JPS61273496A - 作業アタツチメント装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、作業車両に作業アタッチメントを装着するた
めの装置に関し、特に、特別の係止ビン等を用いること
なしに、種々の作業アタッチメントを容易に装着出来る
ようにするとともに、その車両本体の中心線に対してず
らした状態で、作業アタッチメントを保持することが出
来るようにした作業アタッチメント装着装置に関する。

（従来の技術） 一般に、パケットローダ−や、フォークリフト等の作業
車両においては、そのフレームの支持部材にアームと油
圧シリンダ等を設け、その先端部に装着部材を取付け、
その装着部材を介して、パケットやフォーク等の作業ア
タッチメントを装着するようにしている。

しかし、上記したような車両においては、その作業アタ
ッチメントを装着するときには、前記装着部材にピンや
ボルト等を用いて、直接作業アタッチメントを固定する
ようにしていることが多いために、その作業アタッチメ
ントの種類を変更する場合等には、非常に困難な作業を
行うことが必要である。

そこで、最近は、特開昭５７−１４０４３８号公報等に
示されているような、作業アタッチメントの装着装置が
開発される傾向があり、作業車両を単能式のものから、
複数の異なった作業が出来るものとしての用途を拡大す
ることが、容易に出来るようにすることが行なわれるよ
うになっている。上記した公報に記載されている装着装
置は、アームの先端に設けた係合部材でパケットの上部
に設けた横棒部材を係止し、その下にシリンダを介して
上下動可能に形成した係止部材をパケットの下部に形成
した孔に挿入するようにしているもので、そのように構
成することによって、パケット等の装着の作業を容易に
行い得るようにしている。

また、この種の装着装置は他にも有るが、その概略の構
成は、上記したようなものとほぼおなじような構成のも
のが多い。

しかしながら、上記したような従来の作業アタッチメン
トの装着装置においては、その係合部材の構成が複雑で
あり、さらに、車両の中心線に対して作業アタッチメン
トの中心線が常に一致するようにして装着することが必
要とされている。

ところが、前記したパケットやフォークなどの場合には
、当然その作業能率等の点から見て、作業アタッチメン
トの中心と車両の中心とを一致させ、作業を安全に行う
ことが必要とされるが、その他の作業アタッチメント、
例えば、ロードスィーパ−１孔掘り機、草刈り機や、コ
ンクリートブレーカ−等の特殊な作業アタッチメントを
用いる場合には、車両に対して常に一定の位置に固定さ
れるものではなく、その作業現場の状況に応じて、その
作業アタッチメントの支持位置を変えることが必要であ
るものの、従来より用いられている装着装置においては
、そのような作業環境に対応させることが非常に困難な
ものであった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記したような従来より用いられている作業
アタッチメント装着装置の欠点を解消するもので、アタ
ッチメント支持部材に対して作業アタッチメントを容易
に装着可能に形成するとともに、車両本体の中心線に対
して作業アタッチメントの位置を任意に固定可能な装着
装置を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の作
業アタッチメント装着装置は、ゴムクローラを装備した
作業車のフレームの先端部に、支持部材を介してアーム
と、ロッド、複数の油圧シリンダで揺動可能に支持され
たアタッチメント支持部材を設けている。

本発明のアタッチメント支持部材は、支持板の上部に、
固定部材を介して上くさび部材を固定し、その固定部材
に上端部を固定した油圧シリンダのロッドに、移動部材
と下くさび部材とを設けている。これらの上くさび部材
と下くさび部材とは、共に幅の広い板状の部材であり、
その上下の部分をテーバ状に形成し、作業アタッチメン
トの係止部に確実に係合出来るようになっている。

また、パケット等の作業アタッチメントの背板等の、背
後に設ける部材の上下の端部には、それぞれ上係合部材
と不係合部材とをその幅全体にわたって設け、その溝に
上くさび部材と下（さび部材とを係合させるようにして
いる。

したがって、作業アタッチメントを装着する際には、地
上に置いた作業アタッチメントの背後に車両のアタッチ
メント支持部材を接近させ、そのアタッチメント支持部
材の上くさび部材を上係合部材に係合させ、その後で、
油圧シリンダを用いて下くさび部材を下に移動させ、下
くさび部材を不係合部材に係止させることにより、その
装着の動作を行うようにする。その作業アタッチメント
を用いて所定の作業を行った後で、他の作業アタッチメ
ントを用いて他の作業するときには、前記した動作の反
対の動作を行って作業アタッチメントを外し、他の作業
アタッチメントに対して装着の動作を行うことが出来る
。

さらに、一度装着した作業アタッチメントの位置を、本
体の中心線に対してずらす必要があるときには、油圧シ
リンダによって下くさび部材を若干持上げ、両方のくさ
び部材を係止部に緩く係合させた状態で、車両を横に撮
るように駆動し、アタッチメント支持部材を水平方向に
移動させる。

そのときに上下のくさび部材は、それに対応した係止部
に対して摺動するようにして移動するので、その設定さ
れた位置で車両のスイングを停止し、油圧シリンダを作
動させて確実に係止させるようにする。

上記したように、本発明の作業アタッチメント装着装置
は、アタッチメント支持部材の装着と付替えの動作がワ
ンタッチで確実に行い得るものであり、さらに、それぞ
れの係止部が幅広く形成されているために、アタッチメ
ント支持部材を車両の中心線に対して横にずれた状態で
保持することが出来、どのような作業に対しても、確実
に対応できるようになるのである。

（実施例） 図示された実施例にしたがって、本発明の作業アタッチ
メント装着装置の構成を説明すると、第１図および第２
図に示されるように、本発明の作業車両１はゴム製の接
地部材を接続して構成したゴムクローラ２を装備してい
るもので、そのフレーム４の上に、通常用いられている
ブルドーザやパケットローダ等の作業車両の場合と同様
に、エンジン３とオペレータ用の装置、およびその他の
油圧駆動装置等を設けるとともに、そのフレーム４の前
方に支持部材５を突出して設けている。また、本発明の
作業車両は、エンジン３によって油圧モータを駆動し、
その走行および全ての作業の動作を、油圧装置によって
行うようにしているものである。

支持部材５には、取付は部材を介してアーム６とロッド
７、アーム６のスイング用の油圧シリンダ８が設けられ
、さらに、アタッチメント支持部材１０を揺動させるた
めの油圧シリンダ９が設けられる。

本発明のアタッチメント支持部材１０は、前記した油圧
シリンダ９とアーム６の端部に設けられているもので、
その構成は第３〜４図に示されるようになっている。

つまり、第３図に示されているように、本発明のアタッ
チメント支持部材１０は、アーム６と油圧シリンダ９の
先端にそれぞれ係止ビン１２．１３を介して取付けられ
る支持板１１と、両側の支持板１１を接続するとともに
後述する作業アタッチメント３０の背板３１に接触され
るようになっている押圧板１４と、その押圧板１４の上
端部に若干突出するようにして固着された上くさび部材
１６と、この上くさび部材１６に固定される固定部材１
５、および、押圧板１４の下端部に摺動可能に設けられ
る下くさび部材１８等から構成されている。

そして、これらの部材のうち、上くさび部材１６と下く
さび部材１８とは車両本体１の横幅と同じか、それより
も少し狭い幅に構成されており、その強度は作業アタッ
チメント３０と、それに負荷される荷重に十分耐え得る
ようなものとして構成される。

上記した上くさび部材１６と下くさび部材１８は、その
背面に設けられている油圧シリンダ２０によって接続さ
れているもので、油圧シリンダ２０の上端部はビン２２
によって固定部材１５に接続され、油圧シリンダ２０゛
のロッド２１の下端部は、係止ビン２３によって、下く
さび部材１８の背面に固定されている移動部材に取付け
られる。

そして、油圧シリンダ２０を作動させることによって下
くさび部材１８の上下動を行い、下くさび部材１８を作
業アタッチメント３０の下部に形成した下係合部材３３
に固定する動作を行うようにする。また、本発明のアタ
ッチメント支持部材１０に設けられる油圧シリンダ２０
は、第４図に示されるようにその背後に１本だけ設ける
ようにしても良いが、その支持の動作を確実にするため
には、油圧シリンダを２本ないし複数本設けてこれを連
動させるようにすることも当然可能である。

本発明の作業アタッチメント３０には、その背板３１の
上下の部分に上記したように、上係合部材３２と下係合
部材３３とを設けているもので、その上下の係合部材に
それぞれ形成されている溝にくさび部材の端部を係止さ
せ、その支持を行い得るようになっている。

つぎに本発明のアタッチメント支持部材１０に、作業ア
タッチメント３０を装着する場合の動作を説明すると、
作業区域の所定の箇所に保管されている作業アタッチメ
ント３０のところまで作業車両を移動させ、その作業ア
タッチメントの背後にアタッチメント支持部材１０を接
近させる。そして、アタッチメント支持部材１０の下く
さび部材１８を油圧シリンダ２０によって上に移動させ
、最初に上くさび部材１６を上係合部材３２に係合させ
る。次いで、アーム６と油圧シリンダ９によってアタッ
チメント支持部材１０の支持板１１を背板３１に接触さ
せるようにしながら油圧シリンダ２０を作動させ、下く
さび部材１８を下係合部材３３に係合させる。

その状態で油圧シリンダ２０に対する油圧の供給バルブ
を閉じると、アタッチメント支持部材１０に対する作業
アタッチメント３０の固定が確実に行われ、アーム６や
油圧シリンダ９の作動によっても、その係合が外れたり
することがないような状態で確実に保持されることにな
る。

また、一度保持した作業アタッチメント３０を横にずら
す動作を行う場合には、作業アタッチメント３０を地面
に置き、油圧シリンダ２０によって下くさび部材１８を
若干上に移動させ、上下のくさび部材と係止部との係合
状態をゆるめる。その後で、車両１の左右のゴムクロー
ラをそれぞれ反対の方向に駆動し、その係止部をこじる
ようにして所定の方向に摺動させるようにする。

このときに、作業アタッチメント３０のｉｌｍが比較的
重いものであるために、作業アタッチメントは余分な動
きをすることがなく、支持板１１と背板３１とは摺動し
ながら、所定の位置まで移動し固定が行われるとともに
、その状態でアーム６をＷｉ動させると、作業アタッチ
メント３０は車両本体に対して任意の位置に移動される
ことができる。

本発明の作業アタッチメント３０としては、上記したよ
うにパケット、フォーク等の他に、コンクリートブレー
カ−１孔掘り機、清掃装置（ロードスィーパ−）、草刈
り機、または、排土板等の通常の作業車両に設けられて
いるような全ての装置を用いることが可能なものであり
、いかなる作業に対しても１台の作業車両を用いること
によって、そのアタッチメント支持部材に作業アタッチ
メントを付は換えることにより対応が出来るようになる
。

そして、例えば、道路工事を行う場合に、最初にコンク
リートブレーカ−を装着し、舗装の破壊を行い、その後
でパケットを装備してトラックに積み込みの作業をし、
次に孔掘り機を付は換えて、穿孔作業を行う等の多くの
動作を１台の作業車両を用いて行うことが容易に出来る
もので、最後に清掃装置を取り付けて後始末を行うこと
も可能になる。

また、作業車両が入り得ないような場所、例えば、道路
から少し外れた歩道のような場所で作業を行う°場合に
は、車両本体を通路に走らせ、作業アタッチメントを横
にずらした状態で容易に作業を行うことが出来ることに
なる。

なお、上記した本発明の実施例において、アタッチメン
ト支持部材１０の上下に設けたくさび部材１６．１Ｂを
、その端部にテーパ状の部分を形成した幅の広いものと
して構成したものを示しているが、本発明のくさび部材
としては、板状のものに限定されるものではなく、その
他に、任意の形状のものを用い、それに対応して作業ア
タッチメントに設けられる上下の係合部材３２．３３を
、そのくさび部材に一致するように形成すること等も当
然可能である。さらに、その作業車両の走行部材をゴム
クローラにすることに換えて、通常のタイヤを装備した
ものや、金属製のクローラ装置を装備したものに適用す
ること等の他に、油圧式ショベルのアームの先端に他の
作業アタッチメントを装着する場合にも適用が可能なも
のである。

（発明の効果） 本発明の作業アタッチメント装着装置は上記したような
構成を有するものであるから、オペレータが車両の座席
に座ったままで、作業アタッチメントの装着の動作を行
うことが出来、その装着の作業を行うときには、補助者
を必要とせずに容易に行い得ることになる。

また、本発明の作業アタッチメント装着装置を用いるこ
とにより、作業アタッチメントを車両本体に対して横に
ずれた状態で保持させ、車両が入ることの不可能な場所
での作業を容易に行うことが可能となり、しかも、各々
が別の機能を持った各種の作業アタッチメントを、１台
の作業車両に順次製着換えすることが出来ることになり
、それによって、作業車両の応用範囲を大幅に拡大する
ことができる。

さらに、本発明の装置は、その構成が比較的簡単なもの
であり、その係合部材を従来より用いられている各種の
作業アタッチメントに設けることによって、容易に自動
的な係合部材として構成することが出来、その作業アタ
ッチメントの付は換えの動作も非常に簡単に出来るので
、オペレータの労力を大幅に軽減することが可能になる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアタッチメント支持部材を装備する作
業車両の側面図、第２図はその平面図、第３図は本発明
のアタッチメント支持部材と作業アタッチメントの接続
部の構成を示す断面図であり、第４図はその裏面から見
た説明図である。 図中の符号

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 作業車両のフレームに設けた支持部材に、アームおよび
   油圧シリンダ装置を介して作業アタッチメントを装着す
   るように構成した装置において、前記アームと油圧シリ
   ンダのそれぞれの端部を接続するアタッチメント支持部
   材を、支持板とその上端部に固定された幅の広い上くさ
   び部材と、該上くさび部材に対して油圧シリンダにより
   上下動可能に形成された幅の広い下くさび部材とから構
   成されるとともに、作業アタッチメントには、前記上く
   さび部材に係止される上係合部材と、下係合部材とをそ
   れぞれ形成したことを特徴とする作業アタッチメント装
   着装置。