JPS6142083Y2 - - Google Patents

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JPS6142083Y2
JPS6142083Y2 JP1979020401U JP2040179U JPS6142083Y2 JP S6142083 Y2 JPS6142083 Y2 JP S6142083Y2 JP 1979020401 U JP1979020401 U JP 1979020401U JP 2040179 U JP2040179 U JP 2040179U JP S6142083 Y2 JPS6142083 Y2 JP S6142083Y2
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valve
port
air
air supply
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は定量装置に係り、プリセツトカウンタ
からの定量信号によつて切換弁を切換駆動し、こ
の切換弁のポート切換動作によつて定量弁を開閉
制御する構成とし、これにより装置構成が簡単で
しかも故障及び誤動作が少なく定量給液精度の高
い定量装置を提供することを目的とする。
一般に、石油出荷施設等においては、給液精度
を向上させかつ定量弁全閉時のウオータハンマを
防止する必要から、例えば流量計に一体的に設け
たプリセツトカウンタから半閉及び全閉の二段閉
弁信号を発信させて定量弁を二段閉弁させること
がある。この種従来の定量装置は、プリセツトカ
ウンタの出力回転軸の回動変位量を2個のマイク
ロスイツチで検出し、各マイクロスイツチが閉成
したときに対応する空気作動弁が切換わり、それ
とともに定量弁駆動部に対する作動空気の給排状
態が切換わり、これにより定量弁を二段階に閉弁
させる構成とされている。
従つて、上記従来の定量装置は、装置構成が複
雑であり、又空気配管用のチユーブ或いは継手を
とつてみただけでも部品点数が多く、そのために
組付調整に多大な時間が必要であり、又作動空気
漏れによる誤動作の危険が大きく、定量給液精度
が悪い欠点があつた。また、上記従来の装置で
は、2個のマイクロスイツチのどちらかが故障た
場合、あるいは2個の空気作動弁のどちらかが故
障した場合に定量弁を開閉制御することができな
くなり、定量弁が動作できなくなる可能性比較的
大きいという欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面とともにその一実施例につき説明する。第1
図乃至第3図は本考案になる定量装置の一実施例
の各動作状態に於ける概略構成図、第4,5図は
夫々切換弁の一実施例の正面図及び縦断面図、第
6図は上記定量装置の動作を説明するためのタイ
ムチヤートを示す。
第1図乃至第3図中、定量装置1は、例えば石
油等の給送配管2中に設けた二段定量弁3と流量
計4及び定量計数部5とより構成されている。
二段定量弁3は、給送配管2中に設けた弁本体
6とこの弁本体6を二段閉弁させる定量弁駆動部
7とから構成されており、定量弁駆動部7は2本
の配管8,9によつて供給される作動空気によつ
て弁本体6の弁開度を全開、半閉、全閉の如く制
御する。
定量計数部5中、10,11,12,13は流
量計4の出力回転軸(図示せず)に減速歯車機構
部(図示せず)を介して連結した指数輪で、この
指数輪10〜13により小数点以下1桁を含む計
4桁の給油量をプリセツトすることができる。1
0a,11a,12a,13aは各指数輪10,
11,12,13に夫々一体的に固設したカム
で、夫々の外周カム面所定位置に一箇所カム溝を
穿設してある。尚、カム10a,11aの径はカ
ム12a,13aの径よりも大としてある。1
4,15,16,17は爪車で、上記各カム10
a,11a,12a,13aに対応させて出力回
転軸18に等間隔に固着してあり、出力回転軸1
8に嵌装したバネ19により夫々その爪部先端が
カム10a,11a,12a,13aの外周カム
面に当接する方向に附勢されている。
指数輪10,11,12,13、カム10a,
11a,12a,13a、爪車14,15,1
6,17、出力回転軸18等はプリセツトカウン
タ20を構成する。
21は、本考案の要部を構成する4ポート3位
置切換弁で、第4,5図に示す如く給気ポート2
2、出力ポート23,24、排気ポート25の4
個のポートを有するバルブハウジング26内に、
弁体としてのスプール27を摺動自在に嵌装して
構成されている。また、スプール27は出力回転
軸18の回動変位により定量信号を入力され直線
変位する。スプール27の変位位置に応じて出力
ポート23,24は給気ポート22或いは排気ポ
ート25のいずれか一方に連通接続される。ロツ
ド28の先端部は、リンク29を介して回動アー
ム(回動部材)30に一体的に取り付けられてい
る。この回動アーム30は出力回転軸18の端部
に固着してあり、従つて出力回転軸18の回動変
位に伴ないロツド28は図中矢印XY方向に直線
変位する。
ここで、給気ポート22は配管31を介して空
気源32に接続されており、出力ポート23,2
4は夫々前記配管8,9を介して定量弁駆動部7
に接続されている。
次に上記構成装置の動作につき第6図を併せ説
明する。
定量給液開始に際し、先ず各指数輪10,1
1,12,13を給油量に見合わせて夫々所定量
回動変位させ、定量計数部5に所望の給油量(本
実施例では例えば285.6[])プリセツトする。
次に、定量計数部5に設けたスタートハンドル
(図示せず)を引くと、出力回転軸18が自動的
に第3図に示す状態から第1図に示す状態まで回
動変位され、その結果スプール27はロツド28
とともに第5図中実線で示す位置から二点鎖線で
示す位置まで変位する。このとき、出力ポート2
3,24はともに給気ポート22に連通し、配管
8,9を介して定量弁駆動部7に一定圧力の作動
空気が供給される。
定量弁駆動部7に作動空気が供給されると、定
量弁3は第6図に示す如く時刻t0と時刻t1との間
で全開する。
定量弁3が開弁して給送配管2中を油液が流れ
始めると、流量計4の出力回転軸(図示せず)の
回転が適宜減速されて指数輪13に伝達される。
指数輪13より上位の桁の指数輪12,11,1
0は夫々指数輪13が10回転、100回転、1000回
転するごとに第1図中反時計方向に一指数分回転
する。従つて、給液の進行とともに前記の如くプ
リセツトした285.6なる指数は指数零(000.0)に
向つて徐々に減数されていく。
給液の進行とともに、給液量が200[]に達
すると、100位の指数輪10はその指数が零にな
るまで回動変位しており、このため爪車14の爪
部がカム10aのカム溝に対向する。さらに、給
液が進行するのに伴ない第4図中時刻t2に於いて
給液量が280[]に達すると、10位の指数輪1
1のカム11aのカム溝に爪車15の爪部が対向
するので、爪車14,15は出力回転軸18とと
もに回動変位し第2図に示す如く夫々の爪部がカ
ム10a,11aのカム溝に係合する。
さらに、出力回転軸18の回動変位とともにそ
れまでカム12a,13aの外周カム面より離間
していた爪車16,17の爪部先端が夫々カム1
2a,13aの外周カム面に当接する。
上記の如く出力回転軸18が第1図に示す状態
から第2図に示す状態まで回動変位すると、プリ
セツトカウンタ20より第1段定量信号が発信さ
れたことになり、これより定量弁3は第1段閉弁
する。即ち、出力回転軸18の回動変位に伴な
い、ロツド28が第1図中矢印Y方向に変位し、
スプール27は第5図中一点鎖線で示す位置まで
変位する。その結果、出力ポート23は給気ポー
ト22と遮断され、排気ポート25に連通する。
このため、配管8を介して定量弁駆動部7に供給
されていた作動空気は、排気ポート25から排気
され、これにより定量弁3は第1段閉弁して半閉
状態となる。
定量弁3が第1段閉弁した後給液量が285
[]に達すると爪車16の爪部先端がカム12
aのカム溝に対向する。そして、上記給液量が時
刻t3において予定していた給液量285.6[]に
達すると爪車17の爪部先端がカム13aのカム
溝に対向する。ここで、爪車16の爪部先端が既
にカム13aのカム溝に対向しているので、両爪
車16,17は出力回転軸18とともに第2図中
反時計方向に回動変位し第3図に示す如く夫々の
爪部先端がカム12a,13aのカム溝に係合す
る。このとき爪車14,15の爪部先端は夫々カ
ム10a,11aのカム溝にさらに深く係合す
る。尚、出力回転軸18の今回の回動変位により
プリセツトカウンタ20より第2段定量信号が発
信されたことになる。
出力回転軸18が図中反時計方向に回動変位し
て第2段定量信号が発信されるのに伴ないロツド
28が第2図中矢印Y方向に変位し、スプール2
7は第5図中実線で示す位置まで変位する。その
結果、出力ポート24は給気ポート22と遮断さ
れ、出力ポート23,24はともに排気ポート2
5に連通する。これにより、配管8,9を介して
定量弁駆動部7に供給されていた作動空気は全て
排気ポート25から排気され、これにより定量弁
3は第2段閉弁して全閉状態となる。
このように、上記構成になる定量装置1は、プ
リセツトカウンタ20からの第1段及び第2段の
定量信号によつてスプール27を直線変位させ切
換弁21を直線切換え、この切換動作によつて定
量弁3を確実に二段閉弁させることができる。
又、定量装置1はマイクロスイツチ、電磁弁等を
用いておらず、プリセツトカウンタ20と定量弁
3との間には単一の切換弁21だけが介在されて
おり、従つて信号の伝達遅れが少なく、これによ
り給液精度を極めて大とすることができる。ま
た、切換弁21が故障したり誤動作する可能性は
小さく、定量弁3は切換弁21の切換動作により
確実に開閉制御される。又、第2段の定量信号が
出力されるときには、配管2内の流量は既に小さ
く絞られているので、全閉時に発生するウオータ
ハンマは良好に抑えることができる。
尚、本実施例の場合、定量弁3を全開して給液
している最中に何らかの事情で給液を緊急停止さ
せる必要が生じた場合、緊急停止釦(図示せず)
を操作することにより、出力回転軸18は瞬時に
して第3図に示す状態まで回動変位し、定量弁3
を一挙に全閉させることができる。この場合も、
出力回転軸18から定量弁3への信号伝達遅れが
少ないから、極めて短時間で給液を停止させるこ
とができる。
又、上記実施例では二段閉弁させる場合を例に
とつたが、単に一段閉弁させるだけでよい場合に
は、出力ポート23と定量弁駆動部7とを接続す
る配管8を省けばよい。
又、このような配管変更によらなくとも、例え
ばカム12a,13aの径をカム10a,11a
と同径とすることにより、定量弁3を一段閉弁さ
せることもできる。
又、閉弁の際の段数については、切換弁21の
ポートの数を増やし、かつ定量弁駆動部7の段数
も変えることにより、3段以上の段数で定量弁3
を閉弁させることができる。
又、実施例において、給送配管2中には油液に
限らず、他の流体を流す構成としてもよい。
上述の如く、本考案になる定量装置は、プリセ
ツトカウンタの出力回転軸の回動変位によつてス
プールを直線変位させてバルブハウジングのポー
ト間を切換え、このスプールの切換動作に応じた
出力によつて定量弁を開閉する構成としているた
め、プリセツトカウンタの出力を定量弁の開閉信
号に変換する部分の機構を良好にコンパクト化し
え、例えば出力回転軸の回動変位によつてマイク
ロスイツチを作動せしめ、マイクロスイツチから
の信号によつて空気作動弁を切換え、さらにこの
空気作動弁によつて定量弁を開閉する構成の従来
の定量装置の如く、多数のチユーブ或いは継手等
を用いて各構成要素間を接続する必要がなく、従
つて部品点数を良好に削減できるとともに、組付
調整時間も大幅に短縮しえ、これにより材料費、
人件費等を含めた製造コストを良好に低減しえ、
又作動空気漏れによる誤動作の危険が少ないか
ら、動作が確実である。また、タイムチヤートに
おいて定量弁を閉弁動作させるときの作動点がず
れることなく一定であり、定量弁を安定かつ確実
に所定のタイミングで段階的に閉弁させることが
でき、2個のマイクロスイツチと2個の空気作動
弁を組み合わせてなる従来の装置よりもスプール
が故障したり、誤動作する可能性が小さくより確
実に定量弁を開閉制御できる。また伝達ロスが生
ずるおそれがなく、耐久性良く定量弁を開閉制御
することができ、装置の信頼性の向上をより一層
図ることができ、さらに又二段閉弁用と一段閉弁
用の切換弁を共通化することができる等の特長を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案になる定量装置の一
実施例の各動作状態における概略構成図、第4,
5図は夫々切換弁の一実施例の正面図及び縦断面
図、第6図は上記定量装置の動作を説明するため
のタイムチヤートである。 1……定量装置、3……二段定量弁、4……流
量計、18……出力回転軸、20……プリセツト
カウンタ、21……切換弁、22……給気ポー
ト、23,24……出力ポート、25……排気ポ
ート、27……スプール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流量計と、該流量計の計量値が予め設定した定
    量値に一致したとき出力回転軸が所定角度回動変
    位して定量信号を発するプリセツトカウンタと、
    空気源より空気を供給される給気ポートと前記給
    気ポートからの空気を出力する一対の出力ポート
    と大気に連通された排気ポートとを有してなるバ
    ルブハウジングと、該プリセツトカウンタの出力
    回転軸とともに回動する回動部材に一体的に取り
    付けられ、前記定量信号を入力されるとともに段
    階的に直線変位し、前記バルブハウジングの各ポ
    ート間を連通または遮断するスプールと、前記ス
    プールのポート切換動作に応じて該給気ポートと
    出力ポートとが連通されたとき該一対の出力ポー
    トからの空気供給により開弁し該出力ポートと該
    排気ポートとが連通されたとき該一対の出力ポー
    トが順次空気供給を断たれ段階的に閉弁するよう
    に開閉制御される定量弁とから構成してなる定量
    装置。
JP1979020401U 1979-02-20 1979-02-20 Expired JPS6142083Y2 (ja)

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JPS5329364B2 (ja) * 1974-12-24 1978-08-21

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JPS5329364B2 (ja) * 1974-12-24 1978-08-21

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