JPS61233942A - 荷電粒子選別装置 - Google Patents

荷電粒子選別装置

Info

Publication number
JPS61233942A
JPS61233942A JP60075574A JP7557485A JPS61233942A JP S61233942 A JPS61233942 A JP S61233942A JP 60075574 A JP60075574 A JP 60075574A JP 7557485 A JP7557485 A JP 7557485A JP S61233942 A JPS61233942 A JP S61233942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charged particles
electrode
magnetic field
voltage
ions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60075574A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Furuya
降矢 正保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP60075574A priority Critical patent/JPS61233942A/ja
Publication of JPS61233942A publication Critical patent/JPS61233942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、真空中でイオン等の荷電粒子を磁界の作用
によって選別する、詳しくはイオン注入装置内イオン質
量分析装置等の荷電粒子選別装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
イオン等の荷電粒子を、この荷電粒子と磁界との間に作
用する!磁力を利用して荷電量/質量の違いによシ選別
する荷電粒子選別装置として、半導体に不純物ドーピン
グを行なうイオン注入装置を例に説明する。
第5図にイオン注入装置の概要を示す。10は荷電粒子
源としてイオンを供給するイオン源である。原料ガス1
1をプラズマ室1セの中に導入してプラズマ化し、プラ
ズマ室12と引出し電極13との間に引出し電源14か
ら電圧を印加して正イオンを引き出す。この時のイオン
電流密度Jは、原則的にはLangmulr−Chil
dの法則が適用できると考え、次式で表わされる。
ここで ε0:真空の誘電率 q:荷電量 m:イオン質量 V:印加電圧 d:プラズマ室と引出し電極との距離 この時のイオンの速度Vは次式で表わされる。
イオン源10から引き出されたイオンは質量分析部20
に侵入する・21は磁界を発生する分析マグネット、2
2は磁界方向を示す。磁界中のイオンは、イ、オンの慣
性力mv2/rと電磁力qvBとがクシ合って円弧運動
を行なう。運動の曲率半径をr1磁束密度をBとすれば
、 となシ、イオンの軌跡は磁束密度Bと、荷電量とイオン
質量の比q/rnとで決定される・従って、磁束密度B
t−調整することによって任意の種類のイオンをターゲ
ット30に打ち込むことができる。
40はイオン源10から引き出されたイオン流、41は
打込み目的の利用イオン流であシ、また、42と43と
はそれぞれ不用イオン流であって、それぞれ9名が小さ
い条件と大きい条件とに対応する。
しかしながら、所要磁束密度を得る電磁石の励磁のため
の銅損は太キ<、数10klにもなる場合がクシ、装置
のランニングコストが高いものについていた。そのため
永久磁石の適用も考えられるが、磁束密度が不変で固定
されているのでイオン流の軌跡を調整することができな
い@一方、荷電粒子源と引出し電極との間に印加する電
圧は、所要イオン電流を維持する必要性から変えること
はできない・ 〔発明の目的〕 この発明は、装置のランニングコストが安く、しかも所
要イオン電流を維持しながら、かつイオン電流の軌跡を
調整して複数の荷電粒子が選別できる荷電粒子選別装置
を提供することを目的とするO 〔発明の要点〕 この発明は、荷電粒子が生成される荷電粒子源から得ら
れたイオン等の荷電粒子を真空中で磁界中へ侵入させ、
この荷電粒子と磁界との間に作用する!磁力を利用して
荷電量と質量との比が異なる荷電粒子を選別する荷電粒
子選別装置において、前記荷電粒子源と前記磁界との間
に荷電粒子の速度を変えるための電界を形成する電極を
配置し、荷電粒子源から引き出された荷電粒子の速度を
、この荷電粒子源とこの配置された電極との間に可変直
流電昇を生ぜしめて調整し、永久磁石による一定磁界の
もとでも複数の荷電粒子が選別できるようにして、前記
の目的を達成しようとするものである。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明に基づいて構成された装置要部の実施例
を示すものであって、イオン源10.質量分析部20.
加減速部5oで構成されている〇原料ガス11をプラズ
マ室12に導入してプラズマ化し、引出し電源14の電
圧を調整してプラズマ室12と引出し電極13との間に
印加する電圧を変え、所要のイオン電流を引き出す。イ
オン源10の下流側には加減速部50が設置しである〇
基準電極51と加減速電極520間に加減速電源53か
ら電圧を印加している。イオン源から引き出されたイオ
ン、は該電極間を通過する時に、加減速電源53の極性
によって加速または減速される◎第1図の場合には減速
される。イオンのその後の速度Vは、 ここで Vo aイオン源の直流電源の電圧V;加減速
部の  〃  I となる。加減速部50の下流側には質量分析部20が設
置しである0該分析部の要部は22cv磁W方向を有す
る永久磁石23である。この磁界中に侵入したイオンは
、前述の電磁力の作用によって下式に示す曲率半径: で円弧運動を行なう@分析マグネット23は永久磁石で
あるから磁束密度は一定であるが、加減速部50の直流
電源53の電圧Vを調整することによって曲率半径が変
わるので、任意のq/m (荷電量/質量)が選別でき
る。イオン源10の電圧V。
を変えても同様の機能を果たすが所要イオン電流を維持
する点で好ましくない。なお、引出し電極13と基準電
極51とは同電位であるから、第2図のように引出し電
極13に基準電極51の機能を兼用させて単独電極にす
ることもできる。
第3図は本発明の別の実施例を示すものであシ、加減速
部50を基準電極51.減速電極52.加速電極54.
減速電源53.加速電源55で構成している0図示して
いないが、下流側の質量分析部の磁束密度が一定なので
、イオン源10から引き出されたイオンの速度が選別す
べきυ省に比べて大きい時には減速電源53を動作させ
てイオンを減速させる。その時には加速電源55の電圧
は零なので、加速電極54に機能はない。逆にイオンの
速度が小さい時には、加速電源55を動作させ、イオン
を加速して選別する。
第4図は加減速部50にイオンに対するレンズ機能を与
えた実施例である0イオン源10から引き出されたイオ
ンは、それぞれのイオンが同極性なので反発力が働いて
拡散する。その度合はイオンの速度が小さい方がイオン
間距離が狭いので大きい0従って、図のように減速電極
52の内側に基準電極51と加速電極54が突き出た配
置にした。図は減速電源53を動作させた状態を示して
いるが、等電位線60がイオン流40の下流側に凸の分
布になる@イオンは等電位線60に垂直な電界方向に減
速されるので、電極の中心からずれた拡散イオン44は
、等電位線60に垂直でかつ電極の中心に向かった減速
を受け、結果として凸レンズ機能を持った減速になシ、
拡散が防止あるいは低減できる◇加速電源55を動作さ
せた加速の状態は図示していないが、減速の場合と同様
の考え方で凸レンズ機能を持った加速を受ける。
なお、上記説明は正イオンの種類を永久磁石で選別する
場合について述べたが、正極性の荷電粒子であれば動作
は同じであシ、また、負極性荷電粒子の場合には14,
53.55の電源の極性を変えれば、質量分析部20の
中でのイオンの偏向方向が逆になる以外は同じ動作にな
る。また、永久磁石の代わシに電磁石を用いても良い0
この場合には、イオンの速度が小さくなっているので、
励磁電流を少なくするか、電磁石自体を小さくすること
ができ、結果として励磁の際の銅損を低減させることが
できる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、荷電粒子源と荷電粒子の種類を選別
するための磁界との間にイオンの速度を調整する電界を
形成したので、磁界の発生源として永久磁石を使用して
も所要のイオン電流を維持しながら複数の荷電粒子を選
別することができる〇ま九、電磁石を使用する場合には
、電磁石の励磁のための銅損を小さくできるため、ラン
ニングコストが低減されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づいて構成された荷電粒子選別装置
の第1の実施例を示す要部構成図、第2図は同じく第2
の実施例を示す要部構成図、第3図は同じく第3の実施
例を示す要部構成図、第4図は荷電粒子の速度を変える
ための電界を形成する電極に凸レンズ機能をも死せた場
合の実施例を示す要部構成図、第5図は荷電粒子の選別
原理を説明する選別装置の要部構成図である。 10・・・・・・イオン源、20・・・・・・質量分析
部、21,23・・・・・・分析マグネット、22・・
・・・・磁界、30・・・・・・ターゲット、40・・
・・・・イオン流、44・・・・・・拡散イオン、50
・・・・・・加減速部、51・・・・・・基準電極、5
2・・・・・・減速電極、第1図 第・2図       第351 第451 第5vlI

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)荷電粒子が生成される荷電粒子源から得られたイオ
    ン等の荷電粒子を真空中で磁界中へ侵入させ、この荷電
    粒子と磁界との間に作用する電磁力を利用して荷電量と
    質量との比が異なる荷電粒子を選別する荷電粒子選別装
    置において、前記荷電粒子源と前記磁界との間に荷電粒
    子の速度を変えるための電界を形成する電極を配置した
    ことを特徴とする荷電粒子選別装置。 2)特許請求の範囲第1項記載の装置において、荷電粒
    子に電磁力を作用させる磁界の発生源が永久磁石である
    ことを特徴とする荷電粒子選別装置。 3)特許請求の範囲第1項記載の装置において、荷電粒
    子の速度を変えるための電界を形成する電極が、荷電粒
    子の速度を速める電界を形成する電極と荷電粒子の速度
    を遅くする電界を形成する電極とからなることを特徴と
    する荷電粒子選別装置。 4)特許請求の範囲第1項記載の装置において、荷電粒
    子の速度を変えるための電界を形成する電極が円筒状に
    形成され、磁界中へ侵入する荷電粒子を該円筒の内側を
    貫いて軸線方向に走行させるようにしたことを特徴とす
    る荷電粒子選別装置。
JP60075574A 1985-04-10 1985-04-10 荷電粒子選別装置 Pending JPS61233942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60075574A JPS61233942A (ja) 1985-04-10 1985-04-10 荷電粒子選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60075574A JPS61233942A (ja) 1985-04-10 1985-04-10 荷電粒子選別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61233942A true JPS61233942A (ja) 1986-10-18

Family

ID=13580094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60075574A Pending JPS61233942A (ja) 1985-04-10 1985-04-10 荷電粒子選別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61233942A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007507077A (ja) * 2003-09-24 2007-03-22 アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド 質量分離を伴うイオンビームスリットの引き出し法
JP2007525811A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド イオンビーム電流の調整

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007507077A (ja) * 2003-09-24 2007-03-22 アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド 質量分離を伴うイオンビームスリットの引き出し法
JP2007525811A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド イオンビーム電流の調整

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4315153A (en) Focusing ExB mass separator for space-charge dominated ion beams
US20180218894A1 (en) Ion Mass Separation Using RF Extraction
JP2002517885A (ja) イオン注入器用の加速および分析アーキテクチャー
US2806161A (en) Coasting arc ion source
RU2229924C2 (ru) Плазменный фильтр масс и способ отделения частиц малой массы от частиц большой массы
KR20010051672A (ko) 에너지가 필터링되는 집속 이온 빔 컬럼
WO2005031787A2 (en) Ribbon-shaped ion beam with mass separation
EP0225717A1 (en) High current mass spectrometer using space charge lens
JPS61233942A (ja) 荷電粒子選別装置
JP3906320B2 (ja) 質量選別器
US3265918A (en) Ion source having plasma control means
TWI830283B (zh) 離子注入系統
US6974950B2 (en) Positive and negative ion beam merging system for neutral beam production
KR20130098215A (ko) 리본 이온 비임을 포커싱하고 리본 이온 비임 내의 원하는 이온 종류를 원치 않는 이온 종류로부터 분리하도록 작동하는 질량 분석 장치 및 시스템
US3723733A (en) Stigmatic, crossed-field velocity filter
US5866909A (en) Generator of ribbon-shaped ion beam
Sakudo et al. An increased implant current by combining a long-slit microwave ion source with a converging lens
RU2137532C1 (ru) Устройство для разделения заряженных частиц по массам
JPH0467549A (ja) 質量分析装置を有するイオン源
JPH01236561A (ja) イオンビーム装置
RU2147458C1 (ru) Способ разделения заряженных частиц по массам
RU2142328C1 (ru) Устройство для разделения заряженных частиц по массам
JPH01209645A (ja) イオン源及び電子銃
JPH06223998A (ja) 非接触プラズマ形状制御装置
JPS6119036A (ja) 荷電粒子加速器