JPS61259725A - 塵粒子増大装置 - Google Patents

塵粒子増大装置

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JPS61259725A
JPS61259725A JP60103526A JP10352685A JPS61259725A JP S61259725 A JPS61259725 A JP S61259725A JP 60103526 A JP60103526 A JP 60103526A JP 10352685 A JP10352685 A JP 10352685A JP S61259725 A JPS61259725 A JP S61259725A
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修康 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、気体中の塵、金属イオン等を除去する集塵装
置に用いる塵粒子増大装置に関する。
(従来技術) 電子工業、機械工業、化学工業等の分野においては、室
内の気体中の塵や金属イオン等の微粒子を除去する集塵
装置が使用されている。
この種集塵装置としては、従来、フィルタ(通常は粒径
0.l#Lmの微粒子の捕捉率99.9995%のいわ
ゆるHEPAフィルタ)を用い、気体が前記フィルタを
通過することにより、気体中の塵や金属イオン(金属イ
オンは特にレーザ加工で金属を加工する場合等に多量に
発生する)等をフィルタ上に捕捉するものが用いられて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、近年は、気体中の微粒子のうち1粒径0
.1pm以下のものも除去することができる集塵装置が
要求されており、前記フィルタによる集塵装置では、粒
径0.IILm以下の微粒子を捕捉することは困難であ
った。
そこで、粒径が0.lILm以下の微粒子、例えば、0
.0031Lm程度の微粒子でも、この微粒子を水分子
でとり囲み、微粒子を凝結核とした微小水滴とすること
により粒径を大きくして、この水滴を除去するようにす
れば、0.1gm以下の微粒子の除去が可能である。し
かしながら、気体中に水蒸気を噴霧して微粒子を水分子
でとり囲んでも、微粒子をとり囲んだ水滴は直ぐに再蒸
発してしまうという問題がある。
(発明の目的) 本発明の目的は、粒径が0.0034m〜0゜3gm程
度の微粒子でも、この微粒子を凝結核として除去可能な
微小水滴とすることができる塵粒子増大装置を提供する
ことにある。
(問題を解決するための手段) 本発明によれば、気体吸入口および排出口を備えたケー
スと、該ケース内に水蒸気を供給する水蒸気供給手段と
、前記ケース内に冷却水を散布する冷水散布手段とを有
する塵粒子増大装置が提供される。また、本発明によれ
ば、気体吸入口および排出口を備えたケースと、該ケー
ス内に水蒸気を供給する水蒸気供給手段と、前記ケース
内に冷水を散布する冷水散布手段と、前記水蒸気供給手
段より前後に配設され塵粒子をイオン化するイオン化手
段とを有する塵粒子増大装置が提供される。
(作用) ケース内は水蒸気供給手段によって水蒸気が供給される
とともに、冷水散布手段により冷却水が散布されるので
、過冷却、過飽和の状態となっており、ここを通過する
気体中の微粒子を、過冷却、過飽和の水蒸気でとり囲み
、該微粒子を凝結核とした微小水滴とし除去可能な1粒
子径とすることができる。
(実施例) 以下2本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は第1の発明による塵粒子増大装置を備えた集塵
装置の概略図である。同図において、lは塵粒子増大装
置で、気体吸入口11aおよび排出口11bを備えたケ
ース11と、該ケースll内に水蒸気を供給する水蒸気
供給手段12と、前記ケース11内に冷却水を散布する
冷却水散布手段13とからなっており、前記ケース11
の気体吸入口11aが吸入パイプ2によって塵等の除去
を必要とするクリーンルームRと連絡されている。
前記水蒸気供給手段12は、純水の水蒸気を発生させる
水蒸気発生装置121と、該水蒸気発生装置121によ
って発生した水蒸気をケースll内に導くパイプ122
と、該パイプ122の先端に装着されたスプレーノズル
123とからなっている。前記水蒸気発生装置121と
しては、種々のものが考えられ、例えば、水槽中に電気
ヒータを配設した装置、超音波振動により水蒸気を発生
させる装置、赤外線水蒸気発生装置等がある。前記スプ
レーノズル123は第2図に示すように、噴出口123
aが絞られた構造に形成されているとともに、外周に電
極板123bが装着されている。前記冷水散布手段13
は水を例えば3°C程度に冷却する冷凍機131と、該
冷凍4!1131によって冷却された水をケース11内
に導くパイプ132と、該パイプ132の先端に装着さ
れたスプレーノズル133とがらなっている。
このように構成された塵粒子増大装置lにおけるケース
11の排出口11bには、集塵機例えば    □湿式
電気集塵機3が接続される。そして、該集塵機3の後段
には必要に応じて空調装置4が接続さ    )れ、排
出パイプ5を介して前記クリーンルームR′に連絡され
る。
本発明による塵粒子増大装置を備えた集塵装置は以上の
ように構成されており、以下、その作用について説明す
る。
前記空調装置4内の送風機が作動すると、クリーンルー
ムR内の気体は、吸入パイプ2から塵粒子増大装置l、
集塵機3、空調装置4および排出バイブ5を経て循環さ
れる。一方、塵粒子増大装置1は、ケースll内に水蒸
気発生装置121によって発生せしめられた水蒸気がパ
イプ122を通ってスプレーノズル123から噴霧され
る。
このとき、スプレーノズル123の外周に装着された電
極板123bに電圧が印加されており、その電界により
通過する水蒸気は分極性分子であるから電界の方向に並
べ合わされるため、エントロピーが低下した状態となり
、放熱しなけらばならないので、ジュールトムソン効果
により自己冷却を起こす、そして自己冷却した水蒸気は
絞られた噴出口123aから噴出するとき断熱膨張して
更に自己冷却するので、水蒸気自身のエネルギーが小さ
くなり、水素結合力が働いて、塵等の粒子をとり囲み易
い状態となる。また、ケース11内には冷凍機131に
よって冷却された純水がパイプ132を通してスプレー
ノズル133から噴霧されるため、該ケース11内の水
蒸気は過冷却、過飽和の状態となっている。このように
して、水蒸気が過冷却、過飽和状態であるケース11内
にパイプ2から吸入口11aを介して気体が導入される
と、該気体中の微粒子の回りには水分子が付着にて微粒
子を凝結核とした微小水滴となる。即ち、水蒸気(H2
0)の分子は水素原子2個と酸素原子1個により構成さ
れているが、第3図に示すように分極している。H20
分子はこの両極間の距離が他の分子に比べ非常に大きく
、液体にあってはH2020分子第4図に示すように水
素結合力で強く引き合う、ケースll内のH20分子は
、第5図(a)、(b)、(c)に示すように、気体中
の帯電又は分極している微粒子10に対し強力なり−ロ
ンカで結びつく、第5図(a)は、十に帯電した微粒子
10の回りにH20分子が結合し、全体としてひとまわ
り大きな十の微小水滴となる状態を示す、第5図(b)
は、−に帯電した微粒子10の回りにH20分子が結合
し、全体としてひとまわり大きな−の微小水滴となる状
態を示す、また、第5図(C)は、十と−に分極した微
粒子lOの回りにH20分子が結合し。
全体としてひとまわり大きな分極微小水滴となる状態を
示す、このように、微粒子は0.1sec以下の時間で
水蒸気(H20分子)に囲まれて微小水滴に成長する。
この微小水滴は過冷却、過飽和状態の空気中にあるため
、再蒸発することはなく、W1粒子を凝結核として成長
して微小水滴は、その表面積が増大するため、益々H2
0分子の結合を捉し、更に大きな微小水滴に成長する。
そして、この微小水滴はスプレーノズル133から噴霧
された冷水の水滴と衝突して捕捉されるか、又は冷水滴
との温度差による熱的引力で吸引捕捉されるか、微小水
滴と冷水滴のクーロン力による結合が生じ更に大きな水
滴となる。
このようにして、気体中の浮遊微粒子が水蒸気に囲まれ
て微小水滴となった場合には、その粒径が10倍以上に
なることが確認されている。従って、例えば、0.03
pm程度の微粒子であれば0 、3 pm程度の微小水
滴にすることができ、これは充分に従来の集塵方式で分
離できる粒径である。この微小水滴を集塵装置3にて分
離することにより、塵等の微小粒子が除去された気体を
、空調装置4および排出パイプ5を通してクリーンルー
ムRに送ることができる。
第6図は第2の発明による塵粒子増大装置を備えた集塵
装置の概略図を示すもので、第1図に示した各部品と同
一部品には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
同図中、Rはクリーンルーム、2は吸入パイプ、12は
水蒸気供給手段、13は冷水散布手段、3は集塵機、4
は空調機、5は排出パイプであり、これらは第1図の集
塵装置と同じである。第2の発明による塵粒子増大装置
1は、ケース11における水蒸気供給手段12のスプレ
ーノズル123より前段即ち、吸入口11a側に気体中
の塵粒子をイオン化するイオン化手段6を配設したもの
である。第7図はこのイオン化手段6の一実施例を示す
もので、同図中、61は例えばタングステンの線で構成
された放電極であり、例えば9KVの高電圧が印加され
、アース極62との間で放電を発生せしめる。この放電
極61とアース極62との間を気体が通過するとき(矢
印A方向)に、−又は中性の微粒子自体は十に帯電する
ことになる。なお、すでに十に帯電している微粒子は、
その帯電の量を増す。
即ち、吸入パイプ2から吸入口11aを経て導入される
気体中の微粒子は、十に帯電されるため、前記第1図に
示したものに比して、微粒子への水蒸気(H20分子)
の結合が更に促進される。
なお、イオン化手段6の放電極61には−の高電圧を印
加してもよいことは言うまでもなく、この場合は気体中
の微粒子は−に帯電される。
また、前記冷水スプレーノズル133に前記微粒子をイ
オン化する電圧と逆の高電圧をかけておけば、微粒子を
凝結核とした微小水滴と冷水滴とのクーロン力による結
合が更に高まる。
なお、1回の粒子増大処理では充分な大きさの水滴に成
長させることができない程の極めて小さな微粒子をも除
去したい場合は、塵粒子増大装置1を連続して設ければ
良い。
例えば、0.003.wm程度の極めて小さい微粒子を
塵粒子増大装置1で1回処理すると、前記のように10
倍以上になるから、0.031Lm程度の微小水滴とな
り、この微小水滴を塵粒子増大装置で、再イオン化し、
再び過冷却、過飽和の雰囲気中を通過させることにより
、0 、31Lm程度の粒子となって、従来用いられて
いる集塵機で分離可能となる。
なお、吸湿性のない微粒子は、そのままでは粒径が0.
21Lm以上でないと凝結核になり難いとされている。
このため、冷水中に界面活性剤を適量混合すれば水の表
面張力の低下が起こり、吸湿性のない微粒子も凝結核と
することができ、微小水滴に成長させることができる。
以上、本発明を図示の実施例に基づいて説明したが、本
発明は実施例に示されたもののみに限定されるものでは
なく、本発明の主旨の範囲で種々の変形は可能であり、
これらを本発明の範囲から除外するものではない。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明によれば、気体中
の微粒子は過冷却、過飽和の雰囲気中で水蒸気にとり囲
まれるので、微粒子を凝結核とした微小水滴に成長する
とともに、この微小水滴は再蒸発すにとがないため、従
来の集塵装置で    ′は処理不可能であった微小な
浮遊塵を工業的に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明による塵粒子増大装置を備えた集塵
装置の概略図、第2図は塵粒子増大装置に用いるスプレ
ーノズルの一実施例を示す縦断面    :図、第3図
は水分子の形状を示す説明図、第4図は水分子間の引力
の状態を示す説明図、第5図(L)、(b)、(C)は
微粒子と水分子との結合状態を示す説明図、第6図は第
2の発明による塵粒子増大装置を備えた集塵装置の概略
図、第7図は塵粒子増大装置に用いるイオン化手段の一
実施例を示す説明図である。 1・・・塵粒子増大装置、11・・・ケース、12・・
・水蒸気供給手段、13・・・冷水散布手段、15・・
・イオン化手段。 特許出願人  宮  原  勇  部 代  理  人   弁理士  辻      實第6
図 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気体吸入口および排出口を備えたケースと、該ケ
    ース内に水蒸気を供給する水蒸気供給手段と、前記ケー
    ス内に冷水を散布する冷水散布手段とを有する塵粒子増
    大装置。
  2. (2)気体吸入口および排出口を備えたケースと、該ケ
    ース内に水蒸気を供給する水蒸気供給手段と、前記ケー
    ス内に冷水を散布する冷水散布手段と、前記水蒸気供給
    手段より前段に配設され塵粒子をイオン化するイオン化
    手段とを有する塵粒子増大装置。
JP60103526A 1985-05-15 1985-05-15 塵粒子増大装置 Granted JPS61259725A (ja)

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JPH039765B2 JPH039765B2 (ja) 1991-02-12

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838571A (ja) * 1971-09-21 1973-06-06
JPS5154850A (ja) * 1974-11-08 1976-05-14 Kobe Steel Ltd Yosetsuhyuumujokyohoho
JPS52138770A (en) * 1976-05-11 1977-11-19 Rp Ind Inc Electricallyyincreased wet type cleaner

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