JPS6124893A - 保温材構造 - Google Patents

保温材構造

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JPS6124893A
JPS6124893A JP14594184A JP14594184A JPS6124893A JP S6124893 A JPS6124893 A JP S6124893A JP 14594184 A JP14594184 A JP 14594184A JP 14594184 A JP14594184 A JP 14594184A JP S6124893 A JPS6124893 A JP S6124893A
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邦章 荒
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示枝Yiqは、高速増殖炉等の配管中に流過する液体
金属ナトリウム等の危険流体の漏洩検出機構の技術分野
に属づる。
而しC、この発明は、該高速増殖炉等の配管や中間熱交
換器等の流体管槽体に外装されて不測にして該流体管槽
体に流過している液体金属ナトリウム等の流体の漏洩を
検出機構する機能を有した保温材゛の構造(こ関する発
明であり、特に、該保温材木体内の内側から外側にかけ
てこれを遮断するようにしてカーボン繊維等の導電性断
熱材が層状に埋設ざれ、該導電性断熱材の1層と多層と
の間、或は、1層と流体管槽体との間に電気的に電源に
接続リる検出回路を設けるようにした保湿材に係・る発
明である。
〈従来技術〉 周知の如く、タンクや配管等の流体管槽体においては、
該流体管槽体内の流体と系外と熱的に遮fll’i−!
Jるために、所謂保渇月が該流体管槽体の外側に設けら
れているが、一般には該保温材は単なる熱遮断機能のみ
を有−している。
ところで、高速増殖炉等の原子カブラン1〜に液体金属
すi・リウム流過の中間熱交換器や配管に於いて、不測
にして該液体金属ナトリウムが漏出することは重大な事
態に繋がるために、早期にこれを検出する機能がその保
温材とは別に具備されているのが一般である。
而して、その具体的な構造としては保温材自体は断熱機
能を司どるようにし、漏洩検出機構としては該保温材と
は別に、例えば、通電式やイオン化型等が採用されてお
り、前者においては漏洩流体により電気的に短絡する検
出方式が用いられ、又、後者には漏出ガスに対するガス
サンプリングを行って、初期漏洩段階でのガス1−アロ
ゾルを検出づる形式が採用され、流体の初期漏出時にa
5い゛C火災防止、或は、腐蝕防止に与かるようにされ
ている。
さりながら、該種従来の漏洩検出装置においては、先ず
、漏洩検出器を流体管槽体に取り付け、その上に保湿材
を配備するような構造をとるために、構造が複雑りある
うえにその配備取り付は作業が煩瑣である等の欠点があ
り、更に、流体管槽体によっては取り付は部位が限られ
、したがって、全領域的な漏洩検出能力を備えることが
出来難いという難点もあり、検出機構については保温材
と流体管槽体の間に介設するために、場合によっては断
熱能力保温能力が低下するという不都合さもあった。
〈発明が解決しようとする問題点〉 この発明の目的は上述従来技術に基づく危険゛流体を貯
溜流過する流体管槽体の漏洩検出機構を有する保温材の
問題点を解決すべき技術的課題とし、流体管槽体自体に
は何らの工作もせず、断熱保温機能は充分に保持され、
而も、保温材の全面に漏洩検出+fi構を具備させ、そ
のうえ構造が簡単で保守点検整備等もほとんど要らず、
取り付は作業も容易であるにようにして各種産業におけ
る流体管槽体利用分野に益する優れた保温材構造を提供
せんとするものである。
〈問題を解決づるための手段及び作用〉この発明の構成
は、前述問題点を解決するために、所定の流体管槽体の
外側にガラス繊M等の保熱的に遮断し、保温するように
して通常の流体管槽体運転を行い、而して、流体管槽体
に不測の事態が発生して内部流体が外装保温材に漏出づ
るようにな場合にはおいては、該保温材内側の流体管槽
体に近接する内部にカーボン繊維等の導電性断熱材が複
数層状に埋設されてその内の複数層、或は、1層と該流
体管槽体とが電源に接続されていることにより、漏出す
る流体により通電短絡が行われて流体管槽体からの流体
の漏出が直ちに検出され、警報肴を発することにより可
及的、速やかに所定の応急対処が出来るようにされ、該
導電性断熱材により断熱保温効果も捉進され、細く柔軟
で、而も、機械的強度が充分である!こめに、通常の保
温材どして何らその機能を阻害することなく、又、保湿
材全領域において漏洩検出機構が保持出来るようにし/
j技術的手段を講じたものである。
〈実施例−構成〉 次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明すれば以
下の通りである。
第1.2.3図に示す実施例において、1は管槽体とし
ての配管であり、例えば、高速増殖炉における原子炉と
中間熱交換器との間に接続されて液体金属ナトリウムを
流過用に供されているものであり、その外側にはCaO
1Sf02等を主成分とするガラスIM紺製の保温材2
が外装されている。
尚、当該実施例においては周方向半割にされた保G、 
+4が示されているが、該半割状態の保温材2が一対対
設されて配管1に対しては完全外装状態を保っている。
したがつ−C゛、該外装保温材2の取り付は作業は実質
的には従来態様と同様に行われることになる。
面し−(、該保温IA2の配管1に可及的に近接した内
側には、当、該実施例においては、一対のカーボン繊維
製の導電性断熱材3がその内側から外側に向けて相互に
所定間隔を介して周方向半円状に、且つ、軸方向には全
保温材の長さに亙って埋設されて全領域をカバーするよ
うにされており、その−側端には端子4.4が接続され
て該保温材2のど自端、或は、その内側を連通されてい
るリードケーブル5を介して電流計、乃至、警報器6を
直列に有して電源1に接続されている。
したがって、電気的には短絡しない限り開成されてはい
ない。
而して、該3g電性断熱月3は上述の如く、カーボン#
llIC等によって形成されているが、当該実施例にお
いては網状でもよく、又、線状でもよいがその態様は後
述する如く様々なネットワーク状態が採用可能であり、
要は配管1から保温材2に対して内側から外側にかけて
全ての漏洩領域を遮断するように設けられておればよい
そして、当該実施例における導電性断熱材3を捨象すれ
ば保温材2については、したがって、従来態様と同一状
態になっていることは明らかである。
〈実施例−作用〉 上述構成においで、導電性断熱材3.3に対し電源7よ
り通電をした状態C高速増殖炉を運転状態にりると、配
管1に対しては図示しない液体金属ナトリウムが所定に
流過覆る。
そして、その運転中における配管1から液体金属ナトリ
ウムが漏出するようなことがない場合には保温材2が所
定に配管1に対して断熱作用を行うために、該配管1は
保温状態にされて高速増殖炉は正規の運転状態を維持す
ることが出来る。
而して、不測にして配管1から液体金属ナトリウムが漏
出した場合には上述の如く保温材2の内側に於いて配管
1に可及的近接した状態で導電性断熱材3.3が埋設さ
れているために、配管1から漏出づる液体金属ナトリウ
ムは直ちに該導電性断熱材3.3に達して短絡し、その
ため、電流計、又は、警報器6が直ちに動作し、液体金
属ナトリウムの漏洩を検出し、これを制御空で監視する
管理者は所定の対処を行うようにすればよい。
而して、上述実施例において該l!導電性断熱材、3に
ついてはネット状に埋設された態様であるが、上述の通
り該導電性断熱材3は断熱m能保渇機能を有し°(いる
ために、第4図に示す様に、カーボン繊維を所定の厚さ
に複雑に織り合わせたマット状のS電性断熱材31.3
1を層状に2層、或は、3層等に埋設することによって
液体金属ツートリウムの漏洩検出機構の機能維持は勿論
のこと、断熱機能もより1足進するようにして保温材を
複合保温材構造とするようにすることも出来る。
そして、該導電性断熱材については上記のようなマット
状の他に、第5図に示す網成の導電性断熱材32、又、
第6図に様な位一方向平行III状の導電性断熱材33
や、第7.8図に示す様な蛇行繊紺状の導電性断熱材3
4.35にし、更には多孔根状にしてこれらを相互に層
状に埋設づるようにしてもよい。
又、第9図に示す実施例は上述実施例の流体管槽体が配
管であるのに対し、容器状の流体管槽体1′どした態様
であり、その外側には所定に導電性断熱材2が外装され
、該容器1′の外側面に可及的に近接して上述各態様の
導電性断熱材3を埋設して端子4を介してリードケーブ
ル6により電流計、或は、警報装置らを直列装備して電
源7に接続するようにした態様である。
上述各実施例は流体管槽体の外側に外装した保温材2の
内部に流体管槽体に近接して、その内側から外側に対す
る全領域をネットワークした複数の導電性断熱材3をし
て電源7に接続した漏洩検出機構回路を設けたものであ
るが、第10図に示す実施例は保温材2の配管1側に可
及的に近接した内部に所定の導電性断熱材3を1層のみ
埋設し、該導電性断熱材3の端部に設けた端子4と配管
1自体に設置した端子4との間に警報器6を有するリー
ドケーブル5を電源7に接続した態様であり、不測にし
て配管1゛から液体金属ナトリウム等が漏出した場合に
おいては、導電性断熱材3と配管1との間に電流が短絡
しC閉成され、直ちにその漏洩を検出することが出来る
ようにした態様であるが、当該実施例においては導電性
断熱材3が1層のみ設けられているために、保温材2に
対処る導電性断熱材3の埋設構造が簡単であるが、保温
材2の保温機能断熱機能が該導電性断熱材31Fiのみ
で充分に行われるような場合には採用され易い態様ぐあ
る。
尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論であり、例えば、上述各実施例におりる導電
性断熱材の保温材に対する埋設態様はその内部のみでな
く、流体管槽体に対する境界部の内側に添設)場合も含
まれるものであり、Z=1象とづる流体管槽体は高速増
殖炉のみならず、一般の危険流体を取り扱う化学プラン
ト等にも適用される種々の態様が採用可能である。
又、導電性断熱材に用いる繊維状の繊維等についでは導
電性であり、更に、断熱性を有する保温材に適当なもの
であればどのJ:うな材質のものでbよい。
〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、基本的に高速増殖炉等の流体
管槽体に外装づる保温材に漏洩検出機構を具備り−るよ
うにした保温材構造において保温材の断熱性能は何ら変
わらず、したがって、通常の流体管槽体の運転におりる
内外の熱伝達は遮断゛され、通常運転稼動をノーマルに
保証する効果があるうえに、流体管槽体に不測にして漏
洩が発生しlΩような場合にも直ちにその流出液体、或
は、ガスを検出して緊急に対18!!−Uることが出来
る優れた効果が奏される。
又、保温4イ内の流体管槽体に可及的に近接してその全
領域をカバーして外部に遮断するように埋設された導電
性断熱材は耐熱性、及び、保温性能を有しているために
、該保温材の断熱は能を助勢づることこそあれ、これを
阻害することがなく、又、導電性をイ1しているために
電気的検出によつ′C確実に漏洩を検出Jることが出来
るという侵れ1、:効果が奏される。
又、該導電性断熱材は細く柔軟なカーボン繊維等を織り
合わせて作られている等のものであるために、上記内i
熱情に優れるのみならず、軽量であるため保温材の流体
管槽体に組み付ける場合の重゛量増加も避りられるとい
う効果があり、作業がし易いという優れた効果が奏され
る。
又、該導電It!l、断熱材を保温材に埋設しても該保
温材自体が絶縁体であるために、導電性断熱材の複数層
が漏洩以外は短絡しないという効果も奏される。
又、この発明においでは、流体管槽体の加工やL作を全
くJる必要がないので、プラントの製造組みイ」け点検
等に何らも支障がないという利点かある。
而して、上述のような構造が簡単で、又、堅牢であるた
めに複合保温材として予め量産することも出来ることに
よってコストダウンを図れるメリッ1−もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例の部分断面図、第2図は同
保温材の部分切截断面図、第3図は同断面図、第4図は
第3図相当他の実施例の断面図、第51〜8図は3g電
性断熱材の態様図、第9.10図は第1図相当別の実施
例の部分断面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体管槽体に外装され該流体管槽体の流体に対す
    る漏洩検出機構を付設された保温材構造において、保温
    材本体内に少くとも1条の導電性断熱材が層状に該保温
    材を遮断して埋設され、而して該導電性断熱材の1層と
    上記流体管槽体とのいづれか一方と他の導電性断熱材と
    が短絡自在に電源に接続されていることを特徴とする保
    温材構造。
  2. (2)上記導電性断熱材が繊維状に形成されていること
    を特徴とする上記特許請求の範囲第1項記載の保温材構
    造。
  3. (3)上記導電性断熱材が多孔性板材で形されているこ
    とを特徴とする上記特許請求の範囲第1項記載の保温材
    構造。
  4. (4)上記導電性断熱材が平行細線で形されていること
    を特徴とする上記特許請求の範囲第1項記載の保温材構
    造。
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