JPS61228870A - 冠灌流回路 - Google Patents

冠灌流回路

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JPS61228870A
JPS61228870A JP60070497A JP7049785A JPS61228870A JP S61228870 A JPS61228870 A JP S61228870A JP 60070497 A JP60070497 A JP 60070497A JP 7049785 A JP7049785 A JP 7049785A JP S61228870 A JPS61228870 A JP S61228870A
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JP
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blood
conduit
tube
flow path
vessel
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JP60070497A
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宮本 忠臣
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Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は体外循環下問心術時の心筋保護法に使用され
る冠潅流回路に関するものである。
「従来の技術」 従来の冠潅流回路は、デキストラン・クレブス・粘液等
をベースとし酸素加した潅流液を充填した液バツクと、
この液バツクに接続された潅流チューブ(送液管)とか
らなる簡易なもので、この回路による冠??c?Ytは
、例えば次のようにして行なわれている。
(+)  大動脈基部に注入用針を刺入、固定し、この
注入用針に潅流チューブを接続する。
0) 心筋温痩モニターにより潅流適温に維持される温
度調節器に液バツクを入れ、この液バツクと前記潅流チ
ューブとを接続する。
(至)前記潅流チューブはその流路をクランプ等の流路
開閉器により閉じて置き、加圧器によりその圧ゲージで
100〜150amH1j程度で前記液バツクを圧迫し
ておく。
(へ)患者の血液循環を完全体外循環とした後、右心房
切開を加え、次に大動脈を遮断する。
(v)  大動脈遮断直後に潅流チューブを開き、常時
100〜150g++HQの加圧下に成人では500d
1幼小児では250mを目安として初回の潅流を行う。
修了後はチューブを閉じて次回(15〜20分毎の反復
)まで待機する。通常心筋温が20゛C以上にならない
ように努め必要があれば随時200〜250dの潅流を
追加してゆく。スムースな潅流が行なわれていることを
確認(心筋温の順調な低下)し、数分間経過優に目的と
する手術を開始する。潅流後の液は通常のcorona
ry  Iuction術野から排除する。潅流液は成
人で1500#Ii!前後、幼小児で1000dまでは
体外循環回路内に回収し、それ以上になり血液混入の少
ない液は体外循環回路外に排除する。この術中の吸引液
は左心室11i10部のものを含めてすべて吸引リザー
バーに入れる。ここで血液混入の多い初回潅流時の回収
液は直ちに回路に入れるが、血液の少ない液は一旦リザ
ーバーに貯めておき、酸素側装置の所定レベルを維持す
るのに必要な液はのみを追加流入させる。リザーバーの
量が増加する時はC−elf  5averを作動して
濃縮血液部分を回路に入れる。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記冠潅流による心筋保護には、換言すれば
、従来の冠潅流回路には下記のような問題点があり、そ
の解決が望まれている。
(D  潅流液の調整、保存が面倒で工数がかかる。
(i)  血液を含む潅流液の体外循環回路への回収に
よって患者の血液のHt値が異常低下してしまう心配が
ある。
(至) 周知のように冠潅流は持続的に行なうことが望
ましいが、上記従来の回路では持続的(天吊投与)に行
なうことがむずかしく、心筋保護効果を最大にすること
ができない。
(へ)冠潅流の制御は、潅流液バックを加圧器により圧
迫することにより行なうので、冠動脈損傷、心筋浮腫を
きたさない圧に潅流圧を制御するのがむずかしい。
(ν)冠潅流操作を自動化することができない。
lyD  潅流液の酸素加装首や回収潅流液の血液濃度
を向上させるためのCe1l 5averが必要となり
、実質上コスト高となってしまう。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、操作し
やすく、思考の血液の希釈や損失等を起こすことなく、
持続運転が可能で潅流圧を適確に制御することができ、
安価な冠潅流回路を提供することを目的とするものであ
る。
「問題点を解決するための手段」 この発明に係る冠潅流回路は、体外循環回路の返送血液
(酸素側流血液)を利用するもので、この返送血液を−
H血液バツクに貯え、この血液を送血ポンプにより適正
圧力下冠動脈に供給する構成のものであり、上記血液バ
ックをウェイト・センサーで支持し、血液バックへの導
血管と血液バックから冠動脈へ向かう送血管との間に狭
隘なバイパス管を設けるとともに、送血管中に送血ポン
プを制御する圧力モニター(圧力制御装置)および冷却
用螺旋管(冷却器)とを設け、さらに、前記導血管と送
血管とにそれぞれクランプ等の流路同m器を取りつけた
ものである。
「作用」 上記構成によれば、下記のような作用効果を得ることが
できる。
(イ) 潅流液として血液を使うことができ、そのため
、予め行なう潅流液の調整、保存が不必要となり、工数
を削減することができる。
(0) 患者の血液を潅流液とすることができるので血
液の希釈(Ht値の低下)がなくなる。
(ハ)回路は対外循環回路に連結しており、血液バック
中で気泡抜きもできるので、全回路中の血液を送血ポン
プにより血液バックの中に回収することができ、それに
よって、血液の損失がほとんどなくなる。
(ホ) 体外循環回路に連結して使用されるので、血液
の連続的供給が受けられ、そのため持続的な潅流が可能
である。
(へ) 送血ポンプは送血管の圧力モニターの測定値に
基づいて制御されるので、容易に冠動脈損傷、心筋浮腫
をきたさない圧に?1流圧を$96jlすることができ
る。
(ト) 血液バックのウェイト・センサの測定値に基づ
いて導血管の流路開閉器を制御するようにするだけで、
冠潅流操作を自動化することができる。
(チ) 潅流液は体外循環回路の返送血液を利用するの
で、血液はすでに酸素用されており、体外循環回路内の
人工肺以外に別途酸素用装置を設ける必要がなく、さら
に血液を潅流液としているためCe1l 5averを
設ける必要がなく、実質コストが割安となる。
次に、この発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
「実施例」 図はこの発明に係る冠潅流回路の一実施例を示すもので
、図中符号1は人工肺2および血液ポンプ3を有する体
外循環回路を示すものである。この体外循環回路1の返
送管(動脈ライン)1aの前記血液ポンプ3下流側にこ
の発明の冠潅流回路を構成する導血管4が接続されてい
る。この導血管4の中間にはクランプ(流路開閉器)5
が取りつけられており、この導血管4の他端は血液バッ
ク(1,5jl)6の下端に接続されている。
この血液バック6はウェイト・センサ7に吊持され、そ
のmmを測定されるようになっており、ウェイト・セン
サ7はその測定値を表示するとともに、その測定値が所
定値以下となった時に警報を発するようになっている。
また、この血液バック6の下端には、前記導血管6以外
に送血管8および輸液管9が接続され、輸液管9からは
必要に応じて血液バック6の血液中に心筋保護液等の輸
液が供給されるようになっている。
前記送血管8の先端は、大動脈基部に刺入、固定された
注入針に接続されており、上流(血液バック6)側から
下流側にかけて順次送血ポンプ10、冷却用螺旋管(冷
却器)11、圧力モニター(圧力制御装置)12、クラ
ンプ(流路開閉器)13.14が介装されている。そし
て、この送血管8の前記圧力モニター12とクランプ1
3との間の管路と、前記導血管4のクランプ5下流側の
管路との間には狭隘なバイパス管15が連結されている
。従って、クランプ5および13を閉じると、血液は送
血ポンプ10によって図中点線の矢印のように導血管4
−血液バツク6−送血管8−バイパス管15からなる閉
回路中を循環することになる。また、上記圧力モニター
12は、クランプ13.14の開閉に関らず送血管8内
の圧力を測定し、その測定値が常に一定の範囲内(例え
ば100±20amHQ)にあるように前記送血ポンプ
10の回転数を自動的に制御するように構成されている
。従って、クランプ5.13が閉じられた時には、バイ
パス管15の流路が狭く、内圧が上昇するので、送血ポ
ンプ10の回転数は低下し、クランプ13.14を開い
た時には、血液は順次冠動脈に流入してゆき、内圧が低
下するので、送血ポンプ10の回転数は増加することに
なる。
なお、図中符号16は術野に浸出した血液を吸収、回収
する吸引装置を示すものである。
次に上記構成の冠潅流回路の使用方法を述べる。
まず、クランプ13.14を閉じ、クランプ5を開けて
送血ポンプ10を回転して血液バック6中に所要量の血
液を貯える。所要量の血液が貯留したことをウェイト・
センサ7の警報により確認したらクランプ5を閉じる。
なお、冷却用螺旋管11は予め氷水容器中に入れておき
、貯留面液を冠潅流適正温度にする。この状態では血液
はバイパス管15によって構成された閉回路中を一定圧
でゆるやかに循環している。
ここで、クランプ13.14を開ければ、バイパス管1
5の流路は狭くなっているので、血液のほとんどは送血
管8の先端から冠動脈内へ潅流される。この状態では圧
力モニター12の測定値に基づき、ポンプ12の回転数
が上昇され、冠潅流に最適な送血圧が維持される。そし
て、血液パンクロ中の血液量が所定量以下となるとウェ
イト・センサ7が警報を発するので、クランプ5を開け
れば体外循環回路1から酸素加された血液が供給され、
その結果、連続した冠潅流が可能となる。
なお、ここで、クランプ5の開閉をウェイト・センサ7
の発する信号により自動的に行なうように構成すれば、
冠潅流をほぼ全自動的に行なうことが可能となる。
最後に手術が終り、冠潅流および体外循環の両方が終わ
った後、体外循環回路1の返送管1aの患者側末端を閉
鎖し、クランプ5を開けて送血ポンプ10を回わせば、
体外循環回路1中の残血はほとんど回収することができ
る。この時の回収の最後の、はうでは気泡も同時に吸引
することになるが、血液バック6内において浮上させ除
去することができるので、間題はない。このようにして
回収した血液は、前記冠潅流操作によって患者にかえし
てもよいし、血液バック6に周知の輸血セットを取りつ
けて、重力によりかえしてやることもできる。
なお、上記構成において、バイパス管を狭隘な管とした
が、その狭隘度は調整可能とすることが望ましいので、
通常径の管に絞り弁等を介装したものを使用すればよい
「効果」 以上説明したように、この発明に係る冠潅流回路によれ
ば、次のような優れた効果を得ることができる。
(イ) 潅流液として血液を使うことができ、そのため
、予め行なう潅流液の調整、保存が不必要となり、工数
を削減することができる。
(ロ) 患者の血液を潅流液とすることができるので血
液の希釈(Ht値の低下)がなくなる。
(ハ) 回路は体外循環回路に連結しており、血液バッ
ク中で気泡抜きもできるので、全回路中の血液を送血ポ
ンプにより血液バックの中に回収することができ、それ
によって、血液の損失がほとんどなくなる。
(ホ) 体外循環回路に連結して使用されるので、血液
の連続的供給が受けられ、そのため、持続的な潅流が可
能である。
(へ) 送血ポンプは送血管の圧力モニターの測定値に
基づいて制御されるので、容易に冠動脈損傷、心筋浮腫
をきたさない圧に潅流圧を制御することができる。
(ト) 血液バックのウェイト・センサの測定値に基づ
いて導血管の流路開閉器を制御するようにするだけで、
冠潅流操作を自動化することができる。
(チ) 潅流液は体外循環回路の返送血液を利用するの
で、血液はすでに酸素加されており、体外循環回路内の
人工肺以外に別途酸素加装置を設ける必要がなく、さら
に血液を潅流液としているためCe1l 5averを
設ける必要がなく、実質コストが割安となる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示す構成図である。 1・・・・・・体外循環回路、1a・・・・・・返送管
(動脈ライン)、4・・・・・・導血管、5.13・・
・・・・クランプ(流路開閉器)、6・・・・・・血液
バック、7・・・・・・ウェイト・センサ、8・・・・
・・送血管、10・・・・・・送血ポンプ、11・・・
・・・冷却用螺旋管(冷却器)、12・・・・・・圧力
モニター(圧力制御装置)、15・・・・・・バイパス
管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 流路開閉器を有し、その一端が体外循環動脈ラインの患
    者への返送管路に接続される導血管と、この導血管の他
    端に接続され、この導血管から導かれた血液を内部に一
    時貯留する血液バックと、この血液バックの重量を計量
    、表示するとともに、その測定値が所定上下限値から逸
    脱した時にアラームなどの信号を発するウェイト・セン
    サと、その上流側に送血ポンプと冷却器が介装されると
    ともに、その下流側に流路開閉器が設けられ、その上流
    端を前記血液バックに連結されるとともに、その下流端
    が患者の冠動脈に導かれる送血管と、 この送血管および前記導血管よりその流路が狭く形成さ
    れ、前記送血管の流路開閉器より上流の管路と前記導血
    管の流路開閉器より下流の管路とを短絡しているバイパ
    ス管と、 前記送血管のバイパス管連結部と、送血ポンプ取付部と
    の間の管路に取りつけられ、前記送血管中の圧力を測定
    し、その測定値が常に所定圧力範囲内にあるように前記
    送血ポンプの回転数を制御する圧力制御装置とを具備し
    てなる冠灌流回路。
JP60070497A 1985-04-03 1985-04-03 冠灌流回路 Granted JPS61228870A (ja)

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JP60070497A JPS61228870A (ja) 1985-04-03 1985-04-03 冠灌流回路

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JPS61228870A true JPS61228870A (ja) 1986-10-13
JPH058022B2 JPH058022B2 (ja) 1993-02-01

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JP60070497A Granted JPS61228870A (ja) 1985-04-03 1985-04-03 冠灌流回路

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JP (1) JPS61228870A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0370570A (ja) * 1989-07-31 1991-03-26 Dideco Spa 医療装置用の血液容器
JP2011050687A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Jms Co Ltd 圧力上昇に対する安全機構を備えた人工肺装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0370570A (ja) * 1989-07-31 1991-03-26 Dideco Spa 医療装置用の血液容器
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