JPS6135817Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6135817Y2 JPS6135817Y2 JP6223980U JP6223980U JPS6135817Y2 JP S6135817 Y2 JPS6135817 Y2 JP S6135817Y2 JP 6223980 U JP6223980 U JP 6223980U JP 6223980 U JP6223980 U JP 6223980U JP S6135817 Y2 JPS6135817 Y2 JP S6135817Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing ring
- ring
- circumferential surface
- fixed sealing
- annular groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 28
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 22
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 4
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 考案の目的
本考案は、水中ポンプなどのメカニカルシール
における固定密封環の固定部構造に関するもので
ある。
における固定密封環の固定部構造に関するもので
ある。
従来、メカニカルシールにおける固定密封環の
固定部は、第4図Aに見られるよう金属製固定密
封環1′の外周面1′dと、環溝内周面3′cとの
間の間隙部にOリング6′を介在させ、あるいは
第4図Bに見られるよう、固定密封環1″の裏側
端面1″bから外周面1″dにかけてL形ゴムパツ
キング6″を貼着させた構造となつている。しか
し第4図AのようにOリング6′を介在させたも
のは、シール部が線接触であつて間隙Gの密封効
果に乏しいという欠点がある。また、金属製のも
のには適用できるが、焼結品については成型上適
用が困難である。他方、第4図BのようにL形ゴ
ムパツキング6″を貼着させたものは、固定密封
環1″の裏面で断熱層となるため、摺滑面に生ず
る発熱の放熱性が悪く、長時間使用すれば蓄熱さ
れて摺滑面に焼付を生ずるという危険がある。
固定部は、第4図Aに見られるよう金属製固定密
封環1′の外周面1′dと、環溝内周面3′cとの
間の間隙部にOリング6′を介在させ、あるいは
第4図Bに見られるよう、固定密封環1″の裏側
端面1″bから外周面1″dにかけてL形ゴムパツ
キング6″を貼着させた構造となつている。しか
し第4図AのようにOリング6′を介在させたも
のは、シール部が線接触であつて間隙Gの密封効
果に乏しいという欠点がある。また、金属製のも
のには適用できるが、焼結品については成型上適
用が困難である。他方、第4図BのようにL形ゴ
ムパツキング6″を貼着させたものは、固定密封
環1″の裏面で断熱層となるため、摺滑面に生ず
る発熱の放熱性が悪く、長時間使用すれば蓄熱さ
れて摺滑面に焼付を生ずるという危険がある。
本考案はこのような従来の欠点を払拭して、シ
ール効果が万全で放熱性に優れ、かつ、耐久性に
富んだ固定密封環の固定部構造を提供することを
目的としている。
ール効果が万全で放熱性に優れ、かつ、耐久性に
富んだ固定密封環の固定部構造を提供することを
目的としている。
(2) 考案の構成
本考案に係るメカニカルシールにおける固定密
封環の固定部構造では、表側端面を回転密封環と
対接する摺滑面となし裏側端面を非摺滑面とする
シリコンカーバイト製固定密封環を、回転軸の外
周に沿うようシールボツクス内壁等に凹設せられ
た環溝内に収容して非摺滑面を溝底面に対向させ
ると共に、固定密封環の外周面と環溝内周面との
間の空隙部には、弾褥性の被覆層内に芯環を内装
させた緩衝パツキングを圧入状に介在させ、緩衝
パツキング内周面と固定密封環外周面との対接面
および緩衝パツキング外周面と環溝内周面との対
接面が夫々面接触状に密着せしめられ、環溝内に
おける固定密封環の固定状態が強固に保持せられ
るような構成となつている。
封環の固定部構造では、表側端面を回転密封環と
対接する摺滑面となし裏側端面を非摺滑面とする
シリコンカーバイト製固定密封環を、回転軸の外
周に沿うようシールボツクス内壁等に凹設せられ
た環溝内に収容して非摺滑面を溝底面に対向させ
ると共に、固定密封環の外周面と環溝内周面との
間の空隙部には、弾褥性の被覆層内に芯環を内装
させた緩衝パツキングを圧入状に介在させ、緩衝
パツキング内周面と固定密封環外周面との対接面
および緩衝パツキング外周面と環溝内周面との対
接面が夫々面接触状に密着せしめられ、環溝内に
おける固定密封環の固定状態が強固に保持せられ
るような構成となつている。
実施態様を例示した図面について説明すると、
1は表側端面1aを回転密封環2と対接する摺滑
面となし裏側端面1bを非摺滑面とする固定密封
環であつて、シリコンカーバイトで作られてい
る。3は回転軸4の外周に沿うようシールボツク
ス内壁などの固定体5に凹設せられた環溝であつ
て、裏側端面1bを溝底面3bに当接させるよう
にして固定密封環1を収容すると共に、固定密封
環1の外周面1dと環溝内周面3cとの間の空隙
部には後記緩衝パツキング6を圧入状に介在させ
る。緩衝パツキング6は、弾褥性の被覆層7内に
硬質の芯環8を内装させ、かつ、その環端部を表
側より求心状に導出させて折曲げ縁8aが形成さ
せてある。そして固定密封環外周面1dと環溝内
周面3cとの間の空隙部に緩衝パツキング6を介
在させることにより、折曲げ縁8aの内側が固定
密封環1の表側端面1aの肩部へ係止すると共
に、緩衝パツキング内周面6cと固定密封環外周
面1dとの対接面およびパツキング外周面6dと
環溝内周面3cとの対接面が、夫々面接触状に密
着せしめられるのである。8bは芯環8の環端部
要所を外周方向へ折り返して形成された引抜用の
爪片であつて、緩衝パツキング6を環溝3内から
抽出する際に使用される。9は緩衝パツキング6
の回り止めと脱出防止のための押え板、10は回
転密封環2を裏面から支承するベローズ、11は
リテーナー、12は押圧スプリングである。
1は表側端面1aを回転密封環2と対接する摺滑
面となし裏側端面1bを非摺滑面とする固定密封
環であつて、シリコンカーバイトで作られてい
る。3は回転軸4の外周に沿うようシールボツク
ス内壁などの固定体5に凹設せられた環溝であつ
て、裏側端面1bを溝底面3bに当接させるよう
にして固定密封環1を収容すると共に、固定密封
環1の外周面1dと環溝内周面3cとの間の空隙
部には後記緩衝パツキング6を圧入状に介在させ
る。緩衝パツキング6は、弾褥性の被覆層7内に
硬質の芯環8を内装させ、かつ、その環端部を表
側より求心状に導出させて折曲げ縁8aが形成さ
せてある。そして固定密封環外周面1dと環溝内
周面3cとの間の空隙部に緩衝パツキング6を介
在させることにより、折曲げ縁8aの内側が固定
密封環1の表側端面1aの肩部へ係止すると共
に、緩衝パツキング内周面6cと固定密封環外周
面1dとの対接面およびパツキング外周面6dと
環溝内周面3cとの対接面が、夫々面接触状に密
着せしめられるのである。8bは芯環8の環端部
要所を外周方向へ折り返して形成された引抜用の
爪片であつて、緩衝パツキング6を環溝3内から
抽出する際に使用される。9は緩衝パツキング6
の回り止めと脱出防止のための押え板、10は回
転密封環2を裏面から支承するベローズ、11は
リテーナー、12は押圧スプリングである。
(3) 考案の効果
本考案構造によれば、弾褥性の被覆層7内に硬
質の芯環8を内装させた緩衝パツキング6によつ
て、固定密封環1の外周面1dと環溝内周面3c
との面接触による密着状態が強固となり、シール
効果は万全となる。そして従来のOリングを介在
させたものとは異なり焼結品についても適用でき
る構造であつて、固定密封環1がシリコンカーバ
イトで作られているため耐摩耗性に優れている。
また、L形ゴムパツキングを貼着させた従来の構
造とは異なり固定密封環1の裏側端面1bが環溝
3の溝底面3bと直接当接しているため、放熱性
は極めて良好であり、長時間使用しても摺動面に
焼付を生じないという利点がある。
質の芯環8を内装させた緩衝パツキング6によつ
て、固定密封環1の外周面1dと環溝内周面3c
との面接触による密着状態が強固となり、シール
効果は万全となる。そして従来のOリングを介在
させたものとは異なり焼結品についても適用でき
る構造であつて、固定密封環1がシリコンカーバ
イトで作られているため耐摩耗性に優れている。
また、L形ゴムパツキングを貼着させた従来の構
造とは異なり固定密封環1の裏側端面1bが環溝
3の溝底面3bと直接当接しているため、放熱性
は極めて良好であり、長時間使用しても摺動面に
焼付を生じないという利点がある。
第1図は本考案構造によるメカニカルシールの
要部縦断側面図、第2図は本考案構造における緩
衝パツキングの半断面図、第3図は本考案構造に
おける緩衝パツキングに内装される芯環の正面
図、第4図のAおよびBは従来のメカニカルシー
ルにおける固定密封環の固定部構造を例示した要
部縦断側面図、第5図のA〜Cは本考案構造の嵌
め合せ手順を例示した要部縦断側面図である。 1……固定密封環、1a……表側端面、1b…
…裏側端面、1d……外周面、2……回転密封
環、3……環溝、3b……環溝溝底面、3c……
環溝内周面、4……回転溝、6……緩衝パツキン
グ、6a……前端縁、6b……後端縁、6c……
緩衝パツキング内周面、6d……緩衝パツキング
外周面、7……被覆層、8……金属芯環。
要部縦断側面図、第2図は本考案構造における緩
衝パツキングの半断面図、第3図は本考案構造に
おける緩衝パツキングに内装される芯環の正面
図、第4図のAおよびBは従来のメカニカルシー
ルにおける固定密封環の固定部構造を例示した要
部縦断側面図、第5図のA〜Cは本考案構造の嵌
め合せ手順を例示した要部縦断側面図である。 1……固定密封環、1a……表側端面、1b…
…裏側端面、1d……外周面、2……回転密封
環、3……環溝、3b……環溝溝底面、3c……
環溝内周面、4……回転溝、6……緩衝パツキン
グ、6a……前端縁、6b……後端縁、6c……
緩衝パツキング内周面、6d……緩衝パツキング
外周面、7……被覆層、8……金属芯環。
Claims (1)
- 表側端面1aを回転密封環2と対接する摺滑面
となし裏側端面1bを非摺滑面とするシリコンカ
ーバイト製固定密封環1を、回転軸4の外周に沿
うようシールボツクス内壁等に凹設せられた環溝
3内に収容して非摺滑面を溝底面3bに対向させ
ると共に、固定密封環1の外周面1dと環溝内周
面3cとの間の空隙部には、弾褥性の被覆層7内
に芯環8を内装させた緩衝パツキング6を圧入状
に介在させ、緩衝パツキング内周面6cと固定密
封環外周面1dとの対接面および緩衝パツキング
外周面6dと環溝内周面3cとの対接面が夫々面
接触状に密着せしめられ、環溝3内における固定
密封環1の固定状態が強固に保持せられるよう構
成したメカニカルシールにおける固定密封環の固
定部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223980U JPS6135817Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223980U JPS6135817Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56163855U JPS56163855U (ja) | 1981-12-05 |
| JPS6135817Y2 true JPS6135817Y2 (ja) | 1986-10-17 |
Family
ID=29656565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6223980U Expired JPS6135817Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6135817Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-07 JP JP6223980U patent/JPS6135817Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56163855U (ja) | 1981-12-05 |
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