JPS61249519A - 小物体に付着したパウダの除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディーゼルエンジン排ガスに含まれる未燃カ
ーボンの除去、石炭火力用ＥＰ灰処理装置における未燃
カーボンの分離、噴流床式ガス化炉における粒子の除去
等に適用される小物体に付着したパウダの除去方法に関
する。

（従来の技術〕 ディーゼルエンジン排ガスに含まれる未燃カーボンの除
去、石炭火力用ＥＰ灰処理装置における未燃カーボンの
分離、噴流床式ガス化炉における粒子の除去等には、粒
状層集塵装置が多用される。

第３図はその一例を示すもので、パウダ１を含んだ被処
理ガス２は、ガス入口３より流入して粒状層４を通過し
、粒状層４を構成する砂等の小物体５にパウダ１を捕捉
され、浄化ガス６となってガス出ロアより排出される。

一方、粒状層４を構成する小物体５は、常時、下方向へ
強制的に流下され、再生部８でパウダ１を除去された後
、再び粒状層４へ戻されて再利用される。

再生部８としては、第４図の如くパウダ１が付着した小
物体５にジェットエア９を吹付けてパウダ１を吹き飛ば
すエアジェツト式、あるいは第５図の如くパウダ１が付
着した小物体５をふるい１０にかけてパウダ１をふるい
落とすふるい式、さらには両者を組合わせた構成のもの
が、従来より採用されていた。なお、第５図中符号１１
はふるい１０を撮動させる加振装置である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

エアジェツト式の再生部を採用すると、エア供給源が必
要となる。またジェットエア９で吹き飛ばされたパウダ
１が大気中に飛散するので、これを再捕集するための装
置が必要となる。

また、ふるい式の再生部を採用すると、大形の加振装［
１１を備えなければならず、装置が大形かつ高価となる
問題があり、さらに、ふるい１０自体の摩耗が著しく、
パウダ１の除去に長時間を要するなどの問題もあった。

本発明はこのような問題を解消するためになされたもの
で、その目的は、小形かつ安価な手段で能率よくパウダ
の除去を行なうことができる、小物体に付着したパウダ
の除去方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

以上の目的を達成するために、本発明に係る小物体に付
着したパウダの除去方法は、コロナ放電極と対応電極と
の間に電圧を与えてコロナ放電を生じさせ、対応電極゛
に沿って小物体を移動させることにより、その小物体の
表面に付着した導電性パウダを対応電極に付着させて上
記パウダを小物体より剥離することを特徴とする。

〔作用及び効果〕

以上の構成では、小物体とパウダとの間に電気的な斥力
を生じさせて、パウダを小物体より剥離するので、エア
ジェツト式のようにパウダが大気中に飛散する問題は生
じない。また、ふるい式のように大形の加振装置のよう
なものを備える必要もなく、小形かつ安価な手段で、短
時間でパウダを除去することができる。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の第１実施例を示すもので、容器１２内
には放電極１３に対向させて、対応電極となる、導電性
メツシュ（又は多孔板）１４を傾斜させて配置する。そ
して、この導電性メツシュ１４を接地する。

一方、導電性パウダ１５が付着した小物体１６を導電性
メツシュ１４上に連続的に落下し、小物体１６を導電性
メツシュ１４に沿って下方向へ移動させるが、このとき
前記放電極１３と導電性メツシュ１４との間には電源装
置１７により高電圧をかけて、パウダ１５の粒子間、並
びに小物体１６とパウダ１５との間に電気的斥力を生じ
させるようにする。なお、図中１８は容器１２の底部を
、導電性メツシュ１４の下方の領域とそれ以外の領域と
に区画する仕切り板である。

したがって、小物体１６の表面に付着した導電性パウダ
１５は、小物体１６が導電性メツシュ１４の下端から容
器１２の底部に落下するまでの間に、小物体１６から剥
離され、導電性メツシュ１４を通してその下方に溜る。

また、導電性パウダ１５を除去された小物体１６は、導
電性メツシュ１４の下端から落下して、仕切り板１８で
区画された別の空間に溜る。

そこで、以上の構成では、小物体１６とパウダ５との間
に電気的な斥力を生じさせて、パウダ１５を小物体１６
より剥離するので、エアジェツト式のようなエア供給装
置は不要であり、またパウダが大気中に飛散することも
ないので再捕集のための措置も不要である。

また、ふるい式のように大形の加振装置のようなものを
備える必要もなく、小形かつ安価な手段で、短時間のう
ちにパウダを除去することができる。

なお、上記実施例の変形として、放電極１３を接地し、
導電性メツシュ１４に高電圧を印加するようにしてもよ
い。

次に、第２図は本発明の第２実施例を示すもので、容器
１２内には回転ドラム２１が、その回転軸をほぼ水平方
向に向けて収容されている。この回転ドラム２１は、そ
の表面を、対応電極となる導電体で覆われており、その
導電体は接地されている。

一方、回転ドラム２１の表面には、導電性パウダ１５が
付着した小物体１６を連続的に落下させ、小物体１６を
回転ドラム２１の外周面に沿って下方向へ移動させるが
、このとき前記放電極１３と回転ドラム゛２１との間に
は電源装置１７により高電圧をかけて、パウダ１５の粒
子間、並びに小物体１６とパウダ１５との間に電気的斥
力を生じさせるようにしている。

また、回転ドラム２１の外周面には、このドラム２１の
回転軸とほぼ同一高さ位置において小物体ストッパ２２
の一端を接近させている。回転ドラム２１の外周面と、
このストッパ２２の一端との間の隙間は、小物体１６を
通過させず、ドラム２１の外周面に付着したパウダ１５
は通過させる程度の大きさに設定される。上記小物体ス
トッパ２２の他端は下方向へ傾斜し、容器１２の底部に
設けられた仕切り板１８の上端に位置している。

さらに回転ドラム２１の外周面には、小物体ストッパ２
２とは反対側の部位において、ドクタ（かきとりバー）
２３の一端を接近させている。

回転ドラム２１の外周面と、ドクタ２３の一端との間の
ＰＪ閣は、ドラム２１の外周面に付着したパウダ１５を
かき落とすことができる程度に、極力小さく設定される
。

以上の構成において、小物体１６は回転ドラム２１の外
周面に沿って移動し、小物体ストッパ２２側にのり移り
、容器１２の底部に滑り落ちる。

一方、小物体１６の表面に付着した導電性パウダ１５は
、小物体１６が回転ドラム２１の外周面に沿って移動し
ている間に、放電極１３とドラム２１との間に印加され
た高電圧により生じた電気的斥力により小物体１６から
離れ、回転ドラム２１側に付着する。そして、ドラム２
１と小物体ストッパ２２との間の隙間を通り、ドクタ２
３でかき落とされて容器１２の底部に溜る。

したがって、この実施例においても、小物体１６とパウ
ダ５との間に電気的な斥力を生じさせて、パウダ１５を
小物体１６より剥離するので、前記実施例と同様の効果
を得ることができる。

なお、上記実施例の場合も、その変形として、放電極１
３を接地し、回転ドラム２１に高電圧を印加することが
可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す概略構成、第２図は
本発明の第２実施例を示す概略構成図、第３図は粒状層
集塵装置の概略構成図、第４阻は同装置の再生部の一例
を示す概略構成図、第５図は同装置の再生部の他の例を
示す概略構成図である。 １３・・・放電極、１４・・・導電性メツシュ（対応電
極）、１５・・・導電性パウダ、１６・・・小物体、２
１・・・回転ドラム（対応電極）。 出願人復代理人　弁理士　鈴江武彦 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コロナ放電極と対応電極との間に電圧を与えてコロナ放
   電を生じさせ、対応電極に沿つて小物体を移動させるこ
   とにより、その小物体の表面に付着した導電性パウダを
   対応電極に付着させて上記パウダを小物体より剥離する
   ことを特徴とする小物体に付着したパウダの除去方法。