JPS6135259Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6135259Y2 JPS6135259Y2 JP12180781U JP12180781U JPS6135259Y2 JP S6135259 Y2 JPS6135259 Y2 JP S6135259Y2 JP 12180781 U JP12180781 U JP 12180781U JP 12180781 U JP12180781 U JP 12180781U JP S6135259 Y2 JPS6135259 Y2 JP S6135259Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- clutch pin
- transmission
- booms
- transmitting body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 21
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 7
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 2
- 239000013043 chemical agent Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Special Spraying Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、走行する機体に塔載されて機体の
両側に張出されるブームを利用して薬剤の散布を
行う機能を有するブームスプレーヤにおいて両ブ
ームを選択的に張出しあるいは格納できるように
したことを目的とするブームスプレーヤのブーム
作動装置に関するものである。
両側に張出されるブームを利用して薬剤の散布を
行う機能を有するブームスプレーヤにおいて両ブ
ームを選択的に張出しあるいは格納できるように
したことを目的とするブームスプレーヤのブーム
作動装置に関するものである。
従来のこの種のブームスプレーヤにおいて、2
本のブームを独立して作動させるために2本のシ
リンダ装置を別々に取り付けていた。したがつ
て、各ブームとシリンダ装置とを有する配管やバ
ルブ等の機器を2系統分配管るす必要があり、装
置全体が大型となるばかりか、高価になるという
問題があつた。また、1本のシリンダ装置によつ
て2本のブームを作動させるものもあるが、この
構造のものでは両ブームを別々に作動させること
ができず、薬剤散布の態様に応じてブームスプレ
ーヤを使用することができないという不都合があ
つた。
本のブームを独立して作動させるために2本のシ
リンダ装置を別々に取り付けていた。したがつ
て、各ブームとシリンダ装置とを有する配管やバ
ルブ等の機器を2系統分配管るす必要があり、装
置全体が大型となるばかりか、高価になるという
問題があつた。また、1本のシリンダ装置によつ
て2本のブームを作動させるものもあるが、この
構造のものでは両ブームを別々に作動させること
ができず、薬剤散布の態様に応じてブームスプレ
ーヤを使用することができないという不都合があ
つた。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、
1本のシリンダ装置によつて2本のブームを同時
に、あるいは選択的に作動すなわち張出し及び格
納できるようにしたことを特徴とするブームスプ
レーヤのブーム作動装置を提供しようとするもの
である。
1本のシリンダ装置によつて2本のブームを同時
に、あるいは選択的に作動すなわち張出し及び格
納できるようにしたことを特徴とするブームスプ
レーヤのブーム作動装置を提供しようとするもの
である。
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図はこの考案のブーム作動装置を装備した
ブームスプレーヤを示すもので、図中、1は走行
機体であるトラクタ、2はこのトラクタ1の後部
に搭載される薬剤タンク、3,3は薬剤タンク2
の更に後方の両側に搭載されるブームであつて、
水平に配設されたセンターブーム4の両端にそれ
ぞれピン5,5によつて枢支されてトラクタ1の
両側に張出し及び格納可能となつている。なお、
ブーム3及びセンターブーム4にはそれぞれ図示
しないポンプを介して薬剤タンク2と連結する配
管及び複数の薬剤散布用ノズルが装備されている
が、図面では省略してある。
ブームスプレーヤを示すもので、図中、1は走行
機体であるトラクタ、2はこのトラクタ1の後部
に搭載される薬剤タンク、3,3は薬剤タンク2
の更に後方の両側に搭載されるブームであつて、
水平に配設されたセンターブーム4の両端にそれ
ぞれピン5,5によつて枢支されてトラクタ1の
両側に張出し及び格納可能となつている。なお、
ブーム3及びセンターブーム4にはそれぞれ図示
しないポンプを介して薬剤タンク2と連結する配
管及び複数の薬剤散布用ノズルが装備されている
が、図面では省略してある。
前記両ブーム3,3の間には下方に向つて突出
する摺動可能なピストンロツド6を有する油圧式
のシリンダ装置7が配設されており、また、この
シリンダ装置7とブーム3,3との間にはそれぞ
れその中間部が枢支ピン8,8によつて枢支され
て垂直方向に揺動可能な伝達体9,9が配設され
ている(第2図参照)。そして、これら伝達体
9,9の上端部と前記ブーム3,3とが第1のリ
ンク10,10を介して揺動可能に連結され、ま
た、伝達体9,9の下端部と前記ピストンロツド
6とが第2のリンク11,11を介して摺動可能
に連結されている。この場合、伝達体9は、第3
図に示すように、枢支ピン8によつて連結される
2枚の伝達板12,13のうちの一方すなわち内
方側に伝達板12にシリンダ部14が装着されて
おり、このシリンダ部14内にはクラツチピン1
5が摺動可能に嵌挿されている。このクラツチピ
ン15は、その先端に膨隆頭部15aが形成され
ており、そして、前記シリンダ部14との間に縮
設されたスプリング16の付勢によつて常時他方
すなわち外方側の伝達板13に向つて突出し、伝
達板13に穿設された係合部すなわち係合孔17
内に係合しうるようになつている。また、クラツ
チピンン15は操作索条18を介して前記トラク
タ1に装着される操作レバー19と連結されてい
る。この場合、操作索条18は、一端を前記シリ
ンダ部14の突出端に連結し、他端を図示しない
トラクタ側固定部に連結するアウターチユーブ1
8aと、このアウターチユーブ18a内を貫通
し、それぞれ前記クラツチピン15と操作レバー
19に連結するインナーワイヤ18bとで構成さ
れており、操作レバー19の操作によつてインナ
ーワイヤ18bを介してクラツチピン15がスプ
リング16に抗して外側方の伝達板13の係合孔
17との係合が解除されるようになつている。
する摺動可能なピストンロツド6を有する油圧式
のシリンダ装置7が配設されており、また、この
シリンダ装置7とブーム3,3との間にはそれぞ
れその中間部が枢支ピン8,8によつて枢支され
て垂直方向に揺動可能な伝達体9,9が配設され
ている(第2図参照)。そして、これら伝達体
9,9の上端部と前記ブーム3,3とが第1のリ
ンク10,10を介して揺動可能に連結され、ま
た、伝達体9,9の下端部と前記ピストンロツド
6とが第2のリンク11,11を介して摺動可能
に連結されている。この場合、伝達体9は、第3
図に示すように、枢支ピン8によつて連結される
2枚の伝達板12,13のうちの一方すなわち内
方側に伝達板12にシリンダ部14が装着されて
おり、このシリンダ部14内にはクラツチピン1
5が摺動可能に嵌挿されている。このクラツチピ
ン15は、その先端に膨隆頭部15aが形成され
ており、そして、前記シリンダ部14との間に縮
設されたスプリング16の付勢によつて常時他方
すなわち外方側の伝達板13に向つて突出し、伝
達板13に穿設された係合部すなわち係合孔17
内に係合しうるようになつている。また、クラツ
チピンン15は操作索条18を介して前記トラク
タ1に装着される操作レバー19と連結されてい
る。この場合、操作索条18は、一端を前記シリ
ンダ部14の突出端に連結し、他端を図示しない
トラクタ側固定部に連結するアウターチユーブ1
8aと、このアウターチユーブ18a内を貫通
し、それぞれ前記クラツチピン15と操作レバー
19に連結するインナーワイヤ18bとで構成さ
れており、操作レバー19の操作によつてインナ
ーワイヤ18bを介してクラツチピン15がスプ
リング16に抗して外側方の伝達板13の係合孔
17との係合が解除されるようになつている。
また、前記伝達板9の伝達板12,13間には
ガイド板20が配設されている。このガイド板2
0には前記クラツチピン15の小径部15bを嵌
挿する幅を有する円弧状のガイド溝20aが伝達
体9の揺動範囲にわたつて穿設されており、か
つ、このガイド溝20aの両端にはクラツチピン
15の膨隆頭部15aを嵌挿しうる大径部20
a,20bが形成されている。したがつて、前記
ブーム3が格納位置あるいは水平状に張出された
位置においてクラツチピン15が伝達板13の係
合孔17から解除され、前記シリンダ装置7から
の作動が遮断されるのである。
ガイド板20が配設されている。このガイド板2
0には前記クラツチピン15の小径部15bを嵌
挿する幅を有する円弧状のガイド溝20aが伝達
体9の揺動範囲にわたつて穿設されており、か
つ、このガイド溝20aの両端にはクラツチピン
15の膨隆頭部15aを嵌挿しうる大径部20
a,20bが形成されている。したがつて、前記
ブーム3が格納位置あるいは水平状に張出された
位置においてクラツチピン15が伝達板13の係
合孔17から解除され、前記シリンダ装置7から
の作動が遮断されるのである。
上記のように構成されるこの考案のブーム作動
装置によれば、1本のシリンダ装置7によつて2
本のブーム3,3を張出し及び格納状態に作動す
ることができ、しかも、シリンダ装置7とブーム
3,3との間に配設される揺動式の伝達体9,9
とをそれぞれ第1及び第2のリンク10及び11
を介して連結するとともに、伝達体9をクラツチ
ピン15によつて係脱する2板の伝達板12,1
3で形成し、かつ、クラツチピン15の係脱すな
わち切換動作を操作レバー19によつて行えるよ
うになつているので、操作レバー19の操作によ
り左右のブーム3,3のうちのいずれか一方を格
納あるいは張出し位置の状態のままにして他方の
ブーム3のみを張出しあるいは格納することがで
き、圃場の状況や散布態様に応じてブーム3,3
の切換動作を行うことができる。また、この考案
の装置においては、クラツチピン15の先端に膨
隆頭部15aを形成し、この膨隆頭部15aがブ
ーム3の停止位置すなわち格納位置及び張出し位
置以外は係合状態が解除されることがないので、
作動中にブーム3が落下するなどの危険がなく、
安全にブームの作動を行うことができるなどの優
れた効果が得られるので、その利用価値は顕著で
ある。
装置によれば、1本のシリンダ装置7によつて2
本のブーム3,3を張出し及び格納状態に作動す
ることができ、しかも、シリンダ装置7とブーム
3,3との間に配設される揺動式の伝達体9,9
とをそれぞれ第1及び第2のリンク10及び11
を介して連結するとともに、伝達体9をクラツチ
ピン15によつて係脱する2板の伝達板12,1
3で形成し、かつ、クラツチピン15の係脱すな
わち切換動作を操作レバー19によつて行えるよ
うになつているので、操作レバー19の操作によ
り左右のブーム3,3のうちのいずれか一方を格
納あるいは張出し位置の状態のままにして他方の
ブーム3のみを張出しあるいは格納することがで
き、圃場の状況や散布態様に応じてブーム3,3
の切換動作を行うことができる。また、この考案
の装置においては、クラツチピン15の先端に膨
隆頭部15aを形成し、この膨隆頭部15aがブ
ーム3の停止位置すなわち格納位置及び張出し位
置以外は係合状態が解除されることがないので、
作動中にブーム3が落下するなどの危険がなく、
安全にブームの作動を行うことができるなどの優
れた効果が得られるので、その利用価値は顕著で
ある。
第1図はこの考案のブーム作動装置を装備する
ブームスプレーヤの斜視図、第2図はブーム作動
装置の構造を示す概略正面図、第3図はこの考案
における伝達体の構造を示す断面図である。 図において、1……トラクタ(機体)、3……
ブーム、5……ピン、6……ピストンロツド、7
……シリンダ装置、8……枢支ピン、9……伝達
体、10……第1のリンク、11……第2のリン
ク、12,13……伝達板、14……シリンダ
部、15……クラツチピン、15a……膨隆頭
部、15b……小径部、16……スプリング、1
7……係合部(係合孔)、18……操作索条、1
9……操作レバー、20……ガイド板、20a…
…ガイド溝、20b……大径部、である。
ブームスプレーヤの斜視図、第2図はブーム作動
装置の構造を示す概略正面図、第3図はこの考案
における伝達体の構造を示す断面図である。 図において、1……トラクタ(機体)、3……
ブーム、5……ピン、6……ピストンロツド、7
……シリンダ装置、8……枢支ピン、9……伝達
体、10……第1のリンク、11……第2のリン
ク、12,13……伝達板、14……シリンダ
部、15……クラツチピン、15a……膨隆頭
部、15b……小径部、16……スプリング、1
7……係合部(係合孔)、18……操作索条、1
9……操作レバー、20……ガイド板、20a…
…ガイド溝、20b……大径部、である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 走行可能な機体に塔載されるブームを機体の
両側方に向つて張出し及び格納可能に形成し、
ブームに装備される薬剤散布ノズルにより圃場
に向つて薬剤の散布を行うようにしたブームス
プレーヤにおいて、前記両ブームの基端をそれ
ぞれ揺動可能に枢支するとともに、これらブー
ム間に下方に向つて伸縮可能なピストンロツド
を有するシリンダ装置を配設し、このシリンダ
装置と前記ブームとの間にそれぞれ垂直方向に
揺動可能な伝達体を配設し、その中間部を枢支
されるこの伝達体の上部及び下部をそれぞれ前
記ブーム及びピストンロツドに第1及び第2の
リンクを介して揺動伝達可能に連結し、かつ、
前記伝達体に設けられた係合部に、この伝達体
の揺動を切換えるクラツチピンを選択的に係合
させるように形成して成るブームスプレーヤの
ブーム作動装置。 2 前記伝達体が、揺動支点を構成する枢支ピン
によつて連結される2枚の伝達板と、一方の伝
達板に装着されたシリンダ部内に摺動可能に嵌
挿されて他方の伝達板に穿設された係合孔と係
合しうるクラツチピンと、このクラツチピンを
切換え操作する操作レバーとで構成されて成る
実用新案登録請求の範囲第1項記載のブームス
プレーヤのブーム作動装置。 3 前記クラツチピンを先端膨隆状に形成し、両
伝達板間に配設されるガイド板には前記クラツ
チピンの小径部を嵌挿する幅を有する円弧状ガ
イド溝を前記伝達板によつて構成される伝達体
の揺動範囲にわたつて穿設するとともに、この
ガイド溝の両端部に前記クラツチピンの膨隆頭
部を嵌挿しうる大径部を形成して成る実用新案
登録請求の範囲第2項記載のブームスプレーヤ
のブーム作動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12180781U JPS5826969U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | ブ−ムスプレ−ヤのブ−ム作動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12180781U JPS5826969U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | ブ−ムスプレ−ヤのブ−ム作動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5826969U JPS5826969U (ja) | 1983-02-21 |
JPS6135259Y2 true JPS6135259Y2 (ja) | 1986-10-14 |
Family
ID=29915746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12180781U Granted JPS5826969U (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | ブ−ムスプレ−ヤのブ−ム作動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826969U (ja) |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP12180781U patent/JPS5826969U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5826969U (ja) | 1983-02-21 |
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