JPS6139843B2 - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液−液抽出塔の運転を制御する方法お
よび装置を目的とする。 より詳細には、本発明は脈動塔のような液−液
抽出塔内に存在する液体の状態を表わす指標を量
定することを可能とする方法に関する。 液−液抽出法は有機溶媒を用いて水溶液中に存
在するある種の成分を分離するのに著しく有利で
あることが知られている。この液−液抽出法は一
般に、二液相が向流的に流れる塔であつて、重た
い相が塔頂から供給されまた軽い相が塔底から供
給される塔において用いられる。これらの二つの
相と接触することにより、分離すべき成分が化学
熱力学的法則に従つて各相間に分配され、また二
つの相の一方についての一成分の親和性を操作す
ることにより、この成分をほとんど完全に抽出し
て他の成分から分離するにいたることができる。 この抽出塔は一般に、二つの液相間での成分の
交換が行なわれる棚板を具備した中央幹状部
(fu^t)および塔の上下端にそれぞれある二つの離
脱帯(Zone de desengagement)とを包含す
る。中央幹状部においては、液相の一つが、連続
相をなす他の液相中の分散液の状態に保たれる。
離脱帯においては二液相間の分離が行なわれ、特
にこれらの離脱帯の一方は、分散相の凝集を確保
するための傾瀉器として利用される。軽い液相を
連続相として塔を運転する場合、傾瀉器は塔の下
部にあり、重い液相を連続相として塔を運転する
場合、傾瀉器は逆に塔の上部にある。抽出塔を良
好に運転するための常套的方法は、傾瀉器内で界
面つまり二液相の分離面を一定に保つことからな
る。また抽出塔の運転を制御するためには、傾瀉
器内の界面を頻繁に測定することが必要である。 液−液抽出塔の運転を実施するために一般に用
いられる他の方法は、分散相の保有率εつまり塔
の容積V内にある分散相の容積の百分率を量定す
ることである。保有率εはVdが塔の容積V中に
含まれる分散相の容積を表わすとして下記の式に
より表わすことができる: ε=Vd/V このパラメータは塔の運転を支配するので著し
く重要である。実際、仮にこの保有率が低いなら
ば、分散相の液滴は塔内を容易に通過するであろ
が、この分散相中に抽出される物質の量は少いで
あろう。もし保有率が高いならば、効率はより大
であろうが、局部的に液滴の適度の凝集を惹起す
るおそれがあり、それによつて両相の逆転を導き
かつ塔の閉塞を惹起することがありうる。 運転の適正な領域はこれらの二つの極端な局面
の間にある。この故に、抽出塔の運転を制御する
ために分散相の保有率の値を常時そして塔のいろ
いろな場所で知りうることは大きな利点となる。 今日に至るまで、分散相の保有率は、塔内に存
在する二相混合物の試料採取を必要とする方法に
よりもしくは電導率測定(condu−ctime′trie)
法により測定されている。 二相混合物の試料採取を必要とする方法におい
ては、電気式もしくは空気式の弁を用いて混合物
の試料を採取し、次いでこの混合物を傾瀉し、か
つ二つの相のそれぞれの容積を測定することによ
り保有率を量定することができる。この方法には
二つの難点がある。つまり試料採取は抽出塔の運
転に乱れを与え、これによつて、塔が閉塞の限界
にある場合、重大な結末を生む可能性があり;測
定は一時的にしか実施できず、また上記の難点を
避けようとするならば、測定頻度は比較的少なく
なければならない。 電導度測定による測定方法は、二つの相の一方
のみが電導性である場合に限つて適用される。こ
の場合、二相混合物の電導度が測定され、それに
よつて分散相の容積百分率を評価することができ
る。 しかしながらこの方法は、連続相が電導性であ
る場合にしか適用できず、さらに、連続相の電導
性が高すぎるならば、液−液抽出塔内で用いられ
る保有率の近辺にあつては、電導性相中での遊離
相の分散によつて二相混合物の電導度は非常に僅
かしか変化しない。これは例えば電導性相が2N
または3Nの硝酸溶液である場合である。 本発明は上記した難点を回避することができ
る、液−液抽出塔の運転を制御する方法を目的と
する。 本発明に従うに、重液L1と軽液L2とからそれ
ぞれなる非混合性の二つの液体が向流的に流れる
液−液抽出塔の運転を制御する方法は、塔内にお
いて点Pからこの点より距離dだけ離れた点P′ま
で超音波信号が伝播するに要する時間tを測定
し、塔内にあつて点PとP′との間に存在する液体
媒体の相異る二つの帯域に明確にかつそれぞれ組
成が対応する第1および第2の液体媒体の内での
上記超音波信号の伝播速度を測定し、かつ上記の
時間t、距離dおよび上記のように測定した速度
から、塔内の点PおよびP′の間に存在する液体L1
およびL2の状態を表わす指標を計算することか
らなる。 本発明の方法の第1の実施態様に従うに、液体
L1およびL2の状態を表わす指標は、分散液相の
保有率の値である。 この第1の実施態様に従うに液体L1の超音波
信号の伝播速度V1と液体L2の超音波信号の伝播
速度V2とを測定し、抽出塔内の点Pにおいて超
音波信号を発し、次いでこの点から距離dにおい
てこの信号の到達を検出し、超音波信号が距離d
を通過するのに要した時間tを測定し、かつ式: ε1=V1/d・V2t−d/V2−V1 および ε2=V2/d・V1t−d/V1−V2 により液体L1の容積比ε1および(または)液
体L2の容積比ε2を計算する。 本発明の方法に従うに、超音波信号が距離dを
通過するのに要する時間tが測定され、これによ
つて、液体L1およびL2中の超音波信号の伝播速
度それぞれV1およびV2をさらに知るならば、保
有率つまり塔内に存在する二つの相の一つの容積
の割合を計算することが可能になる。 実際、超音波信号の伝播速度はこの信号が伝播
する媒体の特性値に依存することが知られてい
る。液体については、主要な特性値は以下のもの
である: 粘 度 温 度 密 度、およびその他 また、二つの液体L1およびL2からなる二相媒
体中を超音波信号が距離dだけ通過するに要する
であろう時間は、信号が逐次的に出会う液相L1
およびL2のそれぞれをこの信号が通過するに要
する時間の和に相当する。 また、発信要素(sonde)と受信要素との間の
距離d、液体L1中の音の速度V1、液体L2中の音
の速度V2、および超音波信号が距離dを通過す
るのに要する時間tが知れている場合、ε1およ
びε2が二相混合物の液相L1およびL2の容積割
合にそれぞれ相当するとして、以下の関係があ
る: t=ε1d/V1+(1−ε1)d/V2 または t=ε2d/V2+(1−ε2)d/V1 このようなことであるから、ε1およびε2は
それぞれ以下に従つて計算できる: ε1=V1/d・V2t−d/V2−V1 および ε2=V2/d・V1t−d/V1−V2 本発明に従うに、容積割合ε1およびε2を量
定するために速度V1およびV2に対する温度の影
響を考慮するのが望ましい。 このために、速度V1およびV2の変化を温度の
関数として予め決め、塔内に存在する二相混合物
の温度Tを検出しかつ容積割合ε1およびε2を
計算するために、検出した温度に対応する速度
V1およびV2の値を利用することができる。 本発明に従うに、液相L1およびL2中の超音波
信号の伝播速度それぞれV1およびV2を塔内で直
接測定することにより、速度V1およびV2を温度
の関数として予め決定するのをやめるのが望まし
い。従つて塔内に存在する混合物の温度Tに対応
する速度V1およびV2の値を直接得る。 速度V1およびV2の直接測定のため、塔内壁近
傍に二つの測定用円筒形小室を配置する。各小室
は塔内にある液相の一つのみを専ら受容するのに
適したものである。これは、小室の各々を構成す
る材料を適切に選定することにより構成すること
ができる。従つて、水性相を専ら受容することの
できる小室を得るために、水性相によつて容易に
濡らされる親水性材料例えば金属にて小室がつく
られるであろう。また、有機相を受容するのに適
した小室を得るために、その有機相によつて容易
に濡らされる疎水性材料例えばプラスチツクス物
質が利用されよう。 測定用小室の内壁に超音波要素を設ける。これ
は超音波信号を発し、次いで小室の他の壁上でこ
の信号が反射した後、それを検出する。このよう
にして、超音波信号が小室の巾の2倍を通過する
のに要する時間を測定し、かつこれから、この測
定用小室内にある液相L1またはL2中のこの超音
波信号の伝播速度V1またはV2を推定する。 本発明の方法は、試料採取もなくまた塔内に何
らの装置もないので、塔の運転に乱れを与えるこ
となく、塔の運転に際してそのいろいろな場所で
保有率の計測を実施しうるという利点を特に提供
する。実際、超音波信号の発出および検出の装置
は液体と接触する必要はなく、従つて塔壁内に設
けられる設置場所内に配置されてよい。 本発明の方法の第2の実施態様に従うに、塔内
の液体の状態を表わす指標は傾瀉器内の界面の高
さである。 本発明の方法のこの第2の実施態様に従うに、
抽出塔の傾瀉器内にある点Poにおいて超音波信
号を発し、次いでやはり傾瀉器内にある点Po′で
あつて、ともに点PoとPo′とがこの傾瀉器内の
界面をへだてて存在するように点Poから距離H
だけ離れている点Po′において上記の超音波信号
を検出し(点PoとPo′とは、点Poから発せられ
かつ径路Po,Po′を通過する超音波信号が専
ら、ともに分散相を含まない液体L2内を次いで
液体L1内を伝播するように配置されている)、上
記信号が距離Hを通過するのに要する時間toを
測定し、上記傾瀉器内にある液体L1中の上記超
音波信号の伝播速度V1を測定し、上記傾瀉器内
にある液体L2中の上記超音波信号の伝播速度V2
を測定し、かつ時間to、距離Hならびに速度V1
およびV2から上記傾瀉器内の界面の高さを決定
する。 点PoおよびPo′はそれぞれ傾瀉器の相対する
二つの内壁上にあるのが有利であり、下式を用い
て傾瀉器の底に対する界面の高さhを計算する: 本発明はまた、液−液抽出塔の運転を制御する
ための装置を目的とする。 この装置は、抽出塔内の点P1,P2……Poの少
くとも一つにおいて超音波を発する手段、点P1,
P2……Poからそれぞれ距離d1,d2……doだけ離
れた点P1′,P2′……Po′の少くとも一つにおいて
超音波信号を検出する手段、超音波信号がそれぞ
れ距離d1,d2……doを通過するのに要する時間
t1,t2……toの少くとも一つを測定する手段、な
らびに時間t1,t2……toの少くとも一つおよび対
応する距離d1,d2……doから抽出塔内に存在す
る液体の状態を計算するための手段を包含するこ
とを特徴とする。 この装置は、抽出塔内を流れる液体混合物の温
度Tを測定する手段時間t1,t2……toの一つを表
わすアナログ信号(これを第1の信号とする)を
つくりあげる手段、温度Tを表わすアナログ信号
(これを第2の信号とする)をつくりあげるため
の手段、上記第1および第2の信号から、上記塔
内を流れる液体混合物の指標の一つを表わすアナ
ログ信号(これを第3の信号とする)をつくりあ
げるための手段もまた包含するのが有利である。 分散相の保有率の測定に特に適した本発明の装
置の望ましい一実施態様に従うに、装置は液体
L1中の超音波信号の伝播速度V1と液体L2中の超
音波信号の伝播速度V2を塔内で直接測定するた
めの手段を包含する。 速度V1またはV2のこの測定手段は、抽出塔内
を流れる液体L1もしくはL2の一方のみが通過す
るのに適した円筒状の測定用小室、およびこの小
室内で超音波信号を発するためのそしてこの小室
の内壁で反射する超音波信号を検出するための手
段を包含するのが有利である。 本発明の装置の、この実施態様においては、こ
の装置が、時間t1,t2……toの一つを表わすアナ
ログ信号(これを第1の信号とする)をつくりあ
げる手段、抽出塔内で直接測定される速度V1を
表わすアナログ信号(これを第4の信号とする)
をつくりあげる手段、塔内で直接測定される速度
V2を表わすアナログ信号(これを第5の信号と
する)をつくりあげる手段、ならびに上記の第1
の信号、第4の信号および第5の信号から塔内に
存在する分散相の保有率を表わす第6のアナログ
信号をつくりあげるための手段もまた包含するの
が望ましい。 塔の傾瀉器内の界面の高さを測定するのに一層
特別に適合した本発明の装置の別な実施態様に従
うに、装置は、点Poにおいて超音波信号を発し
かつ検出する手段および点Po′において超音波信
号を発しかつ検出手段(点PoおよびPo′はとも
に抽出塔の傾瀉器の界面からへだてられるように
傾瀉器の二つの内壁上にあり、そして、点Poで
発せられ径路Po,Po′を通る超音波信号がもつ
ぱら液体L2中を次いで液体L1中を伝播するよう
に位置しており、これらの両液体は分散相を含ま
ない)、点Poにおいて発せられる超音波信号を反
射するための第1の反射手段および点Po′におい
て発せられる超音波信号を反射するための第2の
反射手段、点Poで発せられる超音波信号がこの
点と第1の反射手段との間の距離の2倍を通過す
るのに要する時間tV2を測定する手段、点Po′で
発せられる超音波信号がこの点と第2の反射手段
との間の距離の2倍を通過するのに要する時間t
V1を測定する手段、ならびに超音波信号が点Po
およびPo′の間の距離を通過するのに必要な時間
toを測定するための手段を包含する。 このようにして、液体L1中の超音波信号の伝
播速度V1と液体L2中の超音波信号の伝播速度V2
とを直接測定することができる。 この実施態様に従うに、装置が、時間tV2を表
わすアナログ信号(これを第7の信号とする)を
つくりあげるための手段、時間tV1を表わすアナ
ログ信号(これを第8の信号とする)をつくりあ
げるための手段、時間toを表わす信号(これを
第9の信号とする)をつくりあげる手段、ならび
に上記第7、第8および第9の信号から抽出塔の
傾瀉器の界面の高さhを表わす第10のアナログ信
号をつくりあげる手段をも包含するのが望まし
い。 本発明の別な利点および特質は、本発明の方法
の実施のための装置を略解的に示す添附の図面を
参照しつつ例解的にかつ非限定的に記述される以
下の説明を閲読すれば一層明白となろう。 図において、断面が円形であり高さ6m直径
100mmの脈動塔から例えばなる塔1が示される。
同塔内には連続液相L1内に分散される液相L1を
含む二相混合物が分散した状態に維持される。 この塔内に存在する分散相の保有率を制御する
ために、超音波を発信しかつ受信するペレツトを
各一つ包含する少くとも二つの超音波要素S1およ
びS1′を塔に設置する。これらの要素は断面にお
いて直径上に向いあつた2点P1およびP1′におい
て塔壁内に設けられた設置場所内にそれぞれ配置
されている。 このようにして、2相混合物内で超音波信号が
通過する距離d 1は塔の直径つまり100mmに相当
する。 本例においては、二つの超音波要素を塔に利用
することが例として説明されているが、塔に配置
された超音波反射体と連繋するただ一つの超音波
要素を利用することもできることが指摘される。
この場合、要素は超音波信号の発振器、次いで反
射した超音波信号の検出器の役割を逐次的に果た
し、超音波信号の通る距離d 1は要素と反射器と
の距離の2倍にあたる。 要素S1およびS1′のペレツトは、電圧
(tension)を適用する際に超音波を発生し、そし
て超音波信号を検出しかつそれを電圧に変換する
ことのできるセラミツクのペレツトである。 要素S1およびS1′は、発出用要素S1が超音波信
号を発生する瞬間に始動され、要素S1′がこの超
音波信号を検出する瞬間に停止する電子時計7に
連結していることに留意されたい。 このようにして電子時計7は超音波信号の発出
および受容の間の時間t1、つまりこの信号が塔内
にある連続相と分散相とを逐次的に伝播する時間
を計測し、この時間t1には、要素S1およびS1′の
ペレツトの前にある壁の中をやはりこの信号が伝
播する時間が加算される。 塔の中央部に配置された要素S1およびS1′は分
散相の保有率の測定が特に意図される。塔のいろ
いろな場所におけるこの保有率を求めたい場合、
装置は、いろいろな高さにある同じ型式の要素の
他の組を包含する。例えば、一組の要素S2および
S2′は点P2において超音波信号を発出しかつこれ
を点P2′において検出するように配列され、これ
らの要素S2およびS2′もまた電子時計7に接続さ
れている。 保有率の量定のために温度の影響を考慮にいれ
るために、この装置は精度が0.1℃より優れてい
る白金型の抵抗要素から例えばなる温度検出器9
をも包含し、この温度検出器は要素S1および
S1′の高さより僅か上の塔内に配置されている。 この他、この装置は電子時計により発生される
信号と温度検知器9により発生される信号とから
液相L1の容積割合ε1または液相L2の容積割合
ε2の値を計算することのできる手段11を包含
する。 これらの計算手段は例えば、アナログモジユー
ルからもしくは、ある種のデータ、特に温度の関
数としての速度V1およびV2の値に関するデータ
を予め導入した計算機からなつている。 しかしながら、これらのデータを予め測定しか
つそれを計算機11に導入するのを避けるため
に、塔内で速度V1およびV2を直接測定すること
ができ、これによつて塔の温度における速度V1
およびV2の値を直接得ることができる。 このためにこの装置は、塔壁に沿つて配置され
た二つの測定用小室13および15を包含する。
測定用小室13は分散相によつて湿潤可能な材料
でつくられるが、これによつて、純粋な状態の分
散相L1をこの測定用小室13内に単離すること
ができる。測定用小室15は連続相により湿潤可
能な材料によりつくられるので、同様にして純粋
な状態の連続相L2をこの測定用小室15に単離
することができる。超音波要素SV1およびSV2は
小室13および15の近傍に配置され、やはり電
子時計7に連結される。このようにして、小室1
3内での要素SV1による超音波信号の発出と小室
13の内壁上での反射後の信号の要素SV1による
検出との間の時間、ならびに小室での要素SV2に
よる超音波信号の発出と小室15の内壁上での反
射後の信号の同じ要素SV2による検出との間の時
間を測定することができる。 液体L1およびL2中の超音波信号の伝播速度V1
およびV2を表わすこれらのデータも同じく計算
装置11内に導入される。 図面においては、連続相L2は軽液相であるこ
とを表わすので、この場合傾瀉器の役割を果たす
塔の下方部分がやはり図示されている。この傾瀉
器は塔の直径より大きな直径をもちかつ全高Hを
もつ円筒状部分からなつており、また傾瀉器はそ
の対向する二つの壁上に配置され、また点Poお
よびPo′において超音波信号を発出しかつ検出す
ることができる超音波要素SoおよびSo′を具備
している。図面にみることができるごとく、点P
oおよびPo′は液体L2が分散相を含まない傾瀉器
の領域中に位置している。このような次第で、点
Poにおいて発出された超音波信号は、純粋な液
体L2に次いで傾瀉された液体L1に逐次的に出会
うのみである。要素SoおよびSo′は、これらの
それぞれから発出される超音波信号の反射を確保
するように企図された金属の遮壁17または19
からなる反射手段と連繋している。 これらの要素SoおよびSo′はまたは電子時計
7に結合している。 塔の運転の際に、一つが分散相L1をなしまた
他の一つが連続相L2をなす二つの非混合性の液
体がこの塔内で向流的に循環される。要素S1のペ
レツトに適当な電圧をかけることにより点P1で周
期的に超音波信号を発生する。これによつて電子
時計7が始動される。要素S1のペレツトがこの超
音波信号の通過を検知する時、電子時計7は停止
し、超音波信号が距離d1を通過するのに要する時
間t1が計測される。そこで電子時計は時間t1を表
わす第1の信号と称するアナログ信号を発出し、
この第1の信号は計算機11に送られる。 同様に、温度検出器9は塔内を循環する2相混
合物の温度Tを表わす第2の信号と称するアナロ
グ信号を発出し、この第2の信号もまた計算機1
1に導入される。 温度Tにおける速度V1およびV2の値に関する
データもまたこの計算機に導入される。 塔内の温度を測定するために温度検出器9を利
用する場合、温度の関数として速度V1およびV2
の変化に関するデータをこの計算機に予め導入す
ることにより実現される。これらのデータそして
第1のおよび第2のアナログ信号から、計算機は
分散相の保有率を表わす第3のアナログ信号を発
出する。 運転温度における速度V1およびV2の値を塔内
で直接測定するために、小室13および15のよ
うな2つの測定用小室を用いる場合、これらのデ
ータは、速度V1を表わすつまり要素SV1により発
出される超音波信号がこの小室13の巾の2倍に
等しい距離だけ小室内を伝播するのに要する時間
tV1を表わす第4の信号と称するアナログ信号を
つくりあげる電子時計7から計算機11に導入さ
れる。同様に時計7は液相L2内の超音波信号の
伝播速度V2を表わす第5の信号と称するアナロ
グ信号をつくりあげる。 この場合計算機11は第1、第4および第5の
信号から、液−液抽出塔内にある分散相の保有率
εを表わす第6のアナログ信号を引続いて発出す
る。 例として、0.1Mの硝酸水溶液とドデカン中の
30%のトリブチルフオスフエート溶液との間で実
施される液−液抽出の場合、分散相の保有率を計
測するための装置を試験した。硝酸水溶液は連続
相L2と分散相L1であるトリブチルフオスフエー
トとからなる。この例の場合、有効帯域の保有率
が0ないし40%の範囲となるように振巾と振動数
とが制御されている脈動装置により2相混合物は
分散状態に保たれた。測定は1メガヘルツ近辺の
振動数の超音波信号により実施された。 この試験の場合、超音波を発信しかつ受信する
要素S1およびS1′は、二つの要素のペレツトの間
の距離dが116mmであるように、塔の高さの中間
において塔壁内に設けられる受容部設置場所に配
置された。 計算装置11を較正するために、温度の関数と
して速度V1およびV2の変化を測定しかつこれら
のデータを計算装置11に導入するために純粋な
L1相もしくは純粋なL2相にて塔を充満すること
により1メガヘルツ近辺の振動数を有する超音波
信号の伝播速度の測定をまづ実施した。 分散相L1(トリブチルフオスフエート)の場
合以下の結果を得た。 【表】 そして連続相L2(硝酸)の場合以下の結果を
得た: 【表】 速度V1およびV2ならびに容積割合ε1および
ε2の計算のために、時計によつて計測される時
間t1は超音波信号の2相混合物内の伝播時間tの
みならず、要素S1およびS1′のペレツトの前にあ
る壁の中をこの信号が伝播する時間もまた含むと
いう事実を考慮すべきことは明らかである。壁の
厚さが大であると仮定するならば、処理装置の壁
を横断して信号が伝播する時間を導入することが
可能であろうし、それによつて、測定した時間を
削減することが可能となろう。上記の実験につい
ては、セラミツクのペレツトは厚さ0.1mmの非酸
化性剛の壁の後方に置かれたので、伝播時間の測
定に関して壁を考慮する必要はなかつた。 このような次第から、分散相L1について直線t1
=f(T)の傾きは0.425マイクロ秒/℃であ
り、連続相L2について直線t1=f(T)の傾きは
0.122マイクロ秒/℃であることがわかる。 表3には、このようにして分散相の保有率を
種々の温度において測定して得られた結果を総括
する。比較のために、試料を採取し、引続いてこ
れを傾瀉にかけかつ分散相と連続相とのそれぞれ
の容積を測定することからなる試料採取法により
同一条件下で保有率を測定した時に得た結果を同
様に第3表に示す。 【表】 【表】 上記の第3表を参照するに、本発明の方法が試
料採取方法により得られる結果と全く同じ結果を
得ることが可能なことが明らかであり、本発明の
方法の信頼性が立証される。 同様に、本発明の方法ならびに装置は傾瀉器内
の界面の高さの計測に関して非常に満足すべき結
果を得ることを可能とする。 この測定を行うために、以下の操作を逐次的に
行う。まづ、傾瀉器内に存在する連続相L2中の
超音波信号の伝播速度V2および傾瀉された液体
L1中の超音波信号の伝播速度V1を傾瀉器内で直
接測定する。この目的から、要素Soを用いて点
Poにおいて超音波信号を発生しかつこの信号の
発出の瞬間に電子時計7を始動し、次いで、金属
壁17上で反射する信号を検出するために要素S
oを用いる。この要素Soは電子時計7を停止す
る。このようにして、要素Soと金属壁17との
間の距離l1の2倍を超音波信号が通るのに要する
時間TV2を測定する。電子時計7は時間tV2を表
わす第7の信号と称するアナログ信号を発出し、
この第7の信号は計算機11に導入される。同様
にして、要素So′を発出用要素として、次に壁1
9上で反射される超音波信号の検出用要素として
逐次的に利用することにより、傾瀉された液L1
中の超音波信号の伝播速度V1を測定する。この
ようにして、電子時計は要素So′と反射体19と
の間の距離l2の2倍を超音波信号が通るのに要す
る時間tV1を測定し、時間tV1を表わす第8の信
号と称するアナログ信号を同様に発出する。この
信号は計算機11に導入される。 これらの予備的な2つの測定の後、要素Soを
発出用要素として用いて点Poにおいて超音波信
号を発生し、要素So′を検出用要素として用いて
点Po′において超音波信号を検出する。電子時計
はこの信号の発出時に始動し、点Po′でこの信号
を検出する時に停止する。これによつて、傾瀉器
の高さHに相当する点PoとPo′との間の距離を
超音波信号が通過するのに要する時間を測定する
ことができる。電子時計7は、時間toを表わす
第9の信号と称するアナログ信号を発出し、この
信号は計算機11に導入される。 計算機11はこれらの連続する三つの計測値か
ら式: に従つて界面の高さを決定し、かつ傾瀉器内の界
面の高さhを表わす第10のアナログ信号を発生す
る。 上記の式においてV2は2l1/tV2に等しくまた
V1は2l2/tV1に等しい。 高さhは傾瀉器の底からの高さと定義される。 例として、さん孔板を具備した脈動塔の傾瀉器
内で実施された界面高さの測定に関して得られた
結果を以下に示す。この脈動塔内で、ドデカン中
の30%のトリブチルフオスフエートからなる連続
相をなす有機相と3Nの硝酸からなる水性相とを
向流的に接触した。 装置の諸元は以下のごとくであつた: −塔 高さ:6m 直径:50mm −傾瀉器 直径:145mm 高さH:250.1mm 製造材料:ガラス −要素SoおよびSo′の位置 H:250.1mm 要素Soと反射体17との間の距離、l1:15.1mm 要素So′と反射体19との間の距離、l2:13mm −測定およびデータ処理用計算組織 インテル(INTEL)80/30マイクロプロセ
ツサー(計算機11) 本例においては随意的にいろいろな高さの界面
を測定した。以下の第4表は30cm定規を用いて直
接測定した値に対する計算の精度を示す。 【表】 【表】
よび装置を目的とする。 より詳細には、本発明は脈動塔のような液−液
抽出塔内に存在する液体の状態を表わす指標を量
定することを可能とする方法に関する。 液−液抽出法は有機溶媒を用いて水溶液中に存
在するある種の成分を分離するのに著しく有利で
あることが知られている。この液−液抽出法は一
般に、二液相が向流的に流れる塔であつて、重た
い相が塔頂から供給されまた軽い相が塔底から供
給される塔において用いられる。これらの二つの
相と接触することにより、分離すべき成分が化学
熱力学的法則に従つて各相間に分配され、また二
つの相の一方についての一成分の親和性を操作す
ることにより、この成分をほとんど完全に抽出し
て他の成分から分離するにいたることができる。 この抽出塔は一般に、二つの液相間での成分の
交換が行なわれる棚板を具備した中央幹状部
(fu^t)および塔の上下端にそれぞれある二つの離
脱帯(Zone de desengagement)とを包含す
る。中央幹状部においては、液相の一つが、連続
相をなす他の液相中の分散液の状態に保たれる。
離脱帯においては二液相間の分離が行なわれ、特
にこれらの離脱帯の一方は、分散相の凝集を確保
するための傾瀉器として利用される。軽い液相を
連続相として塔を運転する場合、傾瀉器は塔の下
部にあり、重い液相を連続相として塔を運転する
場合、傾瀉器は逆に塔の上部にある。抽出塔を良
好に運転するための常套的方法は、傾瀉器内で界
面つまり二液相の分離面を一定に保つことからな
る。また抽出塔の運転を制御するためには、傾瀉
器内の界面を頻繁に測定することが必要である。 液−液抽出塔の運転を実施するために一般に用
いられる他の方法は、分散相の保有率εつまり塔
の容積V内にある分散相の容積の百分率を量定す
ることである。保有率εはVdが塔の容積V中に
含まれる分散相の容積を表わすとして下記の式に
より表わすことができる: ε=Vd/V このパラメータは塔の運転を支配するので著し
く重要である。実際、仮にこの保有率が低いなら
ば、分散相の液滴は塔内を容易に通過するであろ
が、この分散相中に抽出される物質の量は少いで
あろう。もし保有率が高いならば、効率はより大
であろうが、局部的に液滴の適度の凝集を惹起す
るおそれがあり、それによつて両相の逆転を導き
かつ塔の閉塞を惹起することがありうる。 運転の適正な領域はこれらの二つの極端な局面
の間にある。この故に、抽出塔の運転を制御する
ために分散相の保有率の値を常時そして塔のいろ
いろな場所で知りうることは大きな利点となる。 今日に至るまで、分散相の保有率は、塔内に存
在する二相混合物の試料採取を必要とする方法に
よりもしくは電導率測定(condu−ctime′trie)
法により測定されている。 二相混合物の試料採取を必要とする方法におい
ては、電気式もしくは空気式の弁を用いて混合物
の試料を採取し、次いでこの混合物を傾瀉し、か
つ二つの相のそれぞれの容積を測定することによ
り保有率を量定することができる。この方法には
二つの難点がある。つまり試料採取は抽出塔の運
転に乱れを与え、これによつて、塔が閉塞の限界
にある場合、重大な結末を生む可能性があり;測
定は一時的にしか実施できず、また上記の難点を
避けようとするならば、測定頻度は比較的少なく
なければならない。 電導度測定による測定方法は、二つの相の一方
のみが電導性である場合に限つて適用される。こ
の場合、二相混合物の電導度が測定され、それに
よつて分散相の容積百分率を評価することができ
る。 しかしながらこの方法は、連続相が電導性であ
る場合にしか適用できず、さらに、連続相の電導
性が高すぎるならば、液−液抽出塔内で用いられ
る保有率の近辺にあつては、電導性相中での遊離
相の分散によつて二相混合物の電導度は非常に僅
かしか変化しない。これは例えば電導性相が2N
または3Nの硝酸溶液である場合である。 本発明は上記した難点を回避することができ
る、液−液抽出塔の運転を制御する方法を目的と
する。 本発明に従うに、重液L1と軽液L2とからそれ
ぞれなる非混合性の二つの液体が向流的に流れる
液−液抽出塔の運転を制御する方法は、塔内にお
いて点Pからこの点より距離dだけ離れた点P′ま
で超音波信号が伝播するに要する時間tを測定
し、塔内にあつて点PとP′との間に存在する液体
媒体の相異る二つの帯域に明確にかつそれぞれ組
成が対応する第1および第2の液体媒体の内での
上記超音波信号の伝播速度を測定し、かつ上記の
時間t、距離dおよび上記のように測定した速度
から、塔内の点PおよびP′の間に存在する液体L1
およびL2の状態を表わす指標を計算することか
らなる。 本発明の方法の第1の実施態様に従うに、液体
L1およびL2の状態を表わす指標は、分散液相の
保有率の値である。 この第1の実施態様に従うに液体L1の超音波
信号の伝播速度V1と液体L2の超音波信号の伝播
速度V2とを測定し、抽出塔内の点Pにおいて超
音波信号を発し、次いでこの点から距離dにおい
てこの信号の到達を検出し、超音波信号が距離d
を通過するのに要した時間tを測定し、かつ式: ε1=V1/d・V2t−d/V2−V1 および ε2=V2/d・V1t−d/V1−V2 により液体L1の容積比ε1および(または)液
体L2の容積比ε2を計算する。 本発明の方法に従うに、超音波信号が距離dを
通過するのに要する時間tが測定され、これによ
つて、液体L1およびL2中の超音波信号の伝播速
度それぞれV1およびV2をさらに知るならば、保
有率つまり塔内に存在する二つの相の一つの容積
の割合を計算することが可能になる。 実際、超音波信号の伝播速度はこの信号が伝播
する媒体の特性値に依存することが知られてい
る。液体については、主要な特性値は以下のもの
である: 粘 度 温 度 密 度、およびその他 また、二つの液体L1およびL2からなる二相媒
体中を超音波信号が距離dだけ通過するに要する
であろう時間は、信号が逐次的に出会う液相L1
およびL2のそれぞれをこの信号が通過するに要
する時間の和に相当する。 また、発信要素(sonde)と受信要素との間の
距離d、液体L1中の音の速度V1、液体L2中の音
の速度V2、および超音波信号が距離dを通過す
るのに要する時間tが知れている場合、ε1およ
びε2が二相混合物の液相L1およびL2の容積割
合にそれぞれ相当するとして、以下の関係があ
る: t=ε1d/V1+(1−ε1)d/V2 または t=ε2d/V2+(1−ε2)d/V1 このようなことであるから、ε1およびε2は
それぞれ以下に従つて計算できる: ε1=V1/d・V2t−d/V2−V1 および ε2=V2/d・V1t−d/V1−V2 本発明に従うに、容積割合ε1およびε2を量
定するために速度V1およびV2に対する温度の影
響を考慮するのが望ましい。 このために、速度V1およびV2の変化を温度の
関数として予め決め、塔内に存在する二相混合物
の温度Tを検出しかつ容積割合ε1およびε2を
計算するために、検出した温度に対応する速度
V1およびV2の値を利用することができる。 本発明に従うに、液相L1およびL2中の超音波
信号の伝播速度それぞれV1およびV2を塔内で直
接測定することにより、速度V1およびV2を温度
の関数として予め決定するのをやめるのが望まし
い。従つて塔内に存在する混合物の温度Tに対応
する速度V1およびV2の値を直接得る。 速度V1およびV2の直接測定のため、塔内壁近
傍に二つの測定用円筒形小室を配置する。各小室
は塔内にある液相の一つのみを専ら受容するのに
適したものである。これは、小室の各々を構成す
る材料を適切に選定することにより構成すること
ができる。従つて、水性相を専ら受容することの
できる小室を得るために、水性相によつて容易に
濡らされる親水性材料例えば金属にて小室がつく
られるであろう。また、有機相を受容するのに適
した小室を得るために、その有機相によつて容易
に濡らされる疎水性材料例えばプラスチツクス物
質が利用されよう。 測定用小室の内壁に超音波要素を設ける。これ
は超音波信号を発し、次いで小室の他の壁上でこ
の信号が反射した後、それを検出する。このよう
にして、超音波信号が小室の巾の2倍を通過する
のに要する時間を測定し、かつこれから、この測
定用小室内にある液相L1またはL2中のこの超音
波信号の伝播速度V1またはV2を推定する。 本発明の方法は、試料採取もなくまた塔内に何
らの装置もないので、塔の運転に乱れを与えるこ
となく、塔の運転に際してそのいろいろな場所で
保有率の計測を実施しうるという利点を特に提供
する。実際、超音波信号の発出および検出の装置
は液体と接触する必要はなく、従つて塔壁内に設
けられる設置場所内に配置されてよい。 本発明の方法の第2の実施態様に従うに、塔内
の液体の状態を表わす指標は傾瀉器内の界面の高
さである。 本発明の方法のこの第2の実施態様に従うに、
抽出塔の傾瀉器内にある点Poにおいて超音波信
号を発し、次いでやはり傾瀉器内にある点Po′で
あつて、ともに点PoとPo′とがこの傾瀉器内の
界面をへだてて存在するように点Poから距離H
だけ離れている点Po′において上記の超音波信号
を検出し(点PoとPo′とは、点Poから発せられ
かつ径路Po,Po′を通過する超音波信号が専
ら、ともに分散相を含まない液体L2内を次いで
液体L1内を伝播するように配置されている)、上
記信号が距離Hを通過するのに要する時間toを
測定し、上記傾瀉器内にある液体L1中の上記超
音波信号の伝播速度V1を測定し、上記傾瀉器内
にある液体L2中の上記超音波信号の伝播速度V2
を測定し、かつ時間to、距離Hならびに速度V1
およびV2から上記傾瀉器内の界面の高さを決定
する。 点PoおよびPo′はそれぞれ傾瀉器の相対する
二つの内壁上にあるのが有利であり、下式を用い
て傾瀉器の底に対する界面の高さhを計算する: 本発明はまた、液−液抽出塔の運転を制御する
ための装置を目的とする。 この装置は、抽出塔内の点P1,P2……Poの少
くとも一つにおいて超音波を発する手段、点P1,
P2……Poからそれぞれ距離d1,d2……doだけ離
れた点P1′,P2′……Po′の少くとも一つにおいて
超音波信号を検出する手段、超音波信号がそれぞ
れ距離d1,d2……doを通過するのに要する時間
t1,t2……toの少くとも一つを測定する手段、な
らびに時間t1,t2……toの少くとも一つおよび対
応する距離d1,d2……doから抽出塔内に存在す
る液体の状態を計算するための手段を包含するこ
とを特徴とする。 この装置は、抽出塔内を流れる液体混合物の温
度Tを測定する手段時間t1,t2……toの一つを表
わすアナログ信号(これを第1の信号とする)を
つくりあげる手段、温度Tを表わすアナログ信号
(これを第2の信号とする)をつくりあげるため
の手段、上記第1および第2の信号から、上記塔
内を流れる液体混合物の指標の一つを表わすアナ
ログ信号(これを第3の信号とする)をつくりあ
げるための手段もまた包含するのが有利である。 分散相の保有率の測定に特に適した本発明の装
置の望ましい一実施態様に従うに、装置は液体
L1中の超音波信号の伝播速度V1と液体L2中の超
音波信号の伝播速度V2を塔内で直接測定するた
めの手段を包含する。 速度V1またはV2のこの測定手段は、抽出塔内
を流れる液体L1もしくはL2の一方のみが通過す
るのに適した円筒状の測定用小室、およびこの小
室内で超音波信号を発するためのそしてこの小室
の内壁で反射する超音波信号を検出するための手
段を包含するのが有利である。 本発明の装置の、この実施態様においては、こ
の装置が、時間t1,t2……toの一つを表わすアナ
ログ信号(これを第1の信号とする)をつくりあ
げる手段、抽出塔内で直接測定される速度V1を
表わすアナログ信号(これを第4の信号とする)
をつくりあげる手段、塔内で直接測定される速度
V2を表わすアナログ信号(これを第5の信号と
する)をつくりあげる手段、ならびに上記の第1
の信号、第4の信号および第5の信号から塔内に
存在する分散相の保有率を表わす第6のアナログ
信号をつくりあげるための手段もまた包含するの
が望ましい。 塔の傾瀉器内の界面の高さを測定するのに一層
特別に適合した本発明の装置の別な実施態様に従
うに、装置は、点Poにおいて超音波信号を発し
かつ検出する手段および点Po′において超音波信
号を発しかつ検出手段(点PoおよびPo′はとも
に抽出塔の傾瀉器の界面からへだてられるように
傾瀉器の二つの内壁上にあり、そして、点Poで
発せられ径路Po,Po′を通る超音波信号がもつ
ぱら液体L2中を次いで液体L1中を伝播するよう
に位置しており、これらの両液体は分散相を含ま
ない)、点Poにおいて発せられる超音波信号を反
射するための第1の反射手段および点Po′におい
て発せられる超音波信号を反射するための第2の
反射手段、点Poで発せられる超音波信号がこの
点と第1の反射手段との間の距離の2倍を通過す
るのに要する時間tV2を測定する手段、点Po′で
発せられる超音波信号がこの点と第2の反射手段
との間の距離の2倍を通過するのに要する時間t
V1を測定する手段、ならびに超音波信号が点Po
およびPo′の間の距離を通過するのに必要な時間
toを測定するための手段を包含する。 このようにして、液体L1中の超音波信号の伝
播速度V1と液体L2中の超音波信号の伝播速度V2
とを直接測定することができる。 この実施態様に従うに、装置が、時間tV2を表
わすアナログ信号(これを第7の信号とする)を
つくりあげるための手段、時間tV1を表わすアナ
ログ信号(これを第8の信号とする)をつくりあ
げるための手段、時間toを表わす信号(これを
第9の信号とする)をつくりあげる手段、ならび
に上記第7、第8および第9の信号から抽出塔の
傾瀉器の界面の高さhを表わす第10のアナログ信
号をつくりあげる手段をも包含するのが望まし
い。 本発明の別な利点および特質は、本発明の方法
の実施のための装置を略解的に示す添附の図面を
参照しつつ例解的にかつ非限定的に記述される以
下の説明を閲読すれば一層明白となろう。 図において、断面が円形であり高さ6m直径
100mmの脈動塔から例えばなる塔1が示される。
同塔内には連続液相L1内に分散される液相L1を
含む二相混合物が分散した状態に維持される。 この塔内に存在する分散相の保有率を制御する
ために、超音波を発信しかつ受信するペレツトを
各一つ包含する少くとも二つの超音波要素S1およ
びS1′を塔に設置する。これらの要素は断面にお
いて直径上に向いあつた2点P1およびP1′におい
て塔壁内に設けられた設置場所内にそれぞれ配置
されている。 このようにして、2相混合物内で超音波信号が
通過する距離d 1は塔の直径つまり100mmに相当
する。 本例においては、二つの超音波要素を塔に利用
することが例として説明されているが、塔に配置
された超音波反射体と連繋するただ一つの超音波
要素を利用することもできることが指摘される。
この場合、要素は超音波信号の発振器、次いで反
射した超音波信号の検出器の役割を逐次的に果た
し、超音波信号の通る距離d 1は要素と反射器と
の距離の2倍にあたる。 要素S1およびS1′のペレツトは、電圧
(tension)を適用する際に超音波を発生し、そし
て超音波信号を検出しかつそれを電圧に変換する
ことのできるセラミツクのペレツトである。 要素S1およびS1′は、発出用要素S1が超音波信
号を発生する瞬間に始動され、要素S1′がこの超
音波信号を検出する瞬間に停止する電子時計7に
連結していることに留意されたい。 このようにして電子時計7は超音波信号の発出
および受容の間の時間t1、つまりこの信号が塔内
にある連続相と分散相とを逐次的に伝播する時間
を計測し、この時間t1には、要素S1およびS1′の
ペレツトの前にある壁の中をやはりこの信号が伝
播する時間が加算される。 塔の中央部に配置された要素S1およびS1′は分
散相の保有率の測定が特に意図される。塔のいろ
いろな場所におけるこの保有率を求めたい場合、
装置は、いろいろな高さにある同じ型式の要素の
他の組を包含する。例えば、一組の要素S2および
S2′は点P2において超音波信号を発出しかつこれ
を点P2′において検出するように配列され、これ
らの要素S2およびS2′もまた電子時計7に接続さ
れている。 保有率の量定のために温度の影響を考慮にいれ
るために、この装置は精度が0.1℃より優れてい
る白金型の抵抗要素から例えばなる温度検出器9
をも包含し、この温度検出器は要素S1および
S1′の高さより僅か上の塔内に配置されている。 この他、この装置は電子時計により発生される
信号と温度検知器9により発生される信号とから
液相L1の容積割合ε1または液相L2の容積割合
ε2の値を計算することのできる手段11を包含
する。 これらの計算手段は例えば、アナログモジユー
ルからもしくは、ある種のデータ、特に温度の関
数としての速度V1およびV2の値に関するデータ
を予め導入した計算機からなつている。 しかしながら、これらのデータを予め測定しか
つそれを計算機11に導入するのを避けるため
に、塔内で速度V1およびV2を直接測定すること
ができ、これによつて塔の温度における速度V1
およびV2の値を直接得ることができる。 このためにこの装置は、塔壁に沿つて配置され
た二つの測定用小室13および15を包含する。
測定用小室13は分散相によつて湿潤可能な材料
でつくられるが、これによつて、純粋な状態の分
散相L1をこの測定用小室13内に単離すること
ができる。測定用小室15は連続相により湿潤可
能な材料によりつくられるので、同様にして純粋
な状態の連続相L2をこの測定用小室15に単離
することができる。超音波要素SV1およびSV2は
小室13および15の近傍に配置され、やはり電
子時計7に連結される。このようにして、小室1
3内での要素SV1による超音波信号の発出と小室
13の内壁上での反射後の信号の要素SV1による
検出との間の時間、ならびに小室での要素SV2に
よる超音波信号の発出と小室15の内壁上での反
射後の信号の同じ要素SV2による検出との間の時
間を測定することができる。 液体L1およびL2中の超音波信号の伝播速度V1
およびV2を表わすこれらのデータも同じく計算
装置11内に導入される。 図面においては、連続相L2は軽液相であるこ
とを表わすので、この場合傾瀉器の役割を果たす
塔の下方部分がやはり図示されている。この傾瀉
器は塔の直径より大きな直径をもちかつ全高Hを
もつ円筒状部分からなつており、また傾瀉器はそ
の対向する二つの壁上に配置され、また点Poお
よびPo′において超音波信号を発出しかつ検出す
ることができる超音波要素SoおよびSo′を具備
している。図面にみることができるごとく、点P
oおよびPo′は液体L2が分散相を含まない傾瀉器
の領域中に位置している。このような次第で、点
Poにおいて発出された超音波信号は、純粋な液
体L2に次いで傾瀉された液体L1に逐次的に出会
うのみである。要素SoおよびSo′は、これらの
それぞれから発出される超音波信号の反射を確保
するように企図された金属の遮壁17または19
からなる反射手段と連繋している。 これらの要素SoおよびSo′はまたは電子時計
7に結合している。 塔の運転の際に、一つが分散相L1をなしまた
他の一つが連続相L2をなす二つの非混合性の液
体がこの塔内で向流的に循環される。要素S1のペ
レツトに適当な電圧をかけることにより点P1で周
期的に超音波信号を発生する。これによつて電子
時計7が始動される。要素S1のペレツトがこの超
音波信号の通過を検知する時、電子時計7は停止
し、超音波信号が距離d1を通過するのに要する時
間t1が計測される。そこで電子時計は時間t1を表
わす第1の信号と称するアナログ信号を発出し、
この第1の信号は計算機11に送られる。 同様に、温度検出器9は塔内を循環する2相混
合物の温度Tを表わす第2の信号と称するアナロ
グ信号を発出し、この第2の信号もまた計算機1
1に導入される。 温度Tにおける速度V1およびV2の値に関する
データもまたこの計算機に導入される。 塔内の温度を測定するために温度検出器9を利
用する場合、温度の関数として速度V1およびV2
の変化に関するデータをこの計算機に予め導入す
ることにより実現される。これらのデータそして
第1のおよび第2のアナログ信号から、計算機は
分散相の保有率を表わす第3のアナログ信号を発
出する。 運転温度における速度V1およびV2の値を塔内
で直接測定するために、小室13および15のよ
うな2つの測定用小室を用いる場合、これらのデ
ータは、速度V1を表わすつまり要素SV1により発
出される超音波信号がこの小室13の巾の2倍に
等しい距離だけ小室内を伝播するのに要する時間
tV1を表わす第4の信号と称するアナログ信号を
つくりあげる電子時計7から計算機11に導入さ
れる。同様に時計7は液相L2内の超音波信号の
伝播速度V2を表わす第5の信号と称するアナロ
グ信号をつくりあげる。 この場合計算機11は第1、第4および第5の
信号から、液−液抽出塔内にある分散相の保有率
εを表わす第6のアナログ信号を引続いて発出す
る。 例として、0.1Mの硝酸水溶液とドデカン中の
30%のトリブチルフオスフエート溶液との間で実
施される液−液抽出の場合、分散相の保有率を計
測するための装置を試験した。硝酸水溶液は連続
相L2と分散相L1であるトリブチルフオスフエー
トとからなる。この例の場合、有効帯域の保有率
が0ないし40%の範囲となるように振巾と振動数
とが制御されている脈動装置により2相混合物は
分散状態に保たれた。測定は1メガヘルツ近辺の
振動数の超音波信号により実施された。 この試験の場合、超音波を発信しかつ受信する
要素S1およびS1′は、二つの要素のペレツトの間
の距離dが116mmであるように、塔の高さの中間
において塔壁内に設けられる受容部設置場所に配
置された。 計算装置11を較正するために、温度の関数と
して速度V1およびV2の変化を測定しかつこれら
のデータを計算装置11に導入するために純粋な
L1相もしくは純粋なL2相にて塔を充満すること
により1メガヘルツ近辺の振動数を有する超音波
信号の伝播速度の測定をまづ実施した。 分散相L1(トリブチルフオスフエート)の場
合以下の結果を得た。 【表】 そして連続相L2(硝酸)の場合以下の結果を
得た: 【表】 速度V1およびV2ならびに容積割合ε1および
ε2の計算のために、時計によつて計測される時
間t1は超音波信号の2相混合物内の伝播時間tの
みならず、要素S1およびS1′のペレツトの前にあ
る壁の中をこの信号が伝播する時間もまた含むと
いう事実を考慮すべきことは明らかである。壁の
厚さが大であると仮定するならば、処理装置の壁
を横断して信号が伝播する時間を導入することが
可能であろうし、それによつて、測定した時間を
削減することが可能となろう。上記の実験につい
ては、セラミツクのペレツトは厚さ0.1mmの非酸
化性剛の壁の後方に置かれたので、伝播時間の測
定に関して壁を考慮する必要はなかつた。 このような次第から、分散相L1について直線t1
=f(T)の傾きは0.425マイクロ秒/℃であ
り、連続相L2について直線t1=f(T)の傾きは
0.122マイクロ秒/℃であることがわかる。 表3には、このようにして分散相の保有率を
種々の温度において測定して得られた結果を総括
する。比較のために、試料を採取し、引続いてこ
れを傾瀉にかけかつ分散相と連続相とのそれぞれ
の容積を測定することからなる試料採取法により
同一条件下で保有率を測定した時に得た結果を同
様に第3表に示す。 【表】 【表】 上記の第3表を参照するに、本発明の方法が試
料採取方法により得られる結果と全く同じ結果を
得ることが可能なことが明らかであり、本発明の
方法の信頼性が立証される。 同様に、本発明の方法ならびに装置は傾瀉器内
の界面の高さの計測に関して非常に満足すべき結
果を得ることを可能とする。 この測定を行うために、以下の操作を逐次的に
行う。まづ、傾瀉器内に存在する連続相L2中の
超音波信号の伝播速度V2および傾瀉された液体
L1中の超音波信号の伝播速度V1を傾瀉器内で直
接測定する。この目的から、要素Soを用いて点
Poにおいて超音波信号を発生しかつこの信号の
発出の瞬間に電子時計7を始動し、次いで、金属
壁17上で反射する信号を検出するために要素S
oを用いる。この要素Soは電子時計7を停止す
る。このようにして、要素Soと金属壁17との
間の距離l1の2倍を超音波信号が通るのに要する
時間TV2を測定する。電子時計7は時間tV2を表
わす第7の信号と称するアナログ信号を発出し、
この第7の信号は計算機11に導入される。同様
にして、要素So′を発出用要素として、次に壁1
9上で反射される超音波信号の検出用要素として
逐次的に利用することにより、傾瀉された液L1
中の超音波信号の伝播速度V1を測定する。この
ようにして、電子時計は要素So′と反射体19と
の間の距離l2の2倍を超音波信号が通るのに要す
る時間tV1を測定し、時間tV1を表わす第8の信
号と称するアナログ信号を同様に発出する。この
信号は計算機11に導入される。 これらの予備的な2つの測定の後、要素Soを
発出用要素として用いて点Poにおいて超音波信
号を発生し、要素So′を検出用要素として用いて
点Po′において超音波信号を検出する。電子時計
はこの信号の発出時に始動し、点Po′でこの信号
を検出する時に停止する。これによつて、傾瀉器
の高さHに相当する点PoとPo′との間の距離を
超音波信号が通過するのに要する時間を測定する
ことができる。電子時計7は、時間toを表わす
第9の信号と称するアナログ信号を発出し、この
信号は計算機11に導入される。 計算機11はこれらの連続する三つの計測値か
ら式: に従つて界面の高さを決定し、かつ傾瀉器内の界
面の高さhを表わす第10のアナログ信号を発生す
る。 上記の式においてV2は2l1/tV2に等しくまた
V1は2l2/tV1に等しい。 高さhは傾瀉器の底からの高さと定義される。 例として、さん孔板を具備した脈動塔の傾瀉器
内で実施された界面高さの測定に関して得られた
結果を以下に示す。この脈動塔内で、ドデカン中
の30%のトリブチルフオスフエートからなる連続
相をなす有機相と3Nの硝酸からなる水性相とを
向流的に接触した。 装置の諸元は以下のごとくであつた: −塔 高さ:6m 直径:50mm −傾瀉器 直径:145mm 高さH:250.1mm 製造材料:ガラス −要素SoおよびSo′の位置 H:250.1mm 要素Soと反射体17との間の距離、l1:15.1mm 要素So′と反射体19との間の距離、l2:13mm −測定およびデータ処理用計算組織 インテル(INTEL)80/30マイクロプロセ
ツサー(計算機11) 本例においては随意的にいろいろな高さの界面
を測定した。以下の第4表は30cm定規を用いて直
接測定した値に対する計算の精度を示す。 【表】 【表】
図面は本発明の方法を実施するための装置を略
解的に示すものである。
解的に示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重液L1と軽液L2とからそれぞれなる非混合
性の二つの液体が向流的に流れる液−液抽出塔の
運転を制御する方法であつて、この方法が、塔内
において点Pからこの点より距離dだけ離れた点
P′まで超音波信号が伝播するに要する時間tを測
定し、塔内にあつて点PとP′との間に存在する液
体媒体の相異なる二つの帯域に明確にかつそれぞ
れ組成が対応する第1および第2の液体媒体の内
での上記超音波信号の伝播速度を測定し、かつ上
記の時間t、距離dおよび上記のように測定した
速度から、塔内の点PおよびP′の間に存在する液
体L1およびL2の状態を表わす指標を計算するこ
とからなることを特徴とする制御方法。 2 液体L1内の超音波信号の伝播速度V1と液体
L2内の超音波信号の伝播速度V2とを測定し、抽
出塔内の点Pにおいて超音波信号を発し、次いで
この点Pから距離dにおいてこの信号の到達を検
出し、超音波信号が距離dを通過するのに要した
時間tを測定し、かつ式: ε1=V1/d・V2t−d/V2−V1 および ε2=V2/d・V1t−d/V1−V2 により液体L1の容積比ε1および(または)液
体L2の容積比ε2を計算することを特徴とする
上記第1項の方法。 3 速度V1およびV2の変化を温度の関数として
予め測定し、抽出塔内に存在する2相混合物の温
度Tを検知し、かつこの温度Tに対応するV1お
よびV2の値から容積比ε1および(または)ε
2を計算することを特徴とする上記第2項の方
法。 4 液体L1中の超音波信号の伝播速度V1と液体
L2中の超音波信号の伝播速度V2とを抽出塔内で
直接測定することを特徴とする上記第2項の方
法。 5 抽出塔の傾瀉器内にある点Poにおいて超音
波信号を発し、次いでやはり傾瀉器内にある点P
o′であつて、ともに点PoとPo′とがこの傾瀉器
内の界面をへだてて存在するように点Poから距
離Hだけ離れている点Po′において上記の超音波
信号を検出し(点PoとPo′とは、点Poから発せ
られかつ経路Po,Po′を通過する超音波信号が
もつぱら、ともに分散相を含まない液体L2内を
次いで液体L1内を伝播するように配置されてい
る)、上記信号が距離Hを通過するのに要する時
間toを測定し、上記傾瀉器内にある液体L1中の
上記超音波信号の伝播速度V1を測定し、上記傾
瀉器内にある液体L2中の上記超音波信号の伝播
速度V2を測定し、かつ時間to、距離Hならびに
速度V1およびV2から上記傾瀉器内の界面の高さ
を決定することを特徴とする上記第1項の方法。 6 傾瀉器の向いあつた二つの内壁上に点Poお
よびPo′がそれぞれあり、また式 により傾瀉器の底に対する界面の高さhを計算す
ることを特徴とする上記第5項の方法。 7 抽出塔内の点P1,P2……Poの少くとも一つ
において超音波を発する手段、点P1,P2……Po
からそれぞれ距離d1,d2……doだけ離れた点
P1′,P2′……Poの少なくとも一つにおいて超音
波信号を検出する手段、超音波信号がそれぞれ距
離、d1,d2……doを通過するのに要する時間t1,
t2……toの少くとも一つを測定する手段、なら
びに時間t1,t2……toの少くとも一つおよび対応
する距離d1,d2……doから抽出塔内に存在する
液体の状態を表わす指標を計算するための手段を
包含することを特徴とする、液−液抽出塔の動作
を制御するための装置。 8 抽出塔内を流れる液体混合物の温度Tを測定
する手段、時間t1,t2……toの一つを表わすアナ
ログ信号(これを第1の信号とする)をつくりあ
げるための手段、温度Tを表わすアナログ信号
(これを第2の信号とする)をつくりあげるため
の手段、上記の第1および第2の信号から、上記
塔内を流れる混合物の指標の一つを表わすアナロ
グ信号(これを第3の信号とする)をつくりあげ
るための手段を包含することを特徴とする上記第
7項の装置。 9 液体L1中の超音波信号の伝播速度V1と液体
L2中の超音波信号の伝播速度V2とを抽出塔内で
直接測定するための手段を包含することを特徴と
する上記第7項の装置。 10 速度V1またはV2を測定する手段が、抽出
塔内を流れる液体L1もしくはL2の一方のみが通
過するのに適した円筒状の測定用小室、およびこ
の小室内で超音波信号を発するためのそしてこの
小室の内壁上で反射する超音波信号を検出するた
めの手段を包含することを特徴とする上記第9項
の装置。 11 時間t1,t2……toの一つを表わすアナログ
信号(これを第1の信号とする)をつくりあげる
手段、抽出塔内で直接測定される速度V1を表わ
すアナログ信号(これを第4の信号とする)をつ
くりあげる手段、塔内で直接測定される速度V2
を表わすアナログ信号(これを第5の信号とす
る)をつくりあげる手段、ならびに上記の第1の
信号、第4の信号および第5の信号から塔内に存
在する分散相の保有率を表わす第6のアナログ信
号をつくりあげるための手段を包含することを特
徴とする上記第9項および第10項のいずれかの
装置。 12 点Poにおいて超音波信号を発しかつ検出
する手段および点Po′において超音波信号を発し
かつ検出する手段(点PoおよびPo′はともに抽
出塔の傾瀉器の界面からへだてられるように傾瀉
器の二つの内壁上にあり、そして、点Poで発せ
られ経路Po,Po′を通る超音波信号がもつぱら
液体L2中を次いで液体L1中を伝播するように位
置しており、これらの両液体は分散相を含まな
い)、点Poにおいて発せられる超音波信号を反射
するための第1の反射手段および点Po′において
発せられる超音波信号を反射するための第2の反
射手段、点Poで発せられる超音波信号がこの点
と第1の反射手段との間の距離の2倍を通過する
のに要する時間tV2を測定する手段、点Po′で発
せられる超音波信号がこの点と第2の反射手段と
の間の距離の2倍を通過するのに要する時間tV1
を測定する手段、ならびに超音波信号が点Poお
よびPo′の間の距離を通過するのに必要な時間t
oを測定するための手段を包含することを特徴と
する上記第7項の装置。 13 時間tV2を表わすアナログ信号(これを第
7の信号とする)をつくりあげるための手段、時
間tV1を表わすアナログ信号(これを第8の信号
とする)をつくりあげるための手段、時間toを
表わすアナログ信号(これを第9の信号とする)
をつくりあげる手段、ならびに上記の第7、第8
および第9の信号から抽出塔の傾瀉器の界面の高
さhを表わす第10のアナログ信号をつくりあげる
ための手段を包含することを特徴とする上記第1
2項の装置。
Applications Claiming Priority (1)
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