JPS6128473Y2 - - Google Patents

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JPS6128473Y2
JPS6128473Y2 JP9113181U JP9113181U JPS6128473Y2 JP S6128473 Y2 JPS6128473 Y2 JP S6128473Y2 JP 9113181 U JP9113181 U JP 9113181U JP 9113181 U JP9113181 U JP 9113181U JP S6128473 Y2 JPS6128473 Y2 JP S6128473Y2
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JP
Japan
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cabinet
film
gas
speaker
partition
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JP9113181U
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JPS57202280U (ja
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピーカシステムに関するものであ
り、その目的とするところは低域の能率が不足す
ることなく小型化することのできるスピーカシス
テムを提供することにある。
一般にスピーカシステムは一定の内容積を有す
るキヤビネツトの前面に振動板を有するスピーカ
を設けたものであり、それ自体を小型化した場合
には低域の能率が不足するという問題があつた。
この理由は、主としてキヤビネツトの内容積と振
動系質量によつてシステムの最低共振周波数o
が決まつてしまうためであり、最低共振周波数
oを下げるためにはキヤビネツトのコンプライア
ンスCBを大きくするか、振動系質量を大きくし
なければならない。しかるに、振動系質量の増加
は能率の低下をもたらすためにキヤビネツトのコ
ンプライアンスCBを大きくすることによつて最
低共振周波数oを低下させる方が望ましい。キ
ヤビネツトのコンプライアンスCBは次式で表わ
される。
B=V/rPoS2 ただし、V:キヤビネツト内容積 r:定圧比熱と定積比熱の比 Po:キヤビネツト内圧力 S:スピーカの振動板面積 そこで、rが1.4である空気に対してrが小さ
い気体をキヤビネツト内に封入してコンプライア
ンスCBを大きくすることが考えられるが、この
場合、キヤビネツトの前面に設けたスピーカは可
とう性のあるプラスチツクフイルムよりなる仕切
膜で仕切り、その仕切膜で仕切つたキヤビネツト
の空間内に気体を封入しなければならない。しか
しながら、上述したように仕切膜でキヤビネツト
内を仕切り気体を封入する場合には、仕切膜とし
てプラスチツクの膜厚を薄くして可とう性を大き
くしようとする気体の透過率が大きくなつてガス
漏れの原因となり、一方、仕切膜としてのプラス
チツクの膜厚を厚くして気体の透過率を小さくし
ようとすると仕切膜の剛性が大きくなつてガス封
入にもとづいてコンプライアンスを大きくするこ
との効果が失われてしまうという欠点があつた。
本考案はこのような従来の欠点を解消するもの
であり、以下、本考案について実施例の図面と共
に説明する。
図面は本考案の一実施例を示しており、図中、
1は金属製のキヤビネツトであり、封入する気体
に浸されずかつその気体の透過もないたとえばア
ルミニウムによつて構成されている。2は振動板
3を備えるスピーカであり、上記キヤビネツト1
の前面に設けた取付孔1aに設けられている。4
は上記スピーカ2をおおうように上記キヤビネツ
ト1内に設けられた仕切膜であり、プラスチツク
フイルム5とその表面に設けた金属膜6とで構成
されている。上記金属膜6は上記フイルム5の少
なくともキヤビネツト内に面した表面にあり、気
体に浸されることはないたとえばアルミニウム、
チタン等で形成されている。そして、上記仕切膜
4で仕切られた上記キヤビネツト1の密閉空間7
内に空気より比熱比の小さいたとえばフレオンガ
ス113(γ=1.080)よりなる気体が封入されてい
る。ここで、上記仕切膜4はプラスチツクフイル
ム5としての10μの厚さのポリエチレンテレフタ
レートフイルムの表面に金属膜6としての2μの
厚さのアルミニウム膜を蒸着したとき、その水蒸
気透過率が0.12g/m2.dayであることに比べ
て、可とう性が大きく、かつ透過率の小さい物性
を有する。このように構成すると、仕切膜4は大
きな可とう性を有し、その仕切膜で仕切つたキヤ
ビネツトの密閉空間内に封入した気体によつてコ
ンプライアンスを大きくして最低共振周波数を下
げることができるので、低域での能率が不足する
ことなく小型化することができる。また、仕切膜
はその表面に金属膜を有して透過率が小さいので
封入した気体のもれが少なくなり、低域での能率
を長く維持することができるものである。
以上のように本考案によれば、低域での能率が
不足することなく小型化を図ることができるスピ
ーカシステムを提供することができ、また低域で
の高い能率を長く維持することができる利点を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すスピーカシステ
ムの断面図である。 1…キヤビネツト、2…スピーカ、3…振動
板、4…仕切膜、5…プラスチツクフイルム、6
…金属膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可とう性を有するプラスチツクフイルムの表面
    に金属膜を設けた仕切膜をキヤビネツト内に設け
    ると共に上記キヤビネツトの前面に設けたスピー
    カを上記仕切膜でおおい、その仕切膜で仕切つた
    上記キヤビネツトの密閉空間に空気より比熱比の
    小さい気体を封入したことを特徴とするスピーカ
    システム。
JP9113181U 1981-06-19 1981-06-19 Expired JPS6128473Y2 (ja)

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JP9113181U JPS6128473Y2 (ja) 1981-06-19 1981-06-19

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JP9113181U JPS6128473Y2 (ja) 1981-06-19 1981-06-19

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JPS57202280U JPS57202280U (ja) 1982-12-23
JPS6128473Y2 true JPS6128473Y2 (ja) 1986-08-23

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JP9113181U Expired JPS6128473Y2 (ja) 1981-06-19 1981-06-19

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JP2007060501A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Victor Co Of Japan Ltd 電気音響変換装置

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JPS57202280U (ja) 1982-12-23

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