JPS6140552Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6140552Y2 JPS6140552Y2 JP10135381U JP10135381U JPS6140552Y2 JP S6140552 Y2 JPS6140552 Y2 JP S6140552Y2 JP 10135381 U JP10135381 U JP 10135381U JP 10135381 U JP10135381 U JP 10135381U JP S6140552 Y2 JPS6140552 Y2 JP S6140552Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pen core
- holder
- holding
- metal tube
- thin metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、一般に極細サインペンと呼ばれて
いる筆記具におけるペン芯保持具の改良に係るも
のである。
いる筆記具におけるペン芯保持具の改良に係るも
のである。
従来のこの種のペン芯保持具には、例えば第１
図ａないしｃに示すように、ペン芯１を嵌挿する
金属細管２の先端側の全周を絞つた保持小径路３
ａをペン芯１の全周に食い込ませてペン芯１の保
持を行うようにしたもの、また、第２図ａないし
ｃに示すように、金属細管２の先端側を多角形状
に圧潰した角形保持部３ｂによりペン芯１を保持
するようにしたもの、更には、第３図ａ，ｂに示
すように、金属細管２の先端側の複数箇所にポン
チ等をもつて鋭角状の保持部３ｃ，３ｃを形成
し、この鋭角状保持部３ｃをペン芯１に食い込ま
せるようにしたものなどがある。しかしながら、
第１図に示すような全周押圧保持式のものではペ
ン芯１の保持力はあるが、保持力と同時にインキ
流出部が潰されてしまい、インキの流出量の減少
により、所定の筆記流量が確保できないという欠
点があり、これに対して、第２図に示すような角
形保持部３ｂによつてペン芯１を保持するように
したものによれば、インキ流出量は良好となる
が、ペン芯１への押圧すなわち保持力が少なくな
るため、筆記圧に耐えきれずにペン芯１が移動し
たり横揺れ等を生じることがあり、実用的でな
い。また、第３図に示すような鋭角状保持部３ｃ
によつてペン芯１を保持するようにしたものによ
れば、所定のインキ流出量とペン芯１の保持力を
有するものの、ペン芯１を構成する外皮が薄いた
め、外皮の亀裂や切損等が発生し、正常な筆記に
供し得ないという欠点があり、これら各構造のも
のはいずれも一長一短があり充分満足し得るので
はなく、その改良が望まれているのが現状であ
る。また、金属細管の周方向において、数箇所か
ら外方から内方に向つてペン芯を押圧するように
して保持固定するようにしたものがあつた。（実
開昭54−16527号公報） しかしながら、単にペン芯を押圧保持して固定
するだけであるので、金属細管の押圧部分が充分
に食い込んだものでなく、保持固定力が充分なも
のとはいえず、筆記圧に耐えきれず、ペン芯が移
動したりするという同様な問題点があつた。
図ａないしｃに示すように、ペン芯１を嵌挿する
金属細管２の先端側の全周を絞つた保持小径路３
ａをペン芯１の全周に食い込ませてペン芯１の保
持を行うようにしたもの、また、第２図ａないし
ｃに示すように、金属細管２の先端側を多角形状
に圧潰した角形保持部３ｂによりペン芯１を保持
するようにしたもの、更には、第３図ａ，ｂに示
すように、金属細管２の先端側の複数箇所にポン
チ等をもつて鋭角状の保持部３ｃ，３ｃを形成
し、この鋭角状保持部３ｃをペン芯１に食い込ま
せるようにしたものなどがある。しかしながら、
第１図に示すような全周押圧保持式のものではペ
ン芯１の保持力はあるが、保持力と同時にインキ
流出部が潰されてしまい、インキの流出量の減少
により、所定の筆記流量が確保できないという欠
点があり、これに対して、第２図に示すような角
形保持部３ｂによつてペン芯１を保持するように
したものによれば、インキ流出量は良好となる
が、ペン芯１への押圧すなわち保持力が少なくな
るため、筆記圧に耐えきれずにペン芯１が移動し
たり横揺れ等を生じることがあり、実用的でな
い。また、第３図に示すような鋭角状保持部３ｃ
によつてペン芯１を保持するようにしたものによ
れば、所定のインキ流出量とペン芯１の保持力を
有するものの、ペン芯１を構成する外皮が薄いた
め、外皮の亀裂や切損等が発生し、正常な筆記に
供し得ないという欠点があり、これら各構造のも
のはいずれも一長一短があり充分満足し得るので
はなく、その改良が望まれているのが現状であ
る。また、金属細管の周方向において、数箇所か
ら外方から内方に向つてペン芯を押圧するように
して保持固定するようにしたものがあつた。（実
開昭54−16527号公報） しかしながら、単にペン芯を押圧保持して固定
するだけであるので、金属細管の押圧部分が充分
に食い込んだものでなく、保持固定力が充分なも
のとはいえず、筆記圧に耐えきれず、ペン芯が移
動したりするという同様な問題点があつた。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、
所望のインキ流出量の確保と、筆記圧に充分耐え
得る保持力とを有するペン芯保持具を提供しよう
とするものである。
所望のインキ流出量の確保と、筆記圧に充分耐え
得る保持力とを有するペン芯保持具を提供しよう
とするものである。
以下にこの考案の実施例を第４図及び第５図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第４図ａ，ｂは保持具を構成する金属細管２内
にペン芯１を嵌挿させた保持前の状態を示すもの
で、ペン芯１と金属細管２との間には僅かのすき
間が形成されている。なおこの場合、ペン芯１
は、例えばプラスチツク等で形成されている。
にペン芯１を嵌挿させた保持前の状態を示すもの
で、ペン芯１と金属細管２との間には僅かのすき
間が形成されている。なおこの場合、ペン芯１
は、例えばプラスチツク等で形成されている。
上記のように、ペン芯１を嵌挿した金属細管２
の先端側の周方向の少なくとも３箇所（図面では
４箇所の場合を示す）を第５図ａ，ｂに示すよう
に、外方から内方に向つてある曲率半径の円孤状
保持部３，３……を圧潰成形して、各保持部３の
円孤状頂部３′をそれぞれペン芯１に食い込ませ
て、ペン芯１を少なくとも３箇所で保持させ、か
つ、保持部間にインキ流出部を確保できるように
なつている。なおこれにより多角形状に圧潰しペ
ン芯を保持する方法にくらべ、金属細管２の外径
と保持部３との段差Ａを少なくすることができ、
定規等を用いて線引き用に供した場合にも正確な
線引きを行うことができる。
の先端側の周方向の少なくとも３箇所（図面では
４箇所の場合を示す）を第５図ａ，ｂに示すよう
に、外方から内方に向つてある曲率半径の円孤状
保持部３，３……を圧潰成形して、各保持部３の
円孤状頂部３′をそれぞれペン芯１に食い込ませ
て、ペン芯１を少なくとも３箇所で保持させ、か
つ、保持部間にインキ流出部を確保できるように
なつている。なおこれにより多角形状に圧潰しペ
ン芯を保持する方法にくらべ、金属細管２の外径
と保持部３との段差Ａを少なくすることができ、
定規等を用いて線引き用に供した場合にも正確な
線引きを行うことができる。
上記のように構成されるこの考案の保持具にお
いて、例えば円孤状保持部３の半径Ｒを0.78mm、
金属細管２の肉厚を0.11mmで内径をペン芯径
（0.8mm）より0.09mm大なる金属細管２を押圧する
場合に、押圧長さ2.5mmの条件下で、筆記時圧力
に充分耐え得るようにするには、円孤状保持部
３，３間の寸法Ｂがペン芯外径より0.06mm小さく
（0.06mm）すればよく、また、適性なインキ流出
量を得るためには押圧量（寸法Ｂ）は0.2mmの押
圧まで良い。したがつて、押圧量の幅が0.14mm間
は正常な筆記に供せるため、製作が非常に容易で
安定した品質のものが得られるなどの優れた効果
を有し、その利用価値は顕著である。
いて、例えば円孤状保持部３の半径Ｒを0.78mm、
金属細管２の肉厚を0.11mmで内径をペン芯径
（0.8mm）より0.09mm大なる金属細管２を押圧する
場合に、押圧長さ2.5mmの条件下で、筆記時圧力
に充分耐え得るようにするには、円孤状保持部
３，３間の寸法Ｂがペン芯外径より0.06mm小さく
（0.06mm）すればよく、また、適性なインキ流出
量を得るためには押圧量（寸法Ｂ）は0.2mmの押
圧まで良い。したがつて、押圧量の幅が0.14mm間
は正常な筆記に供せるため、製作が非常に容易で
安定した品質のものが得られるなどの優れた効果
を有し、その利用価値は顕著である。
第１図ａないしｃ、第２図ａないしｃ及び第３
図ａ，ｂはそれぞれ従来の保持具を示す縦断面図
及びそのｂ−ｂ断面あるいはｃ−ｃ断面図、第４
図ａはこの考案の保持具の成形前の状態を示す縦
断面図、第４図ｂはそのＸ−Ｘ線に沿う断面図、
第５図ａは成形後の保持具の縦断面図、第５図ｂ
はそのＹ−Ｙ線に沿う断面図である。 １……ペン芯、２……金属細管、３……円孤状
保持部、３′……円孤状頂部。
図ａ，ｂはそれぞれ従来の保持具を示す縦断面図
及びそのｂ−ｂ断面あるいはｃ−ｃ断面図、第４
図ａはこの考案の保持具の成形前の状態を示す縦
断面図、第４図ｂはそのＸ−Ｘ線に沿う断面図、
第５図ａは成形後の保持具の縦断面図、第５図ｂ
はそのＹ−Ｙ線に沿う断面図である。 １……ペン芯、２……金属細管、３……円孤状
保持部、３′……円孤状頂部。
Claims (1)
- 金属細管の中にペン芯との間に僅かのすき間を
残してペン芯を嵌挿し、金属細管の周方向におけ
る数箇所を外方から内方に向つて圧潰することに
よりペン芯を嵌挿固定するようにしたペン芯保持
具において、上記金属細管の周方向の少なくとも
３箇所を外方から内方に向つて円弧状に圧潰形成
すると共に、その円弧状頂部を前記ペン芯に食い
込ませて、金属細管内でペン芯を嵌挿固定するよ
うにしたことを特徴とするペン芯保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10135381U JPS587686U (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | ペン芯保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10135381U JPS587686U (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | ペン芯保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS587686U JPS587686U (ja) | 1983-01-18 |
| JPS6140552Y2 true JPS6140552Y2 (ja) | 1986-11-19 |
Family
ID=29896018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10135381U Granted JPS587686U (ja) | 1981-07-08 | 1981-07-08 | ペン芯保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587686U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6039934B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-12-07 | 株式会社パイロットコーポレーション | ボールペンレフィルの製造方法 |
-
1981
- 1981-07-08 JP JP10135381U patent/JPS587686U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS587686U (ja) | 1983-01-18 |
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