JPS61232351A - 内燃機関の混合気供給システムのための燃料供給量制御装置 - Google Patents

内燃機関の混合気供給システムのための燃料供給量制御装置

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JPS61232351A
JPS61232351A JP7407085A JP7407085A JPS61232351A JP S61232351 A JPS61232351 A JP S61232351A JP 7407085 A JP7407085 A JP 7407085A JP 7407085 A JP7407085 A JP 7407085A JP S61232351 A JPS61232351 A JP S61232351A
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JP
Japan
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value
learning
fuel
air
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7407085A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Ando
安藤 恒男
Takeshi Yasuda
武 安田
Yukitoshi Asada
浅田 幸敏
Kazusato Kasuya
糟谷 一郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の混合気供給システムのための燃料
供給量制御装置に関する。
〔従来技術〕
従来、この種の燃料供給量制御装置においては、特開昭
57−143134号公報に開示されているように、内
燃機関の排気管中に排出される排気ガスに含まれる酸素
の濃度に応じ、混合気の空燃比を目標値にする必要な内
燃機関の吸気管内への供給燃料の量に対する帰還補正値
を演算し、前記空燃比を目標値にするに必要な前記供給
燃料の量に対する学習値を学習して、前記帰還補正値及
び学習値を考慮して前記供給燃料の量を、前記空燃比を
目標値とするように制御するようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構成においては、前記学習値
の学習が一定時間毎に行なわれ、この学習値がその学習
毎にそのまま前記供給燃料の量の制御に直接利用されて
いるため、車両の運転操作の急変等により混合気の空燃
比に過渡的な乱れが生じると、前記酸素の濃度、即ち帰
還補正値が変動し、かかる変動帰還補正値に基き制御さ
れる前記供給燃料の量、即ち混合気の空燃比が過渡的に
乱れて排気ガス中の有害成分の増大、燃費の悪化及びド
ライバビリティの悪化を招くという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題を解決するにあたり、第1の発明の構成上の
特徴は、第1図Aにて例示するごとく、内燃機関の機関
本体1から延出する吸気管la内に燃料供給源1bから
の燃料を供給する燃料供給手段2を有し、前記供給燃料
を吸気管la内に流入する空気流と同吸気管la内にて
混合して混合気を形成し機関本体1に供給する混合気供
給システムに通用されて、内燃機関に生じる前記供給燃
料の量の規定に必要な物理量を物理量検出信号として検
出する第1検出手段3aと、機関本体1からの排気ガス
中の酸素濃度を濃度検出信号として検出する第2検出手
段3bと、前記混合気の空燃比を目標値にするに必要な
前記供給燃料の量に対する帰還補正値を前記濃度検出信
号の値に応じて演算する帰還補正値演算手段4と、前記
空燃比を目標値にするに必要な前記供給燃料の量に対す
る学習値を学習する学習手段5と、前記物理量検出信号
の値、前記帰還補正値及び前記学習値に応じ、前記供給
燃料の量を、前記空燃比を目標値にするように演算する
燃料供給量演算手段6と、この燃料供給量演算手段6の
演算結果を出力信号として発生し燃料供給手段2に付与
する出力信号発生手段7とを備えた燃料供給量制御装置
において、前記帰還補正値を経時的に累積値として累積
する累積手段8と、前記累積値が所定累積値範囲から外
れたか否かを判別し、外れたとの判別のとき累積値判別
信号を生じる累積値判別手段9とを設けて、学習手段5
が前記累積値判別信号の消滅のもとに前記学習値の学習
を停止し、前記累積値判別信号の発生に応答して前記学
習値の学習を行なうようにしたことにある。
〔作用効果〕
“しかして、このように第1の発明を構成したことによ
り、累積手段8による前記帰還補正値に対する累積値が
前記所定累積値範囲から外れたときに累積値判別手段9
から生じる累積値判別信号に応答してのみ学習手段5に
よる学習値の学習がなされるので、車両の運転操作等の
急変による混合気の空燃比の乱れに応じ前記酸素濃度、
即ち帰還補正値が過渡的に乱れても、前記累積値が前記
所定累積値範囲内にある間は、学習手段5が学習値の学
習をすることがなく、このため、前記供給燃料の量、即
ち混合気の空燃比が、運転操作の急変等とはかかわりな
く、適正な学習値のもとに常に円滑にかつ安定に制御さ
れ、その結果、排気ガス中の排気ガス中の有害成分の減
少、燃費の改善、ドライバビリティの向上をもたらす。
また、上記問題の解決にあたり、第2の発明の構成上の
特徴は、第1B図にて例示するごとく、内燃機関の機関
本体lから延出する吸気管la内に燃料供給源1bから
の燃料を供給する燃料供給手段2を有し、前記供給燃料
を吸気管la内に流入する空気流と同吸気管la内にて
混合して混合気を形成し機関本体1に供給する混合気供
給システムに適用されて、内燃機関に生じる前記供給燃
料の量の規定に必要な物理量を物理量検出信号として検
出する第1検出手段3aと、機関本体1からの排気ガス
中の酸素濃度を濃度検出信号として検出する第2検出手
段3bと、内燃機関の負荷状態を負荷状態検出信号とし
て検出する第3検出手段3Cと、前記混合気の空燃比を
目標値にするに必要な前記供給燃料の量に対する帰還補
正値を前記濃度検出信号の値に応じて演算する帰還補正
値演算手段4と、前記負荷状態の所定範囲に亘り複数に
区分してなる第1.第2.・・・、第nの負荷領域のい
ずれに前記負荷状態検出信号の値が属するかを判別し、
第1.第2.・・・、又は第nの負荷領域に属するとの
判別のとき第1.第2゜・・・、又は第nの負荷領域判
別信号を生じる負荷領域判別手段4aと、前記第1.第
2.・・・。
又は第nの負荷領域判別信号に応答して前記空燃比を目
標値にするに必要な前記供給燃料の量に対する第1.第
2.・・・、又は第nの学習値を学習する学習手段5A
と、前記物理量検出信号の値、前記帰還補正値、及び前
記第1.第2.・・・。
第nの学習値のいずれかに応じ、前記供給燃料の量を、
前記空燃比を目標値にするように演算する燃料供給量演
算手段6Aと、この燃料供給量演算手段6Aの演算結果
を出力信号として発生し燃料供給手段2に付与する出力
信号発生手段7とを備えた燃料供給量制御装置において
、前記第1.第2、・・・、又は第nの負荷領域判別信
号に応答して前記帰還補正値を第1.第2.・・・、又
は第nの累積値として累積する累積手段8Aと、前記第
1.第2.・・・、又は第nの累積値が所定累積値範囲
から外れたか否かを判別し、外れたとの判別のとき第1
.第2.・・・、又は第nの累積値判別信号を生じる累
積値判別手段9Aとを設けて、学習手段5Aが前記第1
.第2.・・・。
又は第nの累積値判別信号の消滅のもとに前記第l、第
2.・・・、又は第nの学習値の学習を停止し、前記第
1.第2.・・・、又は第nの累積値判別信号の発生に
応答して前記第1.第2.・・・、又は第nの学習値の
学習を行なうようにしたことにある。
〔作用効果〕
しかして、このように第2の発明を構成したことにより
、累積手段8Aにより前記第1.第2゜・・・、又は第
nの負荷領域判別信号に応答して累積される前記帰還補
正値に対しての第1.第2゜・・・、又は第nの累積値
が前記所定累積値範囲から外れたときに累積値判別手段
9Aから生じる第1.第2.・・・、又は第nの累積値
判別信号に応答してのみ学習手段5Aによる第1.第2
゜・・・、又は第nの学習値の学習がなされるので、車
両の運転操作等の急変による混合気の空燃比の乱れに応
じ前記酸素濃度、即ち帰還補正値が過渡的に乱れても、
前記第1.第2.・・・、又は第nの累積値が前記所定
累積値範囲内にある間は、学習手段5Aが第1.第2.
・・・、又は第nの学習値の学習をすることがなく、こ
のため、前記供給燃料の量、即ち混合気の空燃比が、運
転操作の急変等とはかかわりなく、適正な第1.第2゜
・・・、又は第nの学習値のもとに常に円滑にかつ安定
に制御され、その結果、第1の発明と同様の効果をもた
らす。かかる場合、前記所定累積値範囲を小さくするこ
とにより学習手段5Aによる学習速度を各学習値の乱れ
を伴うことなく高めることができ、その結果、内燃機関
の通常の作動状態にて学習回数が少ないと予測される学
習値であっても十分な学習回数のもとに円滑な空燃比を
維持し得る。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例を図面により説明すると、第
2図は本発明が車両用内燃機関の混合気供給システムに
通用された例を示しており、エアクリーナ10から吸気
管内に流入する空気流は、気化器13により燃料と混合
されて混合気となり、この混合気は、当該車両のアクセ
ルペダルに連動する絞り弁16及び吸気管17を通り、
内燃機関の機関本体19に供給される。このように機関
本体19に供給された混合気は、同機関本体19内で燃
焼し排気ガスとして排気管22を通して排出される。吸
気管11には、気温センサ15が取付けられており、こ
の気温センサ15は、吸気管11内の空気流の温度に対
応したアナログ電圧値を有する気温検出信号を出力する
。絞り弁16には、絞り弁16と連動するポテンショメ
ータからなる開度センサ20が設けられ、この開度セン
サ20は絞り弁16の開度に応じたアナログ電圧値を有
する開度検出信号を出力する。また、吸気管17には、
負圧センサ21が取付けられており、この負圧センサ2
1は、吸気管17内の負圧に応じたアナログ電圧値を有
する負圧検出信号を出力する。
機関本体19には、水温センサ24が設けられており、
この水温センサ24は、機関本体19の冷却水温度に対
応したアナログ電圧値を有する水温検出信号を出力する
。機関本体19に設けたディトリピユータ19a内には
、回転角センサ25が設けられており、この回転角セン
サ25は内燃機関の回転角に対応する回転角検出信号を
出力する。
また、排気管22には、酸素濃度センサ26が取付けら
れており、この酸素濃度センサ26は、排気ガス中の酸
素濃度に応じたアナログ電圧値を有する酸素濃度検出信
号を出力する。
マイクロコンピュータ27は、各センサ15゜20.2
1,24,25.26からの各検出信号に基づいて、気
化器13内にて調整されるべき混合気の空燃比に対する
補正量を算出し、この補正量に応じて制御信号を発生す
る。マイクロコンピュータ27には、気温センサ15、
開度センサ20、負圧センサ21及び水温センサ24が
らの各検出信号のアナログ電圧値を各々ディジタル信号
に変換するアナログ・ディジタル変換器28,29.3
0.31、回転角センサ25からの回転角検出信号を矩
形波信号に変換する波形変換回路32、及び酸素濃度セ
ンサ26からの酸素濃度検出信号であるアナログ電圧信
号を、予め決められた電圧値を基準にしてリンチ・リー
ンの2値信号に変換する2値化回路33が接続されてお
り、各センサ15,20,21.24,25.26の検
出信号をディジタル情報の形でマイクロコンピュータ2
7に入力するようになっている。
さらに、マイクロコンピュータ27には、当該車両のイ
グニッションスイッチ34とバッテリ35が直列に接続
されており、イグニッションスイッチ34はその閉成に
よりバッテリ35からマイクロコンピュータ27への電
力の供給を許容する。
また、マイクロコンピュータ27とバッテリ35の間に
は、イグニッションスイッチ34と並列にコイル36a
とリレースイッチ36bからなる電磁リレー36が接続
されている。この電磁リレー36のコイル36aは、イ
グニッションスイッチ34の閉成と同時にマイクロコン
ピュータ27による励磁が開始され、イグニッションス
イッチ34が開成された後ステップモータ14のステッ
プ位置を初期状態に戻すために必要な時間が経過した後
にマイクロコンピュータ27による励磁が解除される。
換言すれば、この励磁中、電磁リレー36のリレースイ
ッチ36bは閉成されるので、イグニッションスイッチ
34が開成された後もマイクロコンピュータ27はバッ
テリ35から電力を供給されることになる。これにより
、マイクロコンピュータ27はイグニッションスイッチ
34が開成された後でもステップモータ14のステップ
位置を初期状態に戻すことができる。
第3図は気化器13を可変ベンチュリ型気化器により構
成した拡大断面図であり、気化器13は、両級気管11
.17間に介装した気化器本体40を有する。気化器本
体40には、絞り弁16の上流にて、同気化器本体40
の周壁の一部を貫通し吸気通路41内に向けて横方向に
移動するサクションピストン42が設けられている。サ
クションピストン42の先端部と気化器本体40におけ
る吸気通路41の突出部41aとの間には、サクション
ピストン42の横方向の移動により、吸気通路41内へ
の空気流の流入断面積が可変なベンチュリ部43が形成
されている。
気化器本体40の外壁には、サクションピストン42が
内面を摺動するケーシング44が取付けられており、こ
のケーシング44には同ケーシング44内にてその軸方
向に延びる円筒状の案内スリーブ45が取付けられてい
る。この案内スリーブ45内には、サクションピストン
42に固定された案内ロッド46が摺動可能に挿入され
ており、この案内スリーブ45の外端には、盲蓋47が
取付けられている。また、ケーシング44の内部はサク
シジンピストン42により負圧室49と大気圧室50に
分割されており、負圧室49内にはサクションピストン
42をベンチュリ部43に向けて常時押圧する圧縮ばね
51が設けられている。
負圧室49は、サクションピストン42に形成されたサ
クション孔52を介してベンチュリ部43に連通され、
大気圧室50は気化器本体40に形成された空気孔53
を介しサクションピストン42の上流にて吸気通路41
に連通されている。そして、サクションピストン42は
、負圧室49と大気圧室50との差圧によるベンチュリ
部43と反対方向に働く力と圧縮ばね51によるベンチ
ュリ部43の方向に働く力とを受け、これらの力が釣り
合った位置に変位する。かかる場合、圧縮ばね51のば
ね定数は非常に小さく設定されているので、ベンチュリ
一部43と絞り弁16との間の吸気通路41内の負圧は
ほぼ一定となる。
一方、気化器本体40には、サクションピストン42の
先端に取付けられたメータリングニードル54が侵入可
能なように、メータリングニードル54の軸線方向に延
びる筒部55が形成されており、筒部55の吸気通路4
1への開口端にはノズル56が嵌装されている。また、
筒部55の中央部には筒状のメインジェット58が嵌装
され、メインジェット58とメータリングニードル54
の間に環状の燃料通路59を形成している。さらに、筒
部55の外端部にはメインジェットプラグ61が圧入さ
れている。メインジェット58には、燃料通路孔62が
設けられて燃料バイブロ3を介してフロート室64に連
通されており、フロート室64の燃料は燃料バイブロ3
を介し燃料通路孔62から燃料通路59に送り込まれる
。燃料通路59に送り込まれた燃料は、燃料通路59の
環状面積に比例してその供給量が制御され、ノズル56
を通して吸気通路41内に供給される。このように供給
された燃料は、ベンチュリ部43からの空気と混合され
混合気として機関本体19に供給される。この場合の混
合気の空燃比はベンチュリ部43からの空気流量と燃料
通路59を通過する燃料量により決定される。
さらに、気化器本体40には、燃料通路59に空気を供
給するためにエアブリード通路65が設けられており、
このエアブリード通路65はその一端にてサクションピ
ストン42の上流における吸気通路41内に開口し、そ
の下流にてメインジェット58に形成された多数のエア
ブリード孔67を介して燃料通路59に連通している。
エアブリード通路65の中間部位には、ステップモータ
14によりその出入りが制御されるエアブリードニード
ル69が挿入されている。そして、エアブリードニード
ル69が、その出入りにより、エアブリード通路65を
通して燃料通路59に供給される空気流量即ちエアブリ
ード量を制御する。このエアブリード量は混合気の空燃
比を制御するもので、エアブリード量が多い場合にはリ
ーン側に、エアブリード量が少ない場合にはリッチ側に
混合気が制御される。なお、第3図にて、符号68は○
リングを示す。
第4図は、第3図のエアブリードニードル68の出入り
を制御する機構を備えたステップモータ14を示してお
り、ステップモータ14のステップモータボディ71に
は、複数の励磁巻線72が環状に固着されている。複数
の励磁巻線72の内側にては、永久磁石からなる回転子
73を備えた円筒体74が、一対のボールペアリングア
75により回転可能にステップモータボディ71に保持
されている。円筒体74の内周面には、雌ねじ部74a
が設けられており、この雌ねじ部74aには、エアブリ
ードニードル68のエアブリードニードル基部76の外
周に設けられた雄ねじ部76aが挿入螺合している。ま
た、エアブリードニードル基部76とステップモータボ
ディ71内側との間にはエアブリードニードル基部76
を押出す方向に押圧する圧縮ばね77が設けられてエア
ブリードニードル基部76を安定に保持している。
そして、第2図に示されたマイクロコンピュータ27か
ら供給されるパルス信号のパルス数に比例した角度だけ
回転子73と円筒体74は回転し、この回転運動は前記
螺合状態に基きエアブリードニードル基部76に伝達さ
れるが、エアブリードニードル基部76の回転が図示し
ないエアブリードニードル基部76に設けられたピンに
より抑制されているので、エアブリードニードル基部7
6は直線運動をする。かかる場合、ステップモータ14
は、ステップ状に変化する回転子73の回転静止位置に
対応する多くのステップ位置を持ち、初期ステップ位置
からのステップ数によりそのステップ位置が定められて
いる。即ち、このステップ数はステップモータ14のス
テップ位置を意味するものであり、さらにステップモー
タ14の回転に連動してステップ状に横動するエアブリ
ードニードル68のステップ位置をも意味することにな
る。そして、このエアブリードニードル68はそのステ
ップ位置に応じてエアブリード量を制御するもので、ス
テップ位置を大きくするとエアブリード量が多くなるよ
うに設定されているので、エアブリード量はステップ数
に比例して変化することになる。
第5図は、混合気の空燃比に対する帰還制御量を算出す
るマイクロコンピュータ27の構成を示すもので、この
マイクロコンピュータ27においては、プログラムを実
行する中央処理装置(CPU)78と、プログラムを記
憶する読出し専用メモリ (ROM)79と、プログラ
ムの実行に必要な諸変数を記憶する書込み可能なメモリ
 (RAM)80とが、共通バス81に接続されている
。この共通バス81には、アナログ・ディジタル変換器
2B、29,30,31、波形変換回路32及び2値化
回路33に接続されて各センサ15.20゜21.24
.25.26の検出信号を入力するセンサ入力インター
フェース82と、イグニッションスイッチ34と電磁リ
レー36に接続されバッテリ35から電力供給を受ける
とともに、電磁すレー36を制御するイグニッションス
イッチ入力インターフェイス83と、プログラムの実行
により算出された補正量に対応したステップ位置までス
テップモータ14を回転させるためのパルス信号をステ
ップモータ14に供給する制御出力インターフェース8
4が接続されている。さらに、この共通バス81には、
内燃機関の運転状態の学習間隔を決定するタイマ回路8
5が接続されている。
本実施例においては、上述の空燃比は、吸気通路41内
への燃料供給量(即ち、エアブリード通路65内へのエ
アブリード量)に対応する。
第5a図は第5図の書込み可能なメモリ (RAM)8
0のメモリマツプを示すもので、書込み可能なメモリ 
(RAM)80はイグニッションスイッチ34及び電磁
リレー36の開放による電力供給の遮断により記憶内容
が消去される揮発性領域80aと、バッテリ35から図
示しない電力供給線により直接電力が供給されイグニッ
ションスイッチ34及び電磁リレー36が開放されても
記憶内容が消去されない不揮発性領域80bに分割され
ている。揮発性領域80aは、酸素濃度センサ26の出
力に応答して算出された帰還補正量をステップモータ1
4のステップ位置を示すステップ数に換算する帰還制御
ステップ数FBAFを記憶するレジスタと、帰還補正量
に応じた内燃機関の運転状態を示す学習値の累算値をス
テップモータ14のステップ位置を示すステップ数に換
算した学習計数値CGKを記憶するレジスタからなる。
そして不揮発性領域80bはバフテリ35がはずされた
時のみクリアされ、バッテリ35の過去の状態を示すバ
ッテリフラグBTFLGを記憶するレジスタと、帰還補
正量に加味する学習による学習補正量をステップモータ
14のステップ位置を示すステップ数に換算した学習制
御ステップ数GKを記憶するレジスタ等からなる。
以上のように構成された本実施例の動作を、第6図、第
7図に示された各フローチャートと第8図、第9図の空
燃比制御状態を示すタイムチャートを用いて説明する。
第6図は排気ガス中の酸素濃度に応じて帰還制御ステッ
プ数FBAFと学習制御ステップ数GKを算出し、第4
図に示されたステップモータ14を制御するためのフロ
ーチャートであり、第2図に示されたイグニッションス
イッチ34の閉成により、ステップ100のスタートか
らプログラムの実行が開始され、ステップ101〜10
4で諸変数の初期設定がなされる。ステップ101でバ
ッテリ35がはずされたか否かがパンテリフラグBTF
LGの値により判別され、バッテリ35がはずされなか
った場合にはプログラムが直接ステップ104に進み、
一方バッテリ35がはずされた場合には、ステップ10
2で学習制御ステップ数GKを基準値にセットし、ステ
ップ103でバッテリフラグBTFLGを“1”にセッ
トした後、プログラムがステップ104に進む。これは
バッテリ35が一旦はずされた後、最初に車両を走行さ
せる場合には学習制御ステップ数GKが消去されている
ためで、その後に車両を走行させるときは、バッテリフ
ラグBTFLGは常に“1”となっている。ステップ1
04では、学習計数値CGKを、学習計数値CGKが変
化する上限の値Hと下限の値りの中間値’A (H+L
)にセットするとともに、帰還制御ステップ数FBAF
を予め決められた理論空燃比制御ステップ数に°にセッ
トする。この理論空燃比制御ステップ数に°は理論空燃
比に対応する制御量をステップモータ14のステップ位
置を示すステップ数に換算した値である。
ステップ105では、開度センサ20、水温センサ24
及び酸素濃度センサ26の検出信号を入力し、内燃機関
が部分負荷域であること、冷却水の温度が所定温度以上
にあること及び酸素濃度センサ26が活性化しているこ
と等を条件に、内燃機関の空燃比の制御が帰還制御域に
あるか否かの判別がなされる。帰還制御域にない場合は
、プログラムがステップ117に進み、ステップ117
で以前に記憶した帰還制御ステップ数FBAFに学習制
御ステップ数GKを加味した合成制御ステップ数FBA
F+GKに対応するステップ位置までステップモータ1
4を回転させる制御パルス信号をステップモータ14に
出力する。帰還制御域にある場合には、ステップ106
で酸素濃度センサ26の検出信号であるリッチ・リーン
の2値信号を積分することにより新たな帰還制御ステッ
プ数FBAFを算出し、以前の値と書き換える。即ち第
8図A及び第9図Aに示されるような交互にリッチ(R
)、リーン(L)を繰り返す酸素濃度検出信号が入力さ
れると、リッチ(R)側では帰還制御ステップ数FBA
Fはエアブリード量を多くするために一定値ずつ増加し
、リーン(L)側では帰還制御ステップ数FBAFはエ
アブリード量を減少させるために一定値ずつ減少する。
そして帰還制御ステップ数FBAFは、時間とともに、
第8図B及び第9図Bに折れ線で示すように変化する。
ステップ107では水温センサ24の検出信号を入力し
、冷却水の温度が所定温度以上であれば内燃機関が運転
状態の学習域にあると判断され、所定温度未満であれば
学習域でないと判断される。
なお、この時の所定温度はステップ105の判断により
利用された所定温度より高い温度に設定されている。ス
テップ108では学習の時間間隔を決定するタイマ回路
85の値が、80ミリ秒に相当する値以上であれば学習
タイミングであると判断され、80ミリ秒に相当する値
未満であれば学習タイミングではないと判断される。そ
して、ステップ107で学習域でないと判断され、又は
ステップ108で学習タイミングでないと判断された場
合には、前記ステップ105で帰還制御域でないと判断
された場合と同様に、ステップ117に進み合成制御ス
テップ数FBAF+GKに対応したステップ位置までス
テップモータ14を回転させる。ただし、この場合には
ステップ106で書換えられた新たな帰還制御ステップ
数FBAFが利用される。一方、ステップ107で学習
域であると判断され、かつステップ108で学習すべき
タイミングであると判断された場合には、ステップ10
9で次回の学習タイミングの判断のためにタイマ回路8
5をリセットして、プログラムがステップ110に進む
ステップ110−116は学習制御ステップ数GKを求
めるための処理ルーチンであり、ステップ110では、
帰還制御ステップ数FBAFと理論空燃比制御ステップ
数に2’ との差を内燃機関の運転状態をしめす学習値
FBAF−に2 ’として求め、この学習値FBAF−
に2 ’を学習タイミング毎に学習計数値CGKに累算
することにより、学習計数値CGKを得ている。そして
この学習計数値CGKが、予め決められた一定値H,L
に達した場合には学習制御ステップ数GKを変更し、一
定値H,Lに達しない場合には学習制御ステップ数GK
を変更せず、ステップ117に進む。
ステップ111では学習計数値CGKが上限値Hに達し
たことを判別し、ステップ112では学習計数値CGK
が下限値りに達したことを判別する。
学習計数値CGKが上限値Hに達した場合には、ステッ
プ113で学習制御ステップ数GKを1ステップ分増加
させ、また学習計数値CGKが下限値しに達した場合に
は、ステップ115で学習制御ステップ数GKを1ステ
ップ分減少させる。ステップ113とステップ115で
学習制御ステップ数GKを変更した場合には、学習計数
値CGKを上限値Hと下限値の中間値%(H+ L)に
セットして、次回からの学習に備える。
ステップ117では、帰還制御ステップ数FBAFに学
習制御ステップ数GKを加味したステップモータ14の
合成制御ステップ数FBAF+GKに対応したステップ
位置までステップモータ14を回転させ、次のサイクル
の帰還制御ステップ数FBAFと学習制御ステップ数G
Kの算出のためにステップ105に戻る。
第7図は第2図のイグニッションスイッチ34が開成さ
れた際、ステップモータ14のステップ位置を初期状態
に戻す割込みルーチンのフローチャートであり、イグニ
ッションスイッチ34が開成されると、ステップ150
からイグニッションスイッチの開成割込みのプログラム
が実行される。
ステップ151ではステップモータ14を連続回転させ
、ステップモータ14のステップ位置を初期状態にする
ための連続回転信号を発生する。そしてステップモータ
14のステップ位置が初期状態に戻った後ステップ15
2に進み、電磁リレー36のコイル36aの励磁を停止
し、バ、2テリ35からマイクロコンピュータ27への
電力の供給を解除した後ステップ153でプログラムの
実行を停止する。このようにステップモータ14のステ
ップ位置を初期状態にするのは、ステップモータ14の
ステップ位置は相対的にしか制御できないためで、イグ
ニッションスイッチ34が閉成されたときのステップモ
ータ14のステップ位置を決定しておくためである。
第8図C−Eは、第8図Bに示されるように帰還制御ス
テップ数FBAFが理論空燃比制御ステップ数に2°よ
り大きい場合の学習針数値CGK、学習制御ステップ数
GK及び合成制御ステップ数FBAF+GKの時間的変
化を示す。学習値FBAF−に2°は常に正となるので
、学習計数値CGKは、第8図Cに示すように、学習の
開始時点GKSTから中間値’A (H+L)と上限値
Hの間を鋸歯状波的に変化しく第6図にてステップ11
0.111,114)、学習補正制御ステップ数GKは
、学習計数値CGKが上限に達する毎に、第8図りに示
されるように、階段的に上昇する(第6図ステップ11
1,113)。そして、ステップモータ14のステップ
位置を決める合成制御ステップ数FBAF+GKは、第
8図已に示されるように、第8図Bの帰還制御ステップ
数FBAFと第8図りの学習制御ステップ数GKの合成
された変化となる(第6図にてステップ117参照)第
9図C−Eは、第9図Bに示されるように帰還制御ステ
ップ数FBAFが理論空燃比制御ステップ数に2’より
小さい場合の学習計数値CGK、学習制御ステップ数G
K及び合成制御ステップ数FBAF+GKの時間的変化
を示す。学習値FBAF−に2 ’は常に負となるので
、学習計数値CGKは、第9図Cに示すように、学習の
開始時点GKSTから中間値!4(H+L)と下限値り
の間を鋸歯状波的に変化しく第6図にてステップ110
.112,116参照)、学習制御ステップ数GKは、
学習計数値CGKが下限に達する毎に、第8図りに示さ
れるように、階段的に下降する(第6図にてステップ1
12,115参照)。そしてステップモータ14のステ
ップ位置を決める合成制御ステップ数FBAF+GKは
、第9図Eに示されるように、第9図Bの帰還制御ステ
ップ数FBAFと第9図りの学習制御ステップ数GKの
合成された変化となる(ステップ117参照)。
これらの場合、学習計数値CGKは、帰還制御ステップ
数FBAFと理論空燃比制御ステップ数に2°の差が大
きいと速く変化し、差が小さいと遅く変化する。そして
、この学習計数値CGKの変化に応じて学習計数値CG
Kも変化するので、内燃機関の空燃比の帰還制御が理論
空燃比に対応する制御と太き(ずれているときは学習に
よる補正を速く応答させ、また帰還制御が理論空燃比に
対応する制御と大きくずれていないときは学習による補
正を遅く応答させる。これにより、学習による補正の応
答性を向上させるとともに、学習による補正の変動を安
定にしている。
また、この実施例では学習計数値CGKの計数開始値を
上限値Hと下限値りの中間値%(H+ L)に設定する
ようにした(第6図にてステップ104.114.11
6参照)がこの学習計数値CGKの計数開始値を中間値
%(H+L)より低い値に設定すれば、学習計数値CG
Kは上限値Hよりも下限値しに達する頻度が高くなり、
学習制御ステップ数GKは小さな値をとる傾向が強くな
りエアブリード量が減少し、混合気の空燃比をリンチ側
に制御することになり、内燃機関のドライバとりティを
向上させることができる。
次に本発明の第2実施例として、学習による効果を向上
させるために機関本体19に供給される吸気流量に応じ
て内燃機関の運転状態の学習域を複数に分割し、この学
習域毎に帰還制御を行なう場合について説明する。この
実施例は、第2図から第5図に示された前記第1実施例
と同一構成を通用しており、相違する点は第5図の読出
し専用メモリ (ROM)79に記憶されたプログラム
の内容と書込み可能なメモIJ  (RAM)80に記
憶された諸変数である。
以下、この実施例について前記第1実施例と異なる+R
成についてのみ説明する。第5b図は第5図の書込み可
能なメモリ (RAM)80のメモリマツプを示すもの
で、この書込み可能なメモリ (RAM)80が揮発性
領域80aと不揮発性領域80bに分割されている点は
前記第1実施例と同じである。揮発性領域80aは帰還
制御ステップ数FBAFを記憶するレジスタと、機関本
体19に供給される吸気流量OAを記憶するレジスタと
、この吸気流量OAの大きさに応じてN分割された学習
計数値CG K G A Tl)〜CGKGA (N)
を記憶する複数のレジスタ等を有する。一方、不揮発性
領域80bは、パンテリフラグBTFLGを記憶するレ
ジスタと、学習計数値CG K G A (11〜CG
KGA (N)に各々対応した学習制御ステップ数G 
K OA (1)〜GKGA (N)を記憶する複数の
レジスタ等を有する。そして上記1〜Nは吸気量GAを
毎秒10グラムづつNIvAに分割した学習域に対応し
ている。
以上のように構成された本実施例の動作を第10図と第
11図に示されたプログラムのフローチャートを用いて
説明する。第2図に示されたイグニッションスイッチ3
4の閉成により、ステップ200のスタートからプログ
ラムの実行が開始され、ステップ201−204で、学
習制御ステップ数G K (1)〜GK (N) 、パ
フテリフラグBTFLG、学習計数値CGK及び帰還制
御ステップ数FBAFが初期設定される。ステップ20
2で学習載録の学習制御ステップ数G K (1)〜G
K (N)の全てを基準値にセットする以外は前記第1
実施例の場合と同じである。
ステップ205では、負圧センサ21からの検出負圧値
と、回転角センサ25からの検出信号に基づいて算出し
た回転数値から吸気流量GAを算出しレジスタに記憶す
る。ステップ206では、吸気量OAに応じて学習域n
 (nは■〜Nの整数)が決定され、この学習域nに対
応した学習制御ステップ数GK (n)を帰還制御ステ
ップ数FBAFに加えて合成制御ステップ数FBAF+
GK (n)を算出する。そしてこの合成制御ステップ
数FBAF+GK (n)に対応するステップ位置まで
ステップモータ14を回転させる制御パルス信号をステ
ップモータ14に出力する。
ステップ207では、前記第1実施例との同一の条件に
より、内燃機関の空燃比の制御が帰還制御域にあるか否
かが判別され、帰還制御域にない場合はステップ205
に進み、帰還制御域にある場合は、前記第1実施例と同
様に酸素濃度センサ26の検出信号に基づいて帰還制御
ステップ数FBAFを算出し、以前に求めた値と書換え
る。
ステップ209では、水温センサ24からの検出信号に
より学習域か否かの判断がなされる。学習域でない場合
はステップ205に進み、学習域である場合にはステッ
プ210でタイマ回路85により学習タイミングである
か否かが判断される。
学習タイミングでないと判断された場合にはステップ2
05に進み、学習タイミングであると判断された場合に
はステップ211でタイマ回路85はリセットされる。
これらのステップ209−210の判断条件及びステッ
プ211の動作は前記第1実施例と同じである。
ステップ212−217は、学習制御ステップ数GK 
(n)を吸気流量GKの値に応じた学習載録に求めるた
めの処理ルーチンであり、ステップ212−214で学
習域の弁別がなされる。即ちステップ205で求めた吸
気流量GAを毎秒10グラムずつ増した値(毎秒lOダ
ラム、毎秒20グラム・・・毎秒N×10グラム)と比
較し、その比較結果に応じて、ステップ215−217
で学習域GA (1)〜GA (n)毎に学習制御ステ
ップ数GKGA (1)〜GKGA (N)が求められ
る。そしてステップ215−217に対応する複数の学
習制御ステップ数GKGA (1)〜GK(1,A (
N)の算出のうち、いずれか1つの算出を終了し、また
は吸気流量GAが毎秒NXIσグラム以上であり学署制
御ステップ数の算出を行なわない場合には、ステップ1
05に進む。
第11図は第10図のステップ215−217で示され
た複数の学習域OA (1)〜GA (N)に対応した
学習制御ステップ数GKGA (1)〜GKGA (N
)の算出のうち、任意の学習制御スチップ数GKOA 
(n)の算出ルーチンを示すものである。この学習制御
ステップ数GKGA (n)の算出ルーチン218は、
ステップ219−226でなり、ステップ219で内燃
機関の運転状態を示す学習値FBAF−に2 ’を学習
載録に学習計数値CGKGA (n)として累算してい
る。ステップ220−225では、前記第1実施例と同
様に、学習計数値CGKGA (n)が上限値Hに達す
ると学習載録の学習制御ステップ数GKOA(rl)を
1ずつ増加させ、学習計数値CGKGA(n)が下限値
しに達すると学習制御ステップ数GKGA (n)を1
ずつ減少させ、学習制御ステップ数GKGA (n)が
上限値Hにも下限値しにも達しないときは学習制御ステ
ップ数GKGA (n)を変更しないようにしている。
そしてこの学習制御ステップ数GKGA (n)を変更
したときは、学習計数値CGKOA (n)を中間値上
(二 H+L)にセットし次の学習に備えるようにしている。
ステップ226は第11図の学習制御ステップ数GKG
A (n)の算出ルーチンを終了し、第10図のステッ
プ215−217の次のステップに戻ることを意味する
上記のような、第2実施例における吸気流量と帰還制御
状態の学習状態の変化を第12図と第13図を用いて説
明する。第12図は車両を始動走行させたときの時間経
過に伴い変化する車速を表わしている。第13図Aは第
12図の車速に対応した吸気流量GAの時間的変化を示
すもので、複数の水平線は吸気流量GAに応じた分割位
置を示し、吸気流量GAは複数の学習域GA (1)〜
GA(7,)に分割されている。第13図Bは、第13
図Aの吸気流量GAの変化に対応した学習制御ステップ
数GKGA (1)〜GKGA (7)の変化を、学習
載録に示した図であり、一点鎖線は従来の学習制御によ
る学習補正ステップ数GKGA(1)〜GKGA (7
)の変化を示し、実線は本発明の学習制御による学習補
正ステップ数GKGA(1)〜GKOA (7)の変化
を示している。
第13図Cは第13図Aの吸気流量GAの変化に対応し
た学習回数を、学習域OA (1)〜GK(N)毎に示
した棒グラフであり、棒グラフの斜線部は従来の学習制
御による学習回数を示し、斜線のない部分が本発明の学
習制御による学習回数を示している。
そして、第13図B、Cに示されるように、この実施例
では従来の学習制御に比べ学習の回数を多くし、しかも
学習域を複数に分割しても従来のような学習経験のない
学習域をなくすことができる。これは、この実施例の場
合、−回の学習による学習値が混合気の空燃比制御に直
接影響を受けなようにし、学習間隔を短く設定したため
である。
なお、上記第1及び第2実施例においては、気化器とし
て、可変ベンチエリ型気化器を利用した場合について説
明したが、これに代えて、固定ベンチュリ型気化器を採
用した場合に本発明を通用してもよく、また吸気管17
内に燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁を利用した場合に
ついても本発明を通用できる。この場合には、燃料噴射
量即ち燃料噴射時間が、マイクロコンピュータ27によ
り算出された帰還制御量と学習による補正量に対応した
値により制御される。
【図面の簡単な説明】
第1A図は特許請求の範囲に記載の第1の発明の構成に
対応する対応図、第1B図は特許請求の範囲に配電の第
2の発明の構成に対する対応図、第2図は本発明の第1
実施例を示す全体構成図、第3図は第2図に示された気
化器の拡大断面図、第4図は第2図及び第3図に示され
たステップモータの要部破断拡大断面図、第5図は第2
図に示されたマイクロコンピュータの回路構成図、第5
a図は第5図に示された書込み可能なメモリの第1実施
例に係るメモリマツプ図、第5blUは前記メモリの本
発明の第2実施例に係るメモリマツプ図、第6図及び第
7図は第5図に示されたマイクロコンピュータの本発明
の第1実施例に係るプログラムのフローチャート、第8
図及び第9図は空燃比の制御状態を示すタイムチャート
、第10図及び第11図は第5図に示されたマイクロコ
ンピュータの本発明の第2実施例に係るプログラムのフ
ローチャート、第12図は車両を始動、走行させたとき
の車速の変化を表わす図、第13図は第12図に示され
た車速に対応した学習状態を示す図である。 符号の説明 19・・・内燃機関本体、23・・・排気ガス通路、2
6・・・酸素濃度センサ、27・・・マイクロコンピュ
ータ、13・・・気化器、14・・・ステップモータ、
16・・・絞り弁、42・・・サクションピストン、5
4・・・メータリングニードル、68・・・エアブリー
ドニードル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の機関本体から延出する吸気管内に燃料
    供給源からの燃料を供給する燃料供給手段を有し、前記
    供給燃料を前記吸気管内に流入する空気流と同吸気管内
    にて混合して混合気を形成し前記機関本体に供給する混
    合気供給システムに通用されて、内燃機関に生じる前記
    供給燃料の量の規定に必要な物理量を物理量検出信号と
    して検出する第1検出手段と、前記機関本体からの排気
    ガス中の酸素濃度を濃度検出信号として検出する第2検
    出手段と、前記混合気の空燃比を目標値にするに必要な
    前記供給燃料の量に対する帰還補正値を前記濃度検出信
    号の値に応じて演算する帰還補正値演算手段と、前記空
    燃比を目標値にするに必要な前記供給燃料の量に対する
    学習値を学習する学習手段と、前記物理量検出信号の値
    、前記帰還補正値及び前記学習値に応じ、前記供給燃料
    の量を、前記空燃比を目標値にするように演算する燃料
    供給量演算手段と、この燃料供給量演算手段の演算結果
    を出力信号として発生し前記燃料供給手段に付与する出
    力信号発生手段とを備えた燃料供給量制御装置において
    、前記帰還補正値を経時的に累積値として累積する累積
    手段と、前記累積値が所定累積値範囲から外れたか否か
    を判別し、外れたとの判別のとき累積値判別信号を生じ
    る累積値判別手段とを設けて、前記学習手段が前記累積
    値判別信号の消滅のもとに前記学習値の学習を停止し、
    前記累積値判別信号の発生に応答して前記学習値の学習
    を行なうようにしたことを特徴とする内燃機関の混合気
    供給システムのための燃料供給量制御装置。
  2. (2)内燃機関の機関本体から延出する吸気管内に燃料
    供給源からの燃料を供給する燃料供給手段を有し、前記
    供給燃料を前記吸気管内に流入する空気流と同吸気管内
    にて混合して混合気を形成し前記機関本体に供給する混
    合気供給システムに適用されて、内燃機関に生じる前記
    供給燃料の量の規定に必要な物理量を物理量検出信号と
    して検出する第1検出手段と、前記機関本体からの排気
    ガス中の酸素濃度を濃度検出信号として検出する第2検
    出手段と、内燃機関の負荷状態を負荷状態検出信号とし
    て検出する第3検出手段と、前記混合気の空燃比を目標
    値にするに必要な前記供給燃料の量に対する帰還補正値
    を前記濃度検出信号の値に応じて演算する帰還補正値演
    算手段と、前記負荷状態の所定範囲に亘り複数に区分し
    てなる第1、第2、・・・、第nの負荷領域のいずれに
    前記負荷状態検出信号の値が属するかを判別し、第1、
    第2、・・・、又は第nの負荷領域に属するとの判別の
    とき第1、第2、・・・、又は第nの負荷領域判別信号
    を生じる負荷領域判別手段と、前記第1、第2、・・・
    、又は第nの負荷領域判別信号に応答して前記空燃比を
    目標値にするに必要な前記供給燃料の量に対する第1、
    第2、・・・、又は第nの学習値を学習する学習手段と
    、前記物理量検出信号の値、前記帰還補正値、及び前記
    第1、第2、・・・、第nの学習値のいずれかに応じ、
    前記供給燃料の量を、前記空燃比を目標値にするように
    演算する燃料供給量演算手段と、この燃料供給量演算手
    段の演算結果を出力信号として発生し前記燃料供給手段
    に付与する出力信号発生手段とを備えた燃料供給量制御
    装置において、前記第1、第2、・・・、又は第nの負
    荷領域判別信号に応答して前記帰還補正値を第1、第2
    、・・・、又は第nの累積値として累積する累積手段と
    、前記第1、第2、・・・、又は第nの累積値が所定累
    積値範囲から外れた否かを判別し、外れたとの判別のと
    き第1、第2、・・・、又は第nの累積値判別信号を生
    じる累積値判別手段とを設けて、前記学習手段が前記第
    1、第2、・・・、又は第nの累積値判別信号の消滅の
    もとに前記第1、第2、・・・、又は第nの学習値の学
    習を停止し、前記第1、第2、・・・、又は第nの累積
    値判別信号の発生に応答して前記第1、第2、・・・、
    又は第nの学習値の学習を行なうようにしたことを特徴
    とする内燃機関の混合気供給システムのための燃料供給
    量制御装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045743A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 Mazda Motor Corp エンジンの燃料制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045743A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 Mazda Motor Corp エンジンの燃料制御装置

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