JPS6141267Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は太陽電池の携帯用電源装置に関する。

ラジオ、カセツトテープレコーダ等の携帯用電
子機器は、通常、ACアダプタを接続する外部電
源接続端子を備えている。また、一般に屋外実験
等で小容量の直流電源を用いる場合が多い。

そこで本考案の目的は、太陽電池を電源とし、
しかも日照状態に直接影響されず屋内、夜間でも
使用でき、日照時には屋外又は窓際に放置してお
くだけでバツテリが充電され、折りたためば携帯
に便利な携帯用電源装置を提供することである。

以下、本考案の実施例の図面を参照しながら説
明する。

第１図は本考案実施例の閉じた状態の斜視図、
第２図に関いた状態を示す。

閉じた状態においては全体として直方体形をな
しその底辺部１の内部に充電用バツテリが収納さ
れ、側面に外部出力端子３、電圧切換スイツチ４
が配設されている。底辺部の上方に左右の回動部
５，６が設けられている。すなわち、底辺部の上
部左右にそれぞれ水平方向のヒンジ７Ａ，７Ｂを
設けて底辺部１と左右の回動部５，６を開閉自在
に連結している。左右回動部の上辺には折曲げ自
在の把手８Ａ，８Ｂを設け閉じた状態のとき１個
の把手８となり、開いた状態のとき第２図に示す
ように左右回動部５，６を支える脚部となる。左
右回動部５，６の内面に太陽電池１１Ａ，１１Ｂ
を並設する。

本考案の変形実施例として、把手９，１０の少
くとも一方を伸縮自在に構成して、第３図に示す
ように、開いた状態で太陽電池１１Ａ，１１Ｂの
受光面を傾斜させて用いることもできる。

第４図に本考案実施例の電気回路図を示す。左
右各回動部の太陽電池ブロツク１１Ａ，１１Ｂが
それぞれ６ボルトを出力し、それぞれ６ボルト用
バツテリ１２Ａ，１２Ｂを充電し、直並列切換回
路１３を経て６ボルト出力端子３Ａと１２ボルト
出力端子３Ｂに接続されている。なお、必要によ
り、降下電圧1.5ボルトのダイオードを用いて1.5
ボルト刻みの出力端子を設けることができる。

本考案の応用実施例として、底辺部の前側面な
どにランプを取付けるとともにその点滅用スイツ
チを設け、非常灯として使用することもできる。

本考案によれば、日照時に開いた状態で屋外又
は窓際に放置しておくだけでバツテリが常に満充
電状態に充電されているから、日照時或いは夜間
又は日陰で電子機器等の直流電源として使用で
き、閉じた状態ではカセツト状となるから保管、
包装、持ち運びなどに便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の閉じた状態を示す斜視
図、第２図はその実施例の開いた状態を示す斜視
図、第３図は本考案の他の実施例の開いた状態を
示す斜視図、第４図は本考案実施例の電気回路図
である。 １……底辺部、３……外部出力端子、５，６…
…回動部、７Ａ，７Ｂ……ヒンジ、８Ａ，８Ｂ…
…把手、１１Ａ，１１Ｂ……太陽電池、１２Ａ，
１２Ｂ……バツテリー。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 閉じた状態において全体として直方体形をな
   し、その直方体形の底辺部に充電用バツテリを
   収納し、上記底辺部の上部左右に水平方向のヒ
   ンジを設けるとともにその上方に左右に開く回
   動部を設け、その左右回動部内面に太陽電池を
   並設し、その左右回動部の上辺に折曲げ自在の
   把手を設け、上記回動部を開いた状態において
   上記底辺部と上記把手が脚部となり開動部内面
   の太陽電池の上方を向くよう構成された太陽電
   池の携帯用電源装置。 (2) 上記把手を伸縮自在に構成し、太陽電池の受
   光面が傾斜するようにしたことを特徴とする実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の太陽電池の
   携帯用電源装置。