JPS61221347A - 給水給湯配管用銅合金材料 - Google Patents

給水給湯配管用銅合金材料

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JPS61221347A
JPS61221347A JP6277985A JP6277985A JPS61221347A JP S61221347 A JPS61221347 A JP S61221347A JP 6277985 A JP6277985 A JP 6277985A JP 6277985 A JP6277985 A JP 6277985A JP S61221347 A JPS61221347 A JP S61221347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
copper alloy
water supply
pitting corrosion
hot
Prior art date
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Pending
Application number
JP6277985A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nagata
公二 永田
Shigenori Yamauchi
重徳 山内
Masaki Kumagai
正樹 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L9/00Rigid pipes
    • F16L9/02Rigid pipes of metal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は給水給湯配管用銅合金材料に係り、特に淡水中
で使用される配管材料として、優れた耐孔食性を有する
合金に関するものである。
(従来技術とその問題点) 現在、ホテル、病院、マンション等の給水給湯用設備に
は鋼管が広く使用されている。銅管がこのような分野に
広く使用されている理由は、耐蝕性、加工性、施工性等
、多くの点で他の配管材料より優れているからである。
しかし、そのような給水給湯用設備に用いられている銅
管には、稀に孔食が発生し、漏洩することがある。この
孔食発生の原因、機構について、現在のところ、必ずし
も充分には解明されていないが、給水給湯中に残留する
塩素濃度が孔食発生を促進することが、最近の研究の結
果明らかになってきた。
ところで、水に対する塩素処理は衛生上の観点から中止
することができないために、そのような環境下で使用で
きる処理が必要となり、これまで水処理及び材料の面か
らの検討が行われている。
そして、前者に関しては、特開昭59−74283号公
報、特開昭58−115231号公報があり、水道水中
への有機防錆剤の添加が提案されているが、この方法は
衛生上或いは保守技術上の問題点が多く、その実用化に
は大幅な制限を受ける問題を内在している。一方、後者
に関しては、鋼管の表面の改質と合金開発の両面から検
討されてきている。そして、欧州では、鋼管製造時の潤
滑油の残渣として銅管内面に形成されたカーボンフィル
ムが、孔食の原因となるとの研究成果が得られ、このた
め鋼管の内面を酸洗或いはサンドブラスト処理により清
浄化し、孔食発生を防止する対策が検討されているので
ある。
しかしながら、かかる成果は硬水の下で得られたもので
あって、軟水を使用する我が国の給水給湯用銅管の孔食
対策としては有効でなく、表面の改質については、何等
の有効な手法も見いだされていないのが現状である。
また、耐孔食性合金開発の研究も、欧州において活発に
行われたが、その成果は上記と同様の理由、すなわち欧
州が硬水であるのに対し、我が国が軟水であることから
、我が国の給水給湯配管用鋼管の孔食対策としては、有
用でなかったのである。そして、我が国における耐孔食
性合金の開発研究は、その孔食発生要因及び機構が可算
明らかにされていなかったこともあり、見るべき大きな
進展は無かったのである。
しかしながら、本発明者らの最近の研究によって、実験
室的に給水給湯中における鋼管の孔食現象を再現させる
ことが可能となり、そしてこのために耐孔食性合金の開
発研究が可能となって、ここに本発明が完成されるに至
ったのである。
(解決手段) すなわち、本発明は、かかる従来の給水給湯配管用銅合
金材料における耐孔食性を改善するために為されたもの
であって、その特徴とするところは、重量で、0.05
%以上、3%未満のNiを含み、残部がCu及び不可避
的不純物からなる給水給湯配管用銅合金材料にあり、こ
れによって給水給湯中における孔食の発生乃至は進行を
効果的に抑制せしめ得たのである。
また、本発明にあっては、かくの如き0.05重量%以
上、3重量%未満のNiに加えて、さらに0.004〜
0.04重量%のP及び/又は0.02〜0.5重量%
のFeを含有せしめ、残部をCu及び不可避的不純物と
した給水給湯配管用銅合金材料をも特徴とするものであ
って、そしてこのようにNi並びにP及び/又はFeを
併用、添加することにより、材料の耐孔食性を阻害する
ことなく、鋳塊の健全性を高め、製品歩留りの向上を図
ったり、或いは給水給湯配管に要求される耐潰食性を高
めたり為し得るのである。
ところで、かくの如き本発明に従う銅合金材料を構成す
る重要な合金元素であるNiは、0.05%(重量基準
、以下同じ)未満では効果はなく、また3%を超えると
反って耐孔食性が低下するようになるところから、0.
05〜5%の範囲内において、添加せしめられる必要が
ある。
また、Niと共に添加せしめられるPは、Cu−Ni二
元合金の耐孔食性を阻害することなく、鋳塊の健全性を
高め、製品歩留りの向上に寄与し得る元素であり、一般
に合金の脱酸剤として用いられて、合金中に0.004
〜0.04%の範囲において残留せしめられることによ
り、所期の効果を奏せしめ得ることとなる。
更に、Pと共に或いはPに代えて、Cuに添加されるF
eは、Cu”−Ni二元合金の耐孔食性を阻害すること
なく、給水給湯配管に要求される耐潰食性を高め得る元
素であって、そのような効果を奏せしめる上において、
0.02〜0.5%の範囲内において含有せしめられる
こととなる。なお、Feの含有量が多くなり過ぎると、
反って耐孔食性に悪影響をもたらすようになる。
なお、本発明に係る銅合金材料中には、それに悪影響を
もたらさない限りにおいて、その他の元素が不可避的不
純物として含まれていても可算差支えなく、例えば合計
量において、0.1%までのMn、S L Cas M
g等の脱酸剤の残存も許容される。特に、不可避的不純
物として、かかるP等の脱酸剤の残留は、材料の耐孔食
性に有害な影響を及ぼすことなく、鋳塊の性状を向上せ
しめ、製品歩留りに有利に寄与するものであるところか
ら、本発明にあっては、好適に採用される実施形態の一
つである。
(発明の効果) このように、本発明にあっては、Cuに所定量のN t
 s或いはそのようなNiと共に、所定量のP及び/又
はFeを添加せしめて、合金としたものであり、これに
よって優れた耐孔食性が発揮せしめられ、或いはそれと
共に、鋳塊の健全性や製品歩留りの向上が図られ得、ま
た耐潰食性も高められ得て、以てホテル、病院等の給水
給湯用設備における配管材料として、有利に用いられ得
ることとなったのである。
(実施例) 以下に、本発明を更に具体的に明らかにするために、本
発明の幾つかの実施例を示すが、本発明がそのような実
施例の記載によって可算限定的に解釈されるものでない
ことは、言うまでもないところである。
実施例 1 下記の第1表に示される各種合金組成の銅合金材料を用
いて、常法に従って直径:28.58D、肉厚: 0.
891m、長さ:300mmの抽伸材からなる銅合金管
を製造した。また、従来品として、リン脱酸銅管を用意
した。
そして、これらの鋼管について、次のような腐食試験を
行なった。すなわち、次亜塩素酸ナトリウム、硫酸すト
リウム、塩化ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムの添加
装置を設けて、水道水を極めて孔食の発生し易い水に調
整し、そして循環ポンプを用いて、流速:1.Qm/s
で2ケ月間の通水試験を行なうことにより、上記腐食試
験を実施した。なお、水質は、pH7、残留塩素濃度:
0.5〜5ppm 、 5Oa−”: 50ppm 、
 C1−: 2 Qppm 。
HCO3−: 30ppm 、溶存酸素濃度:1Opp
ntに調整し、水温60℃で、上記試験を行なった。そ
して、この試験後の各試料について、その最大孔食深さ
を求めた。
、得られた結果を、下記第1表に併せて示すが、かかる
第1表から明らかなように、何れの水質下でも孔食が生
じ、且つ残留塩素濃度の増大と共に孔食の発生が顕著で
あったが、本発明品は従来品の約1/3程度の孔食深さ
に止まり、本発明に従う銅合金材料が優れた孔食抑制効
果を有することが認められた。
実施例 2 実施例1における従来品及び本発明品(3)をそれぞれ
用いて、その機械的性質、加工性、ろう付は性について
3周べた。
なお、機械的性質は、インストロン引張試Miによって
引張強さ及び伸びを、マイクロビッカース硬さ試験機に
よって硬さをそれぞれ測定することにより、評価した。
また、加工性は、それぞれの合金鋳塊から試料(直径:
25鶴、高さ225M)を切り出し、950〜650℃
に加熱後、直にタップマシンにより高さ:lQ*mまで
鍛造し、その割れ怒受性を調べることにより、評価した
さらに、ろう付は性については、それぞれの合金を厚さ
l wの板に加工し、一定量の錫銀ろうをその上に置き
、加熱して、該ろうの広がり性を調べて、評価した。
その結果を下記第2表に示す。なお、この第2表の結果
から明らかなように、本発明品の諸性質は従来品と同様
であり、配管材料としての有用な性能を有していること
が認められた。
実施例 3 下記第3表に示される種々なる合金組成よりなる銅合金
を、黒鉛坩堝にてそれぞれ高周波溶解せしめ、そしてそ
れを金型に鋳造して、150wx200ux厚み30鶴
のスラブを得た。次いで、それぞれのスラブを面前し、
更に熱間圧延(750℃)、冷間圧延、中間焼鈍を施し
た後、更なる冷間圧延にて、板厚が0.8鶴の板に仕上
げた。この得られた板から100鰭x2QQmmX0.
8mlの浸漬腐食試験用サンプルを採取し、前記実施例
1において用いたのと同様な高温水腐食試験装置のボイ
ラー内に浸漬し、そして2ケ月を経た後、それぞれのサ
ンプルにおける孔食深さを測定した。
得られた孔食深さ結果を下記第3表に併わせで示すが、
本発明に従って、Cu−N1−Pに加えてFeが添加さ
れた場合、或いは脱酸剤としてのStSMn、Caが所
定量残存している場合において、その孔食深さは従来合
金に比べて小さくなっており、且つCu−N1−P三元
合金のそれと大差ないことが明らかである。また、Fe
の添加は耐潰食性を高めていることが認められる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量で、0.05%以上、3%未満のNiを含み
    、残部がCu及び不可避的不純物からなる給水給湯配管
    用銅合金材料。
  2. (2)重量で、0.05%以上、3%未満のNiを含み
    、且つ0.004〜0.04%のP及び/又は0.02
    〜0.5%のFeを含む、残部がCu及び不可避的不純
    物からなる給水給湯配管用銅合金材料。
JP6277985A 1985-03-27 1985-03-27 給水給湯配管用銅合金材料 Pending JPS61221347A (ja)

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