JPS6142543B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142543B2 JPS6142543B2 JP53014133A JP1413378A JPS6142543B2 JP S6142543 B2 JPS6142543 B2 JP S6142543B2 JP 53014133 A JP53014133 A JP 53014133A JP 1413378 A JP1413378 A JP 1413378A JP S6142543 B2 JPS6142543 B2 JP S6142543B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- temperature
- keep
- jars
- degrees celsius
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
本発明は、ご飯を55℃±5℃の温度に保温する
ことにより、長時間変化することなく保存する方
法に関するものである。 数食分のご飯を一度に炊飯した場合、常時炊飯
直後の温かい状態で食用できるようにするため
に、電子ジヤーに入れて保温保存する方法が行な
われているが、現在市販されている電子ジヤーは
70〜83℃に保温するように設定され、業務用すし
飯ジヤーは30〜38℃に保温するように設定されて
いる。 ところが、70〜83℃に保温するようにした電子
ジヤーにおいては、ご飯の水分の蒸発が早く乾燥
状態になり易く、また蒸発水分が多いために、一
旦蒸発した水分がご飯と一部的に混合し、ご飯が
変質をきたして、炊飯直後の温かいご飯の性状を
長時間保持させることは極めて困難である。 また30〜38℃に保温するようにした業務用すし
飯ジヤーにおいては、蒸発水分は少ないけれど
も、雑菌が増殖する最適温度であることから、腐
敗が極めて早く、これも炊飯直後のご飯の性状を
長時間保持させることは困難である。 本発明者は、上記実情から、保温温度について
検討を試みた結果、意外にも、55℃±5℃に保温
できるように設定した保温器に入れて保存した場
合、ほゞ2日間の長時間に亘つて、炊飯直後のご
飯の性状を保持できることを見出し、本発明を完
成するに至つたのである。すなわち、本発明は、
米を炊飯した後、55℃±5℃に保温できるように
設定した保温器に入れて保存することを特徴とす
るご飯の保温保存方法である。 ご飯を保温器に入れて保存する場合、水分が蒸
発するが、この保温器内の蒸発状態は、四季を通
じて平均しており、保温器内のご飯から昇る空気
は100%水蒸気を含む飽和空気であつて、保温器
温度55℃と80℃の場合における蒸発水分量を計算
すると次のとおりとなる。 保温器温度55℃の場合 44Kcal/hr÷597KcalKg/80%≒24c.c./hr 保温器温度80℃の場合 61Kcal/hr÷597KcalKg/80%≒81c.c./hr 上記のように、保温器温度55℃と80℃の場合に
おける蒸発水分量は著しく差異がある。したがつ
て、従来の70〜83℃に保温するようにした電子ジ
ヤーにおいては、ご飯の水分の蒸発が早く乾燥状
態になり易く、また蒸発水分が多いため、内部の
ご飯と一部的に混合して、ご飯の変質をきたすも
のである。保温器温度が55℃の場合は蒸発水分が
少なく、前記の欠点は解消されるのであるが、試
験の結果、保温器温度は55℃±5℃が好ましいこ
とが判明したのである。 ご飯を55℃±5℃に保温できるように設定した
保温器に入れて保存するに当つて、保温器の構造
を考慮することによつてさらに効果を挙げること
ができる。たとえば、保温器内において、ご飯か
ら蒸発する蒸気は上に昇るので、蓋にヒーターを
設けて、飽和空気を乾燥空気に変換するようにし
たり、蓋に溝を設けて、水滴となつた水分を溝を
通じて溜枠に入れる。このようにすると、ご飯の
色艶および風味を維持するのに好適である。 本発明の方法を実施するのに好適な保温器の一
例を図面に基いて説明すると、1はガラスウール
などの充填材、2はヒーター、3は内側アルミ
板、4は中蓋、5は合成樹脂製枠、6はパツキン
グ、7は外側塗装金板、8はアルミ内側釜、9は
アルミハンシヤ板、10アルミ内釜コーテイン
グ、11は蝶板、12は蓋金具、13はフクハン
ドである。中蓋4に付着した水滴は、中蓋4の周
縁を彎曲させて設けた露溜溝Aの方面に流れる。
露溜溝Aに溜つた水は、露受け出し口Bより露樋
Cをつたつて露溜Dに溜る。したがつて、中蓋4
に付着した水滴がご飯の中に滴下せず、ご飯の色
艶および風味を維持するのに好適である。 本発明の方法により、ご飯を保存した場合の
味、色、臭の変化について試験した結果を、市販
の電子ジヤー(70〜83℃)および業務用すし飯ジ
ヤー(30〜38℃)の場合と比較して示すと下表の
とおりである。下表の結果は、四季を通じてテス
トパネル50名により調査した平均を示す。
ことにより、長時間変化することなく保存する方
法に関するものである。 数食分のご飯を一度に炊飯した場合、常時炊飯
直後の温かい状態で食用できるようにするため
に、電子ジヤーに入れて保温保存する方法が行な
われているが、現在市販されている電子ジヤーは
70〜83℃に保温するように設定され、業務用すし
飯ジヤーは30〜38℃に保温するように設定されて
いる。 ところが、70〜83℃に保温するようにした電子
ジヤーにおいては、ご飯の水分の蒸発が早く乾燥
状態になり易く、また蒸発水分が多いために、一
旦蒸発した水分がご飯と一部的に混合し、ご飯が
変質をきたして、炊飯直後の温かいご飯の性状を
長時間保持させることは極めて困難である。 また30〜38℃に保温するようにした業務用すし
飯ジヤーにおいては、蒸発水分は少ないけれど
も、雑菌が増殖する最適温度であることから、腐
敗が極めて早く、これも炊飯直後のご飯の性状を
長時間保持させることは困難である。 本発明者は、上記実情から、保温温度について
検討を試みた結果、意外にも、55℃±5℃に保温
できるように設定した保温器に入れて保存した場
合、ほゞ2日間の長時間に亘つて、炊飯直後のご
飯の性状を保持できることを見出し、本発明を完
成するに至つたのである。すなわち、本発明は、
米を炊飯した後、55℃±5℃に保温できるように
設定した保温器に入れて保存することを特徴とす
るご飯の保温保存方法である。 ご飯を保温器に入れて保存する場合、水分が蒸
発するが、この保温器内の蒸発状態は、四季を通
じて平均しており、保温器内のご飯から昇る空気
は100%水蒸気を含む飽和空気であつて、保温器
温度55℃と80℃の場合における蒸発水分量を計算
すると次のとおりとなる。 保温器温度55℃の場合 44Kcal/hr÷597KcalKg/80%≒24c.c./hr 保温器温度80℃の場合 61Kcal/hr÷597KcalKg/80%≒81c.c./hr 上記のように、保温器温度55℃と80℃の場合に
おける蒸発水分量は著しく差異がある。したがつ
て、従来の70〜83℃に保温するようにした電子ジ
ヤーにおいては、ご飯の水分の蒸発が早く乾燥状
態になり易く、また蒸発水分が多いため、内部の
ご飯と一部的に混合して、ご飯の変質をきたすも
のである。保温器温度が55℃の場合は蒸発水分が
少なく、前記の欠点は解消されるのであるが、試
験の結果、保温器温度は55℃±5℃が好ましいこ
とが判明したのである。 ご飯を55℃±5℃に保温できるように設定した
保温器に入れて保存するに当つて、保温器の構造
を考慮することによつてさらに効果を挙げること
ができる。たとえば、保温器内において、ご飯か
ら蒸発する蒸気は上に昇るので、蓋にヒーターを
設けて、飽和空気を乾燥空気に変換するようにし
たり、蓋に溝を設けて、水滴となつた水分を溝を
通じて溜枠に入れる。このようにすると、ご飯の
色艶および風味を維持するのに好適である。 本発明の方法を実施するのに好適な保温器の一
例を図面に基いて説明すると、1はガラスウール
などの充填材、2はヒーター、3は内側アルミ
板、4は中蓋、5は合成樹脂製枠、6はパツキン
グ、7は外側塗装金板、8はアルミ内側釜、9は
アルミハンシヤ板、10アルミ内釜コーテイン
グ、11は蝶板、12は蓋金具、13はフクハン
ドである。中蓋4に付着した水滴は、中蓋4の周
縁を彎曲させて設けた露溜溝Aの方面に流れる。
露溜溝Aに溜つた水は、露受け出し口Bより露樋
Cをつたつて露溜Dに溜る。したがつて、中蓋4
に付着した水滴がご飯の中に滴下せず、ご飯の色
艶および風味を維持するのに好適である。 本発明の方法により、ご飯を保存した場合の
味、色、臭の変化について試験した結果を、市販
の電子ジヤー(70〜83℃)および業務用すし飯ジ
ヤー(30〜38℃)の場合と比較して示すと下表の
とおりである。下表の結果は、四季を通じてテス
トパネル50名により調査した平均を示す。
【表】
【表】
上記試験結果から明らかなように、業務用すし
飯ジヤー(30〜38℃)の場合は、3時間で弁当飯
は多少の変化を生じ、すし飯も6時間で多少の変
化を生じ、12時間でいずれも完全に変化する。市
販の電子ジヤーの場合は、すし飯ジヤーよりも多
少保存性があるが、やはり6時間でほとんど変化
をきたす。これに対して、本発明方法によれば、
ほゞ48時間変化をきたすことなく保存することが
でき、この保存期間の著しい延長は極めて便益を
もたらすものである。
飯ジヤー(30〜38℃)の場合は、3時間で弁当飯
は多少の変化を生じ、すし飯も6時間で多少の変
化を生じ、12時間でいずれも完全に変化する。市
販の電子ジヤーの場合は、すし飯ジヤーよりも多
少保存性があるが、やはり6時間でほとんど変化
をきたす。これに対して、本発明方法によれば、
ほゞ48時間変化をきたすことなく保存することが
でき、この保存期間の著しい延長は極めて便益を
もたらすものである。
図面は本発明の方法に使用する保温器の一例を
示すもので、第1図は一部縦断側面図、第2図は
一部横断平面図、第3図は中蓋の一部を示す縦断
側面図である。
示すもので、第1図は一部縦断側面図、第2図は
一部横断平面図、第3図は中蓋の一部を示す縦断
側面図である。
Claims (1)
- 1 米を炊飯した後、55℃±5℃に保温できるよ
うに設定した保温器に入れて保存することを特徴
とするご飯の保温保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1413378A JPS54110343A (en) | 1978-02-13 | 1978-02-13 | Warmth keeping and preserving method of boiled rice |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1413378A JPS54110343A (en) | 1978-02-13 | 1978-02-13 | Warmth keeping and preserving method of boiled rice |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54110343A JPS54110343A (en) | 1979-08-29 |
JPS6142543B2 true JPS6142543B2 (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=11852626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1413378A Granted JPS54110343A (en) | 1978-02-13 | 1978-02-13 | Warmth keeping and preserving method of boiled rice |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54110343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01154156A (ja) * | 1987-12-11 | 1989-06-16 | Hoya Corp | 遮光性膜被着基板及び遮光パターン付き基板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4910607A (ja) * | 1972-05-23 | 1974-01-30 |
-
1978
- 1978-02-13 JP JP1413378A patent/JPS54110343A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4910607A (ja) * | 1972-05-23 | 1974-01-30 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01154156A (ja) * | 1987-12-11 | 1989-06-16 | Hoya Corp | 遮光性膜被着基板及び遮光パターン付き基板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54110343A (en) | 1979-08-29 |
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