JPS6123038B2 - - Google Patents
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- JPS6123038B2 JPS6123038B2 JP54050364A JP5036479A JPS6123038B2 JP S6123038 B2 JPS6123038 B2 JP S6123038B2 JP 54050364 A JP54050364 A JP 54050364A JP 5036479 A JP5036479 A JP 5036479A JP S6123038 B2 JPS6123038 B2 JP S6123038B2
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、臭気性廃液の処理方法および装置に
係り、特に前記廃液の臭気を効果的に除去しなが
ら蒸発濃縮させる方法および装置に関する。
係り、特に前記廃液の臭気を効果的に除去しなが
ら蒸発濃縮させる方法および装置に関する。
従来、塩化ナトリウムのような塩類を含む廃液
の処理方法として、該廃液を間接加熱または直接
加熱して水分を蒸発させ、溶解塩類を濃縮し、晶
析させて除去する方法が提案されている。しか
し、上記廃液が臭気成分を含む場合には、上記蒸
発による処理工程で製造される凝縮水中に臭気成
分が混入し、臭気公害の原因となる場合が多い。
これは、臭気成分が蒸発時に水蒸気側に移行して
しまうためである。従つてこのような蒸気を凝縮
したとしても、不純な水を得るばかりでなく、ま
た臭気成分の有害、無害を問わず、そのまま廃棄
することはできない。したがつて、従来の蒸発濃
縮法を臭気成分を有する廃液の処理にそのまま適
用することは妥当でない。また、間接加熱法にお
いては伝熱面で溶解塩類の濃縮が起こり、そのス
ケール付着によつて伝熱を阻害するばかりか、伝
熱管を閉塞する等、その根本的機能を喪失する事
態さえ起こる。さらに蒸発に要する熱量は莫大な
ものとなるため、上記トラブルを解消するととも
に、最小限度の燃費で最大の実効を達成し得る経
済的な処理法が要請されていた。
の処理方法として、該廃液を間接加熱または直接
加熱して水分を蒸発させ、溶解塩類を濃縮し、晶
析させて除去する方法が提案されている。しか
し、上記廃液が臭気成分を含む場合には、上記蒸
発による処理工程で製造される凝縮水中に臭気成
分が混入し、臭気公害の原因となる場合が多い。
これは、臭気成分が蒸発時に水蒸気側に移行して
しまうためである。従つてこのような蒸気を凝縮
したとしても、不純な水を得るばかりでなく、ま
た臭気成分の有害、無害を問わず、そのまま廃棄
することはできない。したがつて、従来の蒸発濃
縮法を臭気成分を有する廃液の処理にそのまま適
用することは妥当でない。また、間接加熱法にお
いては伝熱面で溶解塩類の濃縮が起こり、そのス
ケール付着によつて伝熱を阻害するばかりか、伝
熱管を閉塞する等、その根本的機能を喪失する事
態さえ起こる。さらに蒸発に要する熱量は莫大な
ものとなるため、上記トラブルを解消するととも
に、最小限度の燃費で最大の実効を達成し得る経
済的な処理法が要請されていた。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
臭気成分を含む塩類等の溶液を蒸発、濃縮すると
ともに、該溶液から臭気成分を効果的に除去する
臭気性廃液の処理方法および装置を提供すること
にある。
臭気成分を含む塩類等の溶液を蒸発、濃縮すると
ともに、該溶液から臭気成分を効果的に除去する
臭気性廃液の処理方法および装置を提供すること
にある。
本発明は、臭気性廃液に加熱空気を直接吹込む
ことにより廃液から臭気成分を追い出せることを
実験的に確かめ、かゝる廃液と加熱空気を直接接
触させて、予め臭気成分を廃液中から除去し、し
かる後に廃液を蒸発濃縮して溶解塩類を除去する
ようにしたものである。
ことにより廃液から臭気成分を追い出せることを
実験的に確かめ、かゝる廃液と加熱空気を直接接
触させて、予め臭気成分を廃液中から除去し、し
かる後に廃液を蒸発濃縮して溶解塩類を除去する
ようにしたものである。
以下、本発明を図面によりさらに詳細に説明す
る。
る。
第1図は、本発明の実施例を示す装置系統図で
ある。
ある。
この装置は、被処理液が収容され、該液から臭
気成分を除去するための液直接加熱器1と、該液
直接加熱器1に供給する空気の加熱器3と、前記
加熱器1で加熱された液を減圧下に蒸発、濃縮す
る晶析器(以下、蒸発濃縮器と称することがあ
る)2と、前記加熱器1と空気加熱器3を送風機
5を介して連結するライン11および12と、該
ライン11に空気を補給するライン10と、前記
ライン12から臭気成分を含む空気を取り出すた
のライン14と、該ライン14に連結された臭気
成分含有ガスの処理装置4とから主に構成され
る。
気成分を除去するための液直接加熱器1と、該液
直接加熱器1に供給する空気の加熱器3と、前記
加熱器1で加熱された液を減圧下に蒸発、濃縮す
る晶析器(以下、蒸発濃縮器と称することがあ
る)2と、前記加熱器1と空気加熱器3を送風機
5を介して連結するライン11および12と、該
ライン11に空気を補給するライン10と、前記
ライン12から臭気成分を含む空気を取り出すた
のライン14と、該ライン14に連結された臭気
成分含有ガスの処理装置4とから主に構成され
る。
上記装置構成において、液直接加熱器1を出た
空気は、ライン11、送風機5およびライン12
を経て空気加熱器3に入り、ここで加熱された後
ライン13から液直接加熱器1内の液中に直接吹
込まれ、液中の臭気成分が循環空気側に移行され
る。臭気成分を含む空気はライン14から部分的
に取り出され、燃焼器4で燃焼処理された後、そ
の排ガスは空気加熱器3の加熱用に有効利用さ
れ、ライン17から系外に排出される。なお、ラ
イン15および16は、それぞれ燃料および空気
の供給ラインである。燃焼器4は臭気成分を除去
することができるものであればよく、例えば適当
な吸着剤を充填した吸着装置等に代替することが
できる。ライン12およびライン14に設けられ
た弁12Aおよび12Bは、ライン20から導入
される被処理液中の臭気成分の量に応じてその開
度を制御することができる。例えば、加熱器1を
出る空気中の臭気成分が多い場合には、弁14A
の開度を大にしてライン14の空気量を増加させ
ることができる。このような制御システムとして
は、被処理液中の臭気成分の濃度検出器と、該検
出器の濃度に応じて分岐配管系の弁14Aを開度
を調節する制御器を設けたものがあげられる。そ
してこのライン14を出る空気量に少なくとも見
合うだけの空気量がライン10から吸引、導入さ
れるが、この空気量は液直接加熱器1の蒸発量を
最少限に抑えるためにできるだけ少ない方がよ
い。加熱器1内の蒸気温度と液温はできるだけ近
接していることが望ましく、またライン10から
導入される空気量を最少限にして空気の温度降下
をできるだけ小さくすることが望ましい。このよ
うにして液加熱器1内の液の蒸発をほとんどなく
し、空気循環系内の湿分をほぼ一定に保持し、臭
気成分をライン14から効率よく除去することが
できる。
空気は、ライン11、送風機5およびライン12
を経て空気加熱器3に入り、ここで加熱された後
ライン13から液直接加熱器1内の液中に直接吹
込まれ、液中の臭気成分が循環空気側に移行され
る。臭気成分を含む空気はライン14から部分的
に取り出され、燃焼器4で燃焼処理された後、そ
の排ガスは空気加熱器3の加熱用に有効利用さ
れ、ライン17から系外に排出される。なお、ラ
イン15および16は、それぞれ燃料および空気
の供給ラインである。燃焼器4は臭気成分を除去
することができるものであればよく、例えば適当
な吸着剤を充填した吸着装置等に代替することが
できる。ライン12およびライン14に設けられ
た弁12Aおよび12Bは、ライン20から導入
される被処理液中の臭気成分の量に応じてその開
度を制御することができる。例えば、加熱器1を
出る空気中の臭気成分が多い場合には、弁14A
の開度を大にしてライン14の空気量を増加させ
ることができる。このような制御システムとして
は、被処理液中の臭気成分の濃度検出器と、該検
出器の濃度に応じて分岐配管系の弁14Aを開度
を調節する制御器を設けたものがあげられる。そ
してこのライン14を出る空気量に少なくとも見
合うだけの空気量がライン10から吸引、導入さ
れるが、この空気量は液直接加熱器1の蒸発量を
最少限に抑えるためにできるだけ少ない方がよ
い。加熱器1内の蒸気温度と液温はできるだけ近
接していることが望ましく、またライン10から
導入される空気量を最少限にして空気の温度降下
をできるだけ小さくすることが望ましい。このよ
うにして液加熱器1内の液の蒸発をほとんどなく
し、空気循環系内の湿分をほぼ一定に保持し、臭
気成分をライン14から効率よく除去することが
できる。
このように液直接加熱器1で臭気成分を除去さ
れた廃液は、制御弁9を介してライン21から減
圧蒸発式晶析器2に導入される。該晶析器2は前
記加熱器1で加熱された液温に対する飽和圧力以
下に保持され、流入する循環液はここで自己蒸発
する。ここで蒸発した、臭気成分を含まない水蒸
気は、ライン30から凝縮器6に導びかれ、ライ
ン33から取り入れられた冷却水で冷却された
後、清澄な凝縮水としてライン32から系外に取
り出される。また、該晶析器2内の循環液は、蒸
発濃縮された塩類の溶解度を越えて析出し、結晶
を含む液は器内下部のライン40から抜き出さ
れ、分離器8で分離、回収される。なお、この分
離液は再び循環液側に戻すことができる。晶析器
2で析出物を除去した液は、液送ポンプ7により
器外に抜き出され、ライン22から再び液直接加
熱器1に戻され、上記の気液接触に供することが
できる。
れた廃液は、制御弁9を介してライン21から減
圧蒸発式晶析器2に導入される。該晶析器2は前
記加熱器1で加熱された液温に対する飽和圧力以
下に保持され、流入する循環液はここで自己蒸発
する。ここで蒸発した、臭気成分を含まない水蒸
気は、ライン30から凝縮器6に導びかれ、ライ
ン33から取り入れられた冷却水で冷却された
後、清澄な凝縮水としてライン32から系外に取
り出される。また、該晶析器2内の循環液は、蒸
発濃縮された塩類の溶解度を越えて析出し、結晶
を含む液は器内下部のライン40から抜き出さ
れ、分離器8で分離、回収される。なお、この分
離液は再び循環液側に戻すことができる。晶析器
2で析出物を除去した液は、液送ポンプ7により
器外に抜き出され、ライン22から再び液直接加
熱器1に戻され、上記の気液接触に供することが
できる。
本発明における最大の特徴は、液直接加熱器1
で廃液と加熱空気を直接、接触させ、廃液の蒸発
を抑えながら廃液を加熱し、臭気成分を空気側に
移行させることである。その原理を第2図に示す
空気線図により説明する。第2図のSは飽和線を
示し、A,BおよびC点は本発明を実施した場合
の空気の状態を示す。まず、空気加熱器3でA点
の湿分を有する空気をB点まで水分量を変えずに
加熱し、これをライン13から液直接加熱器1内
に吹込み、気液接触によりC点に到達させる。C
点では、飽和湿り状態となり、また液温とほぼ等
しい温度となる。そして、ライン10からの僅か
な空気の導入によりC点からA点に若干の温度降
下がある。このA,B,C点を循環する空気の水
分はほゞ一定であり、A点およびC点の差を極力
小さくすることにより廃液の蒸発を抑えることが
できる。したがつて、臭気成分は、B点の乾き状
態の空気からC点の湿り状態に到る過程で、気相
中に移行する。また、循環空気中の臭気成分は平
衡状態まで濃度を高めることができるが、ライン
14から臭気成分を含む空気を抜き出すとともに
ライン10から大気が導入されるので、系内では
飽和濃度に達することなしに臭気成分を効率よく
除去することができる。
で廃液と加熱空気を直接、接触させ、廃液の蒸発
を抑えながら廃液を加熱し、臭気成分を空気側に
移行させることである。その原理を第2図に示す
空気線図により説明する。第2図のSは飽和線を
示し、A,BおよびC点は本発明を実施した場合
の空気の状態を示す。まず、空気加熱器3でA点
の湿分を有する空気をB点まで水分量を変えずに
加熱し、これをライン13から液直接加熱器1内
に吹込み、気液接触によりC点に到達させる。C
点では、飽和湿り状態となり、また液温とほぼ等
しい温度となる。そして、ライン10からの僅か
な空気の導入によりC点からA点に若干の温度降
下がある。このA,B,C点を循環する空気の水
分はほゞ一定であり、A点およびC点の差を極力
小さくすることにより廃液の蒸発を抑えることが
できる。したがつて、臭気成分は、B点の乾き状
態の空気からC点の湿り状態に到る過程で、気相
中に移行する。また、循環空気中の臭気成分は平
衡状態まで濃度を高めることができるが、ライン
14から臭気成分を含む空気を抜き出すとともに
ライン10から大気が導入されるので、系内では
飽和濃度に達することなしに臭気成分を効率よく
除去することができる。
本発明の他の特徴は、直接加熱法を液直接加熱
器1に適用し、間接加熱部は空気加熱器3のみに
したことである。したがつて、循環液側、すなわ
ち液直接加熱器と蒸発濃縮器を循環する液の流路
に伝熱面はなく、また液は加熱器1内で濃縮され
ずに、晶析器2内で濃縮された析出物が除去され
るので、スケール付着によるトラブルを解消する
ことができる。
器1に適用し、間接加熱部は空気加熱器3のみに
したことである。したがつて、循環液側、すなわ
ち液直接加熱器と蒸発濃縮器を循環する液の流路
に伝熱面はなく、また液は加熱器1内で濃縮され
ずに、晶析器2内で濃縮された析出物が除去され
るので、スケール付着によるトラブルを解消する
ことができる。
第3図は、本発明の他の実施例を示す装置系統
図である。第1図の実施例においては、蒸発に必
要な熱量は加熱空気のエンタルピ差によるので、
晶析器2での蒸発量の増大、すなわち大容量化を
図る場合には、その蒸発量に見合つた熱量を得る
ために空気量を増す必要がある。この結果、加熱
器1および3は大型化し、ライン16から供給す
る消費燃料も増大する。また、熱放出を目的とす
るライン33からの冷却水量も増大することにな
る。
図である。第1図の実施例においては、蒸発に必
要な熱量は加熱空気のエンタルピ差によるので、
晶析器2での蒸発量の増大、すなわち大容量化を
図る場合には、その蒸発量に見合つた熱量を得る
ために空気量を増す必要がある。この結果、加熱
器1および3は大型化し、ライン16から供給す
る消費燃料も増大する。また、熱放出を目的とす
るライン33からの冷却水量も増大することにな
る。
第3図の実施例は、上記のような晶析器の大容
量化に対処するもので、臭気成分を除去した循環
液をライン21から蒸発器100に導びいて、順
次、複数段設けた蒸発室100A,100B,1
00C中で減圧蒸発させ、さらにライン21Aを
介して該蒸発器100の下流側に設けた該晶析器
2に導入して最終的に蒸発濃縮し、析出物を除去
した後、低温となつた循環液を該ポンプ7により
ライン22を介して蒸発器100に送り、各段に
設けた凝縮室200C,200B,200Aを順
次通過させて発生蒸気を冷却し、逆に加温された
循環液を、順次系22C,22B,22Aを通過
させて該液直接加熱器1に戻すようにしたもので
ある。図中の他の構成部分は第1図に説明したと
おりである。
量化に対処するもので、臭気成分を除去した循環
液をライン21から蒸発器100に導びいて、順
次、複数段設けた蒸発室100A,100B,1
00C中で減圧蒸発させ、さらにライン21Aを
介して該蒸発器100の下流側に設けた該晶析器
2に導入して最終的に蒸発濃縮し、析出物を除去
した後、低温となつた循環液を該ポンプ7により
ライン22を介して蒸発器100に送り、各段に
設けた凝縮室200C,200B,200Aを順
次通過させて発生蒸気を冷却し、逆に加温された
循環液を、順次系22C,22B,22Aを通過
させて該液直接加熱器1に戻すようにしたもので
ある。図中の他の構成部分は第1図に説明したと
おりである。
上記実施例によれば、廃液中の臭気成分の除去
の効果に加えて、廃液の蒸発熱を回収し、本発明
の主眼とする液直接加熱器1の熱的負担を軽減し
て装置の小型化を図ることができ、また、ライン
15からの消費燃料量およびライン33の冷却水
量を大幅に削減することができる。さらに蒸発器
100内に析出物があつても、器内の各段間で析
出物を順次、水流に乗せて移送する蒸発室構造と
すれば、スケールトラブルをなくすことができ
る。第3図に示した装置を用い、実際に塩類を数
10%含有する臭気廃液を、350℃の循環空気と接
触(分岐配管系14と配管系12の空気分配比は
1:10)させて処理したところ、加熱器1内の液
温は約60℃となり、また晶析器2から得られた凝
縮水は臭気もなく、溶解塩類も約500ppm以下で
あり、通常の工業用水と変りなかつた。
の効果に加えて、廃液の蒸発熱を回収し、本発明
の主眼とする液直接加熱器1の熱的負担を軽減し
て装置の小型化を図ることができ、また、ライン
15からの消費燃料量およびライン33の冷却水
量を大幅に削減することができる。さらに蒸発器
100内に析出物があつても、器内の各段間で析
出物を順次、水流に乗せて移送する蒸発室構造と
すれば、スケールトラブルをなくすことができ
る。第3図に示した装置を用い、実際に塩類を数
10%含有する臭気廃液を、350℃の循環空気と接
触(分岐配管系14と配管系12の空気分配比は
1:10)させて処理したところ、加熱器1内の液
温は約60℃となり、また晶析器2から得られた凝
縮水は臭気もなく、溶解塩類も約500ppm以下で
あり、通常の工業用水と変りなかつた。
以上、本発明によれば、廃液中の臭気成分を予
め除去した後、蒸発濃縮するので、得られる凝縮
水の臭気汚染を確実に防止することができ、ま
た、臭気成分を別に取り出して処理するので公害
発生のおそれがなくなる。また装置構成上、臭気
成分の除去および蒸発過程でスケール付着面がな
くなり、スケールによるトラブルを防止すること
ができる。
め除去した後、蒸発濃縮するので、得られる凝縮
水の臭気汚染を確実に防止することができ、ま
た、臭気成分を別に取り出して処理するので公害
発生のおそれがなくなる。また装置構成上、臭気
成分の除去および蒸発過程でスケール付着面がな
くなり、スケールによるトラブルを防止すること
ができる。
第1図は、本発明の実施例を示す装置系統図、
第2図は、本発明の原理を説明する循環空気の湿
り線図、第3図は、本発明の他の実施例を示す装
置系統図である。 1…液直接加熱器、2…減圧蒸発式晶析器、3
…空気加熱器、4…燃焼器、5…送風機、6…凝
縮器、7…液送ポンプ、8…分離器。
第2図は、本発明の原理を説明する循環空気の湿
り線図、第3図は、本発明の他の実施例を示す装
置系統図である。 1…液直接加熱器、2…減圧蒸発式晶析器、3
…空気加熱器、4…燃焼器、5…送風機、6…凝
縮器、7…液送ポンプ、8…分離器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 臭気成分を含む被処理液に加熱空気を接触さ
せ、該被処理液を加熱して臭気成分を含む飽和蒸
気圧の空気を得、この空気を取り出して加熱した
後、再び前記被処理液と接触させ、以上の工程を
繰返して臭気成分を含む空気の循環ラインを形成
し、この循環ラインから前記臭気成分を含む空気
を部分的に抜き出して別途処理するとともに、減
少した空気を補給し、以上のようにして臭気成分
を除去された被処理液を前記循環ライン外に取り
出して蒸発濃縮することを特徴とする臭気性廃液
の処理方法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記空気の
循環ラインに導入される空気量を可及的に少なく
し、該循環ライン内の循環空気の湿分をほぼ一定
値に保持することを特徴とする臭気性廃液の処理
方法。 3 空気加熱器と、該加熱器で加熱された空気の
吹込手段、被処理液の供給口および排出口ならび
に臭気成分を含む空気の排出口を有する液直接加
熱器と、該直接加熱器の空気排出口と空気加熱器
を連結し、送風機を介して臭気成分を含む空気を
空気加熱器に供給し、この加熱された空気をさら
に液直接加熱器の吹込手段に循環させる空気配管
系と、該配管系から臭気成分を含む空気を部分的
に取り出し、これを臭気成分の処理装置に移送す
る分岐配管系と、前者の空気配管系に設けられた
補給用空気配管系と、上記液直接加熱器で臭気成
分を除去された液を取り出して蒸発、濃縮させる
蒸発濃縮器とを備えたことを特徴とする臭気性廃
液の処理装置。 4 特許請求の範囲第3項において、前記分岐配
管系と液直接加熱器の液供給系との間に、液直接
加熱器へ供給される被処理液中の臭気成分の濃度
検出器と、該検出器で検出された臭気成分濃度に
応じて前記分岐配管系へ分配する空気量を調節す
る制御弁および制御器を設けたことを特徴とする
臭気性廃液の処理装置。 5 特許請求の範囲第3項において、液直接加熱
器と蒸発濃縮器との中間に、蒸発室および凝縮室
から構成される蒸発器を設け、臭気成分を除去し
た後の処理液を該蒸発器で順次蒸発または濃縮さ
せるとともに、蒸発濃縮器からの液を前記蒸発内
の凝縮室に通して熱回収した後、液直接加熱器へ
循環するようにしたことを特徴とする臭気性廃液
の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5036479A JPS55142581A (en) | 1979-04-25 | 1979-04-25 | Method and apparatus for treating malodor waste liquid |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5036479A JPS55142581A (en) | 1979-04-25 | 1979-04-25 | Method and apparatus for treating malodor waste liquid |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55142581A JPS55142581A (en) | 1980-11-07 |
JPS6123038B2 true JPS6123038B2 (ja) | 1986-06-04 |
Family
ID=12856829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5036479A Granted JPS55142581A (en) | 1979-04-25 | 1979-04-25 | Method and apparatus for treating malodor waste liquid |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55142581A (ja) |
-
1979
- 1979-04-25 JP JP5036479A patent/JPS55142581A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55142581A (en) | 1980-11-07 |
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