JPS6125722Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、キヤンプやハイキング等にかさばら
ないように携帯する携帯用鉄板焼具に係るもので
ある。

在来のこの種鉄板焼具は、鉄板や網に支持脚が
固定されているものであるからかさばり携帯に不
便を感じていた。

本考案は、かかる欠点を解決したもので、鉄板
や網から簡単に支持脚を脱着出来る携帯用鉄板焼
具であつて、その構成を添付図面を参照に詳述す
ると次の通りである。

方形枠１に棧杆２を一定間隔毎に架設した焼板
ａと、状杆３にして、両先端部を略水平状態に
折曲し、この折曲先端部４に焼板ａの１本の棧杆
２に引つ掛けて係合する引つ掛け係合部５を形成
した２本一組の支持脚ｂとよりなり、この焼板ａ
の両端部に支持脚ｂを配し、この引つ掛け係合部
５を棧杆２に引つ掛け係合させると共に焼板ａの
両端部を折曲先端部４上にのせて焼板ａの両端部
に支持脚ｂを着脱自在に垂設する。

図面の焼板ａは全体に亘つて棧杆２を架設して
いるが、両端部のみに棧杆２を架設し、他の部分
は網や鉄板にしても良い。

図面の支持脚ｂは線材をＵ字状に折曲したもの
で、折曲先端部４間に補強杆６を架設しているも
のであつて、必要に応じて状杆３の折り返し接
地部７を切り離しても良い。

図中８は把手部である。

本考案は、上述の様に構成したから焼板ａの両
端部に支持脚ｂを配し、この引つ掛け係合部５を
棧杆２に引つ掛け係合させると共に折曲先端部４
に焼板ａの両端部をのせることにより焼板ａが支
持脚ｂに固定されると共に焼板ａの両端部より支
持脚ｂが垂設されるから簡単に支持脚ｂ付の焼板
ａになる。

この焼板ａ上に品物をのせて調理したり、焼く
際には、品物の荷重が焼板ａにかかるからテコの
理により一層しつかりと支持脚ｂが固定されるこ
とになり、ぐらついたりすることのない、安心し
て使用出来る携帯用鉄板焼具を提供することにな
る。

使用後には、支持脚ｂの少し下側に曲げて引つ
掛け係合部５を棧杆２より外し、そのまま引き抜
けば良いから極めて簡単になり、焼板ａと支持脚
ｂとがばらばらになるため、小さくまとまり、そ
れだけ携帯が容易になる。

その上、本案品は構造が簡単であるから量産可
能にしてそれだけ製品を安価に提供する等秀れた
実用上の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の斜面図、第２図はその分解斜
面図、第３図は鉄板と支持脚との固定状態を示す
正断面図である。 ａ……焼板、ｂ……支持脚、１……方形枠、２
……棧杆、３……状杆、４……折曲先端部、５
……引つ掛け係合部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 方形枠に棧杆を一定間隔毎に架設した焼板と、
   状杆にして、両先端部を略水平状態に折曲し、
   この折曲先端部に焼板の１本の棧杆に引つ掛けて
   係合する引つ掛け係合部を形成した２本一組の支
   持脚とよりなり、この焼板の両端部に支持脚を配
   し、この引つ掛け係合部を棧杆に引つ掛け係合さ
   せると共に焼板の両端部を折曲先端部にのせて焼
   板の両端部に支持脚を着脱自在に垂設した事を特
   徴とする携帯用鉄板焼具。