JPS61263571A - スピンドル駆動型巻取機の速度制御方法 - Google Patents

スピンドル駆動型巻取機の速度制御方法

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JPS61263571A
JPS61263571A JP60105292A JP10529285A JPS61263571A JP S61263571 A JPS61263571 A JP S61263571A JP 60105292 A JP60105292 A JP 60105292A JP 10529285 A JP10529285 A JP 10529285A JP S61263571 A JPS61263571 A JP S61263571A
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package
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winding
gain
diameter
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Yuzuru Miyake
譲 三宅
Isao Nohara
功 野原
Takami Sugioka
隆美 杉岡
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Nabtesco Corp
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Teijin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は糸巻取り用のスピンドル駆動型巻取機の速度制
御方法に関する。
〔従来の技術〕
ボビンを装着したボビンホルダーをモータで駆動し、該
ボビン上に巻取られるパッケージにコンタクトローラを
圧接して、該コンタクトローラの回転数が所定の値にな
るように制御されるスピンドル駆動型巻取機においては
、一般に(1)式で表わされるP、1.D、演算制御1
(Pは比例制御、■は積分制御、Dは微分制御)が行わ
れる。
ここで、Qは操作量; dはコンタクトローラの外径; Dはパッケージの外径; KP′は比例ゲイン; KI′は積分ゲイン: KD′は微分ゲイン; 八〇はコンタクトローラの回転速度の変化員である。
一般に巻取機においては、P、I、D、演算のうちP、
I演算制御が行われる。これらのP、I、D要素の内、
■(積分項)はボビンホルダーの回転減少パターンを決
める項であるため巻取りには、■の値が最も重要である
。■の値が必要以上に大きければハンチングを起こし、
糸に伸度の斑やデニール斑が発生したり、時にはハンチ
ングが収束しなくなり回転体に振動を誘発して危険であ
る。
一方、■の値が小さ過ぎれば、パッケージの巻太りに追
従してボビンホルダーの回転速度が低下せず、巻取った
糸に伸度の斑やデニールの斑が発生する。
近年、合成繊維の生産は多銘柄化しており、同一の設備
で広範囲のデニール(例えば、50〜1500de)の
糸を巻取ったり広範囲の巻取速度3000〜6000m
/winで巻取りを行うことを要求している。また、ト
ラバースカムを交換することにより、4コツプ(250
mmストローク)、6コツプ(170mmストローク)
、8コツプ<110mmストローク)のように巻取りコ
ツプ数が可変であることが要求されるようになった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、糸の巻取りに対するボビンホルダーの回転数
の下降速度は、第2図に示すように巻取速度、デニール
、ストローク、密度によって太き(異なる。従来はこれ
らの条件変更に対して、制御のゲインの設定が非常に困
難で、糸質、デニール、巻取速度、パッケージのストロ
ーク等の巻取条件の変更の都度に最適値を探る必要があ
り、生産のFMS化(フレキシブル生産システム化)に
対応することが困難であった。
また、近年巻取機はボビンホルダー長1200I最大者
径420〜550と大型化し、巻取り径比(最大巻径/
空ボビン径)が大きくなり制御の操作量が大きく変化し
、巻始めから巻終りまで安定した制御をすることが困難
であった。
〔発明の目的〕
本発明は、以上のような従来の欠点を解消し、スピンド
ル駆動式巻取機において、糸質、デニール、巻取速度、
パッケージのストローク、パッケージの密度等の巻取り
条件の変更に対応し、容易に迅速に制御系の最適ゲイン
を設定可能とし、巻取機のFMS化を可能とする。又、
巻速比、巻取り径比、巻取リゾニール比の大きい巻取り
に対して、安定した速度制御を可能とする、スピンドル
駆動型巻取機の速度制御方法を提供することを目的とす
る。
C問題点を解決するための手段〕 本発明においては、ボビンホルダーを駆動するモータと
、該モータに電源を供給するインバータと、ボビンホル
ダーに装着したボビン上に轡き取られるパッケージに接
触して駆動されるコンタクトローラと、該コンタクトロ
ーラの回転数を検出する検出器とから構成され、少なく
とも積分演算制御を行い該コンタクトローラの回転数が
所定の値になるよう該モータの回転を制御するようにし
た巻取機において、積分項のゲインを、巻取速度■、糸
の太さDe1パッケージの径D1パッケージのストロー
クし、パッケージの密度ρのうち少なくとも1因子に関
する関数として変更するようにしたことを特徴とするス
ピンドル駆動型巻取機における速度制御方法により上述
した目的を達成する。
上記の因子の内、巻取速度■およびパッケージの径りが
重要な要素であり、パッケージのストロークし、糸の太
さ[]eおよびパッケージの密度ρは一定な場合が多い
。しかし、FMS化を考慮する場合には、これらの要素
も重要となる。
〔作 用) ボビンを装着したボビンホルダーをモータで駆動し、該
ボビンに巻取られるパッケージにコンタクトローラを圧
接し、該コンタクトローラの回転数が所定の値になるよ
うに構成されたスピンドル駆動型巻取機のにおいては、
巻取り速度Vとパッケージの巻径りとボビンホルダーの
回転数Nは次式で表わすことが出来る。
\l 一方、中心部のボビンを無視して糸が直柱状に巻取られ
ているとすると、 ここで、N:ボビンホルダーの回転数(rl)S)D:
パッケージ外径(cm) π:円周率 De:糸のデニール(de) V:巻取速度(C1l/Sec ) L:パッケージの長さくCI) ρ:パッケージの密度(G/cm3) t:巻取経過時間(sec) ボビンホルダーの回転が下降する速度は(4)式のNを
微分することにより求められ(5)式で表わされる。な
お、微小FRIIlの間のDe、V、D1L1ρの変化
率は微小であるので省略している。
以上の(5)式のデニール、巻取速度、パッケージの径
、密度を変えた時のdN/dtの値を表わすと第2図の
ようになり、ボビンホルダーの回転の下降速度dN/d
tは、巻取速度、糸のデニール、パッケージのストO−
り(長さ)、パッケージの密度等の巻取り条件により大
きく変わることがわかる。
(1)式の積分項の値は巻取り中のボビンホルダーの下
降勾配を表わしており、本発明では前記(5)式による
下降速度dN/dtに実質的に比例するようにしている
〔実施例〕
ボビンホルダー1にボビン1′を装着し、該ボビン1′
上にパッケージ2を形成する。
−ボビンホルダー1にモータ3を連結し、該モータ3に
よりボビンホルダー1を駆動する。モータ3は同期モー
タまたは誘導モータでよいが、本実施例では誘導モータ
を使用する。
インバータ4はモータ3に接続して該モータ3の回転速
度を変化する。
パッケージ2にはコンタクトローラ5が圧接されて回転
する。該コンタクトローラ5の端部に歯116が取着さ
れ、該mR16の歯を検出N7で検出して、パッケージ
2の回転速度を検出する。
〜 巻径演算回路8はインバータ4の出力周波数と巻取
速度設定器13で設定された巻取速度の設定値■とから
パッケージ径りを算出する。
条件設定器14は、パッケージの密度ρ、パッケージの
ストローク(長さ)L、糸のデニールQe、定数戒■、
戒pf設定する。
ゲイン演算回路9は、巻径演算回路8の出力と、条件設
定器14に設定された値ρ、L、DOlAIと巻取速度
■とから、積分WA1s処理のためのゲインを算出する
比較回路15は巻取速度設定器13で設定された巻取速
度と検出器7で検出した帰還信号とを比較しlIi!差
を算出する。
積分演算処理回路10は、比較回路15で算出した偏差
とゲイン演算回路9で算出した値とに基き積分演算をす
る。
比例演算処理回路11は比較回路15で算出した偏差と
、ゲイン演算回路12の算出した値とで比例演算処理を
する。
ゲイン演算回路12は巻径演算回路8の出力と条件設定
器14に設定された値4Pから比例Wri算処理のため
のゲインを算出する。
以上の構成からなる装置の動作を以下に説明する。
糸は、トラバース装置(図示せず)により綾撮られ、ボ
ビンホルダー1に装着したボビン1′上にパッケージ2
が巻取られる。該パッケージ2に圧接されて回転するコ
ンタクトローラ5の回転数を検出器7(本実施例では、
電磁ピックアップ)により、回転数をサンプリングする
巻取速度設定器13で設定された値と検出器7で検出し
た帰還信号とを比較回路15で比較し、偏差Δn@算出
する。
インバータ4の周波数と巻取、速度設定器で設定された
巻取速度とからパッケージの巻径りを算出する。条件設
定器14で設定されたデニール[)e、パッケージのス
トロークL、パッケージの密度ρ、定数!LIと、巻取
速度設定器13で設定された巻取速度■とコンタクトロ
ー55の径dとパッケージ径りとの比d/Dとからゲイ
ン演算回路9において(5)式に基きdN/dt、すな
わち、積分項のゲインを算出する。更に、比較回路15
で算出した偏差Δnとから積分演算回路10で積分演算
処理を行う。
なお、d/Dは、コンタクトローラーの回転速度の偏差
とボビンホルダーの回転速度の偏差の関係より、コンタ
クトローラーの偏差に対して反映量として調整するゲイ
ンの一つであり、比例項、積分項に乗算される。以上の
d/Dは、比例項、積分項を加えた後に、乗算しても、
比較回路で求めた偏差ΔNにd/Dを乗算した後に比例
・積分項に入力してもよいが、本実施例では、ゲイン演
算回路9.12で戒β、/Lf1.:乗算した後に処理
している。
比例演算処理については、巻取り中、外乱(パッケージ
に発生するリボンや接圧変動による速度変動)が発生し
た場合に生ずる速度変動を修正するために、変動に対し
て即応する必要があり、本実施例では比例項のゲインが
パッケージのGD2に比例するようにしである。すなわ
ち、巻径演算し、ゲイン算出回路12でD  (GD2
は径D4に比例)と条件設定器14で設定された定数4
Pとによりゲイン演算回路12で比例°項のゲインを算
出し、比較回路15で算出した偏差△nを基に比例演算
回路11で比例演算処理を行う。
なお、比例制御の値はほぼ一定としてもよい。
微分演算処理については、本実施例では、積分項と比例
項の処理のみで充分制御性能が得られるため行っていな
い。
以上の一実施例による演算処理を式で表わすと次の様に
なる。
ここで Q:インバータへの操作量 、4P:使用するモータの特性によって操作量を調整す
・る定数 〜=−!L (:使用するモータの特性によって操作量
を調整する定数 Δn:I差 AP−4■の値は使用するモータの特性によって変化す
る偏差に対する操作量の比を決定するもので、該−!L
P−4,の決定は、ある−水準の条件で制御性の安定す
る点を実験的に求めれば、以後、巻取速度、パッケージ
のストローク、パッケージの密度、デニールを入力する
のみで安定した速度制御ができる。本実施例では! 、
−tPの値を上昇・下降方向とも同じ値としているが、
偏差△nの符号を判別するようにして上昇・下降で異な
った値としてもよい。戒、の値は、誘導モータを使用し
た場合には、モータのスリップによる不感帯があるため
回転数を上昇方向に制御する場合は値を小さく、下降方
向に制御する場合は大きくするようにした方が好ましい
速度制御における積分項は、ボビンホルダーの回転減速
パターンを決定するものであり、巻取機においては、巻
取り中ボビンホルダーは、下降するのみであるため下降
方向は!LIの値を大きく、上昇方向は小さくするよう
にする方が好ましい。
本実施例においては、デニールDe、ストロークし、密
度ρを各々入力するようにしているが、予め種々の設定
条件を記憶させておき、適宜その条件に応じて記憶回路
から値を入力するようにしてもよい。
本実施例によるdN/dtの値は(5)式通りでなくて
も、はぼ近似した値となる近似式でもよい。
本発明の方法は、テンション制御の巻取機においても応
用できることはいうまでもない。
本実施例に使用するモータは、dN/dtの勾配の2倍
以上の勾配で回転を変化できるように容量を充分大きく
することが好ましい。
前記の実施例はマイクロコンピュータを使用しディジタ
ル演算処理をしているがアナログ処理をすることもでき
る。
〔発明の効果〕
本発明では、積分項の操作量をボビンホルダーの下降勾
配に比例した値とするため、巻太りによる速度制御を安
定化させることができ、ハンチングによる糸の伸度環や
デニール斑を防止することが出来た。また、ハンチング
により誘発される回転体の振動を防止することができた
本発明により、巻取機のストローク、デニール、糸銘柄
(密度の異なる糸)、速度の変更に即応して安定した制
御性を得ることができ、FMS化に対応することが可能
となった。
本発明では、積分項の操作口を速度、巻径、デニールに
よって変更するようにしているため、巻速比、巻取り径
比、巻取りデニール比の大きい巻取りが可能となった。
本発明では制御のゲインを最適に設定でき、ボビンホル
ダーにハンチング等の急激な変動が発生しないため、イ
ンバータの容1を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による速度制御の一実施例を表わしたブ
ロック図、第2図は巻取速度V、デニールDe、パッケ
ージのストローク上1パツケージの密度ρを変えた場合
のパッケージ径りとボビンホルダー回転の下降速度dN
/dtの関係を表わした線図である。ボビンホルダーの
下降速度は速度、デニール、ストローク、密度によって
大ぎく異なることがわかる。 1・・・ボビンホルダー、 2・・・パッケージ、3・
・・モータ、     4・・・インバータ、5・・・
コンタクトローラ、7・・・回転数検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ボビンホルダーを駆動するモータと、該モータに電
    源を供給するインバータと、ボビンホルダーに装着した
    ボビン上に巻き取られるパッケージに接触して駆動され
    るコンタクトローラと、該コンタクトローラの回転数を
    検出する検出器とから構成され、少なくとも積分演算制
    御を行い該コンタクトローラの回転数が所定の値になる
    よう該モータの回転を制御するようにした巻取機におい
    て、積分項のゲインを、巻取速度、糸の太さ、パッケー
    ジの径、パッケージのストローク、パッケージの密度の
    うち少なくとも1因子に関する関数として変更するよう
    にしたことを特徴としたスピンドル駆動型巻取機におけ
    る速度制御方法。
JP60105292A 1985-05-17 1985-05-17 スピンドル駆動型巻取機の速度制御方法 Granted JPS61263571A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60105292A JPS61263571A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 スピンドル駆動型巻取機の速度制御方法
US06/864,434 US4715548A (en) 1985-05-17 1986-05-16 Spindle drive type yarn winding apparatus
EP86106695A EP0202624B1 (en) 1985-05-17 1986-05-16 Spindle drive type yarn winding apparatus
DE8686106695T DE3673236D1 (de) 1985-05-17 1986-05-16 Garnwickelmaschine mit spindelantrieb.
KR1019860003844A KR940000238B1 (ko) 1985-05-17 1986-05-17 스핀들 구동형 사조 권취기 및 그의 속도제어방법

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021191026A (ja) * 2020-05-25 2021-12-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 電動機の速度制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021191026A (ja) * 2020-05-25 2021-12-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 電動機の速度制御装置

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