JPS6134486Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は凹球面鏡１の中央部に透孔２を穿設し、
同透孔２の内部に可動レンズ３を継手４を介して
支持し、同レンズ３に腕５，５を介して設けた凸
球面鏡６を上記凹球面鏡１の凹側空間に支持し同
凸球面鏡６の凸側を上記凹球面鏡１の凹球面に向
けてなる道路用ミラー装置に関するものである。
凹球面鏡１は支柱７に設けられ固定状態に支持さ
れる。可動レンズ３の外周には支持枠８を設け、
同支持枠８に腕５，５が設けられる。継手４は上
記支持枠８の外周と上記透孔２の内周との間に介
在させた中間リング９を有する縦横自在継手であ
つてレンズ３の方向を調節することが出来る。こ
のレンズ３と上記凸球面鏡６とは中心線ａを共通
にし同レンズ３と上記凸球面鏡６とは一体に動作
するものである。又同レンズ３の焦点距離は同レ
ンズ３と上記凸球面鏡６との中間にあつて凸球面
鏡６の映像は拡大され同映像は上下左右が反対に
うつる。同レンズ３は凸レンズであるが凹レンズ
を組合はせて上記凸球面鏡６に正像を投影するこ
とが出来るが上記凹球面鏡１には逆像が投影され
る。尚図中１０で示すものは道路、１１は遮蔽
物、１２はセンターライン、１３は対向車であ
る。

従つて道路１０の緩やかな曲り角に支柱７を立
て、その上端に上記凹球面鏡１を固定し（第１図
にその状態を示す）上記レンズ３と上記凸球面鏡
６とを対向車１３の方向に向けて支持すると、同
対向車１３は上記レンズ３によつて拡大されて上
記凸球面鏡６に逆像が投影され、その逆像は反射
して上記凹球面鏡１に正像がさらに拡大さた状態
で投影されるから第１図矢印ｂ方向に走行してい
る自動車１４から上記凹球面鏡１に映つた対向車
１３の正像を確認することが出来る。

従来急な曲り角では道路用ミラーによつて対向
車１３を容易に確認することが出来たものである
が、道路１０の緩やかな曲り角で遮蔽物１１があ
る場合には対向車１３を容易に確認することが出
来ない欠陥があつた。

本案は上記欠陥に鑑みなされたものであつて、
本案は上述のように凹球面鏡１の中央部に透孔２
を穿設し、同透孔２の内部に可動レンズ３を継手
４を介して支持し、同レンズ３に腕５，５を介し
て設けた凸球面鏡６を上記凹球面鏡１の凹側空間
に支持し同凸球面鏡６の凸側を上記凹球面鏡１の
凹球面に向けてなる道路用ミラーであるから道路
１０の緩やかな曲り角で遮蔽物１１がある場合に
おいて遮蔽物１１の蔭になつて見へない対向車１
３が上記凹球面鏡１に投影されこれを容易に確認
することが出来る便益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の道路用ミラーの使用状態を示す
平面図、第２図は同ミラーの横断面図、第３図は
同ミラーの斜視図である。 １……凹球面鏡、２……透孔、３……可動レン
ズ、４……継手、５……腕、６……凸球面鏡。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 凹球面鏡１の中央部に透孔２を穿設し、同透
   孔２の内部に可動レンズ３を継手４を介して支
   持し、同レンズ３に腕５，５を介して設けた凸
   球面鏡６を上記凹球面鏡１の凹側空間に支持し
   同凸球面鏡６の凸側を上記凹球面鏡１の凹球面
   に向けてなる道路用ミラー装置。 ２ 継手４が上記レンズ３の外周と上記透孔２の
   内周との間に介在させた自在継手である実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の道路用ミラー装
   置。