JPS61253496A - 原子力キヤビテイ内面汚染防止方法 - Google Patents
原子力キヤビテイ内面汚染防止方法Info
- Publication number
- JPS61253496A JPS61253496A JP9356185A JP9356185A JPS61253496A JP S61253496 A JPS61253496 A JP S61253496A JP 9356185 A JP9356185 A JP 9356185A JP 9356185 A JP9356185 A JP 9356185A JP S61253496 A JPS61253496 A JP S61253496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- cavity
- preventing contamination
- nuclear power
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、原子力発電所の定期検査時における原子炉キ
ャビティの汚染を防止する方法に関するものである。
ャビティの汚染を防止する方法に関するものである。
(従来の技術)
従来、原子力発電所の定期検査時には、核燃料を移動す
るため前後2回にわたって原子炉キャビティに水張シを
行なうが、各水抜き後のキャビティ内面は放射性浮遊物
質によって汚染する。したがって、除染が必要であるが
、除染には、除染剤によシ洗浄する方法を採っているた
め、多数の作業員と日数を要している。この作業は定期
検査のクリティカル・バス(当該工程が完了しなければ
次工程に移れない工程をいう)にのるため、被曝量の低
減と定期検査期間短縮の面から数々のアプローチがなさ
れてきた。
るため前後2回にわたって原子炉キャビティに水張シを
行なうが、各水抜き後のキャビティ内面は放射性浮遊物
質によって汚染する。したがって、除染が必要であるが
、除染には、除染剤によシ洗浄する方法を採っているた
め、多数の作業員と日数を要している。この作業は定期
検査のクリティカル・バス(当該工程が完了しなければ
次工程に移れない工程をいう)にのるため、被曝量の低
減と定期検査期間短縮の面から数々のアプローチがなさ
れてきた。
例えば、現用品よりもさらに効果的な除染剤の開発も試
みられているが、やはシ人海戦術で処理するしかなく、
また、キャビティ内表面に水張シ期間中のみ塗布し、水
抜き後容易に剥離できる塗料についても検討されている
が、ピンホール、乾燥期間、揮散溶剤などの点で実用上
には問題が多い。
みられているが、やはシ人海戦術で処理するしかなく、
また、キャビティ内表面に水張シ期間中のみ塗布し、水
抜き後容易に剥離できる塗料についても検討されている
が、ピンホール、乾燥期間、揮散溶剤などの点で実用上
には問題が多い。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、原子炉キャビティの除染工程を短縮するとと
もに、被曝量の低減を図ることを目的とするもので、可
剥性塗料による方法よシも、さらに簡単かつ短工期で処
理でき、しかも放射性廃棄物量としても少ない方法を提
案する。
もに、被曝量の低減を図ることを目的とするもので、可
剥性塗料による方法よシも、さらに簡単かつ短工期で処
理でき、しかも放射性廃棄物量としても少ない方法を提
案する。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、ハロゲンを含有しない合成樹脂薄膜と粘着テ
ープを用い、汚染部位を被覆することによル、当該部を
汚性性液体から隔離することを特徴とする原子炉キャビ
ティ内面汚染防止方法に関する。
ープを用い、汚染部位を被覆することによル、当該部を
汚性性液体から隔離することを特徴とする原子炉キャビ
ティ内面汚染防止方法に関する。
すなわち本発明においては、キャビティ水によ勺汚染す
る部位を、予め薄膜で被覆しておくことによシ、該薄膜
を除去すれば直ちに次工程に移れるという利点を有する
。
る部位を、予め薄膜で被覆しておくことによシ、該薄膜
を除去すれば直ちに次工程に移れるという利点を有する
。
本発明において、ハロゲンを含有しない合成樹脂薄膜と
粘着テープを用いるのは、ステンレス鋼の腐食防止の観
点よ、6、PWRプラ/トにおける1次系水に接する使
用材料に含まれるハロゲンが規制されていることによる
。
粘着テープを用いるのは、ステンレス鋼の腐食防止の観
点よ、6、PWRプラ/トにおける1次系水に接する使
用材料に含まれるハロゲンが規制されていることによる
。
本発明は、汚染性の液体と隔離し、汚染を防止したい表
面を有する機器、設備の汚染防止法として適応すること
ができる。
面を有する機器、設備の汚染防止法として適応すること
ができる。
第1〜3図は本発明の一実施態様例を説明するための図
である。
である。
第1図はキャビティ内表面全面を対象として本発明方法
を適用したもので、第2図は汚染の集中する水面付近の
みを対象として本発明方法を適用したものである。
を適用したもので、第2図は汚染の集中する水面付近の
みを対象として本発明方法を適用したものである。
第1図の場合は、塩素、弗素などのハロゲンを含有しな
い合成樹脂薄膜1(例えば、ポリエチレン、ポリブタジ
ェン、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン等の
薄膜など)を、寸法的に若干余裕をもたせてキャビティ
内表面2に沿わせ、キャビテイ外部で同じくハロゲンを
含有しない粘着テープ3で局部的に貼夛つける。
い合成樹脂薄膜1(例えば、ポリエチレン、ポリブタジ
ェン、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン等の
薄膜など)を、寸法的に若干余裕をもたせてキャビティ
内表面2に沿わせ、キャビテイ外部で同じくハロゲンを
含有しない粘着テープ3で局部的に貼夛つける。
第2図の場合は、同様の薄膜1で被覆する部分を水面部
のみに限定し、水面4に当る部分を含めて薄膜をはる。
のみに限定し、水面4に当る部分を含めて薄膜をはる。
この場合、第3図に示すように、水俣時水中にある薄膜
端部5は、全長にわたって粘着テープ3でシールし、キ
ャビテイ外部では第1図の場合と同様局部的にはシつけ
る。
端部5は、全長にわたって粘着テープ3でシールし、キ
ャビテイ外部では第1図の場合と同様局部的にはシつけ
る。
(作 用)
第1図、第2図いずれの場合も、薄膜貼付後、水を張れ
ば、薄膜に若干余裕をもたせであるので、薄膜1は水の
圧力によシキャビテイ内表面2に沿うことになシ、薄膜
1とキャビティ内表面2との空間にあった空気は、底部
から順次上部へ押し出され、最終的にはキャビテイ外部
の、局部的に貼った粘着テープ30間から外部へ抜ける
。つまり、水を張ることにより薄膜1はキャビティ内表
面2に密着することになるが、余裕をもたせであるため
、不要な張力が粘着テープ3に加わることなく、キャビ
ティ内面を水から隔離する。
ば、薄膜に若干余裕をもたせであるので、薄膜1は水の
圧力によシキャビテイ内表面2に沿うことになシ、薄膜
1とキャビティ内表面2との空間にあった空気は、底部
から順次上部へ押し出され、最終的にはキャビテイ外部
の、局部的に貼った粘着テープ30間から外部へ抜ける
。つまり、水を張ることにより薄膜1はキャビティ内表
面2に密着することになるが、余裕をもたせであるため
、不要な張力が粘着テープ3に加わることなく、キャビ
ティ内面を水から隔離する。
(発明の効果)
(1)薄膜を粘着テープで貼シつければ、直ちに水張り
工程に移ることができ、可剥性塗料・のように、ピンホ
ールの検査や、そのための塗シ重ね、揮散溶剤の処置は
不要となる上、乾燥期間をとる必要もなくなる。
工程に移ることができ、可剥性塗料・のように、ピンホ
ールの検査や、そのための塗シ重ね、揮散溶剤の処置は
不要となる上、乾燥期間をとる必要もなくなる。
(2)粘着テープではシつけた薄膜によシ被覆されたキ
ャビティ表面は汚染しない。
ャビティ表面は汚染しない。
(3)水抜き後は、薄膜をはがすのみで次工程に移るこ
とができ、従来の除染作業は不要となって、被曝量の低
減と工程短縮が図れる。
とができ、従来の除染作業は不要となって、被曝量の低
減と工程短縮が図れる。
(4)汚染が放射性懸濁物質や浮遊物質によるものであ
ることから、汚染が水面部に集中することを考慮すれば
、原子力発電では放射性廃棄物量を極力少なくすること
が重要であるから、全面被覆を部分被覆にすることによ
り廃棄物を低減させることも可能である。すなわち、部
分被覆による廃棄物量の低減と、被覆しないキャピテイ
底面および側壁下部の除染作業工程の増加とを比較勘案
して工程的、経済的に最適な汚染防止法を採ることがで
きる。
ることから、汚染が水面部に集中することを考慮すれば
、原子力発電では放射性廃棄物量を極力少なくすること
が重要であるから、全面被覆を部分被覆にすることによ
り廃棄物を低減させることも可能である。すなわち、部
分被覆による廃棄物量の低減と、被覆しないキャピテイ
底面および側壁下部の除染作業工程の増加とを比較勘案
して工程的、経済的に最適な汚染防止法を採ることがで
きる。
第1〜3図は本発明の一実施態様例の説明図である。
復代理人 内 1) 明
復代理人 萩 原 亮 −
復代理人 安西篤夫
Claims (1)
- ハロゲンを含有しない合成樹脂薄膜と粘着テープを用い
、汚染部位を被覆することにより、当該部を汚性性液体
から隔離することを特徴とする原子炉キャビティ内面汚
染防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9356185A JPS61253496A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 原子力キヤビテイ内面汚染防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9356185A JPS61253496A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 原子力キヤビテイ内面汚染防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61253496A true JPS61253496A (ja) | 1986-11-11 |
Family
ID=14085658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9356185A Pending JPS61253496A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 原子力キヤビテイ内面汚染防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61253496A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62245991A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-27 | 株式会社 原子力代行 | 原子炉ウエルにおけるバルクヘッド或いはpwr型原子炉におけるキャビティ床面の汚染防止方法 |
JP2001343479A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-12-14 | Toshiba Eng Co Ltd | 開口部閉塞方法及び開口部閉塞構造 |
JP2016200489A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 株式会社神戸製鋼所 | タンク解体方法 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP9356185A patent/JPS61253496A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62245991A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-27 | 株式会社 原子力代行 | 原子炉ウエルにおけるバルクヘッド或いはpwr型原子炉におけるキャビティ床面の汚染防止方法 |
JPH0431556B2 (ja) * | 1986-04-18 | 1992-05-26 | ||
JP2001343479A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-12-14 | Toshiba Eng Co Ltd | 開口部閉塞方法及び開口部閉塞構造 |
JP2016200489A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 株式会社神戸製鋼所 | タンク解体方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES513078A0 (es) | Metodo y aparato para la limpieza de depositos que contienen un liquido y sedimentos solidos. | |
DE3274537D1 (en) | Stopper assembly for medical liquid container and method and apparatus for manufacturing the same | |
NO165576C (no) | Fremgangsmaate for fjerning av organiske forurensninger fra partikkelformige faststoffer samt apparatur for gjennomfoering av fremgangsmaaten. | |
ES533140A0 (es) | Metodo para descontaminar superficies metalicas revestidas de oxidos que contienen sustancias radioactivas | |
DE3585083D1 (de) | Verfahren und vorrichtung zum verpacken einer eine fluessigkeit enthaltenden prothese. | |
ES510355A0 (es) | Metodo para encapsular residuo liquido radioactivo. | |
ATA265981A (de) | Verfahren zur nutzung und/oder speicherung von energie aus der umwelt | |
JPS54128068A (en) | Method for removing gas from circulation system for fluid and its device | |
DE69304677D1 (de) | Verfahren und Einrichtung zum Auffinden von Lecks der Durchführungen im Behälterdeckel eines in Betrieb befindlichen Kernreaktors | |
GB2113079B (en) | Method and apparatus for cleaning oil storage tank | |
DE3272797D1 (en) | Method for the containment of nuclear waste | |
JPS57166600A (en) | Method and device for sealing with resin and volume-decreasing low-level radioactive waste containing water | |
JPS61253496A (ja) | 原子力キヤビテイ内面汚染防止方法 | |
ATA8291A (de) | Verfahren und reaktor zur wiedergewinnung von energie und chemikalien aus ablauge | |
GB2035285B (en) | Method and apparatus for treating water and other liquids | |
JPS57152840A (en) | Chemicals liquid coating apparatus for treating or exterminating plant | |
FR2702875B1 (fr) | Procede et dispositif de remplacement d'un adaptateur de traversee du couvercle de la cuve d'un reacteur nucleaire. | |
EP0077573A3 (en) | Rail apparatus around nuclear reactor pressure vessel and method of installing the same | |
DE3275906D1 (en) | Cleaning apparatus and method for the recovery of a cleaning liquid | |
IL72751A (en) | Process for the transport and/or storage of chemical or radioactive waste | |
JPS5321399A (en) | Detergent for removing radioactive contamination and its washed water liquid treating method | |
GB2022196B (en) | Method and apparatus for preventing leakage of liquid from a liquid reservoir | |
JPS58798A (ja) | 原子力発電所における放射性汚染物質の処理方法 | |
JPS58799A (ja) | 放射性汚染治工具等の除染方法 | |
PH16192A (en) | A method and a device for removing from a liquid undesired components dissolved therein |