JPS61276276A - 超流動ヘリウム生成装置 - Google Patents

超流動ヘリウム生成装置

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JPS61276276A
JPS61276276A JP60116405A JP11640585A JPS61276276A JP S61276276 A JPS61276276 A JP S61276276A JP 60116405 A JP60116405 A JP 60116405A JP 11640585 A JP11640585 A JP 11640585A JP S61276276 A JPS61276276 A JP S61276276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helium
superfluid
upper chamber
superfluid helium
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP60116405A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Shiraku
善則 白楽
Hisanao Ogata
久直 尾形
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、連続的に安定に胡流動ヘリウムを生産するに
好適な超流動ヘリウム生成装誼に関する。
〔発明の背景〕
従来の装置は、特公昭60−4121号に記載のように
、上部分に常流動ヘリウム(He、I)がとどまり下部
分に超流動ヘリウム(Hell)がある上室と前記上室
の下に設けられかつ少なくとも1つの通路を介して前記
上室に連通ずる少なくとも1つの下室とを有し、前記下
室内に液体ヘリウムを超流動ヘリウム転移温度(λ点、
2.17K)以下に低下させる友めの冷却室があるとt
%公昭60−4121号にも公知の現象として記載され
ているGorter−Mellink Counter
flow  現象によって、前記通路中に温度差が生じ
、下室の超流動ヘリウムの温度をλ点温度より著しく低
くすることができる。しかしながら、前記下案内超流動
ヘリウムを前記下室内に沈設された弁などによって、前
記冷却室内へ導き、前記冷却室内の超流動ヘリウムを蒸
発させ、その潜熱により、前記下室内の超流動ヘリウム
を冷却していたため、前記下室内の超流動ヘリウムの温
度から前記上室の常流動ヘリウムの最大温度までの、前
記蒸発した蒸気の顕熱が熱交換手段によって有効に利用
されることなく極めて効率が低く抑えられるという欠点
があっ念。これを解決するために、Q、13on。
Mardionらは、proc、6th  Int、 
 Cryog、Eng。
Conf、、 Qrenoble、1976 (IPC
3cience andTechnology Pre
ss、 (JK、 1976)p169.  に記載の
ように、前記冷却室へ導く液体ヘリウムを前記上室の上
部分の常流動ヘリウムとし、これを前記蒸発した蒸気と
熱交換させる熱交換器を配置し、温度がλ点近くまで熱
交換されて低下した常流動ヘリウムを、弁を介して前記
冷却室へ導入するようにし次。しかし、前記上室内の常
流動ヘリウムと超流動ヘリウムとの境界面は一定に定ま
らず、さらに常流動ヘリウム中には、常流動ヘリウムの
飽和圧力下の温度1例えば圧力latm下では約4.2
Kとなるが、この温度からλ点温度まで、前記上室の上
下方向に温度勾配が付いており、4に近くとなるのは、
常流動ヘリウムの液面近くだけであるので、前記冷却室
へは液面近くの常流動ヘリウム部分から取り出す必要が
あり、そのため前記上室内の常流動ヘリウムの液面を2
定になるように制御する必要があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、高効率に、かつ安定に超流動ヘリウム
を生産する超流動ヘリウム生成装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
上室内の液体ヘリウムを全て4に近傍の常流動ヘリウム
にすることによって、常に4に近くの常流動ヘリウムを
、冷却室内の超流動ヘリウムが蒸発した蒸気と熱交換器
によってλ点温度近くまで冷却し、JT弁によって冷却
室内の超流動ヘリウムの飽和蒸気圧まで膨張させて、飽
和超流動ヘリウムを作り、これを強制的に真空ポンプな
どによって蒸発させ、その蒸発潜熱によって冷却し、蒸
発し九ガスの4に近くまでの顕熱は前述のように利用す
る。
〔発明の実施例〕
以下1本発明の一実施例を第1図により説明する。上室
1内には、飽和状態の常流動ヘリウム2(latm、4
.2K)が1、前常流動ヘリウム2の液面3の上方には
飽和ヘリウムガス4がとどまっている。前記常流動ヘリ
ウム2は、トランスファー管5によって、満たされ、か
つ補給される。下室6内には、超流動ヘリウム7によっ
て満たさnている。前記上室と前記下室は、通路8によ
って連通され、前記通路8はこの通路8内を通る熱流束
が十分な温度勾配を生ずる様な細い断面と長さを有する
。前記通路8の途中に電気ヒータ9が巻かれ、加熱する
ことができ、この通路8中の上部に常流動ヘリウム10
、その下部に超流動ヘリウム11があり、その結果これ
らの境界面12は。
前記通路8中に存在する。
次に、超流動ヘリウム7.11Th生成する動作につい
て説明する。先ず、トランスファー管5によって、上室
1.下室6および通路8に常流動ヘリウム(1a tr
rx、 4−2 K )を満たす。上室1内の常流動ヘ
リウム2は、フィルター13を介して、熱交換器14の
高圧側15に導き、JTTiO2よってJT膨張させ、
温度をλ点温度以下に低下させ、超流動ヘリウム温度を
得、飽和超流動ヘリウム(約1.75に、11.5園H
g)熱交換器17によって、下室6.液体ヘリウムと熱
交換させ、この液体ヘリウムの温度をλ点温度以下にし
、超流動ヘリウム7(約1.8に、  latm)を生
成する。
熱交換器17を通過した飽和超流動ヘリウムは、蒸発し
、熱交換器りの低圧側ライン18へ入り、1.75Kか
ら4.2Kまでの蒸発したヘリウムガスの顕熱によって
、前述し之フィルター13を通った液体ヘリウム2をλ
点温度近くまで冷却しながら、図示しない真空ポンプに
接続された排気管19へ導かれる。熱交換器14は5本
装置を効率良く動作させる念めに不可欠なものである。
すなわち、熱交換器Uかない場合、フィルター13を通
路した液体ヘリウム(約4.2K、  1 atm)は
JT弁により直接飽和超流動ヘリウムの圧力11,5r
rrm Hgまで膨張し、約1.75Kまで低下するが
、約50%が蒸発してしまい、有効に冷凍に作用するの
は、飽和超流動ヘリウムとし残った液体の蒸発潜熱に相
当するものだけである。ところが、熱交換器14をつけ
て、JT弁入口の液体ヘリウムの温度をZ2〜15Kま
で低下させた後に、 JT弁で膨張させると、約10%
だけが、有効に冷凍効果を示さず蒸発することになる。
このように、熱又換器14の効果は明白である。20は
真空断熱層である。
以上のように、フィルター13に入る液体ヘリウムは、
4.2K近くの温度であることが必要である。よって、
上室内の液体ヘリウムは、全て常流動ヘリウム2とし、
この温度は全て4〜4.2Kとなるよりにすることが重
要である。上室1と下室6をつセぐ通路8中に、常流動
ヘリウムと超流動ヘリウムの境界面を設定し、前記通路
の上部との接続部の温度が4〜4.2Kになるようにヒ
ータによって設定する。ヒータ電力は1通路中の臨界熱
流束によって決まり、通路の長さtLとすると、−1/
1+4 この臨界熱流束はL   に比例するので、Lの長さに
よる影#は小さく、小さなヒータ電力によって、上記の
ような状態を設定可能である。
第2図によって1本発明の他の実施例を説明する。上室
1内の液体ヘリウムを全て4に近傍の常流動ヘリウムと
する友めに、トランスファー管5の出口21を、上室1
の底部に配置させて、常流動ヘリウム2の液面3t−一
定にするために、常に液体ヘリウムをトランスファー管
により補給することによって、常流動ヘリウム2と超流
動ヘリウム11との境界面22は、上室1よシ少し下方
の通路中に生じさせることができる。
また、第3図に示すように1通路8を上室1の中まで延
長し、この部分は低熱伝導の材料や真空層からなる断熱
部23を有すると、常流動ヘリウム2と超流動ヘリウム
11の境界面24は、上室中に姑びた通路8の途中に発
生し、上室1内の液体ヘリウムを4に近傍の常流動ヘリ
ウムにする効果を高めることがある。
最後に、第4図に示すように、上室1内の液体ヘリウム
層中に、銅、アルミニウムなどの高熱伝導材料で構成し
た熱伝導体25’i浸漬すると、熱伝導体25の周囲に
自然対流が生じ、上室1の底部に至るまでの常流動ヘリ
ウム2のは度をほぼ4に近傍にすることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上室内の液体ヘリウムを全て4に近傍
の常流動ヘリウムにすることができるので、JT弁入口
前の熱交換器の高圧側入口に4に近傍の常流動ヘリウム
を安定に供給できるので、前記熱交換器が有効に働き、
安定にかつ高効率に超流動ヘリウムを生成できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の超流動ヘリウム生成装置の縦断面図
である。 第2. 3. 4図は、各々本発明の他の実施例の縦断
面図である。 1・・・上室、2・・・常流動ヘリウム、6・・・下室
、8・・・通路%12・・・常流動ヘリウムと超流動ヘ
リウムの境界面、14・・・熱交換器、16・・・JT
弁、17・・・熱交換器、20・・・真空層。 第 2 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、飽和圧力よりも高い圧力が加わつた状態の超流動ヘ
    リウムを生産するために、液体ヘリウムを収納する低温
    槽と、ヘリウム圧力を所望の一定値に維持する装置と、
    前記液体ヘリウムの温度をλ点以下に低下させるための
    冷却機構とを有する超流動ヘリウムを生成する装置にお
    いて、前記低温槽は常流動ヘリウムのみを収納される上
    室と、前記上室の下に設けられた少なくとも1つの通路
    を介して前記上室に連通する少なくとも1つの下室とを
    有し、前記冷却機構が、前記下室内と熱交換することが
    でき、前記通路中には、前記上室側に常流動ヘリウムが
    、前記下室側に超流動ヘリウムが、前記下室中に超流動
    ヘリウムが収容され、前記下室内の超流動ヘリウムの温
    度は、前記通路中の超流動ヘリウムより低い温度となる
    ように、前記通路にこの通路内を通る臨界熱流束が十分
    な温度勾配を生ずる様な細い断面と長さを有し、かつ前
    記通路の途中に常流動ヘリウムと超流動ヘリウムの境界
    面を位置させるための手段を有することを特徴とする超
    流動ヘリウム生成装置。 2、前記手段として前記通路にヒータを設けたことを特
    徴とする第1項記載の超流動ヘリウム生成装置。 3、前記手段として、前記上室に液体ヘリウムを注入す
    るトランスファー管の出口を、前記上室の底部近くに設
    けることによつて、前記通路の途中に、常流動ヘリウム
    と超流動ヘリウムの境界面があるようにすることを特徴
    とする第1項記載の超流動ヘリウム生成装置。 4、前記手段として、前記通路を前記上室中まで延長し
    たことを特徴とする第1項記載の超流動ヘリウム生成装
    置。 5、前記上室内の液体ヘリウムの温度分布降下が、2K
    以内となるようにする高熱伝導材料よりなる熱伝導体を
    入れたことを特徴とする第1項記載の超流動ヘリウム生
    成装置。
JP60116405A 1985-05-31 1985-05-31 超流動ヘリウム生成装置 Pending JPS61276276A (ja)

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ID=14686235

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185641A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Kobe Steel Ltd 加圧超流動ヘリウムクライオスタット及びその制御方法
JP2017537296A (ja) * 2014-12-10 2017-12-14 ブルーカー バイオスピン ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングBruker BioSpin GmbH 少なくとも下層部分において互いに液密に分割された第1のヘリウム槽と第2のヘリウム槽とを有するクライオスタット

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