JPS61223395A - 彎曲部材の径変更方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、記憶性材料を利用して形成した彎曲部材を、
記憶性材料の変態温度以上５の加熱によって簡単に拡径
又は縮径させる方法に関する。

・〔従来の技術〕 従来、彎曲部材を１形状記憶合金のみで形成し、彎曲部
材に形状と寸法を記憶させ、その形状と寸法を記憶した
彎曲部材を変形させて設置箇所（例えば管内部等）Ｋセ
ットし、彎曲部材を加熱して拡径又は縮径させていた（
文献を示すことができない）。

〔発明が解決しようとする問題点〕　、□゛　しかじ、
設置個所夫々に見合った形状及び寸法を１Ｃ憶させるに
、特殊なかつ運搬不能な設備が必要であり、設置個所に
応じて形状や寸法を変更す・る必要がある場合、形状や
寸法４が異なる□多種類の彎１曲部材を多数準備しなけ
ればならず、経費面、部品管理面、その他において負担
が大・きくする欠・点があった。

本発明の目、的は、記憶性材料の特性を利・用した簡１
単”な方法でありながら、少ない種類の部品□を準備す
るだけで、かつ、不必要に多量の部品を準備するごパと
なく、現場において設置個所の杉林２や寸、法に見合っ
た１！些部材の径変更！行えるようにする点にある。

〔問題を解決するための手段〕

本発明の特徴手段は、記憶性材料Ｋ１１ｉ定方向での長
さを記憶させ、その長さを記憶した記憶性材料を前記特
定方向に設定割合で延伸し、その延伸した記憶性材料を
前記特定方向において設定長さにして彎曲し、その彎曲
した記憶性材料に対して設定長さの非記憶性材料を、外
側又は内側に沿って彎曲させた状態で、かつ、少な６　
　　　くとも互の両端側どうしが連結された状態でセッ
トし、彎曲部材設置個所において、前記彎□曲した記憶
性材料をその変態温度以上に加熱して前記記憶長さに収
縮させることにあり、その作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、記憶性材料を外側にかつ非記憶性材料を内側に
した状態で、記憶性材料を加熱で収縮させると、非記憶
性材料の長さが一定で、両材料が少なくとも両端側で連
結されているために、ｉ側への曲げ応力が作用して、彎
曲部材の径逅拡大する。　逆に、記憶性材料を内側にし
て収縮させると、内側への曲げ応力が作用して、彎曲部
材の径が縮小する。

そして、拡径又は縮径によって得ら、れる彎曲部材の最
終の径は、記憶性材料の収縮割合、延伸した記憶性材料
の長さと非記憶性材料の長さの比、及び、記憶性材料の
厚さと非記憶性材料の厚さやそれら厚さの比で決まる。

□つまり、上記収縮割合、材料の厚さやその比は予め知
ることができるから、現場において、上記長さの比を、
換言すれば彎曲材料の初期の径を１縮割合、竺料の厚□
さや草の厚さの比に応じて適当に設定すれば、彎曲部材
の最終径を設置個所に見合った適切な寸法にできる。

〔発明の効果〕

その結果、たとえ、長さを記憶させた後で延伸した一種
類の記憶性材料と一種類の非記憶性材料を準備するだけ
でも、現場において設置個所の形状や寸法に見合った適
切な彎曲部材の径変更を行うことが可能となった。

要するに、設置個所に見合った良好な彎曲部材の径変更
を、記憶性材料の加熱どｈう簡単な手段でもって、しか
も、そのための準備部品”の種類及び量を少なくした状
態゛で経費面や部品管理面等で有利に行えるようになっ
た。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

ε 形状記憶合金や熱変形プラスチック等の金属又は高分子
材料から成る記・憶性材料、（Ｉｔ）を、帯状や線状郷
の適当な形状に形成し、記憶性材料（１−）に適当な公
知手段で長さを記憶させる。・、　第１図（イ）Ｋ示す
ように、長さ（Ｌｏ）を記憶し九記憶性材料（１ａ）を
、適当な公知手段によ゛シ設定割合で長さ（Ｌ）　Ｋ延
伸するｄ、　　　　　・　・第１図（口ＩＫ示すように
、長さく０の記憶性材料（１ａ）に対して金属又は高分
子材料から成る適当長さ（ｌ）の非記憶性材料（ｌｂ）
を重ね、記憶性材料（１ａ）が外側になるように両材料
（１ｇ）、、（ｌｂ）をリング状に彎曲させ、両材料（
１ａ）、（ｌｂ）を両端側どうしで又は全長にわたって
ロー付はや接着等により連結し、初期外径（Ｒｅ）の彎
曲部材（ｉ）゛を作成する。

第り図（ハ）に示すよ６に、管（２）内に挿入したシー
ル材（３）の内部に彎曲部材（１）を設置し、ライニン
グ材（３）内への高温流体供給等の適当な手段によりて
、彎曲部材＋１’）をその設置箇所で変態温度以上に加
熱し、記憶性材料（１ａ）を記憶した長さ（Ｌ’ｏ＞Ｋ
収縮させ右。　　　　　□゛その結果−第１図に）に示
すように、彎曲部・材（１）の外径が（Ｒ）に拡大し、
彎曲部材ｆｉｌ　Ｋよりライニング材（３）を曽（２）
に押付けて保形できる。□〔別実施例〕　　　゛ 次に別の実施例を説明する。

長さ（Ｌｏ）を記憶させ長さ（Ｌ）に延伸した記憶性材
料（１ａ）Ｋ対して、第２図（イ）Ｋ示すように、適当
長さくＩＱの非記憶性材料（ｌｂ）を重ね、記憶性材料
（１ａ）力式内側になるように両材料（１ａ）、（ｒｂ
）を初期内径（Ｒｏ）のリング状に彎曲させ、両材料（
１ａ）、（ｌｂ）を少なくとも両端側で互に運結し、そ
して、設置個所において記憶性材料（１ａ）を加熱で収
縮させ、第２図（ロ）に示すように彎曲部材＋１１の内
径を（Ｒ）に縮小させてもよい。

彎曲部材ｉｌｌの径変更によって得られる最終径（Ｒ）
は、記憶性材料（１厘）の延伸割合、両材料（１ａ）、
（ｌｂ）の厚さくＤ）　、　（ｄ）、その厚さの比（Ｄ
／ｄ）に基いて、両材料（１１）、（ｌｂ）の初期での
設定長さ（ＬＯ）　、　（１）、換言すると初期径（Ｒ
（１）で設定するが、状況に応じて以下の手段により彎
曲部材１ｒ）の径変更率を選定してもよい。

（イ）記憶性材料（１ａ）として延伸割合の異るもの複
数種を準備しておいて、それら材料（１ａ）を選択使用
する。

（ロ）記憶性材料（１ａ）と非記憶性材料（１ｂ）の一
方又は両方として、厚さくＤ）　、　（ｄ）の異るもの
複数種を準備しておいて、それら材料（１ａ）　、　（
ｌｄ）の選択使用によって、一方又は両方の材料の厚さ
くＤ）　、　（ｄ）を変更したり、あるいは、両材料（
１識）　、　（ｌｂ）の厚さの比（”／ａ　）を変更す
る。

いかなるものでもよく、また、記憶性材料（１ａ）の延
伸力向は形状に見合った特定方向であればよく、さらに
、両材料＜１８）、（１ｂ）を彎曲させるに、コイル状
、割リング状、渦巻状、その他いかなる形状にしてもよ
い。

記憶性材料（１ａ）を加熱する手段は適当に選択でき、
例えば記憶性材料（１ａ）に電流を流して自己発熱させ
る等の手段も利用でき、その場合、両材料（１ａ）、（
ｌｂ）間に電気絶縁材を介在させてもよい。

彎曲部材（１）の用途は、例えば轡ヤ既祿配管に対する
各種処理等、その他いかなるものでもよい０

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）ないし仲）は本発明の詳細な説明図、第８
図（イ）及び（ロ）は本発明の別実施例の説明図である
。 （］ａ）・・・・・・記憶性材料、（ｌｂ）・・・・・
・非記憶性材料。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　記憶性材料（１ａ）に特定方向での長さ（Ｌ＿０）を
   記憶させ、その長さ（Ｌ＿０）を記憶した記憶性材料（
   １ａ）を前記特定方向に設定割合で延伸し、その延伸し
   た記憶性材料（１ａ）を前記特定方向において設定長さ
   （Ｌ）にして彎曲し、その彎曲した記憶性材料（１ａ）
   に対して設定長さ（ｌ）の非記憶性材料（１ｂ）を、外
   側又は内側に沿つて彎曲させた状態で、かつ、少なくと
   も互の両端側どうしが連結された状態でセットし、彎曲
   部材設置個所において、前記彎曲した記憶性材料（１ａ
   ）をその変態温度以上に加熱して前記記憶長さ（Ｌ＿０
   ）に収縮させる彎曲部材の径変更方法。