JPS61246529A - ヒ−トポンプ給湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はヒートポンプ給湯装置に関するものである。

従来の技術 従来この種のヒートポンプ給湯装置は第２図に示すよう
に構成されている。すなわち１は断熱材で覆われた貯湯
槽、２はヒートポンプ熱源ユニットで、圧縮機３、凝縮
器として作用する温水用熱交換器４、膨張弁５、蒸発器
６、アキュムレータ７を環状に冷媒配管で結合している
。又、８は蒸発器６へ外気を導く送風機である。

前記貯湯槽１とヒートポンプ熱源ユニット２内の温水用
熱交換器４は水循環往管９、水循環後管１０で接続され
、水循環回路を構成している。又、水循環往管９中には
ポンプ１１が設けられている。

１２は減圧弁１３を介して貯湯槽１へ連結した給水管で
、１４は貯湯槽１内のお湯を建物１５内の浴槽１６等へ
の出湯口である。

この構成によるヒートポンプ給湯装置において、圧縮機
３、送風機８、ポンプ１１を駆動することにより、ヒー
トポンプ加熱運転が開始され、外気を熱源として貯湯槽
１内の水を温水化し、貯湯槽１内の水温が設定値まで上
昇すると、湯温検知センサ１７の信号により、圧縮機３
、送風機８、ポンプ１１の駆動が停止されヒートポンプ
加熱運転が停止する。又、出湯口１４より出湯が行なわ
れ、湯温検知センサ１７部で設定温度まで水温が低下す
ると湯温検知センサ１７によりヒートポンプ加熱運転が
再開されるものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、外気を熱源とし
ているため、外気温度が低下するとと一トポンプの加熱
運転効率が低下するという問題点を有していた。一方、
建物１５の屋根裏１８内へは日射等により加熱されて大
きな熱量を持った空気が滞溜しており、特に夏期等は室
内の冷房負荷の増大につながっていた。

一方、家屋の床下は湿った比較的低温度の空気が滞溜し
ており、白アリ等の発生しやすい条件にあったＯ 不発ＦＩＡはか＼る従来の問題を解消するもので、建物
の屋根裏、床下換気とヒートポンプ給湯機の効率向上を
目的とするものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明のと・−トボンプ給
湯装置は、蒸発器を屋根裏に設け、この蒸発器に屋根裏
又は床下の空気を送る送風機と、蒸発器の空気吸入側に
屋根裏の空気と床下の空気を切り換える吸気ダンパーと
、蒸発器の冷気吐出側に蒸発器を通過した後の冷気を扉
室と屋外に切り換え放出する吐出ダンパーを設けたもの
である。

作　　用 本発明は上記した構成によって、ヒートポンプ給湯機の
蒸発器を屋根裏に設は屋根裏の高温度の空気を熱源とす
ることで、従来の外気を熱源とした運転よりも効率の高
いヒートポンプ給湯運転が可能となり、同時に屋根裏換
気も行なうため、屋根裏の温度上昇が防止できる。

また、吸気ダンパーと吐出ダンパーを切り換えて、床下
の空気を吸入し、冷気を居室へ吐出することで、給湯加
熱運転と床下換気と居室冷房を同時にできるものである
。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。なお、第２図と同一部品は同一番号で示す。

第１図において、１は貯湯槽、２はヒートポンプ熱源ユ
ニットで圧縮機３、凝縮器として作用する温水熱交換器
４、膨張弁５、アキュムレータ７で構成されている。６
は建物１５の屋根裏１８内に設けた蒸発器であり、蒸発
器６の空気吸入側１９に屋根裏空気吸入口２０と、床下
空気吸入口２１と、これら２つの吸気口を切り換える吸
気ダンパー２２を有した吸気グクト２３を設けている。

又、蒸発器６の冷気出口側２４に送風機８と送風機８下
流側に居室冷気吐出口２５、屋外冷気吐出口２６と、こ
れら２つの吐出口を切り換える吐出グンバー２７を設け
ている。床下空気吸入口２１は床下２８と屋根裏１８を
連通ずる連通路２９に接続される。３０は吐出冷気温度
センサであり、送風機８の下流に設けられる。３１は居
室空気温度センサ、３２は居室温度センサ３１と吐出冷
気温度センサ３０の信号を受は吐出グンバー２７の切り
換え制御を行なう制御機構である。３３は屋根裏１８の
吸込み換気口である。

上記構成において、圧縮機３、送風機８、ポンプ１１を
駆動することにより、ヒートポンプによる加熱運転が行
なわれる。ヒートポンプサイクル内の冷媒は蒸発器６に
おいて送風機８により送られた屋根裏１Ｂの高温の空気
より熱を受け、圧縮機３で圧縮され高温となり、温水熱
交換器４でポンプ１１により循環される貯湯槽１内の水
を昇温する。上記のごとく、蒸発器６では外気温度より
も高温となっている屋根裏の空気を熱源とするため、従
来の外気を熱源とするヒートポンプ給湯機よりも効率の
良い加熱運転が行なえ大巾な省エネルギー効果を有する
。

また、屋根裏１８の高温の空気は送風機８により蒸発器
６へ送られた後、屋外冷気吐出口２６より外気へ送出さ
れるため、送出された空気の分量の外気が吸込み換気口
３３より屋根裏１８へ導入され、結果的に屋根裏１８は
外気により冷却されるという効果を有する。

次に制御機構３２の冷房スイッチ３４をＯＮにすると居
室空気温度上ノ丈３１と吐出冷気温度センサ３０の信号
を受は居室空気温度が設定値以上でかつ吐出冷気温度よ
り高い時に吐出ダンパー２７を自動的に切り換え冷気を
居室側へ吐出する。

この様に運転することにより、給湯加熱と居室冷房を同
時に行なうことができるという効果を有する。また、居
室空気温度が設定値より低下した時は、吐出ダンパー２
７を切り換え冷気を屋外へ出すことにより、給湯加熱運
転を連続的に行なえる。

さらに、吸気ダンパー２２を切り換え床下２８の比較的
低温度の空気を吸入し、蒸発器６を通し、居室冷気吐出
口２５へ吐出するごとく運転すると、居室側への冷房能
力がより効果的に行なえると同時に床下２８の換気効果
も有する。上記では、貯湯槽１内の加熱運転及び、居室
の冷房運転について説明したが、貯湯槽１内の水温が所
定値まで上昇して加熱運転を必要としない時、あるいは
、居室の冷房運転を必要としない時でも、吸気ダンパー
２２と吐出ダンパー２７を適宜切り換えて、送風機８の
みの運転を行なうことで、必要に応じて屋根裏１８の換
気、床下２８の換気運転が可能である。

発明の効果 以上のように本発明のヒートポンプ給湯装置によれば、
次の効果が得られる。

（１）屋根裏に蒸発器と、蒸発器に屋根裏又は床下の空
気を送る送風機と、蒸発器の空気吸入側に屋根裏と床下
の空気を切り換え吸入する吸気ダンパーを有し、蒸発器
の冷気吐出側に冷気を居室と屋外に切り換え放出する吐
出グツパーを設けることにより、屋根裏および床下の熱
を有効にくみ上げ給湯に効率よく利用できる。

■　居室冷房の必要な時、吸気ダンパーと吐出ダンパー
を切り換えて、床下空気を蒸発器を通し、冷気を居室へ
吐出することにより、給湯加熱運転と同時に居室の冷房
、床下の換気ができるという効率的な運転が可能である
。

■　居室空気温度センサと蒸発器の吐出冷気温度センサ
を具備し、居室空気温度と蒸発器の吐出冷気温度の比較
により吐出ダンパーの切り換え制御を行なう制御機構を
設けることにより、居室冷房必要時居室への温風吹出し
を防止できるとともに、居室空気温度が低下した時でも
吐出ダンパーの切り換えにより給湯加熱運転を連続して
行なえるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すヒートポンプ給湯装置
の構成図、第２図は従来例を示す構成図である。 ６・・・・・・蒸発器、８・・・・・・送風機、１８・
・・・・・屋根裏、２２・・・・・・吸気ダンパー、２
７・・・・・・吐出ダンパー、２８・・・・・・床下、
３０・・・・・・吐出冷気温度センサ、３１・・・・・
・居室空気温度センサ、３２・・・・・・制御機構。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）屋根裏に蒸発器と、この蒸発器に屋根裏又は床下
   の空気を送る送風機と、蒸発器の空気吸入側に屋根裏の
   空気と床下の空気を切り換える吸気ダンパーと、蒸発器
   の冷気吐出側に蒸発器を通過した後の冷気を居室と屋外
   に切り換え放出する吐出ダンパーを設けたヒートポンプ
   給湯装置。
2. （２）居室空気温度センサと蒸発器の吐出冷気温度セン
   サを具備し、居室空気温度と蒸発器の吐出冷気温度の比
   較により吐出ダンパーの切り換え制御を行なう制御機構
   を設けた特許請求の範囲第１項記載のヒートポンプ給湯
   装置。