JPS6122489Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、かばんに関するものであり、その
目的とするところは、ベルトのかけ方を変えるこ
とにより、通常の手さげかばんとして使用するこ
とができるだけでなく、シヨルダーバツクやリユ
ツクサツクとしても使用することのできる便利な
かばんを提供することである。

以下、実施例として示した図面に従つて、この
考案の構成を説明する。

先ず、第１図に見る様に、このかばんは、本体
１の上面に開閉自在としたフアスナー２を設け、
さげ手３の両端部を本体１の後面部４に固定して
いる。

他方、本体１の前面部５には、一対の長尺状の
ベルト６，６の端部を互に適宜間隔を置いて固定
し、その固定部７，７の下端に金具８，８を設
け、更に、固定部７，７の上端にも金具９，９を
設けている。また、前記さげ手３の後面部４への
固定部にも、第２図等に見る様に、金具１０，１
０を設けている。更にまた、前記ベルト６，６の
先端には、金具８，９，１０に係脱自在として接
続金具１１，１１を設けている。

尚、前記さげ手３の中央部には、面接着テープ
を有する支持帯１２を装着している。

そこで、先ず、このかばんを手さげ用のかばん
として用いる場合には、第２図に見る様に、ベル
ト６，６を互に他方のベルト６，６に沿わせて接
続金具１１，１１を相手方の金具８，８に接続
し、持ち手部分をさげ手３と共に支持帯１２によ
り束ねている。尚、この場合、ベルト６，６を相
手方の金具９，９に挿通させている。

次に、かばんをシヨルダーバツクとして用いる
場合には、第３図に見る如く、一方のベルト６の
みをさげ手３と共に支持帯により束ねておき、他
方のベルト６の接続金具１１を斜めの位置にある
金具１０にかけ、この一本のベルト６を肩かけベ
ルトとしている。

また、このかばんをリユツクサツクとして用い
る場合には、第４図に見る様に、ベルト６，６を
さげ手３に掛けもどし、接続金具１１，１１を金
具８，８にかける様になつている。尚、この場
合、ベルト６，６をもう少し短くして使用したい
ときには、ベルト６，６を、さげ手３にではな
く、金具１０，１０に挿通して接続金具１１，１
１を金具８，８にかければよい。

上述の如く、この考案は、ベルト６，６のかけ
方を変更するだけで、手さげかばんとして、ある
いはシヨルダーバツクやリユツクサツクとして
様々に用いることのできる極めて便利なかばんを
提供できたものであり、実用的効果に優れてい
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係るかばんの斜視図。第
２図は、手さげ用としたかばんの斜視図。第３図
は、シヨルダーバツクとしたかばんの斜視図。第
４図は、リユツクサツクとしたかばんの斜視図。 １……本体、３……さげ手、４……後面部、５
……前面部、６……ベルト、８……金具、９……
金具、１０……金具、１１……接続金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体１の前後面部５，４の一方にさげ手３を固
   定し、他方に一対の長尺状のベルト６，６を適宜
   間隔を置いて固定し、さげ手３の固定部、ベルト
   ６，６の固定部及びこれに対応した本体１の下端
   部に金具１０，１０，９，９，８，８を設け、且
   つベルト６，６の先端にこれら金具に係脱自在と
   した接続金具１１，１１を設けたことを特徴とす
   るかばん。