JPS6132022B2 - - Google Patents
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- JPS6132022B2 JPS6132022B2 JP54024297A JP2429779A JPS6132022B2 JP S6132022 B2 JPS6132022 B2 JP S6132022B2 JP 54024297 A JP54024297 A JP 54024297A JP 2429779 A JP2429779 A JP 2429779A JP S6132022 B2 JPS6132022 B2 JP S6132022B2
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- dialysate
- bicarbonate
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Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は腎不全等の患者の血液透析に使用され
る重炭酸塩系透析液の調製法に関する。
る重炭酸塩系透析液の調製法に関する。
<従来技術およびその問題点>
当初血液透析のバツフアーとしてコルフ
(Kolff)等によつてバイカーボネートがとりあげ
られたが、バツフアーそのものの問題よりも装置
内での炭酸塩の沈澱、酸塩基平衡の不安定性、そ
の他多くの装置上の問題があつたため、アセテー
トが透析液のバツフアーとして使用されるように
なつた。
(Kolff)等によつてバイカーボネートがとりあげ
られたが、バツフアーそのものの問題よりも装置
内での炭酸塩の沈澱、酸塩基平衡の不安定性、そ
の他多くの装置上の問題があつたため、アセテー
トが透析液のバツフアーとして使用されるように
なつた。
アセテートをバツフアーとする透析液は、上記
の諸々の問題を即座に解決するものであつたの
で、その後アセテートをバツフアーとする透析液
が普及し今日に至つているが、透析患者の急激な
増加と共に、種々の合併症をもつた患者の透析例
も増加し、これに伴つて透析中の不均衡症候群そ
の他のトラブルも比例的に増加している。アセテ
ートは体内で代謝されてバイカーボネートとなり
生体のバツフアーとして使用されるが、この代謝
不良により頭痛、嘔気、嘔吐、低血圧シヨツク等
の不均衡症候群を生ずることがあるので、上記の
トラブルの中には透析液のアセテートに起因する
と思われる症例も少なくはないものと思われる。
の諸々の問題を即座に解決するものであつたの
で、その後アセテートをバツフアーとする透析液
が普及し今日に至つているが、透析患者の急激な
増加と共に、種々の合併症をもつた患者の透析例
も増加し、これに伴つて透析中の不均衡症候群そ
の他のトラブルも比例的に増加している。アセテ
ートは体内で代謝されてバイカーボネートとなり
生体のバツフアーとして使用されるが、この代謝
不良により頭痛、嘔気、嘔吐、低血圧シヨツク等
の不均衡症候群を生ずることがあるので、上記の
トラブルの中には透析液のアセテートに起因する
と思われる症例も少なくはないものと思われる。
そのため透析液に直接バイカーボネートを使用
する試みも多々試みられているが、バイカーボネ
ートを用いたいわゆる重炭酸塩系透析液を使用す
る場合には、含有されているカルシウムおよびマ
グネシウムが炭酸塩として沈澱し、透析液組成が
変化する傾向があるので、炭酸塩の沈澱生成の殆
んどない重酸塩系透析液を得るためには特殊な透
析調製法が必要とされる。
する試みも多々試みられているが、バイカーボネ
ートを用いたいわゆる重炭酸塩系透析液を使用す
る場合には、含有されているカルシウムおよびマ
グネシウムが炭酸塩として沈澱し、透析液組成が
変化する傾向があるので、炭酸塩の沈澱生成の殆
んどない重酸塩系透析液を得るためには特殊な透
析調製法が必要とされる。
すなわち、重炭酸塩含有濃厚液とカルシウム塩
およびマグネシウム塩含有濃厚液とが直接混合し
ないように、一方の濃厚液を稀釈水で稀釈してか
ら他方の濃厚液を加えて調製する方法や、それぞ
れの濃厚液を稀釈水で稀釈しながら、あるいは稀
釈してから混合し規定濃度の透析液を調製する方
法などである。
およびマグネシウム塩含有濃厚液とが直接混合し
ないように、一方の濃厚液を稀釈水で稀釈してか
ら他方の濃厚液を加えて調製する方法や、それぞ
れの濃厚液を稀釈水で稀釈しながら、あるいは稀
釈してから混合し規定濃度の透析液を調製する方
法などである。
この調製法で作られた透析液は沈澱生成が少な
く実用となりうるものであるが、透析時に体温と
等しい約37℃の規定温度に加温されている必要が
あり、この加温段階で若干の沈澱生成の危険性が
ある。特に加温がヒーターによる透析液の局部加
熱による場合には沈澱生成が起り易く、そのため
加熱操作に慎重な注意を必要とするという欠点が
あつた。
く実用となりうるものであるが、透析時に体温と
等しい約37℃の規定温度に加温されている必要が
あり、この加温段階で若干の沈澱生成の危険性が
ある。特に加温がヒーターによる透析液の局部加
熱による場合には沈澱生成が起り易く、そのため
加熱操作に慎重な注意を必要とするという欠点が
あつた。
また従来混合前に濃厚液および稀釈水の加温を
行つているので、混合によつて気泡が生じ、その
ために濃度あるいはPH等の指示値が不正確となつ
たり、特に容量方式によつて稀釈が行われる場合
には、気泡の存在のために容量値が不正確となつ
て濃度等の異常を生じたりして問題であつた。
行つているので、混合によつて気泡が生じ、その
ために濃度あるいはPH等の指示値が不正確となつ
たり、特に容量方式によつて稀釈が行われる場合
には、気泡の存在のために容量値が不正確となつ
て濃度等の異常を生じたりして問題であつた。
さらにまた気泡が透析器の透析膜面上に付着し
て有効膜面積の減少を生じ透析効率の低下をもた
らすことのないよう稀釈混合液に透析液の脱気を
行つているが、この場合脱気により透析液から炭
酸ガスが除去され、その結果透析液のPHが上昇し
カルシウム塩やマグネシウム塩の沈澱が生じるこ
とがあり問題であつた。
て有効膜面積の減少を生じ透析効率の低下をもた
らすことのないよう稀釈混合液に透析液の脱気を
行つているが、この場合脱気により透析液から炭
酸ガスが除去され、その結果透析液のPHが上昇し
カルシウム塩やマグネシウム塩の沈澱が生じるこ
とがあり問題であつた。
本発明は上記問題を解決するものであり、透析
液のカルシウム塩やマグネシウム塩の沈澱が殆ん
ど生ずることのない、従つて液組成の殆んど変化
することのない透析液を提供するものである。
液のカルシウム塩やマグネシウム塩の沈澱が殆ん
ど生ずることのない、従つて液組成の殆んど変化
することのない透析液を提供するものである。
<問題点を解決するための手段>
本願発明者は上記問題点に鑑み鋭意研究を行つ
た結果、稀釈水をあらかじめ所定温度に加温しか
つ脱気することにより上記の問題を解決すること
を見出し本発明に到達した。
た結果、稀釈水をあらかじめ所定温度に加温しか
つ脱気することにより上記の問題を解決すること
を見出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、重炭酸塩含有濃厚液とカル
シウム塩およびマグネシウム塩含有濃厚液の少な
くとも一方を稀釈水で稀釈して後該両液を混合し
調製する透析液調製法において、前記稀釈水があ
らかじめ所定温度に加温され、かつ脱気されてい
ることを特徴とする重炭酸塩系透析液の調製法で
ある。
シウム塩およびマグネシウム塩含有濃厚液の少な
くとも一方を稀釈水で稀釈して後該両液を混合し
調製する透析液調製法において、前記稀釈水があ
らかじめ所定温度に加温され、かつ脱気されてい
ることを特徴とする重炭酸塩系透析液の調製法で
ある。
<実施例>
次に本発明の好ましい実施例について説明す
る。
る。
まず稀釈水を所定温度41〜42℃に加温し、これ
を脱気装置で脱気する。次にこの所定温度に加温
され脱気された稀釈水をパイプを通して混合槽に
供給し、別のパイプを通して供給された例えばカ
ルシウム塩およびマグネシウム塩含有濃厚液(以
下A液という)をこれに混合し稀釈する。そして
最後に残りのもう一方の濃厚液すなわち重炭酸塩
含有濃厚液(以下B液という)をさらに別のパイ
プを通して供給し、前記稀釈されたA液と混合す
れば、カルシウム塩やマグネシウム塩の殆んど沈
澱することのない、液組成の殆んど変化すること
のない透析液を得ることができる。
を脱気装置で脱気する。次にこの所定温度に加温
され脱気された稀釈水をパイプを通して混合槽に
供給し、別のパイプを通して供給された例えばカ
ルシウム塩およびマグネシウム塩含有濃厚液(以
下A液という)をこれに混合し稀釈する。そして
最後に残りのもう一方の濃厚液すなわち重炭酸塩
含有濃厚液(以下B液という)をさらに別のパイ
プを通して供給し、前記稀釈されたA液と混合す
れば、カルシウム塩やマグネシウム塩の殆んど沈
澱することのない、液組成の殆んど変化すること
のない透析液を得ることができる。
ここで稀釈水は一般に水道水たは純水が使用さ
れており、また稀釈水の加温方法としては温水と
冷水をミキシングバルブを通して混合する方法
や、ヒーターによる直接加温などが一般的であ
る。
れており、また稀釈水の加温方法としては温水と
冷水をミキシングバルブを通して混合する方法
や、ヒーターによる直接加温などが一般的であ
る。
また稀釈水による稀釈はA液またはB液の一方
のみを行う場合と、AB両液ともに別々に行う場
合とがあるが、一方のもの稀釈の方が手間がかか
らず、また混合槽も1つで済むので実用的であ
る。
のみを行う場合と、AB両液ともに別々に行う場
合とがあるが、一方のもの稀釈の方が手間がかか
らず、また混合槽も1つで済むので実用的であ
る。
そしてこのようにして調製された透析液は、透
析液自体を直接脱気する場合よりも脱気効果は悪
いが、実用的には殆んど問題なく、またミツクス
タンク内に設置された電導計の精度の安定に役立
つという利点のあることが確認されている。
析液自体を直接脱気する場合よりも脱気効果は悪
いが、実用的には殆んど問題なく、またミツクス
タンク内に設置された電導計の精度の安定に役立
つという利点のあることが確認されている。
<効 果>
以上述べてきたことから明らかなように、本発
明は次のような利点を有する。
明は次のような利点を有する。
(1) 稀釈水をあらかじめ脱気してあるので、調製
された透析液を脱気する必要がなく、従つて脱
気に起因する透析液中のカルシウム塩やマグネ
シウム塩の沈澱を生ずることが無い。
された透析液を脱気する必要がなく、従つて脱
気に起因する透析液中のカルシウム塩やマグネ
シウム塩の沈澱を生ずることが無い。
(2) 稀釈水をあらかじめ所定温度に加温してある
ので、調製された透析液を加温する必要がな
く、また加温するにしても僅かの加温ですむの
で、ヒーターによる直接加温を必要とせず、従
つて加温による沈澱物の生成という問題を回避
できる。
ので、調製された透析液を加温する必要がな
く、また加温するにしても僅かの加温ですむの
で、ヒーターによる直接加温を必要とせず、従
つて加温による沈澱物の生成という問題を回避
できる。
(3) 混合前の加温された稀釈水を脱気しており、
また濃厚液の量は相対的に少ないので、混合に
よつて気泡を生ずることがなく、従つて濃度や
PHの指示値が不正確となつたり、特に容量方式
によつて稀釈を行う場合において、容量値が不
正確になり濃度等に異常を生じたりすることが
ない。
また濃厚液の量は相対的に少ないので、混合に
よつて気泡を生ずることがなく、従つて濃度や
PHの指示値が不正確となつたり、特に容量方式
によつて稀釈を行う場合において、容量値が不
正確になり濃度等に異常を生じたりすることが
ない。
Claims (1)
- 1 重炭酸塩含有濃厚液とカルシウム塩およびマ
グネシウム塩含有濃厚液の少なくとも一方を稀釈
水で稀釈して後該両液を混合して調製する透析液
調製法において、前記稀釈水があらかじめ所定温
度に加温され、かつ脱気されていることを特徴と
する重炭酸塩系透析液の調製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2429779A JPS55115819A (en) | 1979-03-01 | 1979-03-01 | Preparation of bicarbonate dialysis solution |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2429779A JPS55115819A (en) | 1979-03-01 | 1979-03-01 | Preparation of bicarbonate dialysis solution |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55115819A JPS55115819A (en) | 1980-09-06 |
JPS6132022B2 true JPS6132022B2 (ja) | 1986-07-24 |
Family
ID=12134223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2429779A Granted JPS55115819A (en) | 1979-03-01 | 1979-03-01 | Preparation of bicarbonate dialysis solution |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55115819A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6382950A (ja) * | 1986-09-27 | 1988-04-13 | 久保田 敏男 | 容器の荷くずれ防止装置 |
JPH0381840U (ja) * | 1989-12-11 | 1991-08-21 | ||
JPH0491824U (ja) * | 1990-12-20 | 1992-08-11 | ||
DE112018005935T5 (de) | 2017-11-22 | 2020-08-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Piezoelektrisches Bauelement und Verfahren zur Herstellung eines piezoelektrischen Bauelements |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1214872B (it) * | 1984-04-06 | 1990-01-18 | Mariano Feriani | Sacca contenente due o piu'sostanze per infusione ad uso medicale, poste in scomparti separati, comprendente mezzi atti a consentire la miscelazione di tali sostanze solo al momento dell'uso. |
SE509424C2 (sv) * | 1996-04-12 | 1999-01-25 | Gambro Med Tech Ab | System för eliminering av gaser från en behållare som innehåller bikarbonatpulver och vatten |
WO2007082548A1 (en) * | 2006-01-17 | 2007-07-26 | Mohamed Abd El-Moneim Basiony | Universal bi-cartridge |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5011866A (ja) * | 1973-04-24 | 1975-02-06 | ||
JPS5020591A (ja) * | 1973-05-25 | 1975-03-04 | ||
JPS5165467A (ja) * | 1974-10-21 | 1976-06-07 | Baxter Laboratories Inc | |
JPS5294700A (en) * | 1976-01-31 | 1977-08-09 | Kobe Lab Inc | Dialyzer |
-
1979
- 1979-03-01 JP JP2429779A patent/JPS55115819A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5011866A (ja) * | 1973-04-24 | 1975-02-06 | ||
JPS5020591A (ja) * | 1973-05-25 | 1975-03-04 | ||
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JPH0491824U (ja) * | 1990-12-20 | 1992-08-11 | ||
DE112018005935T5 (de) | 2017-11-22 | 2020-08-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Piezoelektrisches Bauelement und Verfahren zur Herstellung eines piezoelektrischen Bauelements |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55115819A (en) | 1980-09-06 |
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