのテンシヨンボルトの他の実施例を分解
して示す斜視図である。 1……ノズル、2,3……フランジ、2A,3
B……係合孔、3A……段付き部、2B,3C…
…孔、2C……面、4……ブレード、5……スク
ロール、6……タービンロータ、7……エンジン
ブロツク、7A……取付け面、7B……空所、8
……シユラウド、9,15……異径ピン、9A,
9B,15A……鍔、15B……小径部、15C
……溝、10……保持部材、10A,10B……
溝、11……テンシヨンボルト、11A……頭
部、12……ボルト孔、13……ばね、14……
ナツト、16……係着部部材、21……係合部、
21A……係合溝、22,32……テンシヨンボ
ルト、22A,32A……頭部、23……固定
部、23A……溝、24……楔部材、24A……
楔部、24B……爪部、32B……軸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ノズル翼と該ノズル翼を挾持する2つのノズル
    フランジとを一体に成形したノズルを締結部材に
    よりエンジンボデイと結合し、更にシユラウドを
    取付けてなるラジアルタービンのノズル支持装置
    において、前記エンジンボデイ側の前記ノズルフ
    ランジ面の複数個所に係合部を設け、該係合部に
    前記締結部材を係合させて前記ノズルを前記エン
    ジンボデイに結合するようにしたことを特徴とす
    るラジアルタービンのノズル支持装置。
JP12684582U 1982-08-24 1982-08-24 ラジアルタ−ビンのノズル支持装置 Granted JPS5932103U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12684582U JPS5932103U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 ラジアルタ−ビンのノズル支持装置

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JP12684582U JPS5932103U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 ラジアルタ−ビンのノズル支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS5932103U JPS5932103U (ja) 1984-02-28
JPS6143929Y2 true JPS6143929Y2 (ja) 1986-12-11

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JP12684582U Granted JPS5932103U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 ラジアルタ−ビンのノズル支持装置

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