JPS6143464B2 - - Google Patents
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- JPS6143464B2 JPS6143464B2 JP5225378A JP5225378A JPS6143464B2 JP S6143464 B2 JPS6143464 B2 JP S6143464B2 JP 5225378 A JP5225378 A JP 5225378A JP 5225378 A JP5225378 A JP 5225378A JP S6143464 B2 JPS6143464 B2 JP S6143464B2
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Description
本発明はインターレース糸条の交絡度測定装置
に関する。ここでインターレース糸条とは、イン
ターレースすなわち単繊維間に絡みを付与した糸
条のことである。 周知の如く上記インターレース糸条は付与され
た絡みのため撚りをかけた糸と同等の作業性を有
するので、その適用分野が近年著しく拡大してい
るものである。かかるインターレース糸条では上
述の特性から明らかの如く、単繊維間に付与され
た絡みが長手方向に適切に付与されていることが
重要であり、従つて絡みの強い部分を交絡部と称
し、該交絡部の糸条の単位長当りの個数すなわち
交絡度を重要糸品質特性として管理している。 しかし、従来かかる交絡度測定装置としては、
人手による「フツクドロツプ法」を自動動化した
もので糸条に触針を挿入し、触針若しくは糸条を
移動させて触針に働く応力から交絡部を検出する
測定装置が知られているのみである。この装置は
その測定原理から測定速度が低く(通常5m/mi
n前後)かつ測定糸条の絡みを解き品質を害する
ので、上記インターレース糸条の生産管理には使
用できず、又、試験室での品質分析においても測
定時間間が長く問題であつた。従つて生産工程で
の交絡度管理はもつぱら目視による方法が採用さ
れている状況であつた。 本発明者らは、かかる現状を解決すべく鋭意検
討の結果、新規原理によりインターレース糸条の
交絡部を検出できることを見出し、本発明に到達
した。すなわち本発明は、高速走行下の糸条の交
絡度を糸条の品質を損なうことなく測定できる交
絡度測定装置を提供するものであり、インターレ
ース糸条の交絡度測定装置において、前記糸条の
糸導方向に2個所で該糸条と直角方向に接触する
接糸部を有する接糸部材と、該接糸部間の前記糸
条の糸導と投受光軸が交叉するように設けた投光
器及び受光器とからなり、前記接糸部材を前記糸
条に圧接することにより前記接糸部間に発生する
該糸条の形状変化より該糸条の交絡部を検出する
ようになした交絡部検出器を具備したことを特徴
とするものである。 上述の本発明は、本発明者らが新たに見出した
次の原理に基づくものである。インターレース糸
条(以下単に糸条という)を走行させて、その走
行方向と直交する方向に接糸部材に圧接すると糸
条は接糸部材に沿つて拡開するように形状変化す
るが、この形状変化は一様でないことがわかつ
た。そして種々検討の結果、前記形状変化は糸条
の絡み度合に比例していることが判明した。この
理由は次のように説明できる。 すなわち複数本の単繊維からなる糸条を前記接
糸部材に張力をかけながら圧接すると糸条の各単
繊維はその走行方向と直角な方向すなわち横方向
の抱束力がなければ、前記圧接の圧接力により接
糸部材の接糸面に沿つて横方向に相対変位するの
で、糸条は全体として偏平すなわち横方向に拡開
するように形状変化する。そして糸条には前記し
たように、単繊維間に絡みが付与されているの
で、この絡みにより前記抱束力が発生すると考え
られる。更に該抱速力は前記絡みの度合に比例す
ると考えられる。従つて前記形状変化は、前記圧
接力と前記抱束力の平衡に基づいて発生するの
で、前記圧接力を一定とすれば、前記抱束力のみ
に比例して発生することとなる。すなわち、前記
形状変化は、前記抱束力の大きい糸条の単繊維間
の絡み度合の強い部分すなわち交絡部では殆んど
発生せず、逆に前記抱束力の小さい糸条の単繊維
間の絡み度合の弱い部分すなわち非交絡部では大
きくなる。よつて前記形状変化より糸条の交絡部
が検出できると考えられる。 上述の原理によれば、測定速度を制約するもの
はないので高速走行下の糸条を測定できること、
かつ前記形状変化も一時的なため糸条の品質を損
なうこともないことは明らかである。 以下本発明の詳細を品質分析等試験室用に好適
な実施例に基いて、図面により説明する。 第1図は実施例の構成図、第2図は実施例の交
絡度測定回路のブロツク図、第3図は実施例の交
絡部検出器の詳細図、第4図は前記交絡部検出器
の作用の説明図である。 第1図において、1は測定するインターレース
糸条Yのパツケージでボビンホルダー2に回動可
能、若しくは静止状態に支持されている。3は糸
条Yの解舒時(測定時)のバル−ニングを規制す
るための糸ガイド、4は測定時の糸条Yの張力を
一定にする張力調整装置、5は前記糸条Yの走行
張力を検出するための張力検出器で、測定部20
に設けられた張力指示計21に接続されている。
6は糸条Yの糸導を固定し、張力測定を確実にす
るための糸ガイド、7は糸条Yを引取る引取装置
である。10は交絡部検出器である。 交絡部検出器10は、その詳細を第3図に示す
ように接糸部材を糸条Yの糸導方向に間隙11c
を隔てて糸条Yと直角に接触する接糸部である接
糸ロツド11a,11bで構成し、該接糸ロツド
11a,11bの間隙11cの糸条Yとその投受
光軸が交叉するように投光器12と受光器13を
設け、接糸ロツド11a,11bの糸条Yの糸導
方向前後に該接糸ロツド11a,11bと共に糸
条Yを図の如く屈曲走行せしめるように補助糸ガ
イド14,15を設けたものである。そして補助
糸ガイド14,15には糸条Yの糸導を安定にす
るためのガイド溝14a,15aが設けてある。
又受光器13の前面には、接糸ロツド11a,1
1bの軸方向すなち糸条Yの直角方向を長辺とし
たスリツト13aが設けてある。ここで投光器1
2としては、発光ダイオード、タングステンラン
プ等周知のものが、受光器13としてはフオトト
ランジスタ、フオトダイオード等周知のものが適
用できる。 そして、交絡部検出器10の投光器12と受光
器13は測定部20に設けた電源23及び作用と
共に後述する交絡度測定回路22にそれぞれ接続
されている。 次に上記実施例による糸条の交絡度測定につい
て述べる。まず測定する糸条のパツケージ1をボ
ビンホルダー2に挿着し、糸条Yを第1図に示す
ように糸掛けし、引取機7を起動して、糸条Yを
走行させる。そして、張力指示計21を見ながら
張力調整器4により糸条の張力Tを後記する所定
の圧接力Fに対応した値に調整する。すると交絡
部検出器10の接糸ロツド11a,11b上及び
その間隙11cの糸条Yには前記した原理により
次のように形状変化が発生し、受光器13より出
力信号が出力される。すなわち、糸条Yは第3図
のように補助ガイド14,15と接触ロツド11
a,11bにより屈曲走行するので、糸条Yはそ
の前記張力Tにより接糸ロツド11a,11bに
前記圧接力Fで圧接される。この圧接力Fにより
前記したように糸条Yは交絡部では第4図aに示
すように殆んど形状変化が発生せず、非交絡部で
は接糸ロツド11a,11b上では第4図bに示
すようにその軸方向に大きな形状変化を発生す
る。従つて投光器12から受光器13への透過光
量は、交絡部では大きく、非交絡部では小さくな
るので、受光器13は直流分と交流分を包含した
アナログ出力信号E0を出力する。 次に図示しない測定開始ボタンを押すと、交絡
度測定回路22の後記するゲート回路225が開
いて測定が開始される。すなわち第2図に示すよ
うに前記アナログ出力信号E0は増巾器221に
入力される。増巾器221でコンデンサーによつ
て前記直流分をカツトした後増巾され交流信号
E1となつて積分回路222に伝達される。積分
回路222によつて交流信号E1には高周波成分
がカツトされコンパレータ223に伝達される。
コンパレータ223によつて交流信号E1は規定
レベル以上の部分(交絡部の通過時)がパルス信
号E2に変換されシユミツト回路224で波形整
形されゲート回路225に伝達される。ゲート回
路225は前記したように用いているので、パル
ス信号E2はパルスカウンター226に入力され
積算される。 一方、第2図に示すように引取機7には糸長測
定器8が設けられ、前記測定開始ボタンにより測
定を開始するようにされている。そして糸長測定
器8は、図示しない設定器を有しており、測定糸
長が該設定器に設定された値になると信号を発信
するように構成されており、該信号は前記ゲート
回路225のリセツト端子に接続されている。又
前記設定器は後記する除算器227に設定値を与
えるように接続されている。 従つて、測定糸長が設定値に達すると糸長測定
器8よりリセツト信号がゲート回路225に送ら
れ、ゲート回路225は閉じる。そしてパルスカ
ウンター226に積算された値(交絡部数)が除
算器227に入り、前記設定値で除算され表示器
228に表示される。すなわち表示器228には
糸条Yの単位長当りの交絡部数すなわち交絡度が
表示される。 以上のようにして糸条の交絡度測定が自動的に
なされるのである。ところで上記実施例の交絡部
検出器10は前記構成により以下に述べる格別の
作用効果を奏するのである。 接糸部材を一対の接糸ロツド11a,11bに
より構成しているので、第4図bに示す如く糸条
Yの非交絡部の形状変化は接糸ロツド11a,1
1b上では勿論、その間隙11cにおいても発生
している。そして間隙11cでの形状変化は接糸
ロツド11a,11b上よりもむしろ拡大してお
り、従つて検出感度及び検出安定度が単に接糸部
材に接触させる場合に比し大巾に上昇する。これ
は接糸ロツド11a上で発生した形状変化が接糸
ロツド11b上で更に拡大される傾向にあるため
と考えられる。しかし、前記間隙11cをあまり
大きくすると接糸ロツド11a,11bの各々で
発生する形状変化が独立になり、前記効果は発生
しない。この間隙11cの値は、糸条の特性例え
ば単繊維の絡みの度合、繊度、糸条の形態等と関
係し、実験験的に定める必要があるが、前記非交
絡部の長さより小さくするのが望ましい。本実施
例では間隙1mm〜5mmで実用上十分の結果が得ら
れた。又接糸ロツド11a,11bとしてはその
断面が直径1mm〜5mmの円形の硬質磁器を用い
た。そして前記糸条の特性の影響はあるが直径が
小さい方すなわち接糸部分の曲率が小さい方が検
出感度が良い傾向にあることがわかつた。従つて
機械的強度、測定糸条の特性等を考慮して設計す
る必要がある。更に一対の接糸ロツド11a,1
1bとしたのは、製作容易で各種材質のものが適
用できるためであるが、接糸部材を一体的に構成
しても良いことは云うまでもないことである。た
だしこの場合には間隙11cの糸導を覗むように
検出のための光通過部を設ける必要がある。要す
るに接糸部材としては、間隙を隔てて糸条と2個
所で接触する平行な接糸部を有するものであれば
十分である。 ところで本実施例では前記間隙11cでの糸条
の形状変化を検出するように投光器12と受光器
13を配置してあり、その受光部13の前面にス
リツト13aが設けてあるが、このスリツト13
aにより検出感度すなわち交絡部と非交絡部の信
号比を高めることができる。糸条Yの繊度が50〜
200デニールの場合0.5mm×1.0mmの長方形スリツ
トにより実用上十分な結果が得られた。しかし、
スリツト13aに代えて前記接糸部材の間隙に適
当な部材を使用しても良く、又該スリツト13a
を投光器の前面に設けても前記スリツト13aと
同じ効果を得ることができることは明らかであ
る。スリツト13aの形状も特に長方形に限定す
る必要もなく、糸条Yが形状変化した時透過光を
出来る限り遮断するようなものであれば十分であ
る。なお前記した原理より明らかのように糸条Y
の形状変化は2次元方向に発生するので投光器1
2と受光器13はその投受光軸が糸導と交叉する
ように配置すれば十分目的を達する。 又、接糸部材を構成する接糸ロツド11a,1
1bの糸導方向前後に糸条Yを屈曲走行せしめる
ように補助糸ガイド14,15を設けた構成とな
しているので、本構成により糸条Yを接糸ロツド
11a,11bに圧接する形状変化の重要条件で
ある圧接力Fを調整できる利点がある。本利点は
実施例のように張力調整装置を有するものでは幅
次的な効果しかないが、製造中の糸条を測定する
場合の如く糸条の張力Tが変更できない場合には
大きな効果を奏するのである。すなわち前記構成
にすると、第3図に示す糸条の傾斜角θが共にα
゜とすると、前記圧接力Fと張力Tとの間には近
似的に次式が成立する。 F=2Tsinα/2 ……(1) 従つて傾斜角θを調整すること、すなわち接糸
ロツド11a,11bを糸導と直交方向、あるい
は補助糸ガイド14,15を糸導方向又は糸導と
直交する方向に調整することにより張力Tに独立
に圧接力Fを調整できるものである。しかし生産
中の糸条Yの測定においてはその製造設備に補助
糸ガイド14,15に替るガイドが設備されてい
る場合があり、かかる場合は補助糸ガイド14,
15が不要であることは云うまでもない。 ところで、圧接力Fは前記原理から明らかなよ
うにその値があまり大きくても小さくても形状変
化が一様となる傾向にある。従つて圧接力Fは適
当な範囲すなわち糸条Yの交絡部では形状変化が
小でその非交絡部では形状変化が大の範囲とする
必要がある。この圧接力Fも糸条Yの前記特性と
関係するが、本実施例の装置では圧接力Fが2〜
20gの広範囲において、「フツクドロツプ法」に
よる測定結果と良い対応が得られた。通常ポリエ
ステル、ポリアミド、アセテート特の繊維のイン
ターレース糸の生産工程での糸条張力Tは大部分
が50g以下であり、前記傾斜角θを適当にすれば
圧接力Fを前気範囲に入れることができ、本実施
例の交絡度検出器10はそのままオンライン測定
に適用可能である。 次に、上記した実施例による測定例を示す。 測定例 1 ポリエステル糸に種々の交絡度を付与し「フツ
クドロツプ法」による測定結果と比較した。 〔測定条件〕 (1) 交絡部検出器の傾斜角θ 20℃ (2) 糸条走行速度 300m/min (3) 糸条張力 20g (4) サンプル糸条長 10m (5) 糸条繊度75de/24fil、175de/72filの2種 〔測定結果〕
に関する。ここでインターレース糸条とは、イン
ターレースすなわち単繊維間に絡みを付与した糸
条のことである。 周知の如く上記インターレース糸条は付与され
た絡みのため撚りをかけた糸と同等の作業性を有
するので、その適用分野が近年著しく拡大してい
るものである。かかるインターレース糸条では上
述の特性から明らかの如く、単繊維間に付与され
た絡みが長手方向に適切に付与されていることが
重要であり、従つて絡みの強い部分を交絡部と称
し、該交絡部の糸条の単位長当りの個数すなわち
交絡度を重要糸品質特性として管理している。 しかし、従来かかる交絡度測定装置としては、
人手による「フツクドロツプ法」を自動動化した
もので糸条に触針を挿入し、触針若しくは糸条を
移動させて触針に働く応力から交絡部を検出する
測定装置が知られているのみである。この装置は
その測定原理から測定速度が低く(通常5m/mi
n前後)かつ測定糸条の絡みを解き品質を害する
ので、上記インターレース糸条の生産管理には使
用できず、又、試験室での品質分析においても測
定時間間が長く問題であつた。従つて生産工程で
の交絡度管理はもつぱら目視による方法が採用さ
れている状況であつた。 本発明者らは、かかる現状を解決すべく鋭意検
討の結果、新規原理によりインターレース糸条の
交絡部を検出できることを見出し、本発明に到達
した。すなわち本発明は、高速走行下の糸条の交
絡度を糸条の品質を損なうことなく測定できる交
絡度測定装置を提供するものであり、インターレ
ース糸条の交絡度測定装置において、前記糸条の
糸導方向に2個所で該糸条と直角方向に接触する
接糸部を有する接糸部材と、該接糸部間の前記糸
条の糸導と投受光軸が交叉するように設けた投光
器及び受光器とからなり、前記接糸部材を前記糸
条に圧接することにより前記接糸部間に発生する
該糸条の形状変化より該糸条の交絡部を検出する
ようになした交絡部検出器を具備したことを特徴
とするものである。 上述の本発明は、本発明者らが新たに見出した
次の原理に基づくものである。インターレース糸
条(以下単に糸条という)を走行させて、その走
行方向と直交する方向に接糸部材に圧接すると糸
条は接糸部材に沿つて拡開するように形状変化す
るが、この形状変化は一様でないことがわかつ
た。そして種々検討の結果、前記形状変化は糸条
の絡み度合に比例していることが判明した。この
理由は次のように説明できる。 すなわち複数本の単繊維からなる糸条を前記接
糸部材に張力をかけながら圧接すると糸条の各単
繊維はその走行方向と直角な方向すなわち横方向
の抱束力がなければ、前記圧接の圧接力により接
糸部材の接糸面に沿つて横方向に相対変位するの
で、糸条は全体として偏平すなわち横方向に拡開
するように形状変化する。そして糸条には前記し
たように、単繊維間に絡みが付与されているの
で、この絡みにより前記抱束力が発生すると考え
られる。更に該抱速力は前記絡みの度合に比例す
ると考えられる。従つて前記形状変化は、前記圧
接力と前記抱束力の平衡に基づいて発生するの
で、前記圧接力を一定とすれば、前記抱束力のみ
に比例して発生することとなる。すなわち、前記
形状変化は、前記抱束力の大きい糸条の単繊維間
の絡み度合の強い部分すなわち交絡部では殆んど
発生せず、逆に前記抱束力の小さい糸条の単繊維
間の絡み度合の弱い部分すなわち非交絡部では大
きくなる。よつて前記形状変化より糸条の交絡部
が検出できると考えられる。 上述の原理によれば、測定速度を制約するもの
はないので高速走行下の糸条を測定できること、
かつ前記形状変化も一時的なため糸条の品質を損
なうこともないことは明らかである。 以下本発明の詳細を品質分析等試験室用に好適
な実施例に基いて、図面により説明する。 第1図は実施例の構成図、第2図は実施例の交
絡度測定回路のブロツク図、第3図は実施例の交
絡部検出器の詳細図、第4図は前記交絡部検出器
の作用の説明図である。 第1図において、1は測定するインターレース
糸条Yのパツケージでボビンホルダー2に回動可
能、若しくは静止状態に支持されている。3は糸
条Yの解舒時(測定時)のバル−ニングを規制す
るための糸ガイド、4は測定時の糸条Yの張力を
一定にする張力調整装置、5は前記糸条Yの走行
張力を検出するための張力検出器で、測定部20
に設けられた張力指示計21に接続されている。
6は糸条Yの糸導を固定し、張力測定を確実にす
るための糸ガイド、7は糸条Yを引取る引取装置
である。10は交絡部検出器である。 交絡部検出器10は、その詳細を第3図に示す
ように接糸部材を糸条Yの糸導方向に間隙11c
を隔てて糸条Yと直角に接触する接糸部である接
糸ロツド11a,11bで構成し、該接糸ロツド
11a,11bの間隙11cの糸条Yとその投受
光軸が交叉するように投光器12と受光器13を
設け、接糸ロツド11a,11bの糸条Yの糸導
方向前後に該接糸ロツド11a,11bと共に糸
条Yを図の如く屈曲走行せしめるように補助糸ガ
イド14,15を設けたものである。そして補助
糸ガイド14,15には糸条Yの糸導を安定にす
るためのガイド溝14a,15aが設けてある。
又受光器13の前面には、接糸ロツド11a,1
1bの軸方向すなち糸条Yの直角方向を長辺とし
たスリツト13aが設けてある。ここで投光器1
2としては、発光ダイオード、タングステンラン
プ等周知のものが、受光器13としてはフオトト
ランジスタ、フオトダイオード等周知のものが適
用できる。 そして、交絡部検出器10の投光器12と受光
器13は測定部20に設けた電源23及び作用と
共に後述する交絡度測定回路22にそれぞれ接続
されている。 次に上記実施例による糸条の交絡度測定につい
て述べる。まず測定する糸条のパツケージ1をボ
ビンホルダー2に挿着し、糸条Yを第1図に示す
ように糸掛けし、引取機7を起動して、糸条Yを
走行させる。そして、張力指示計21を見ながら
張力調整器4により糸条の張力Tを後記する所定
の圧接力Fに対応した値に調整する。すると交絡
部検出器10の接糸ロツド11a,11b上及び
その間隙11cの糸条Yには前記した原理により
次のように形状変化が発生し、受光器13より出
力信号が出力される。すなわち、糸条Yは第3図
のように補助ガイド14,15と接触ロツド11
a,11bにより屈曲走行するので、糸条Yはそ
の前記張力Tにより接糸ロツド11a,11bに
前記圧接力Fで圧接される。この圧接力Fにより
前記したように糸条Yは交絡部では第4図aに示
すように殆んど形状変化が発生せず、非交絡部で
は接糸ロツド11a,11b上では第4図bに示
すようにその軸方向に大きな形状変化を発生す
る。従つて投光器12から受光器13への透過光
量は、交絡部では大きく、非交絡部では小さくな
るので、受光器13は直流分と交流分を包含した
アナログ出力信号E0を出力する。 次に図示しない測定開始ボタンを押すと、交絡
度測定回路22の後記するゲート回路225が開
いて測定が開始される。すなわち第2図に示すよ
うに前記アナログ出力信号E0は増巾器221に
入力される。増巾器221でコンデンサーによつ
て前記直流分をカツトした後増巾され交流信号
E1となつて積分回路222に伝達される。積分
回路222によつて交流信号E1には高周波成分
がカツトされコンパレータ223に伝達される。
コンパレータ223によつて交流信号E1は規定
レベル以上の部分(交絡部の通過時)がパルス信
号E2に変換されシユミツト回路224で波形整
形されゲート回路225に伝達される。ゲート回
路225は前記したように用いているので、パル
ス信号E2はパルスカウンター226に入力され
積算される。 一方、第2図に示すように引取機7には糸長測
定器8が設けられ、前記測定開始ボタンにより測
定を開始するようにされている。そして糸長測定
器8は、図示しない設定器を有しており、測定糸
長が該設定器に設定された値になると信号を発信
するように構成されており、該信号は前記ゲート
回路225のリセツト端子に接続されている。又
前記設定器は後記する除算器227に設定値を与
えるように接続されている。 従つて、測定糸長が設定値に達すると糸長測定
器8よりリセツト信号がゲート回路225に送ら
れ、ゲート回路225は閉じる。そしてパルスカ
ウンター226に積算された値(交絡部数)が除
算器227に入り、前記設定値で除算され表示器
228に表示される。すなわち表示器228には
糸条Yの単位長当りの交絡部数すなわち交絡度が
表示される。 以上のようにして糸条の交絡度測定が自動的に
なされるのである。ところで上記実施例の交絡部
検出器10は前記構成により以下に述べる格別の
作用効果を奏するのである。 接糸部材を一対の接糸ロツド11a,11bに
より構成しているので、第4図bに示す如く糸条
Yの非交絡部の形状変化は接糸ロツド11a,1
1b上では勿論、その間隙11cにおいても発生
している。そして間隙11cでの形状変化は接糸
ロツド11a,11b上よりもむしろ拡大してお
り、従つて検出感度及び検出安定度が単に接糸部
材に接触させる場合に比し大巾に上昇する。これ
は接糸ロツド11a上で発生した形状変化が接糸
ロツド11b上で更に拡大される傾向にあるため
と考えられる。しかし、前記間隙11cをあまり
大きくすると接糸ロツド11a,11bの各々で
発生する形状変化が独立になり、前記効果は発生
しない。この間隙11cの値は、糸条の特性例え
ば単繊維の絡みの度合、繊度、糸条の形態等と関
係し、実験験的に定める必要があるが、前記非交
絡部の長さより小さくするのが望ましい。本実施
例では間隙1mm〜5mmで実用上十分の結果が得ら
れた。又接糸ロツド11a,11bとしてはその
断面が直径1mm〜5mmの円形の硬質磁器を用い
た。そして前記糸条の特性の影響はあるが直径が
小さい方すなわち接糸部分の曲率が小さい方が検
出感度が良い傾向にあることがわかつた。従つて
機械的強度、測定糸条の特性等を考慮して設計す
る必要がある。更に一対の接糸ロツド11a,1
1bとしたのは、製作容易で各種材質のものが適
用できるためであるが、接糸部材を一体的に構成
しても良いことは云うまでもないことである。た
だしこの場合には間隙11cの糸導を覗むように
検出のための光通過部を設ける必要がある。要す
るに接糸部材としては、間隙を隔てて糸条と2個
所で接触する平行な接糸部を有するものであれば
十分である。 ところで本実施例では前記間隙11cでの糸条
の形状変化を検出するように投光器12と受光器
13を配置してあり、その受光部13の前面にス
リツト13aが設けてあるが、このスリツト13
aにより検出感度すなわち交絡部と非交絡部の信
号比を高めることができる。糸条Yの繊度が50〜
200デニールの場合0.5mm×1.0mmの長方形スリツ
トにより実用上十分な結果が得られた。しかし、
スリツト13aに代えて前記接糸部材の間隙に適
当な部材を使用しても良く、又該スリツト13a
を投光器の前面に設けても前記スリツト13aと
同じ効果を得ることができることは明らかであ
る。スリツト13aの形状も特に長方形に限定す
る必要もなく、糸条Yが形状変化した時透過光を
出来る限り遮断するようなものであれば十分であ
る。なお前記した原理より明らかのように糸条Y
の形状変化は2次元方向に発生するので投光器1
2と受光器13はその投受光軸が糸導と交叉する
ように配置すれば十分目的を達する。 又、接糸部材を構成する接糸ロツド11a,1
1bの糸導方向前後に糸条Yを屈曲走行せしめる
ように補助糸ガイド14,15を設けた構成とな
しているので、本構成により糸条Yを接糸ロツド
11a,11bに圧接する形状変化の重要条件で
ある圧接力Fを調整できる利点がある。本利点は
実施例のように張力調整装置を有するものでは幅
次的な効果しかないが、製造中の糸条を測定する
場合の如く糸条の張力Tが変更できない場合には
大きな効果を奏するのである。すなわち前記構成
にすると、第3図に示す糸条の傾斜角θが共にα
゜とすると、前記圧接力Fと張力Tとの間には近
似的に次式が成立する。 F=2Tsinα/2 ……(1) 従つて傾斜角θを調整すること、すなわち接糸
ロツド11a,11bを糸導と直交方向、あるい
は補助糸ガイド14,15を糸導方向又は糸導と
直交する方向に調整することにより張力Tに独立
に圧接力Fを調整できるものである。しかし生産
中の糸条Yの測定においてはその製造設備に補助
糸ガイド14,15に替るガイドが設備されてい
る場合があり、かかる場合は補助糸ガイド14,
15が不要であることは云うまでもない。 ところで、圧接力Fは前記原理から明らかなよ
うにその値があまり大きくても小さくても形状変
化が一様となる傾向にある。従つて圧接力Fは適
当な範囲すなわち糸条Yの交絡部では形状変化が
小でその非交絡部では形状変化が大の範囲とする
必要がある。この圧接力Fも糸条Yの前記特性と
関係するが、本実施例の装置では圧接力Fが2〜
20gの広範囲において、「フツクドロツプ法」に
よる測定結果と良い対応が得られた。通常ポリエ
ステル、ポリアミド、アセテート特の繊維のイン
ターレース糸の生産工程での糸条張力Tは大部分
が50g以下であり、前記傾斜角θを適当にすれば
圧接力Fを前気範囲に入れることができ、本実施
例の交絡度検出器10はそのままオンライン測定
に適用可能である。 次に、上記した実施例による測定例を示す。 測定例 1 ポリエステル糸に種々の交絡度を付与し「フツ
クドロツプ法」による測定結果と比較した。 〔測定条件〕 (1) 交絡部検出器の傾斜角θ 20℃ (2) 糸条走行速度 300m/min (3) 糸条張力 20g (4) サンプル糸条長 10m (5) 糸条繊度75de/24fil、175de/72filの2種 〔測定結果〕
(1) 交絡部検出器の傾斜角θ 15℃
(2) 糸条走行速度
500〜1200m/minの間で4ステツプ (3) 糸条張力 25g (4) 交絡度測定法 測定時間1秒間の交絡部数 を求めその間の糸長で除算
し求めた。 〔測定結果〕
500〜1200m/minの間で4ステツプ (3) 糸条張力 25g (4) 交絡度測定法 測定時間1秒間の交絡部数 を求めその間の糸長で除算
し求めた。 〔測定結果〕
【表】
以上説明したように本発明の交絡度測定装置
は、従来装置の如く、糸条に触針を刺すものでな
く、糸条を単に接糸部材に圧接して一時的に糸条
に形状変化を発生せしめて交絡度を測定するもの
であり、従来装置と異なり糸条を傷つけたり、糸
条の交絡を解くことなく高速走行下の糸条が測定
できるという画期的なものである。前記測定例2
では1200m/minまでの例を示したが、更に高速
でも測定可能であり、従つて品質管理の作業合理
化に有効であるばかりでなく、生産設備の各錘に
交絡部検出器を設置すれば製造中の糸条の交絡度
も測定監視できるので生産工程の合理化をも達成
できるものである。
は、従来装置の如く、糸条に触針を刺すものでな
く、糸条を単に接糸部材に圧接して一時的に糸条
に形状変化を発生せしめて交絡度を測定するもの
であり、従来装置と異なり糸条を傷つけたり、糸
条の交絡を解くことなく高速走行下の糸条が測定
できるという画期的なものである。前記測定例2
では1200m/minまでの例を示したが、更に高速
でも測定可能であり、従つて品質管理の作業合理
化に有効であるばかりでなく、生産設備の各錘に
交絡部検出器を設置すれば製造中の糸条の交絡度
も測定監視できるので生産工程の合理化をも達成
できるものである。
第1図は実施例の構成図、第2図は実施例の交
絡度測定回路のブロツク図、第3図は実施例の交
絡部検出器の詳細図、第4図は前記交絡部検出器
の作用の説明図である。 10は交絡部検出器、11a,bは接糸部材で
ある接糸ロツド、12は投光器、13は受光器で
ある。
絡度測定回路のブロツク図、第3図は実施例の交
絡部検出器の詳細図、第4図は前記交絡部検出器
の作用の説明図である。 10は交絡部検出器、11a,bは接糸部材で
ある接糸ロツド、12は投光器、13は受光器で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 インターレース糸条の交絡度測定装置におい
て、前記糸条の糸導方向に2個所で該糸条と直角
方向に接触する接糸部を有する接糸部材と、該接
糸部間の前記糸条の糸導と投受光軸が交叉するよ
うに設けた投光器及び受光器とからなり、前記接
糸部材を前記糸条に圧接することにより前記接糸
部間に発生する該糸条の形状変化より該糸条の交
絡部を検出するようになした交絡部検出器を具備
したことを特徴とするインターレース糸条の交絡
度測定装置。 2 前記投光器及び受光器をその投受光軸が前記
接糸部面の法線方向となるように配置した特許請
求の範囲第1項記載のインターレース糸条の交絡
度測定装置。 3 前記接糸部材を一対の接糸ロツドとなした特
許請求の範囲第1項若しくは第2項記載のインタ
ーレース糸条の交絡度測定装置。 4 インターレース糸条の交絡度測定装置におい
て、前記糸条の糸導方向に2個所で該糸条と直角
方向に接触する接糸部を有する接糸部材と、該接
糸部間の前記糸条の糸導と投受光軸が交叉するよ
うに設けた投光器及び受光器とからなり、前記接
糸部材を前記糸条に圧接することにより前記接糸
部間に発生する該糸条の形状変化より該糸条の交
絡部を検出するようになした交絡部検出器を具備
すると共に、前記接糸部材の前記糸条の走行方向
前後に補助糸ガイドを設け、該糸条を屈曲走行せ
しめるようになしたことを特徴とするインターレ
ース糸条の交絡度測定装置。 5 前記接糸部材及び補助糸ガイドの一方若しく
は双方を前記糸条の走行方向と直交する方向に移
動可能となし、前記糸条の傾斜角を調整可能とな
した特許請求の範囲第4項記載のインターレース
糸条の交絡度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225378A JPS54147255A (en) | 1978-05-02 | 1978-05-02 | Apparatus for measuring entangling degree of interlace yarn |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225378A JPS54147255A (en) | 1978-05-02 | 1978-05-02 | Apparatus for measuring entangling degree of interlace yarn |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54147255A JPS54147255A (en) | 1979-11-17 |
JPS6143464B2 true JPS6143464B2 (ja) | 1986-09-27 |
Family
ID=12909565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5225378A Granted JPS54147255A (en) | 1978-05-02 | 1978-05-02 | Apparatus for measuring entangling degree of interlace yarn |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54147255A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH638316A5 (de) * | 1978-06-09 | 1983-09-15 | Akzo Nv | Vorrichtung zur beruehrungslosen ermittlung des verflechtungsgrades eines multifilen garnes. |
CH652205A5 (de) * | 1981-08-26 | 1985-10-31 | Zellweger Uster Ag | Vorrichtung zur titerkontrolle an spinnkabeln aus chemiefasern. |
JPS5865063A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-18 | ユニチカ株式会社 | 毛羽探知方法 |
-
1978
- 1978-05-02 JP JP5225378A patent/JPS54147255A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54147255A (en) | 1979-11-17 |
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