JPS61282978A - 形状判定装置 - Google Patents

形状判定装置

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JPS61282978A
JPS61282978A JP60124928A JP12492885A JPS61282978A JP S61282978 A JPS61282978 A JP S61282978A JP 60124928 A JP60124928 A JP 60124928A JP 12492885 A JP12492885 A JP 12492885A JP S61282978 A JPS61282978 A JP S61282978A
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Japan
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image
calculation means
calculation
gravity
center
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JP60124928A
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Toshihisa Terasawa
寺沢 利久
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は2値化画像装置を用いて形状の判定を行なう形
状判定装置に関する。
[従来技術] 各種産業分野における検査工程は人間が最も得意とする
パターン認識能力を利用して目視検査により行なわれて
いる。しかしこの目視検査は優れた特長をもつ反面、個
人差によるバラツキ、疲労等により著しい能力低下など
の欠点がある。又、近年生産工程の自動化が進みNC機
械や産業用ロボットが積極的に導入されるに至り、検出
工程への自動化の要望が多くなってきた。
近年、これらのニーズに応えて、視覚センサを用いたビ
デオセンサシステムの開発・製品化が活発に行なわれ、
実用化が始まっている。
これらビデオセンサシステムは、画像検出部で検査対象
物を検出し、その検出値に基づき判定制御部で形状等を
判定する構成をとる。この判定制御部で行なう物体や図
形を2次元パターンとして認識するアルゴリズムは、大
別して、標準パターンと対象品の画像である未知パター
ンとを重ね合わせ、両者の類似度を演算して同一が否か
を判断するパターンマツチング法と、対象図形に固有す
る特徴、たとえば面積、線分長、角度等を入カバターン
の中から抽出して、その特徴群を標準パターンと比較し
て判断する特徴抽出法とに分類される。又、上記パター
ンマツチング法は位置ずれに弱く、特徴抽出法は標準パ
ターンの変更が困難である等の欠点を有している。この
ため対象物と検査項目の多様性により、定形的な形状判
定や欠陥検出のみでは十分な性能を得ることができない
場合が多い。而して、実際には、種々の発見的手法が用
いられ、パターンマツチング法と特徴抽出法とを混合し
た方式が採用された装置が多く用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記のパターンマツチング法と特徴抽出法とを
混合した方式に適合する被測定対象であっても、測定条
件、装置の性能および検査精度等の制約がある。このた
めその制約を全て満足させる装置および環境を得ること
は、理論的には可能であっても、実際は設備bスト等の
点で問題を有していることが多い。
そこで本発明は、測定条件、装置、および検査精度を全
て許容内に納めることを可能にし、かつ多数の形状に対
する判定が容易にできる形状判定装置の提供を目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本発明は第1図に示すごとく
画像検出手段M1と、 該画像検出手段M1で検出された画像を2値化画像にす
る2値化手段M2と、 上記2値化画像の所定エリアの境界部分の長さを算出す
る周囲長算出手段M3と、 上記所定エリアと同一の面積・同一の慣性モーメントを
もつ楕円を算出する等価楕円算出手段M4と、 上記所定エリアの重心位置を算出する重心算出手段M5
と、 上記周囲長緯出手段M3と等価楕円算出手段M4と重心
算出手段M5との算出結果と、各々の所定基準値と、の
差を算出し、その各々の差が各々の所定値以内か否かを
判定する判定手段M6と、を備えたことを特徴とする形
状判定装置を要旨とする。
上記画像検出手段M1とは、検査対象物を画像信号とし
て検出する視覚センサであり、単独もしくは槽数のセン
サが組み合わされて使用される。
該視覚センサとしては各種の工業用テレビカメラ(IT
Vカメラ)が、主として使用される。上記2値化手段M
2とは、上記画像検出手段M1からのビデオ信号を2値
化して、2値化画像信号にする手段である。該2値化の
方法としては、固定閾値法、浮動閾値法および固定多重
閾値法等がよく用いられるが、そのほか微分2値化法、
二重微分2値化法等、いろいろな方法が採用される。上
記周囲長算出手段M3とは、上記2値化手段M2がらの
2値化画像信号に基づいて、その画像中の所定エリアの
境界の長さを算出する手段である。この境界は、2値化
画素が高レベルから低レベルへ、又は低レベルから高レ
ベルへ変化する部分の、高レベル画素又は低レベル画素
で与えられる。即ち所定エリアをその性質に基づいて検
知しそのエリアから外部に向って検索して、最初に高レ
ベルから低レベルへ、又は低レベルから高レベルへ変化
する位置の高レベル画素又は低レベル画素で与えられる
。上記所定エリアが、常に検出された画像の一定の場所
に存在していることが明らかな場合は、特に所定エリア
を検知する作業をすることなく、画像の一定の場所を起
点として2値化画像を検索していってもよい。上記境界
の長さは、2値化画像の所定エリアの部分を連結して、
囲んでいる境界画像の数を、直線連結は1倍、45o連
結は4倍して合計して得ている。等価楕円算出手段M4
とは、画像中の所定エリア部分を、画一的に比較するこ
とを可能にするため面積が等しく、かつ、同一の慣性モ
ーメントをもつ楕円に変換する演算を行なう手段である
。該等価楕円は主軸を軸まわりの慣性モーメントが最小
になる慣性主軸であられし、副軸を主軸と垂直でかつ重
心を通る慣性軸とする楕円を等測的に定めるものである
次に上記等価楕円の一般的な算出法を示す。初めに上記
、面積はエリア部分の画素数で与えられる。重心は与え
られた画像fの各点(x、y>における濃度値を(X、
V)の質量と見なすならばfの重心は、 又=ffXt (X、’/)dxdy /fff (x、y)dxdy および V=ffVf (x、y)dxdy /fff (x、y)dxdy なる座標をもつ点(ヌ、y)である。
本発明ではディジタル画像でしかも2値化していること
から、各画素数の総和を用いて演算できる。例えばX軸
方向の重心位置はY軸から各画素までの距離の和を各画
素の総和で割れば得られる。
次にfの重心が原点の場合の原点まわりの慣性モーメン
トは mf =ff (x2 +y2 )f (x、y)dx
dyである。
又、原点を通る直線y=xtanθについてのfの慣性
モーメントは mo =ff (xs i nθ−ycosθ)2f 
(X、V)dxdy 、  である。
上記meの値が最小となるθ0の直線 y=xtanθ0 がfの慣性主軸である。
本発明ではディジタルでありθ0は以下に示すように計
算できる。
m20=ffX2 f (X、Y)dXdV。
m1l=ffxyf (x、 y)dxdy。
m02=ffJ2f (X、V)dxdyとすると、こ
のMijはまさに画像fの2次モーメントである。この
とき mo =m2os r nzθ−2mtts t nθ
COSθ十m02c o s 2θ が成り立つ。meを最小にするθOを見つけるには、θ
についてmeを微分し、その結果をOにすると 2m20Sinθo cosθ0 一2m11(CO52θo −s i n2θ0)−2
m02cosθosinθ0=0 または m20s i n 2θo−2m11cos2θ0−m
ozs r n 2θo=Q が得られ、ここから tan2θo =2mll/ (m20−m02)にな
る。
tan2θ0 =2tanθo/(1−tan2θO)であるので、t
anθOは2次方程式 %式% の解として求まる。さらに、この最後の方程式は明らか
に (m11tanθ+m20)2− (m20+m02)
(m11tanθ+m20) +(m20m02−m1
12 ) =0に等しい。これからm1ltanθ十m
20は行列、の固有値であることがわかる。実際、主軸
θ0はこの行列の大きい方の固有値に対応する固有ベク
トルの方向である。
以上の方法で得られた、重心及び慣性主軸を用いて、各
画素の慣性主軸に垂直である成分の慣性モーメントの総
和と、平行である成分の慣性モーメントの総和を求めれ
ば、 平行成分が等価楕円の主軸長、垂直弁が副軸長である。
重心締出手段M5とは、所定エリアの重心を算出する手
段で、上記等価楕円の算出手段で同時に求められる。
判定手段M6とは、上記で求められた周囲長、等価楕円
、および重心の算出値に基づいて、例えば合否・適、不
適・内外等の判定を行なう手段である。該手段の一例を
示すと第1番目の段階として基本パターンを画像検出手
段M1にて所定回数検出し、その基本パターンについて
の周囲長、等価楕円、および重心の値を、各々について
平均値および標準偏差を求める。第2段階として基本パ
ターンを最大許容量ズラして、上記と同様に周囲長、等
価楕円、および重心の値を求める。第3段階として、第
2段階および第1段階で個々に対して求めた値から個々
の算出値のバラツキを加味して求める差である統計的距
離を算出する。該算出される統計的距離は第2段階で求
められた値から平均値を引き、その値を標準偏差で割っ
て求められる。第4段階として、被判定対象物の統計的
距離を第2.第3段階と同様の手法で求める。第5段階
として、第3段階で求められた統計的距離を総和した値
と、第4段階で求められた統計的距離を総和した値と、
を比較して、大小を判定する。
以上の第1ないし第5段階の手法を用いて被判定対象物
を判定すれば、最大許容ズレ範囲内である間は被判定対
象物の統計的距離の総和が、小さいと判定される。従っ
て、被判定対象物が基本パターンに対して最大許容範囲
内であるか否かの判定ができる。
[作用] 上記の構成により、画像検出手段M1にて検出し、2値
化手段M2にて、2値化画像化した値を、周囲長算出手
段M3、等価算出手段M4、および重心算出手段M5に
て用いることで、被画像検出対象物の所定エリアの周囲
長、等価楕円、および重心が算出される。該算出された
値と所定基準値との差を判定手段M6にて求め、その差
が所定値以内か否かを判定することで、被画像検出対象
が所定基準値と所定値とから特定される形状と相違する
か否かの判定がなされる。
[実施例] 本発明を用いた実施例を第2図ないし第14図の構成図
及びフローチャートを用いて説明する。
本実施例は入力画像より特徴量を抽出できる一般的画像
処理装置を用いて、接着タイプの自動車用ウィンドガラ
スに、接着の準備工程として行なうダム貼付の位置検査
を行なう装置を示す。
第2図に本実施例の構成を示す。3は検査対象物である
ウィンドガラス2を保持する位置決めテーブルである。
この検査対象物であるウィンドガラス2の詳細を第3図
および第4図に示す。第3図はウィンドガラス2にダム
4が貼り付けである状態の正面図であり、第4図はその
ダム4貼り付は部分の部分断面図である。このダム4は
ゴム製でrLJ形状をなし台形のウィンドガラス2の周
辺片面に縁部から所定距離を保つよう貼付けである。
次に第2図にもどり、5は画像検出手段M1であるCO
Dカメラ(2次元固体黒白カメラ)でおる。6はマイク
ロコンピュータであり、演算素子であるCPU7、一時
的記憶素子であるRAM8、読み出し専用記憶素子であ
るROM9、CCDカメラ5の検出とCPU7が2値化
ビデオ信号をRAM8へ書き込む動作を同期させる同期
信号発生装置10、CCDカメラ5からアナログ画像信
号を、閾値で2値化するA/Dコンバータ11、A/D
コンバータ11および周期信号発生装置10への入出力
を行なう入出力ポート11a、CPU7の演算結果を外
部へ出力するための出力バッファ12.2値化されRA
M8に一時的に記憶されている2値化ビデオ信号を2次
元ビデオ信号として外部へ出力する画像出力部13、出
力バッファ12および画像出力部13への出力を行なう
出力ポート13a1および各ポート、RAM8、ROM
9とCPU7との間を連結するコモンバス13bから構
成されている。14はマイクロコンピュータ6へ指令を
与えるキーボードと実行状態を表示する表示部とを備え
た操作卓であり、入出力ポ−ト11aに接続されている
。15はマイクロコンピュータが行なった判定結果を表
示する表示器である。16は画像出力部13から出力さ
れる2次元ビデオ信号を2次元化して表示するCRT表
示装置である。
次に第5図ないし第14図に第2図で示した装置を用い
てダムの貼り付は位置を判定するフローチャートを示し
、説明する。第5図は本実施例の動作を説明するための
説明図でおり、2値化ビデオ信号の状態を示している。
51はX軸と平行画像縁部、52はY軸と平行な画像縁
部、53はダム4の画像、54はガラス2の境界画像で
ある。
次に、演算説明のための等価楕円60、慣性主軸61、
慣性副軸62、外接長方形横長63、外接長方形縦長6
4、重心65、原点66、X軸67、Y軸68である。
第6図は本実施例のメインルーチンを示し、本メインル
ーチンが起動されると、ステップ100にて各変数のリ
セットおよび定数等の初期設定が行なわれる。ステップ
101は第7図に詳細に示す基本パターンの演算ルーチ
ンである。ステップ102は第11図に詳細に示す最大
許容パターンの演算ルーチンである。ステップ103は
第13図に詳細に示す被判定対象の演算ルーチンである
。ステップ104は第14図に詳細に示す合否判定ルー
チンである。ステップ105はステップ104で判定さ
れた合否の結果に基づいて、表示するステップである。
ここでは合格フラグQが1の場合は合格表示、QがOの
場合は不合格表示を行なう。該表示の後ステップ103
へ移行し、新規の被判定対象の合否判定を繰り返すこと
になる。
以上に示したように本メインルーチンは基本パターンの
演算、最大パターンの演算を行なって後、その値に基づ
いて被判定対象の演算および合否判定を繰り返すことに
なる。
次にメインルーチンのステップ101で行なう基本パタ
ーンの演算の詳細なフローチャートの説明を第7図を用
いて行なう。基本パターンはウィンドガラス2に貼り付
けであるダム4が正確な位置の場合である。従って位置
決めテーブル3上の所定指定位置に正確にダム4が貼ら
れたウィンドガラス2が載っている状態を検出すること
により行なわれる。
ステップ110は上記基本パターンをCODカメラ5か
らA/Dコンバータ11へ入力し、初期設定閾値で2値
化後画素位置に対応する所定画像メモリを構成している
RAM8へ格納するステップである。ステップ111は
、ステップ110で格納されたビデオ信号の状態を表示
しているCR1表示装置16を目視して、閾値Aの変更
が必要であれば閾値Aを変更指定するステップである。
ステップ112はステップ111で閾値の変更があった
場合は、再びステップ110へ戻って再度基本パターン
をRAM8へ格納し、なければ次のステップ113へ進
む判定を行なう。ステップ113はCR1表示装置16
に表示されている基本パターンの特徴値抽出エリアを指
定するステップである。本実施例ではウィンドガラス2
の縁部が、画像中に含まれず、ガラス部分のみがダム4
に区分されるエリアを指定する。又、本実施例ではウィ
ンドガラス2を回転させ、第3図に示すウィンドガラス
2の右下部分にあたる位置90のみを定点観測するため
、画像の左上部分を自動的に指定するようにしてもよい
。ステップ114は繰り返し回数カウンタNおよび各特
徴の合計値CT、DTSET、FT、GT、HT、IT
をクリアするステップである。ステップ115はNのイ
ンクリメントステップである。ステップ116は後述第
8図に詳細に示す特徴算出ルーチンである。該ルーチン
は基本パターンの所定指定特徴値を算出するルーチンで
ある。ステップ117はステップ116で算出された特
徴値を各特徴ごとに合算し、合算値であるCT、DT、
E丁、FT 、GT SHT、ITを求めるステップで
ある。ステップ118はカウンタNが9以上か否かを判
定するステップで、否ならばステップ115へ移行する
。ステップ119は後述第9図に詳細に示す平均値算出
ルーチンである。該ルーチンではステップ117で算出
された合算特徴値を繰り返し回数である9で割ることで
、平均値を算出している。ステップ120は後述第10
図に詳細に示す標準偏差算出ルーチンである。該ルーチ
ンではステップ116で算出した特徴値およびステップ
119で算出した平均値に基づいて算出される。ステッ
プ120の終了後本ルーチンは一旦終了し、メインルー
チンへ復帰する。
第8図は基本パターンの演算ルーチンのステップ116
及び後述する最大許容パターンの演算、被判定対象の演
算ルーチンで用いる特徴算出ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。
ステップ140は周囲長CXt出ステップである。
周囲長Cは第5図のダム4の画像53とガラス2の中心
部方向のX軸と平行な画像縁部51およびY軸と平行な
画像縁部52とに囲まれた指定エリア70の周囲境界部
分の長さである。この周囲長Cの求め方はエリア70の
X軸と平行な画像縁部51長SXと、Y軸と平行な画像
縁部52長SYと、ダム4のX軸と平行な画像縁部51
と交差している縦ダム画像71の長TYと、Y軸と平行
な画像縁部52と交差している横ダム画像72の長TX
と、の和で求められる。上記SXおよびSYはダム画像
53による境界までの画素数で与えられる。TXおよび
TYは境界線上の画素数から求める。ただし45°の折
れ線の場合は5倍する。
ステップ141は等価楕円主軸長り、fitJ軸長E、
X軸重心F、Y軸重心G算出ステップである。この等価
楕円はエリア70と同一面積でかつ同一慣性モーメント
をもつ楕円である。つまりこの楕円はエリア70と面積
が同一であり、軸まわりのモーメントが最小になる慣性
主軸を楕円の主軸とし、その主軸と直交しかつ重心を通
る慣性軸を楕円の副軸とし、かつその軸長を軸まわりの
モーメントがエリアのモーメントと同一となるよう等測
的に定められる。この等価楕円の求め方は、はじめにエ
リア70の面積をエリア内の画素数より求める。
次に等価楕円の主軸である慣性主軸を求める。該慣性主
軸の一般的な求め方は前記した方法により求める。
前記の一般的手法により得られる慣性主軸と重心から対
象物の位置、姿勢が特定される。該慣性主軸と重心が決
まると、慣性主軸と直交しかつ重心を通る慣性副軸が定
まる。又慣性主軸および慣性副軸の長さは軸から各画像
までの慣性モーメント量の合計値を用いる。
以上述べた慣性主軸が等価楕円主軸であり、慣性副軸が
等価楕円副軸である。
ステップ145は外接長方形横長H算出ステップである
。該横長Hは理論上は等価楕円主軸長りと同一であるが
、検出及び演算に用いる画素が本実施例では256X2
40と、画像の分解能的立場からみると粗いため、異な
る方式で特徴値を求めて判定精度を向上させるため用い
る。該求め方はステップ141で求めた主軸長りを画素
数に変換する方法で行なう。
ステップ146は外接長方形縦長I算出ステップである
ステップ145と同様に副軸長を画素数に変換して求め
る。
第9図は第7図の基本パターンの演算ルーチンのステッ
プ119で行なう平均値算出ルーチンの詳細を示すフロ
ーチャートである。該フローチャートでは第7図のステ
ップ117で得た各特徴間の合算値を9で割ることで平
均値を算出する。まずステップ150は周囲長Cの合算
値であるCTを9で割ることで周囲長Cの平均値JCを
得ている。以下同様に等価楕円主軸長りの平均値JDを
ステップ151で、等価楕円副軸長Eの平均値JEをス
テップ152で、X軸重心位置Fの平均値JFをステッ
プ153で、Y軸重心位置Gの平均値JGをステップ1
54で、外接長方形横長Hの平均値JHをステップ15
5で、外接長方形縦長Iの平均値JIをステップ156
で演算している。
第10図は第7図の基本パターンの演算ルーチンのステ
ップ120で行なう標準偏差算出ルーチンの詳細を示す
フローチャートである。該フローチャートでは、各特徴
の特徴間と平均値とを用いて演算を行なう。
より算出している。
同様にステップ161は等価楕円主軸長りの標準偏差K
D、ステップ162は等価楕円副軸長Eの標準偏差KE
、ステップ163はX軸重心位置Fの標準偏差KF、ス
テップ164はY軸重心位置Gの標準偏差KG、ステッ
プ165は外接長方形横長Hの標準偏差KH,ステップ
166は外接長方形縦長Iの標準偏差KIを算出してい
る。
第11図は第6図のメインルーチンのステップ102で
行なわれる最大許容パターンの演算の詳細なフローチャ
ートを示す。ステップ200はウィンドガラス2に貼り
付けるダム4を位置ズレが許される最大許容ズレ位置ま
でずらして位置決めテーブルに載せて、所定判定位置に
ある状態をCCDカメラ5で検出しRAM8へ格納する
ステップである。ステップ201は前出第8図に詳細に
示した特徴算出ルーチンであるのでここでは説明を省略
する。
ステップ202は後述する第12図に詳細に示す距離算
出ルーチンである。
該ルーチンはメインルーチンのステップ101で求めた
平均値および標準偏差と 本ルーチンのステップ201で算出した特徴値とを用い
て、 本ルーチンで求めた特徴値が基本パターンの特徴値から
どの程度離れているかを算出するルーチンである。
ステップ203はステップ202で算出した各特徴の距
離値から統計的距離Mを算出するステップである。
該ステップは周囲長Cの距i!1IiLc、等価楕円主
軸長りの距離LD、等価等価楕円長軸長距離LE、X軸
重心位置Fの距離LF、Y軸重心位置Gの距離LG、外
接長方形横長Hの距離LH1外接長方形縦長Iの距離L
Iを、 M=LC+LD十LE+LF十LG+LH十LIより算
出する。
該ステップ実行後復帰する。
第12図は第11図のステップ202で行なわれる距離
算出ルーチンの詳細なフローチャートである。ステップ
210は周囲長Cの距離LCを周囲長C1周囲長Cの平
均値JCおよび標準偏差KCからLG= (JC−C)
/KCの式で算出し、以下同様にステップ211ではL
D、ステップ212ではLE、ステップ213ではLF
、ステップ214ではLG、ステップ215ではLH,
ステップ216ではLlを算出する。
第13図はメインルーチンのステップ103で行なわれ
る被判定対象の演算の詳細なフローチャートを示す。ス
テップ220は搬送装置3の所定判定位置に載せられて
いる被判定対象であるウィンドガラス2をCCDカメラ
5で検出し、A/Dコンバータ11で2値化後RAM8
へ格納するステップである。ステップ221は前出第8
図に詳細に示した特徴算出ルーチンである。ステップ2
22は第12図に詳細に示す距離搾出ルーチンである。
ステップ223はステップ222で求めた各特徴量の距
離LC,LD、LE、LF、LG、LH,LIを用いて
被判定対象の統計的距離PをP=LC+LD+LE十L
F+LG+Lt(+11より算出するステップである。
該ステップの実行後メインルーチンへ復帰する。
第14図はメインルーチンのステップ104で行なわれ
る合否判定の詳細なフローチャートである。該合否判定
は統計的距離Mと統計的距離Pとを比較することで行な
われる。ステップ230は25Mであれば231へ移行
し、否であれば232へ移行する判定を行なうステップ
である。ステップ231は合格フラグQを1にするステ
ップである。ステップ232は合格フラグQ@Oにする
ステップである。該ステップ231又は232の判定後
メインルーチンへ復帰する。
上記に説明した本実施例のフローチャートを全体的に説
明すると、被判定対象の判定を行なう準備として基本パ
ターンの演算および、最大許容パターンの演算を行なっ
ている。そしてその演算に基づき被判定対象の合否判定
に用いるための統計的距離を得ている。上記の準備が終
了後被判定対象の演算を行ない上記と同様に統計的距離
を得ている。従って、上記により準備にて比較用の統計
的距離が求められ、その後、被判定対象の統計的距離が
求められている。そして両統射的距離の大小比較がなさ
れ被判定対象の統計的距離が比較値以下であれば、合格
の判定がなされ、超えれば不合格の判定がなされる。
以上の本実施例により、自動車用ウィンドガラスに貼り
付けられたダムの位置検査を行なえば以下の効果を生ず
る。
本実施例は特徴抽出法を採っているが、同一判定対象を
同一場所で判定することが可能であることを利用して、
判定に用いる比較値を統計的距離値のみとすることがで
きる。従って特徴抽出法の欠点である基本パターン変更
の困難性を解消するばかりでなく、比較用の値が統計的
距離のみであることから数多くの基本パターンを登録す
ることが可能となり、本実施例の装置1台のみで数多く
の箇所の判定が可能となる。ざらに本実施例では、被判
定対象の表面の反射、付着物、キズ等により大きな検出
値の差を生ずる、面積に対する特徴値を用いずに判定し
ている、加えて判定に用いるエリアを光線の向きにより
反射、屈折と変化するウィンドガラス2の縁部を含まな
い部分としている。
従って、ガラス等の鏡面反射を行なう被判定対象に対し
ても、光線等の影響を考えずにすむことになり、かつ、
被判定対象物の状態および作業台等を完全な均一状態に
保つ必要もなくなり、結果として従来のラインに本実施
例を付加するのみで判定が可能となり、設備費等の軽減
を図ることができる。
又、本実施例では閾値を最初に設置しその後固定してい
るが、この閾値を光線等の周囲条件等で可変させた場合
は、この閾値も特徴として用い統計的距離に反映するこ
とができる。
さらに、基本パターン、最大許容パターン、および被判
定対象の特徴値の演算回数を増加することでより精度の
向上を図ることができる。
[発明の効果] 以上に示した本発明により、画像検出手段M1にて検出
し、2値化手段M2にて、2値化画像化した値を、周囲
長算出手段M3、等価楕円算出手段M4、および重心算
出手段M5にて用いることで、被画像検出対象物の所定
エリアの周囲長、等価楕円、および重心が算出できる。
該算出された値と所定基準値との差を判定手段M6にて
求め、その差が所定値以内か否かを判定することで、被
画像検出対象が所定基準値と所定値とから特定される形
状と相違するか否かの判定ができる。
従って、所定値および所定基準値を変化させることで、
判定の基準を容易に変更でき、かつ多数の形状に対する
所定基準値と所定値とを用いることで、多数の形状に対
する判定ができる。
又、面積を用いていないことから、被画像検出対象物が
鏡面反射を生じる物、透明物、および色、模様等を含む
物の判定を行なっても判定誤差が極めて少ない判定を行
なうことが可能である。ざらに光線等の周囲環境からの
影響も極めて少ないため設備費等を低減することが可能
である。
以上の効果により本発明を用いれば測定条件、装置、お
よび検査精度を全て許容内に納めることが可能で、かつ
、多数の形状に対する判定が容易にできる形状判定装置
の提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は実施例の構成
図、第3図はウィンドガラスにダムが貼り付けである状
態の正面図、第4図はそのダム貼り付は部分の部分断面
図、第5図は動作を説明するための説明図、第6図ない
し第14図は実施例のフローチャートを示し、第6図は
メインルーチンのフローチャート、第7図は基本パター
ンの演算のフローチャート、第8図は特aS出のフロー
チャート、第9図は平均値算出のフローチャート、第1
0図は標準偏差算出のフローチャー1−1第11図は最
大許容パターンの演算のフローチャート、第12図は距
離算出のフローチャート、第13図は被判定対象の演算
のフローチャート、第14図は合否判定フローチャート
である。 Ml・・・画像検出手段 M2・・・2値化手段M3・
・・周囲長算出手段 M4・・・等価楕円算出手段 M5・・・重心算出手段 M6・・・判定手段2・・・
ウィンドガラス 5・・・CCDカメラ6・・・マイク
ロコンピュータ 11・・・A/Dコンバータ 14・・・操作卓    15・・・表示器16・・・
CRT表示装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 画像検出手段と、 該画像検出手段で検出された画像を2値化画像にする2
    値化手段と、 上記2値化画像の所定エリアの境界部分の長さを算出す
    る周囲長算出手段と、 上記所定エリアと同一の面積・同一の慣性モーメントを
    もつ楕円を算出する等価楕円算出手段と、上記所定エリ
    アの重心位置を算出する重心算出手段と、 上記周囲長算出手段と等価楕円算出手段と重心算出手段
    との算出結果と、各々の所定基準値と、の差を算出し、
    その各々の差が各々の所定値以内か否かを判定する判定
    手段と、 を備えたことを特徴とする形状判定装置。 2 上記判定手段が判定に用いる所定基準値が基本パタ
    ーンの上記周囲長算出手段、等価楕円算出手段および重
    心算出手段の算出結果である特許請求の範囲第1項記載
    の形状判定装置。 3 上記判定手段が判定に用いる所定値が最大許容ズレ
    パターンと基本パターンとの上記周囲長算出手段、等価
    楕円算出手段および重心算出手段の算出結果の差である
    特許請求の範囲第1項および第2項記載の形状判定装置
    。 4 上記2値化画像の所定エリアが車両用ウインドシー
    ルド用ガラスに貼り付けられたダムで囲まれたエリアで
    ある特許請求の範囲第1項ないし第3項記載の形状判定
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1173507A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Toshiba Eng Co Ltd 被検査物のサイズパラメータ検査装置
JP2000508461A (ja) * 1997-01-08 2000-07-04 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト スキャン原画の幾何学的データの決定方法
JP2016070690A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 Nok株式会社 画像処理による品目識別及び異品判別方法

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