JPS61266364A - サンドイツチ構造を有する高硬度焼結体複合材料 - Google Patents
サンドイツチ構造を有する高硬度焼結体複合材料Info
- Publication number
- JPS61266364A JPS61266364A JP10540785A JP10540785A JPS61266364A JP S61266364 A JPS61266364 A JP S61266364A JP 10540785 A JP10540785 A JP 10540785A JP 10540785 A JP10540785 A JP 10540785A JP S61266364 A JPS61266364 A JP S61266364A
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- JP
- Japan
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- pcbn
- composite material
- cemented carbide
- sandwich structure
- hardness sintered
- Prior art date
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- Laminated Bodies (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はサンドイッチ構造を有する高硬度焼結体複合材
料に関する。
料に関する。
更に詳細には、本発明は特に穴明は工具に適した素材で
ある、高圧相窒化硼素を主成分とする高硬度焼結体(以
下、この高圧相窒化硼素を主成分とする高硬度焼結体を
“PCBN”と略す)の両側に超硬合金あるいは金属ま
たは合金からなる平板(以下、両側の平板を“サブスト
レート”と記す)を配置して構成されたサンドイッチ構
造を有する高硬度焼結体複合材料に関する。
ある、高圧相窒化硼素を主成分とする高硬度焼結体(以
下、この高圧相窒化硼素を主成分とする高硬度焼結体を
“PCBN”と略す)の両側に超硬合金あるいは金属ま
たは合金からなる平板(以下、両側の平板を“サブスト
レート”と記す)を配置して構成されたサンドイッチ構
造を有する高硬度焼結体複合材料に関する。
従来の技術
PCBNは長寿命の工具として好適に使用され、特に難
加工材加工用工具の必要不可欠の素材として近年急速に
普及してきた。しかしながらその厳しい製造条件のため
にPCBNの形状は著しく制限され、普及が伸展しない
分野がある。
加工材加工用工具の必要不可欠の素材として近年急速に
普及してきた。しかしながらその厳しい製造条件のため
にPCBNの形状は著しく制限され、普及が伸展しない
分野がある。
特に、穴明は工具の場合には、片面蝋付けでは蝋付面積
が大きく取れないこともあり、保持強度が十分でなく、
両面蝋付が望まれる。
が大きく取れないこともあり、保持強度が十分でなく、
両面蝋付が望まれる。
しかしながら、以下に説明するように、両面に超硬合金
等のサブストレートを備えた3層のPCBN複合材料を
製造することは困難であり、このためPCBNを用いた
穴明は工具は市場には存在しなかった。
等のサブストレートを備えた3層のPCBN複合材料を
製造することは困難であり、このためPCBNを用いた
穴明は工具は市場には存在しなかった。
発明の解決すべき問題点
PCBNからなる刃先材料の保持強度を高めるには、P
CBNの両側を超硬合金等でサンドイッチ状に挟んだ複
合構造とすることがまず考えられる。本発明者らもこの
ような構造の焼結体複合材料の試作をまず試みた。その
結果、亀裂の発生が多く工業的にこれを生産することは
、従来技術ではまず不可能ということであった。
CBNの両側を超硬合金等でサンドイッチ状に挟んだ複
合構造とすることがまず考えられる。本発明者らもこの
ような構造の焼結体複合材料の試作をまず試みた。その
結果、亀裂の発生が多く工業的にこれを生産することは
、従来技術ではまず不可能ということであった。
この理由を詳細に検討したところ、次のことが判明した
。
。
3層構造の高硬度焼結体複合材料を製造するには、超硬
合金または金属のサブストレートの間に高圧相窒化硼素
粉末および結合材の混合粉末または結合材片を含む高圧
相窒化硼素粉末を配置して超高圧、高温度下で焼結して
、PCBNを形成すると同時に焼結中にPCBNとサブ
ストレートを接合する。しかしながら、PCBNとサブ
ストレートの熱膨脹係数が相違しているので、焼結処理
終了後の冷却時にそれらの間に熱応力が発生する。
合金または金属のサブストレートの間に高圧相窒化硼素
粉末および結合材の混合粉末または結合材片を含む高圧
相窒化硼素粉末を配置して超高圧、高温度下で焼結して
、PCBNを形成すると同時に焼結中にPCBNとサブ
ストレートを接合する。しかしながら、PCBNとサブ
ストレートの熱膨脹係数が相違しているので、焼結処理
終了後の冷却時にそれらの間に熱応力が発生する。
従って、PCBNとサブストレートの熱膨脹係数の差が
大きいと、それらの間に発生する熱応力も大きくなり、
亀裂が発生することとなる。
大きいと、それらの間に発生する熱応力も大きくなり、
亀裂が発生することとなる。
片側のみにサブストレートを一体に接合した2層構造の
複合材料ではPCBNとサブストレートとの間の熱応力
は材料全体の変形に吸収され、PCBN自体の致命的な
亀裂の発生には至らない。
複合材料ではPCBNとサブストレートとの間の熱応力
は材料全体の変形に吸収され、PCBN自体の致命的な
亀裂の発生には至らない。
しかしながら、片側だけでは十分な保持強度が得られす
、両側にサブストレートを一体に接合する3層構造の複
合材料の場合には、PCBNの両側面に引張方向の熱応
力が働くため、PCBN自体に亀裂が生ずることとなる
。
、両側にサブストレートを一体に接合する3層構造の複
合材料の場合には、PCBNの両側面に引張方向の熱応
力が働くため、PCBN自体に亀裂が生ずることとなる
。
本発明の目的は、特にツイストドリル等の穴明は工具の
刃先材料として好適に用いられるサンドイッチ構造を有
するPCBN複合材料を提供することにある。
刃先材料として好適に用いられるサンドイッチ構造を有
するPCBN複合材料を提供することにある。
さらに詳細には本発明の目的は、亀裂が発生しておらず
、工業的にも容易に製造可能であり、板状のPCBNの
両面に超硬合金等のサブストレートを備えた3層構造の
焼結体複合材料から構成され、工具支持体との保持強度
の高いPCBN複合材料を提供することにある。
、工業的にも容易に製造可能であり、板状のPCBNの
両面に超硬合金等のサブストレートを備えた3層構造の
焼結体複合材料から構成され、工具支持体との保持強度
の高いPCBN複合材料を提供することにある。
問題点を解決するための手段
本発明者等は、従来技術に存在しなかったサンドイッチ
構造を有するPCBN複合材料を提供す゛るため種々の
実験、検討を重ねた結果、超硬合金の熱膨脹係数は含有
される硬質相と、結合相の比率によってほぼ決まり、結
合相である鉄系金属の含有量の比率が少なくなればなる
ほど小さくなり、PCBNO熱膨脹係数に近づき、これ
を利用すると亀裂の生じない3層構造のPCBN複合材
料を製造可能であると考えた。
構造を有するPCBN複合材料を提供す゛るため種々の
実験、検討を重ねた結果、超硬合金の熱膨脹係数は含有
される硬質相と、結合相の比率によってほぼ決まり、結
合相である鉄系金属の含有量の比率が少なくなればなる
ほど小さくなり、PCBNO熱膨脹係数に近づき、これ
を利用すると亀裂の生じない3層構造のPCBN複合材
料を製造可能であると考えた。
次の第1表は・WC−Co超硬合金に於けるCo含有量
と超硬合金の熱膨脹係数の関係を示したものである。
と超硬合金の熱膨脹係数の関係を示したものである。
第1表
一方、PCBNの熱膨脹係数は5.5〜4. OX 1
0−6℃−1であるから、PCBNをはさむサブストレ
ートを構成する超硬合金としては、少なくとも10%以
下の結合材含有量の超硬合金とすることがのぞましい。
0−6℃−1であるから、PCBNをはさむサブストレ
ートを構成する超硬合金としては、少なくとも10%以
下の結合材含有量の超硬合金とすることがのぞましい。
他方、超硬合金の強度は第2表に示すようにC。
含有量によって変化し、Co含有量が少なくなる程減少
する。
する。
第2表
このように、熱膨脹係数を小さくする目的で、Co含有
量が3%未満の超硬合金を使用した場合、超硬合金の抗
張力が著しく低くなる。そのためPCBNをはさんだ両
側の超硬合金層に亀裂が入るやすくなる。従って、工業
的に歩留りよく、サンドイッチ構造を有するPCBN複
合材料を製造するにはサブストレートを構成する超硬合
金のCo含有量を3重量%以上とすることが望ましい。
量が3%未満の超硬合金を使用した場合、超硬合金の抗
張力が著しく低くなる。そのためPCBNをはさんだ両
側の超硬合金層に亀裂が入るやすくなる。従って、工業
的に歩留りよく、サンドイッチ構造を有するPCBN複
合材料を製造するにはサブストレートを構成する超硬合
金のCo含有量を3重量%以上とすることが望ましい。
以上は、サブストレートとして超硬合金を使用した場合
であるが、サブストレートとして金属あるいは合金を使
用する場合も同様の考えが適用できる。熱膨脹係数が6
X10−6℃−1以下−で、サブストレートとして適当
な金属または合金としては、W、Moとこれらのうち少
なくとも1種を主成分とする合金が適している。
であるが、サブストレートとして金属あるいは合金を使
用する場合も同様の考えが適用できる。熱膨脹係数が6
X10−6℃−1以下−で、サブストレートとして適当
な金属または合金としては、W、Moとこれらのうち少
なくとも1種を主成分とする合金が適している。
一方、現在市販されているPCBNを分類すると、次の
2種類に大別できる。
2種類に大別できる。
■ CO等の鉄族金属またはその化合物を主成分とする
合金によって強固に結合されたもの、■ 3a、4a、
4b、5a、6a族の窒化物、炭化物、酸化物の少なく
とも1つを主成分とするセラミックによって強固に結合
されたもの、■の種類のPCBNでは、PCBNの両側
に接合すべく、焼結過程でPCBN用材料の両側に配置
される超硬合金よりPCBN中に鉄族金属を移行、含浸
させ、強固な結合体を作っている。従って、超硬合金中
に含まれる鉄族金属量が10%以下ではPCBN中に十
分な鉄族金属の供給が行なわれず、十分な強度を有した
PCBNは焼結できない。このため、10%以上の鉄族
金属含有の超硬合金を使用せざるを得す、この場合超硬
合金の熱膨脹係数が大きくなり、超硬合金とPCBNの
熱膨張差に起因する応力によりPCBNに亀裂が発生す
る。
合金によって強固に結合されたもの、■ 3a、4a、
4b、5a、6a族の窒化物、炭化物、酸化物の少なく
とも1つを主成分とするセラミックによって強固に結合
されたもの、■の種類のPCBNでは、PCBNの両側
に接合すべく、焼結過程でPCBN用材料の両側に配置
される超硬合金よりPCBN中に鉄族金属を移行、含浸
させ、強固な結合体を作っている。従って、超硬合金中
に含まれる鉄族金属量が10%以下ではPCBN中に十
分な鉄族金属の供給が行なわれず、十分な強度を有した
PCBNは焼結できない。このため、10%以上の鉄族
金属含有の超硬合金を使用せざるを得す、この場合超硬
合金の熱膨脹係数が大きくなり、超硬合金とPCBNの
熱膨張差に起因する応力によりPCBNに亀裂が発生す
る。
■のPCBNの場合は、通常高圧相窒化硼素粉末にあら
かじめ調整したセラミック粉末を混合し、これを超硬合
金製円板上に堆積させ一体としている。このためPCB
N中に超硬合金側より鉄族金属を含浸させる必要がなく
、10%以下の鉄族金属を含有した超硬合金にふいても
十分高い接合強度を保持したPCBN複合材料を得るこ
とができる。
かじめ調整したセラミック粉末を混合し、これを超硬合
金製円板上に堆積させ一体としている。このためPCB
N中に超硬合金側より鉄族金属を含浸させる必要がなく
、10%以下の鉄族金属を含有した超硬合金にふいても
十分高い接合強度を保持したPCBN複合材料を得るこ
とができる。
本発明は以上の知見に基づき完成したものであって、本
発明に従うと、高圧相窒化硼素を主成分とし残部が3a
、4a、4b、5a、6a族の元素の窒化物、炭化物、
炭窒化物、硼化物、酸化物からなる群から選ばれた少な
くとも一種からなる板状のPCBNと、該PCBNの両
側に接合され、且つ熱膨脹係数が6. OX 10−6
℃−1以下の超硬合金あるいは金属または合金からなる
平板とから構成されたサンドイッチ構造を有するPCB
N複合材料が提供される。
発明に従うと、高圧相窒化硼素を主成分とし残部が3a
、4a、4b、5a、6a族の元素の窒化物、炭化物、
炭窒化物、硼化物、酸化物からなる群から選ばれた少な
くとも一種からなる板状のPCBNと、該PCBNの両
側に接合され、且つ熱膨脹係数が6. OX 10−6
℃−1以下の超硬合金あるいは金属または合金からなる
平板とから構成されたサンドイッチ構造を有するPCB
N複合材料が提供される。
罫E
上記の如く本発明は、亀裂がなく、接合強度の高いPC
BN複合材料を提供することに成功したものである。こ
のような本発明のPCBN複合材料はPCBN本来の機
械的特性を有すると同時に工具保持具にも好適に接合で
き、その適用範囲は広範である。
BN複合材料を提供することに成功したものである。こ
のような本発明のPCBN複合材料はPCBN本来の機
械的特性を有すると同時に工具保持具にも好適に接合で
き、その適用範囲は広範である。
添付の第1図乃至第3図を参照して本発明のPCBN複
合材料の適用例を説明する。
合材料の適用例を説明する。
第1図乃至第3図は、それぞれ、本発明の高硬度焼結体
複合材料をツイストドリル、ガラス切り工具、線材圧延
ロールに用いた例を略示している。
複合材料をツイストドリル、ガラス切り工具、線材圧延
ロールに用いた例を略示している。
第1図に示すツイストドリルの例では、本発明のPCB
N複合材料5.5°を将棋の駒の形に成形し、これらを
ツイストドリルの先端部に取りつけている状態が示され
ている。
N複合材料5.5°を将棋の駒の形に成形し、これらを
ツイストドリルの先端部に取りつけている状態が示され
ている。
第2図(a)および(6)はそれぞれ、ガラス切り工具
の全体を本発明のPCBN複合材料で構成したものの側
面図および正面図である。このガラス切り工具では、円
形板状のPCBNlの両側にサブストレート2.2”が
接合されている。
の全体を本発明のPCBN複合材料で構成したものの側
面図および正面図である。このガラス切り工具では、円
形板状のPCBNlの両側にサブストレート2.2”が
接合されている。
第3図(a)および(5)はそれぞれ、孔型部分をPC
BNで構成した線材用の孔型ロールの側面図および正面
図である。
BNで構成した線材用の孔型ロールの側面図および正面
図である。
これらのPCBN複合材料で構成された工具は、いずれ
も広い接合面積を有するサブストレート側で支持部材に
容易に保持されている。
も広い接合面積を有するサブストレート側で支持部材に
容易に保持されている。
以上の如く、本発明のPCBN複合材料は、亀裂がなく
、両側に超硬合金等のサブストレートが接合されている
ので取り付けが容易であるため多様の用途を有する。
、両側に超硬合金等のサブストレートが接合されている
ので取り付けが容易であるため多様の用途を有する。
以下に実施例により本発明の詳細な説明するが、これら
の実施例は本発明の単なる例示であって本発明の技術的
範囲を何等制限するものではないことは勿論である。
の実施例は本発明の単なる例示であって本発明の技術的
範囲を何等制限するものではないことは勿論である。
実施例l
TiNを主成分とする1〜3μ粒径の結合材粉末と粒径
5〜10μの立方晶窒化硼素粉末を1=1の重量割合で
混合し、これを6%Coを含有し、残部がWCからなる
超硬合金製で、寸法が外径30mm。
5〜10μの立方晶窒化硼素粉末を1=1の重量割合で
混合し、これを6%Coを含有し、残部がWCからなる
超硬合金製で、寸法が外径30mm。
高さ3市の円板の上に厚みl mmに積層させ、この粉
末にさらに同種、同寸法の円板を積層させて、第4図に
示すようにサンドイッチ状とした。図中、参照番号6は
PCBN用粉末、7はサブストレート用粉末を示す。
末にさらに同種、同寸法の円板を積層させて、第4図に
示すようにサンドイッチ状とした。図中、参照番号6は
PCBN用粉末、7はサブストレート用粉末を示す。
これら全体を高融点金属Taにて包囲し、超高圧高温装
置内に配置し、50Kb、 1400℃の超高圧高温状
態に10分間保持した。Taにて包囲したサンドイッチ
構造のPCBNI合材料を取出したところ、PCBN層
にも超硬合金層にも亀裂の存在せず、強固に結合したサ
ンドイッチ構造を有するPCBN複合材料が得られた。
置内に配置し、50Kb、 1400℃の超高圧高温状
態に10分間保持した。Taにて包囲したサンドイッチ
構造のPCBNI合材料を取出したところ、PCBN層
にも超硬合金層にも亀裂の存在せず、強固に結合したサ
ンドイッチ構造を有するPCBN複合材料が得られた。
実施例2
下記の第3表に示す高圧相窒化硼素粉末及びセラミック
粉末を用いて実施例1と同様の条件でPCBN複合材料
を製造した。
粉末を用いて実施例1と同様の条件でPCBN複合材料
を製造した。
第3表に示す如く本発明のPCBN複合材料は、PCB
N層にもサブストレート層にも亀裂が生じなかったが、
サブストレート層が15%Co−WCあるいは2.5%
Co−WCの比較例ではそれぞれPCBN層、サブスト
レート層に亀裂が生じて工具用材料として使用できなか
らだ。
N層にもサブストレート層にも亀裂が生じなかったが、
サブストレート層が15%Co−WCあるいは2.5%
Co−WCの比較例ではそれぞれPCBN層、サブスト
レート層に亀裂が生じて工具用材料として使用できなか
らだ。
実施例3
95%W−3%Ni−2%Cu合金により外径30mm
φ、厚み3mmtの円板を2枚作製した。実施例1にて
使用した粒径5〜10μの立方晶窒化硼素粉末を80重
量%、残部が1〜3μ粒径のTiNの混合粉末からPC
BN用原料を配合、調整した。このPCBN用原料粉末
5gを、上記の2枚の円板の間に積層配置し、これら全
体をTa箔にて包囲した後、超高圧高温装置内で、圧力
50Kb、温度1400℃で15分保持した。
φ、厚み3mmtの円板を2枚作製した。実施例1にて
使用した粒径5〜10μの立方晶窒化硼素粉末を80重
量%、残部が1〜3μ粒径のTiNの混合粉末からPC
BN用原料を配合、調整した。このPCBN用原料粉末
5gを、上記の2枚の円板の間に積層配置し、これら全
体をTa箔にて包囲した後、超高圧高温装置内で、圧力
50Kb、温度1400℃で15分保持した。
超高圧装置より回収し、外周のTa箔を取り外したとこ
ろ、亀裂なく焼結されたサンドイッチ構造を有するPC
BN複合材料が得られた。
ろ、亀裂なく焼結されたサンドイッチ構造を有するPC
BN複合材料が得られた。
実施例4
実施例3のW合金のかわりに外径30mmφ、厚み3m
mtのMO金属板を用いて実施例3と同様の条件で試作
を試みたところ、亀裂のないサンドイッチ構造を有する
PCBN複合材料が得られた。
mtのMO金属板を用いて実施例3と同様の条件で試作
を試みたところ、亀裂のないサンドイッチ構造を有する
PCBN複合材料が得られた。
発明の詳細
な説明の如く、本発明は工具支持体との接着面積が大き
く、亀裂等のない良品質の高硬度焼結体複合材料を提供
することに成功したものであり、難加工材加工用工具、
特にツイストドリル等の穴明は工具の高硬度の刃先材料
として好適に用いられる。
く、亀裂等のない良品質の高硬度焼結体複合材料を提供
することに成功したものであり、難加工材加工用工具、
特にツイストドリル等の穴明は工具の高硬度の刃先材料
として好適に用いられる。
さらに、本発明の高硬度焼結体複合材料は穴明は工具に
限らず、工具支持体との接合強度を高くすることが望ま
しいガラス切り工具、線材圧延ロール等の素材としても
好適に用いられる。
限らず、工具支持体との接合強度を高くすることが望ま
しいガラス切り工具、線材圧延ロール等の素材としても
好適に用いられる。
第1図は、本発明によるPCBN複合材料を用いたツイ
ストドリルの概略を示し、第1図(a)はその側面図、
第4図ら)は正面図であり、第2図は、本発明のPCB
N複合材料を用いたガラス切り工具の概略を示し、第2
図(a)はその側面図、第2図(ハ)は正面図であり、 第3図は、本発明のPCBN複合材料を用いた線材圧延
ロールの概略を示し、第3図(a)はその側面図、第3
図(5)は正面図であり、 第4図は、本発明によるPCBN複合材料を製造するに
あたり準備されるカプセル内に充填される材料の構成を
示す。 (主な参照番号) ■・・PCBN。 2.2゛ ・・サブストレート、 5・・高硬度焼結体複合材料、 6・・PCBN用粉末、 7・・サブストレート用材料、 特許出願人 住友電気工業株式会社 代 理 人 弁理士 新居 正彦 第1図 (a) (b) 1・・・・・・PCBN 5・・・・高石中、
度火[綻ビ本布合木r2.2゛・・・サブストトート 手続補正書く方式) ■、事件の表示 昭和60年特許願第105407
句2・発明0名11 基ふ品玉ム在復蕃香ハす63
、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名 称 (21
3)住友電気工業株式会社4、代理人 住 所 ■101東京都千代田区東神田1−10−76
、補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄7、補正
の内容 明細書第16頁2行目“第4図(b)は正面図であり、
なる記載を「第1図(社)は異なる角度からみた卿面図
であり、」に訂正する。
ストドリルの概略を示し、第1図(a)はその側面図、
第4図ら)は正面図であり、第2図は、本発明のPCB
N複合材料を用いたガラス切り工具の概略を示し、第2
図(a)はその側面図、第2図(ハ)は正面図であり、 第3図は、本発明のPCBN複合材料を用いた線材圧延
ロールの概略を示し、第3図(a)はその側面図、第3
図(5)は正面図であり、 第4図は、本発明によるPCBN複合材料を製造するに
あたり準備されるカプセル内に充填される材料の構成を
示す。 (主な参照番号) ■・・PCBN。 2.2゛ ・・サブストレート、 5・・高硬度焼結体複合材料、 6・・PCBN用粉末、 7・・サブストレート用材料、 特許出願人 住友電気工業株式会社 代 理 人 弁理士 新居 正彦 第1図 (a) (b) 1・・・・・・PCBN 5・・・・高石中、
度火[綻ビ本布合木r2.2゛・・・サブストトート 手続補正書く方式) ■、事件の表示 昭和60年特許願第105407
句2・発明0名11 基ふ品玉ム在復蕃香ハす63
、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名 称 (21
3)住友電気工業株式会社4、代理人 住 所 ■101東京都千代田区東神田1−10−76
、補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄7、補正
の内容 明細書第16頁2行目“第4図(b)は正面図であり、
なる記載を「第1図(社)は異なる角度からみた卿面図
であり、」に訂正する。
Claims (2)
- (1)高圧相窒化硼素を主成分とし残部が3a、4a4
b、5a、6a族の元素の窒化物、炭化物、炭窒化物、
硼化物、酸化物からなる群から選ばれた少なくとも一種
からなる板状の高硬度焼結体と、該高硬度焼結体の両側
に接合され、且つ熱膨脹係数が6.0×10^−^6℃
^−^1以下の超硬合金あるいは金属または合金からな
る平板とから構成されたサンドイッチ構造を有する高硬
度焼結体複合材料。 - (2)上記超硬合金はWCを主成分とし、10重量%〜
3重量%のCoを含有することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のサンドイッチ構造を有する高硬度焼結
体複合材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10540785A JPS61266364A (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 | サンドイツチ構造を有する高硬度焼結体複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10540785A JPS61266364A (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 | サンドイツチ構造を有する高硬度焼結体複合材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61266364A true JPS61266364A (ja) | 1986-11-26 |
Family
ID=14406758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10540785A Pending JPS61266364A (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 | サンドイツチ構造を有する高硬度焼結体複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61266364A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63191632A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-09 | 昭和電工株式会社 | 立方晶窒化ホウ素焼結複合体 |
JPS63202444A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-22 | 昭和電工株式会社 | 超硬物質の焼結複合体 |
JPS63203705A (ja) * | 1987-02-18 | 1988-08-23 | Showa Denko Kk | 立方晶窒化ホウ素超硬合金複合焼結体 |
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