JPS6139166A - パタ−ン認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （属する技術分野） 本発明はパターンマツチング方式を使ったパターン認識
装置に関する。

（従来技術） 文字認識や音声認識などに於ては、予め用意しておいた
標準パターンと、入力された未知のパターンとの照合を
行なうパターンマツチング方式が一般に使われている。

認識判定は、入力パターント各標準パターンとのパター
ンマツチングによって得られる類似度（又はその反対の
距離）を比較し、その結果最小距離を支える標準パター
ンを求め、これを認識結果とするものである。このとき
、入力された文字や音声が用意されている標準パターン
の中に無いものであった場合でも、誤って標準パターン
の中のどれかを認識してしまうことは避けなければなら
ない。この場合、得られたマツチング距離は大きいもの
と考えられるから、マツチング距離がある閾値（リジェ
クト値）よシ大きくなった場合、標準パターンのどれで
もないと判定するようＫこれをリジェクトする手法があ
る。

一方、他の誤認識として、正しい文字や音声とは違う文
字や音声と認識することが考えられる。これは、正しい
標準パターンとのマツチング距離の方が他の誤った標準
パターンとのマツチング距離より大きくなった場合に生
じる。この誤認識は、文字や音声の種類に関係する。

この場合も、各標準パターンで誤認識の頻度に応じて異
なったりジェクト値を設定することによって誤認識を低
減することができる。即ち、誤認識し易い標準パターン
には比較的小さいリジェクト値を設定するのである。こ
うすることによって、入カバターンがかなシ標準パター
ンに類似していないと認識されず、他の標準パターンと
の距離が最小と゛なっても、リジェクト値を下回るもの
でなければ誤認識とはならない。

このようにリジェクト値の導入は、誤認識を低減する効
果がある。

しかし、従来、リジェクト値を決定する方法は、認識テ
ストを行なって判断するという経験則しかなかった。こ
の方法では、認識テストを行なわなければならないとい
う繁雑さならびに人間の感覚で決定するという曖昧さが
ある。

（発明の目的） 本発明の目的は容易にかつ正しく　＋７ジエクト値を決
定することができるパターン認識装置を提供することに
ある。

（発明の構成） 本発明によれば、各標準パターンに対して夫夫独立した
りジェクト値−を備え、各標準パターンに対するリジェ
クト値をその標準パターンと他のすベセの標準パターン
とのマツチング処理　−を行なって得られたマツチング
距離の最小値に従って決定することを特徴とするパター
ン認識装置が得られる。

（実施例） 次に本発明の一実施例について第１回のブロック図およ
び第２図を用いて説明する。例として、Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ
、Ｅの５つの標準パターンがあるとして、各標準パター
ンのりジェクト値を決定する方法について説明する。

第１図に於て、１は標準パターンを格納しておくメモリ
、２はパターンマツチング処理部、３は判定部、４はリ
ジェクト値を格納するメモリである。本構成に於て、リ
ジェクト値は次のような動作で決定される。まず、パタ
ーンマツチング処理部２は標準パターンメモリ１からパ
ターンＡとパターンＢを読み出し、ＡとＢとでパターン
マツチング処理を行ない、得られた距離を判定部３に送
る。次に、パターンマツチング処理部は、ＡとＣとでパ
ターンマツチング処理を行ない、次に見られた距離を判
定部３に送る。同様にＡ、！：Ｄ、ＡとＥとのマツチン
グ処理を行ない、夫々の距離を判定部３に送る。判定部
３では、マツチング処理部２から送られた距離を順次比
較し、最小の距離を求めてその距離の値をパターン人の
りジェクト値としてリジェクト値メモリ４に格納する。

次に、パターンＢと他のパターンとのマツチング処理を
処理部２で行ない、得られた距離の最小値を判定部３で
判定し、パターンＢのリジェクト値としてこの値をメモ
リ４に格納する。同様にしてパターンＣ％Ｄ、Ｅのリジ
ェクト値を求める。第２図は、標準パターン同志のマツ
チング距離の関係を示す図である。この例では、ＡとＢ
とのマツチング距離が他と比して小さいが、これはＡと
Ｂとが互いに類似文字（又は音声）であることを示して
いる。類似文字（又は音声）は互いに誤認識し易いので
、リジェクト値を小さくする必要があるが、第２図に示
すように、第１図によれば類似文字（又は音声）のりジ
ェクト値は自動的に小さくなっている。

尚、本実施例では、最小マツチング距離そのものをリジ
ェクト値としたが、最小マツチング距離に従って、例え
ば比例した値等を用いるように拡張することは容易であ
る。

（発明の効果） 以上説明したとおシ、本発明によれば、認識テストを折
力う繁雑さ、人間の感覚で決定する曖昧さを排除して、
適切なりジェクト値を得ることができ、誤認識を低減す
る効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部ブロック図である
。 １・・・・・・標準ハターンメモリ、２・・・・・・パ
ターンマツチング処理部、３・・・・・・判定部、４・
・・・・・リジェクト値メモリ 第２図は本発明の一実施例を説明する際用いられる標準
パターン間のマツチング距離の関係図である。 ＄　１　回

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. あらかじめ用意された標準パターンと未知入力パターン
   とのパターンマッチング処理を行ない、前記パターンマ
   ッチング処理によって得られたマッチング距離が所定閾
   値（リジェクト値）を越えない標準パターンの中から未
   知入力を推定するパターン認識装置に於て、各標準パタ
   ーンに対して夫々独立したリジェクト値を備え、ひとつ
   の標準パターンに対するリジェクト値を、該標準パター
   ンと他のすべての標準パターンとのマッチング処理を行
   なって得られたマッチング距離の最小値に従って決定す
   ることを特徴とするパターン認識装置。