JPS6143296Y2 - - Google Patents

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JPS6143296Y2
JPS6143296Y2 JP1978076425U JP7642578U JPS6143296Y2 JP S6143296 Y2 JPS6143296 Y2 JP S6143296Y2 JP 1978076425 U JP1978076425 U JP 1978076425U JP 7642578 U JP7642578 U JP 7642578U JP S6143296 Y2 JPS6143296 Y2 JP S6143296Y2
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circuit
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excitation
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は信号絶縁回路に関するものである。
従来、この種の回路は磁気変調器等を用いて入
力信号を交流に変換してトランスによつて絶縁す
る構成になつている。多入力信号の加減算を絶縁
も兼ねて行う場合、それぞれの入力回路にトラン
スおよびこれに付属する変調器を多く心要とし、
構成が複雑になつてしまう。
本考案の目的は、以上のような問題点が解決さ
れた多入力信号の演算に適した信号絶縁回路を提
供することにある。
以下、図面に用いて本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案による信号絶縁回路の基本的な
第一の実施例を示す電気回路図である。一対の入
力端子Inの端子間にはコンデンサC1が接続さ
れ、コンデンサC1の一方の電極はダイオードD1
を介して他方の電極は直接に入力巻線N1の端子
間に接続される。二次側の励磁巻線Nsには発振
回路OSCが接続されて励磁回路が構成され、この
励磁回路には抵抗Roが直接に挿入されている。
この抵抗Roの両端には平滑回路SCの入力端子が
接続され、平滑回路SCからは励磁電流の平均値
に応じた出力電圧Eoが出力される。入力には電
流源が接続されるもので、入力側に設けられたダ
イオードやコンデンサは入力の電流や電圧の変動
を除き直流にするものである。
このように構成された本考案回路の動作を次に
説明する。第1図の本考案回路において、入力直
流電流をI1、絶縁トランスの入力巻線N1に流れる
電流をi1、二次巻線Nsに流れる電流をis、発振
器OSCの発振周期をT、出力直流電圧をEoとす
る。いま発振器OSCは前記絶縁トランスの磁心が
飽和しない範囲でその発振出力を二次側回路に加
えているものとする。二次電流isが正方向(矢
印の方向)のときダイオードD1は一次巻線N1
誘起する電圧により逆方向にバイアスされてオフ
となるため入力巻線N1に電流は流れない(i1
0)。二次電流isが負方向(矢印と逆方向)のと
きにはダイオードD1はオンとなつて一次電流i1
流れ、電流i1と電流isとはコアを同一方向に励
磁する。前述したように絶縁トランスは定常状態
で磁心が飽和しない領域で用いられるので、交流
の1周期における磁束の平均値はゼロとなる。す
なわち一次側の巻線N1の巻数をn1、二次側の巻
線Nsの巻数をnsとすれば、 ∫t+T/t(nss+n1i1)=0 (1) が成立する。isおよびi1をフーリエ級数 に展開し、これを(1)式に代入すると nssp+n1i10=0 (2) なる条件が成り立つ。ただし、iso,i1oは巻線
s,N1にそれぞれ流れる電流の第n次高調波の
振幅、ωは基本波の角周波数、φso,φ1oは第n
次高調波の位相、isp,i1pはそれぞれis,i1
直流分であ。そして出力E0は抵抗R0の両端の電
圧降下Rpsの直流成分であるからEp=Rpsp
となり、(2)式を用いて、 Ep=−Rp1pn1/ns (3) となる。一次側の巻線N1に流れる交流電流i1の直
流成分i1pは入力から供給される直流電圧I1に等
しいから、(3)式は Ep=−RpI1n1/ns (4) となる。すなわち、一次巻線電流i1がゼロのとき
(入力電流I1=0のとき)は二次巻線電流isの1
周期における平均値がゼロとなるが、isが負方
向のときに電流i1が流れるとその分だけ電流is
を少なく流すことにより、1周期における磁束の
平均値をゼロにしようとする。この結果、電流i
sとi1はその平均値が等しくなるようにバランス
し、これが更に入力直流電流I1と等しくバランス
する。このようにして、直流電流入力I1に比例す
る直力電圧出力Epを、絶縁した状態で得ること
ができる。
以上のように、本考案回路は、トランスが飽和
しない領域で用いるもので、構成の簡単な信号絶
縁回路を実現している。
第2図は本考案による第二の実施例を示す電気
回路図である。第2図において、Io1,Io2,Io
は3組の入力端子、C1,C2,C3はそれぞれ入力
端子Io1,Io2,Io3の端子間に接続されたコン
デンサ、N1,N2,N3はそれぞれ一方の端子をダ
イオードを介してコンデンサC1,C2,C3に並列
に接続された入力巻線である。すなわちコンデン
サC1の一方の電極はダイオードD1のアノードに
接続され、ダイオードD1のカソードは入力巻線
N1の一端に接続され、入力巻線N1の他端はコン
デンサC1の他方の電極に接続されており、コン
デンサC2、ダイオードD2および入力巻線N2と、
コンデンサC3、ダイオードD3および入力巻線N3
についても同様の接続関係になる。Nsは励磁用
巻線で、その一端はコンパレータAの反転入力端
子(−)側に接続、他端はコンパレータAの出力
端子に接続されている。コンパレータAの非反転
入力端子(+)側には出力端子とコモン点との間
に接続された直列抵抗R1,R2の接続点が接続さ
れ正帰還回路がほどこされている。反転入力端子
(−)側には抵抗R3がコモン点との間に接続され
ている。また、抵抗R4、コンデンサC4からなる
平滑回路が巻線Nsの一端、コンパレータAの
(−)入力端子側とコモン点間に接続されてい
る。
以上のように構成された本実施例回路の動作を
次に説明する。第3図は動作説明のための各部波
形図で、横軸に時間tをとつてある。コンパレー
タAの出力電圧E1の波形を第3図a、入力信号
がゼロのとき励磁用コイルを流れる電流ie=ie
(1)の波形を第3図b、入力信号が存在するときの
励磁用コイルを流れる電流ie=ie(2)の波形を第
3図cに示している。コンパレータAの出力電圧
は、+Esと−Esとの間を変化する。コンパレー
タAは励磁電流ieが次式を満足するiesとなつ
たとき反転する。
es・R3=Es・R2/(R1+R2) (1) さて入力電流I1=I2=I3=0のとき、E1とie(1)
は第3図aおよびbの如くなる。ただしie(1)は
励磁電圧がEs−R3・ieとなつているため正確な
三角波ではない。第3図bのように励磁電流ie
(1)の波形は正負対称形になつており正の部分の面
積S+と負の部分の面積S-は等しくなつている。
出力電圧Epは抵抗R3の両端に現われる電圧の平
均値として得られるので、励磁電流の平均値に比
例している。したがつて、出力電圧Epは、Ep
K(S+−S-)/T=0となる。ただしKは比例
定数で、Tは発振器OSCの発振周期である。次に
入力電流がある場合、コンデンサC1,C2,C3
蓄積されていた電荷が放電されて行くようになる
とこれを補充するように励磁電流ieが流れる。
すなわち励磁電流ieの平均値をeとし、直流入
力電流をI1,I2,I3とすば、次のような式がなり
たつてつりあつている。
e=I1−I2+I3 (2) 第3図cのie(2)はこのとき励磁電流の波形の
概要を示しており、出力電圧Eoは Eo=K(S1−S2)/T =K(I1−I2+I3) となる。
このように本考案による信号絶縁回路を多入力
演算回路に構成することができ構成も簡単になつ
ている。コンパレータAの出力電圧Esを±6Vと
して、出力電圧Eoのスパンを100mVとした場合
直線性±0.1%の精度は充分に得ることができ
る。
第4図は、本考案による信号絶縁回路を用いた
入出力電流の絶縁回路を示す第三の実施例の電気
回路図である。この例では出力電流はIo=I1nf
n1となる。(ただし、n1,nfはそれぞれ巻線N1
fの巻数である。)巻線Nfによりフイードバツ
クが構成されており抵抗Roの温度変動を受けな
い。この実施例の場合も、第2図の実施例回路の
ように入力巻線を増やして入力電流の演算も可能
となる。
第5図は、本考案回路の第四の実施例を示す電
気回路図で、発振回路は励磁巻線と一体として構
成されロイヤー回路になつている。トランジスタ
飽和形の発振回路を構成しているので磁心は飽和
せず、交流条件すなわち交流の1周期における磁
束の平均値はゼロであることが成立し良好に動作
する。平滑回路SCに入力する電圧epは、ep
Ro(is1+is2)となる。ただしis1,is2は第
5図のようにそれぞれ抵抗Rp1,Rp2を流れる電
流である。これを平滑して出力電圧Eoが得られ
る。また、この回路は電力を励磁回路側の電源
Esより入力側に供給することもできるため、本
考案によれば電力伝送用トランスと信号伝送用ト
ランスとの働きを1つのトランスで兼ねた、構成
の簡単な信号絶縁回路を提供することができる。
以上述べたように本考案によれば、多入力信号
の演算に適した信号絶縁回路を簡単な構成で実現
できる。
またトランスを磁心の飽和しない線形領域で動
作させているので、磁心の飽和磁束密度の温度変
動の影響がなく、外来磁界の影響も受けにくい。
さらに巻線数が少なくて済むので小形化、ローコ
スト化が容易などの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による信号絶縁回路の第一の実
施例を示す電気回路図、第2図は本考案信号絶縁
回路の第二の実施例を示す電気回路図、第3図は
第2図実施例の動作説明のための各部波形図、第
4図は本考案信号絶縁回路の第三の実施例の電気
回路図、第5図は本考案信号絶縁回路の第四の実
施例の電気回路図である。 n1,N1,N2,N3……入力巻線、Ns,Ns1,Ns
……励磁巻線、C1,C2,C3,C4……コンデン
サ、D1,D2,D3……ダイオード、R0,R1,R2
R3,R4……抵抗、OSC……発振回路、SC……平
滑回路、Nf……帰還巻線、is,ie,is1,is2
……励磁電流。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一次側を入力巻線とし二次側を励磁巻線とする
    絶縁トランスと、この絶縁トランスの入力巻線の
    一端に接続されたダイオードと、このダイオード
    を介して前記入力巻線の一端にその一方の電極が
    接続され前記入力巻線の他端にその他方の電極が
    接続されたコンデンサと、前記トランスの励磁巻
    線に接続され前記絶縁トランスの磁心が飽和しな
    い領域で発振する発振回路と、この発振回路およ
    び前記励磁巻線とにより構成された励磁回路に流
    れる励磁電流の平均値を得るための平均値回路と
    を具備した信号絶縁回路。
JP1978076425U 1978-06-05 1978-06-05 Expired JPS6143296Y2 (ja)

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JP1978076425U JPS6143296Y2 (ja) 1978-06-05 1978-06-05

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JP1978076425U JPS6143296Y2 (ja) 1978-06-05 1978-06-05

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JPS54177845U JPS54177845U (ja) 1979-12-15
JPS6143296Y2 true JPS6143296Y2 (ja) 1986-12-08

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ID=28991695

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4818054B1 (ja) * 1966-11-29 1973-06-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222922Y2 (ja) * 1971-07-10 1977-05-25

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JPS4818054B1 (ja) * 1966-11-29 1973-06-02

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