JPS61293917A - 新規インタ−ロイキン1活性物質、その製造法および該活性物質生産性ヒト白血病細胞 - Google Patents

新規インタ−ロイキン1活性物質、その製造法および該活性物質生産性ヒト白血病細胞

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JPS61293917A
JPS61293917A JP60136247A JP13624785A JPS61293917A JP S61293917 A JPS61293917 A JP S61293917A JP 60136247 A JP60136247 A JP 60136247A JP 13624785 A JP13624785 A JP 13624785A JP S61293917 A JPS61293917 A JP S61293917A
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Japan
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interleukin
cells
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JP60136247A
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English (en)
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Masatake Yamashita
山下 優毅
Fumihiko Shirakawa
白川 文彦
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規インターロイキン1活性物質、その製造
法および該活性物質生産性ヒト白血病細胞に関する。本
発明方法によって生産されるインターロイキン1(以下
“IL−1”ともいう)活性物質は抗腫瘍剤としての用
途が期待されているので、医薬の産業分野で有用である
従来の技術 免疫反応の誘導には、マクロファージ、T細胞、B細胞
を中心とする多くの細胞が関与している。
これらの細胞の機能は、これら細胞が生産する種々のリ
ンフ才力インに基づいている。これらリンフ才力インは
単離されて、免疫不全症および癌に対する治療に応用さ
れようとしている〔ミゼル(Mizel、 S、’B、
 )鳩、リンフォカインズ(Lymphokines)
第6巻、アカデミツク・プレス(Academic P
ress)。
19B2 ’]。
リンフ才力インのうち、たとえばインターロイキン2(
以下“IL−2”ともいう)は、これを大量に生産する
ことができる細胞(ジャーカット細胞)が確立されてい
る。しかし、IL−1については、これを大量に生産す
ることができる細胞株は確立されておらず、生成するI
L−1の理化学的、生物学的性質も十分に解析されてい
ない。
従来報告されているIL−1のpI値は6.8゜5.8
.5.2であることが、ジャーナル・オブ・クリニカル
・インベスティゲイション(J、(10)1n。
Inv、、)  73.1462−1472(1984
)に記載されている。その他細胞培養によるIL−1の
生産を示す文献としてはセルラー・イムノロシイ(Ce
llularImmunology)  80.223
− 229(1983)、:l−(10)ピアン・ジャ
ーナル・オブ・イムノロシイ(Bur、J。
Inoy+unol、 )、ユ2 .895−899 
 (1982)などがある。
特開昭60=78917にはヒト白血病細胞ラインによ
る[L;−1の製造方法が開示しであるが、ここで使う
細胞(SPI−802>はNK様細胞であって本発明の
B細胞とは異なる。細胞の表面マーカーも違い、またC
onAやホルボルミリステート酢酸エステルなどの刺、
激剤の添加なしにIL−1を生産できる本発明細胞とは
明らかに異なる。
発明が解決しようとする問題点 リンフ才力インとして知られるIL−1を大量に生産し
、かつ永代培養が可能な細胞株が得られれば、産業上極
めて有利である。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、白血病患者末梢血より得られる単核細胞
を形質転換させることにより、IL−i活性物質生産性
を有する細胞株が確立できること、ならびに該IL−1
生産性株が従来知られているIL−1生産性株と比較し
て、優れた性質を有することを見出し、本発明を完成し
た。
発明の構成 本発明は、新規ヒト白血病細胞株、該細胞株が生産する
新規IL−1活性物質、およびこれらの製造法を提供す
る。
本発明のヒト白血病細胞株の樹立方法は下記のとおりで
ある。
急性卓球性白血病患者末梢血より、リンパ球分離液を用
いて、比重遠心法により単核細胞を採取する。単核細胞
(1〜5X10’個/ml )を1〜15%(好ましく
は10%)の牛脂児血清(FC8)を含むRPM I 
1640培養液中、1〜10%(好ましくは5%)CO
2,99〜90%(好ましくは95%)空気を通気し、
30〜40℃(好ましくは37℃)で培養する。
週1〜2回培養液を交換し、培養を続けると、培養開始
後、1〜2ケ月後に細胞が形質転換し、自発増殖(細胞
分裂)を行うようになる。この細胞を限界稀釈法または
コロニー形成法により単一細胞由来の株化細胞を得る。
得られた細胞株は、IL−1活性物質生産性を有するB
細胞株であり、さらに下記性質を有している。
1)染色体数746本 2)細胞分裂時間:約24時間 3)細胞表面マーカー: Eロゼツト陰性 (Eロゼツト陰性とは、ヒツジ赤血球を結合しないこと
をいう) Fcリセプター陰性 (FclJセブター陰性とはI g G、を結合したヒ
ツジ赤血球を結合しないことをいう)コールタ−のB1
抗原陽性 (コールクーの81抗原陽性とは、コールクー社のB細
胞を検出するモノクローナル抗体と反応することをいう
) HLA−DR抗原陽性 CHLA−DR抗原陽性とは、ヒトIa(HLA−DR
)抗原を有することをいう〕表面免疫グロブリン(Ig
)陽性 4)T細胞を活性化し、DNA合成を誘導する。
5)HSB−2ヒトT細胞株〔ジャーナル・オブ・イム
10シイ(J、 Immunol、  )  134 
 。
1682−1689 (1985) 〕のインターロイ
キン2生産を誘導する。
本発明のILi活性物質の製造は以下のとおり行う。
本発明の細胞株(1〜8X106個/m1)を動物細胞
の培養に通常用いられる培地に培養し、培養液にIL−
1活性物質を蓄積させ、これを培養液から採取する。
培地としては、該細胞株が増殖でき、IL−1活性物質
を生成蓄積させることができる培地であれば、いかなる
培地も用いることができる。
具体的に好適な培地としては、RPM11640培地、
イーグルのMEM培地、EHAA培地などが用いられる
。これら培地の組成については「組織培養」 (中井準
之助ら編集、朝倉書店、9−11頁、1976年)およ
びジャーナル・オブ・イムノロシイ (J、  Imm
unol、)、  119. 1048〜1053(1
977)に記載がある。
培地には、1〜10%の牛脂児血清(FC3)または1
〜1100A/mlのシリカを添加することにより、細
胞の増殖およびIL−1活性物質の生成を高めることが
できる。
また培地には、IL−1活性物質産生刺激物質としてリ
ポポリサッカライド(LPS)、ポックウィードマイト
ーゲン(PWM)、スフフィロコツカス・アウレウス菌
体成分またはフォルボールミリステート・アセテート(
PMA)を添加することによりIL−1活性物質の生産
性を向上させることができる。これらtil+激物質は
、通常培養液1ml当りlng〜100■の範囲で用い
る。
培養は、通常の動物細胞の培養条件に従って、通気培養
を行う。通気は1〜10%(好ましくは5%)Co、、
90〜99%(好ましくは95%)空気を用いる。培養
温度は30〜40℃、好ましくは37℃、pHは7.0
〜8.0、好ましくは7.2〜7.4である。培養は、
8時間〜4日間行う。
培養物からのILI活性物質の採取は、動物細胞の培養
物から蛋白質を採取する常法に従って行う。すなわち、
培養物を傾瀉するか、遠心分離して細胞を除いて得られ
る上清を、塩析、ゲルp過、クロマトフオーカシング、
減圧濃縮などの手法により処理してIL−1活性物質を
分離、精製する。
培養物中および精製行程中のIL−1活性物質の活性は
、実施例に示した方法によって行う。
たとえば、培養液を遠心分離にかけ、上清を得る。
これを限外p過器を用いて濃縮し、濃縮液をセファクリ
ールS−200などのセファデックスを用いるカラムク
ロマトグラフィーにかけ、各両分のIL−1活性を測定
する。活性画分を集め、クロBionetics Co
、 )製〕を用いる比重遠心法〔ジャーナル・オブ・ク
リニカル・アンド・ラボラトリイ・インベスティゲイシ
ョン(J、  (10)1n、Lab。
Invest、  ) 21 、77−89(1968
)]で処理した。比重1.077  の位置の単核細胞
を遠心分離(1,50Or、I)、m、 10分間)し
て採取した。単核細胞(2×106細胞/ml )を1
0%牛脂児血/Iv(Fe2)〔グランド・アイランド
・バイオロジカル社(Grand l5lancl B
iological Co、、)製〕を含むRPM11
640培養液(田水製薬社製)中でFalcon 33
013培養瓶〔ファルコン・プラスチック社 (Fal
con Plastic Co、)製〕を用い、5%炭
酸ガス、95%空気を通気し、37℃で培養した。
週2回培養液を交換し、培養を続けると、培養開始後1
ケ月目に細胞が形質転換し、自発増殖(細胞分裂)を行
うようになった。この細胞を限界稀釈法により単一細胞
由来の細胞株にし、SSY−1と命名した。
SSY−1は、1985年6月19日付で英国ナンヨナ
ル・コレクション・オブ・アニマル・セル1カルチ+ 
−(National Co11ection of 
AnimalCell Cu1ture )にN CA
 CCNo、85061901として寄託しである。
得られた細胞株はIL、−1活性物質生産性を有するB
細胞株であり、さらに下記性質を有していた。
(1〕染色体数;46本 (2)細胞分裂時間:約24時間 (3)  細胞表面マーカー: Eロゼツト陰性 Fcリセプター陰性 コールタ−の81抗原陽性 )(LA−DR抗原陽性 表面免疫グロブリン(Ig)陽性 (4)T細胞を活性化し、DNA合成を誘導する。
(試験方法) 正常人末梢血より採取したヒト単核細胞108細胞を1
0%FC3を含むRPM11640培養液2mlに培養
液2m回波で平衡化したナイロンカラム(和光純薬工業
社製)Lgに通塔し、カラムを通過した細胞を精製ヒト
T細胞として用いる。
別に、SSY−1細胞(106個)を10%RPM 1
1640培養液4mlに懸濁させ、この懸濁液にマイト
マイシンC(協和醗酵工業社製)50μg/mlを加え
37℃で60分間インキュベートする。
精製ヒトTIB胞(105個)をマイトマイシンC処理
SSYi細胞(104個)の存在下または非存在下、お
よび抗HL八−DR抗体〔ベクトン・デイキインソン社
(Bechton DickinsonCo、 )製〕
の存在下または非存在下で、37℃、6日間5%Co2
.95%空気の通気下に培養する。
培地は、10%FC3を含むRPM11640培地(日
永製薬社製)を用いる。T細胞の活性化を〔3H〕−チ
ミジンの取り込みによる方法〔ジャーナル・オブ・イム
ノロジカル・メソブヅ(J。
Immunol、 Methods )4  、11−
20 (1974))により測定する。結果を第2表に
示す。
第   2   表 T細胞             4.369±1,3
55T1il汀包    S  S  Y−1−68,
918± 700T細胞  S S Y−1抗HLA−
OR7,599±796− SSY−1−467±19
7 第2表の結果から明らかなように、SSY−1細胞はT
細胞を活性化し、DNA合成を誘導する。
また、このような活性は、HLA−DRに対する抗体で
抑制される。
(5)  HS B −2細胞のIL−2産生誘導:(
試験方法) H9B−2細胞〔カサハラ・ティー(Kasahara
T、)et  al  :  ジャーナルφオブ9イム
ノロシイ (J、  In+munol、  )  1
34.1682−1689(1985))106(15
0■/m1のフィトヘマグルチニン(PHA)Cイー・
ワイ・ラボラトリーズ社(ε−Y Laborator
ies、 Inc、 )製〕を含有し1%FC8を含む
RPM11640培地中で、37℃、24時間、5%C
O□、95%空気の通気下に培養する。培地には、SS
Y−1細胞(10S個)あるいは本発明で得られたIL
−1活性物質の5倍稀釈液を、それぞれ加えて培養する
培養上清中のIL−2活性をIL−2依存性キラ−T細
胞株を用いる方法〔ジャーナル・オブ・イムノロシイ(
J、 Immunol、)、 134 、 1682−
1689(1985) )で測定する。結果を第3表に
示す。
第   3   表 反応性細胞  刺激物  補助作用物  生産されたI
L−2(u /ml ) HSB−2PHA            O,3HS
B−2PHA   SSY−150HSB−2PI−I
A   IL−120第3表の結果から、SSY−1細
胞は、HSB−2細胞のIL−2産生を促進する活性を
有することが明らかである。
実施例2 SSY−1細胞株によるIL−1活性物質の生産: SSY−1細胞(5X106)をRPM11640培地
1ml中、37℃、48時間、5%CO2,95%空気
の通気下で培養した。培地には、さらにFC310%を
添加した。
IL−1活性の測定は下記のとおり行った。
C3H/Heマウス(日本タレア社製)の胸腺細胞(1
,5X10’/ウエル)を10%FC3を含むEHΔA
培養液〔ジャーナル・オブ・イムノロシイ(J、  I
mmunol、)、¥19 、 1048−1053(
1977))0.25m1で培養する。培養液に試料、
たとえばSSY−1細胞の培養上清を5〜10倍稀釈で
加える。培養はFal’con #3072  マイク
ロタイター培養プレート(F、alcon Plast
ics Co、、) を用いて、5%CO2,95%空
気を通気して37℃、2日間行った。2日間培養後0.
5μ C1の[:3H:] −チミジン(第一化学薬品
社製)を添加し、さらに1日培養し、自動細胞採取装置
(アベ科学社製)を用いて細胞を採取し細胞内に取り込
まれた〔3日〕−チミジンを液体シンチレーションカウ
ンターで計測する〔ジャーナル・オブ・イムノロシイ(
J、 Immunol、)、 120.1497−15
03(1978))。
SSY−1の培養上清は、マウス胸腺細胞のDNA合成
を2−3倍増強した。
培養上清からのIL−1活性物質の精製は次のとおり行
った。
培養液25 Qmlを遠心分離(1,500rpm 。
10分間)にかけ、上清25 Qmlを得た。
これをアミコン社の限外濾過器を用いてYM5フィルタ
ー膜を通して濃縮した。濃縮液10m1をリン酸緩衝化
生理食塩水(pH7,2)(PBS)液で平衡化したセ
ファクリール5−20’O(ファルマシア・ファイン・
ケミカルス(Pharmacia FineChemi
cals)社製)500gのカラムクロマトグラフィー
にかけた。PBS液50 Qmlを用いて溶出を行い、
5mlずつ分画し、各画分を5倍稀釈してIL−1活性
を測定した。第1図に各両分の〔3H〕−チミシンノ取
す込ミ値(cpmxlo’)を示す。
第1図中、上部の矢印は、分子量マーカーであり、左よ
り、ブルーデキストランくボイド・ボリウム)、IgC
,(,15万ダルトン)、牛血清アルブミンクロ、7万
ダルトン)、卵白アルブミン(4,5万ダルトン)、ト
リプシンインヒビター(2,2万ダルトン)およびチト
クロームC(1,3万ダルトン)を示す。
IL−1活性は、分子量約13.0QQダルトンの付近
(分画番号58〜62)に溶出され、その画分は、マウ
ス胸腺細胞のDNA合成を10〜20倍増強する活性を
有していた。分子量約50、000ダルトンの両分およ
び小分子量画分にも活性は認められたが弱いものであっ
た。なお、いずれの両分にもIL−2活性は認められな
かった。分子量約13.000ダルトンの両分(分画番
号58〜62)をクロマトフオーカシング〔ジャーナル
−オブ・クロマトグラフィー (J、 Chromat
ogr、 )150  、17−30(1978)) 
 で分画し、そのIL−1活性を上記と同様に測定した
。結果を第2図に示す。
活性は、pI値6.9±0.1.6.6±0.1.5.
2±0.1および4.7±0.1の両分(分画番号は、
それぞれ7.9.17および21)に認められた。
p X 5.2の両分が最も強い活性を示した。
実施例3 IL−1活性物質産生に対するFC3添加および細胞数
の影響: FC3添加および細胞数の影響を調べるために、FC3
無添加、2%添加、細胞数4X10’個/ml。
6X10’個/mlの組合せで、実施例1と同様に培養
し、セファクリールS−200によるカラムクマドグラ
フィーを行い、TL−1活性を測定した。その結果を第
3図に示す。図中A−Dは下記の組合せを示す。
FC3%   細胞数(個/ml ) A:    2      6X10”B:    0
      6X106C:    2      4
X10’D:    0      4x106実施例
4 IL−1活性物質産生に対するシリカ、添加の影響; 5sy−i細胞4 X 106/ml、FC35%を用
い、シリカ〔シグマ・ケミカル社(SigmaChem
ical Co、)製〕100Ag/mlを添加する以
外は実施例1と同様に培養し、セファクリールS−20
0によるカラムクロマトグラフィーを行い、IL−1活
性を測定した。
その結果を第4図に示す。図中Eはシリカ添加、Fは同
無添加を示す。
実施例5 IL−1活性物質のキラーT細胞誘導能:ナイロンカラ
ムで精製したC3H/HeマウスT細胞(日本タレア社
製>5X10’個を、刺激細胞としてTNP−X556
3骨髄腫細胞〔プロシーディング・オブ・ザ・ソサイエ
ティ・フォー・イクスベリメンタル・バイオロジカル・
アンド・メディx ン(1’roc、 Soc、[Ex
p、Biol、 Med、 94 。
322−330.1957)) 2 x 10’個およ
びIL−1性物質として本発明IL−1活性画分または
活性物質およびマウスマクロファージを用いて37℃、
5日間培養した。培地は10%FC3含有EHAA培地
を用いた。
誘導されたキラーT細胞活性(%傷害率)を山王の方法
〔ジャーナル・オブ・イムノロシイ(J。
Immunol、)、   123 、2637−26
43(1979))に従って測定した。結果を第4表に
示す。
第   4   表 VウスT細胞   TNP−X5563   −   
      −4.Q  ±2.8骨髄腫細胞 //     、/    pr6.9の両分  16
.8±0.4//     /7   1115.2の
画分  20.0 ±2.0//     //   
 pJ4,7の両分  12.0±4.0//    
 //    マクロファージ 43.6±5.2実施
例6 T細胞のIL−2リセブタ一発現に及ぼすSSY−1細
胞およびIL−1活性物質の影響:正常人末梢血より採
取したヒ)T細胞108個を、刺激物としてコンカナバ
リンA (Con A)〔イー・シイ・ラボラトリーズ
社(E−Y Laboratories。
Inc、 )製〕 10■/mlを用い、補助物質とし
てSSY−1細胞105個またはIL−1活性物質(分
子量約13.000 )の5倍稀釈液を用い、37℃で
1日間培養した。培地は10%FC3含有RPM I 
1640培地を用いた。さらにIL−2(30LJ/ウ
エル)を加え2日間培養し、T細胞の〔″H〕−チミジ
ンの取り組み能を測定し、IL−2に対する反応性(I
L−2!]セブターの出現)を材用(Murakawa
)らの方法〔ジャーナル・オブ・イムノロシイ(J、I
mmunol、  ) 134 .187−195(1
985))に従って測定した。結果を第5表に示す。
第   5   表 ヒトT細胞 Con A         4,053
±153〃〃SSY−145,334±1,639本発
明によれば、ヒト白血病細胞株を用いIL−1活性物質
を大量に製造することができる。
本発明のヒト白血病細胞株は、従来知られている細胞株
が刺激剤の添加を必要とするのに比べ、刺激剤の添加な
しでもIL−1活性物質を生成できる点で優れているが
、刺激剤の添加がさらにその生成を向上させることは言
うまでもない。
本発明のIL−1活性物質は、種々の生物学的性質によ
り抗腫瘍剤としての用途が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、IL−1活性物質精製工程におけるセファク
リールS−200カラムクロマトグラフイーを示す。 第2図は、IL−1活性物質M製工程におけるクロマト
フオーカシングを示す。 第3図は、IL−1活性物質産土に対するFC8添加お
よび細胞数の影響(実施例3)を示す。 第4図は、IL−1活性物質産生に対するシリカの影響
(実施例4)を示す。 分画め@号 第3図 第4図 pm ×103 4r画I7)@号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記理化学的性質を有するインターロイキン1活
    性物質 i)分子量:約13.000ダルトン ii)pI値:6.9±0.1、6.6±0.1、5.
    2±0.1または4.7±0.1 iii)pH安定性:pH2.3および9.0で安定i
    v)温度安定性:60℃、15分間の処理で安定凍結・
    融解3回の繰返し処理 に安定 v)トリプシン処理:安定
  2. (2)pI値6.9である特許請求の範囲第1項記載の
    インターロイキン1活性物質。
  3. (3)pI値6.6である特許請求の範囲第1項記載の
    インターロイキン1活性物質。
  4. (4)pI値5.2である特許請求の範囲第1項記載の
    インターロイキン1活性物質。
  5. (5)pI値4.7である特許請求の範囲第1項記載の
    インターロイキン1活性物質。
  6. (6)下記理化学的性質のインターロイキン1活性物質
    生産性を有し、かつ下記生物学的性質を有するヒト白血
    病細胞株。 理化学的性質 i)分子量:約13.000ダルトン ii)pI値:6.9±0.1.6.6±0.1、5.
    2±0.1または4.7±0.1 iii)pH安定性:pH2.3および9.0で安定i
    v)温度安定性:60℃、15分間の処理で安定凍結・
    融解3回の繰返し処理 に安定 v)トリプシン処理:安定 生物学的性質 1)染色体数:46本 2)細胞分裂時間:約24時間 3)細胞表面マーカー: Eロゼット陰性 Fcリセプター陰性 コールターのB1抗原陽性 HLA−DR抗原陽性 表面免疫グロブリン(Ig)陽性 4)T細胞を活性化し、DNA合成を誘導する。 5)HSB−2細胞のインターロイキン2生産を誘導す
    る。
  7. (7)SSY−1(NCACC No.8506190
    1)である特許請求の範囲第6項記載のヒト白血病細胞
    株。
  8. (8)下記理化学的性質を有するインターロイキン1活
    性物質生産性を有し、かつ下記生物学的性質を有するヒ
    ト白血病細胞株を培地に培養し、培養物中に該インター
    ロイキン1活性物質を蓄積させ、該培養物から該インタ
    ーロイキン1活性物質を採取することを特徴とするイン
    ターロイキン1活性物質の製造法。 理化学的性質 i)分子量:約13.000ダルトン ii)pI値:6.9±0.1、6.6±0.105.
    2±0.1または4.7±0.1 iii)pH安定性:pH2.3および9.0で安定i
    v)温度安定性:60℃、15分間の処理で安定凍結・
    融解3回の繰返し処理 に安定 v)トリプシン処理:安定 生物学的性質 1)染色体数:46本 2)細胞分裂時間:約24時間 3)細胞表面マーカー: Eロゼット陰性 Fcリセプター陰性 コールターのB1抗原陽性 HLA−DR抗原陽性 表面免疫グロブリン(Ig)陽性 4)T細胞を活性化し、DNA合成を誘導する。 5)HSB−2細胞のインターロイキン2生産を誘導す
    る。
  9. (9)細胞株がSSY−1(NCACC No.850
    61901)である特許請求の範囲第8項記載の製造法
  10. (10)培地が、10%未満の牛胎児血清を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第8項記載の製造法。
  11. (11)インターロイキン1産生刺激物質として、リポ
    ポリサッカライド(LPS)、ポックウィードマイトー
    ゲン(PWM)、シリカ、スタフィロコッカス・アウレ
    ウス菌体成分またはフォルボールミリステート・アセテ
    ート(PMA)を培地に存在させることを特徴とする特
    許請求の範囲第8項記載の製造法。
  12. (12)ヒト白血病細胞株SSY−1の細胞培養物、そ
    の処理物またはそれらから採取したIL−1活性物質を
    用いて、HSB−2細胞によるIL−2の生産を増強さ
    せる方法。
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