JPS6121836B2 - - Google Patents
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- JPS6121836B2 JPS6121836B2 JP9654279A JP9654279A JPS6121836B2 JP S6121836 B2 JPS6121836 B2 JP S6121836B2 JP 9654279 A JP9654279 A JP 9654279A JP 9654279 A JP9654279 A JP 9654279A JP S6121836 B2 JPS6121836 B2 JP S6121836B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- phase
- ejected
- charging
- pulse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 33
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 28
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 38
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 10
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/07—Ink jet characterised by jet control
- B41J2/115—Ink jet characterised by jet control synchronising the droplet separation and charging time
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、インク噴射ノズルより一定周波数の
圧力振動を有する加圧インクを噴射し、噴射イン
クがインク粒子に分離する位置において荷電電極
でインク粒子を荷電し、荷電インク粒子を記録紙
又はガターに案内してインク印写記録をおこなう
インクジエツト記録に関し、特に、インク粒子に
荷電を形成するための、荷電タイミングの設定方
法に関する。
圧力振動を有する加圧インクを噴射し、噴射イン
クがインク粒子に分離する位置において荷電電極
でインク粒子を荷電し、荷電インク粒子を記録紙
又はガターに案内してインク印写記録をおこなう
インクジエツト記録に関し、特に、インク粒子に
荷電を形成するための、荷電タイミングの設定方
法に関する。
この種のインクジエツト記録装置は各種のもの
が提案されている(たとえばIMB Technical
Disclosure Bulletin、Vol.16No.12May1974、特
公昭47−43450号、特開昭50−46450号等)。しか
してこの種の記録装置においては、インク粒子の
生成と荷電電極への荷電電圧(パルス状)の印加
タイミングがずれると、インク粒子の荷電量が意
図したものにならず、記録紙上において印写ドツ
トのずれを生じ、記録画像に乱れを生ずる。した
がつて従来においては、たとえば特公昭47−
43450号公報や特開昭50−60131号公報等に開示さ
れている如く、インク粒子の適正荷電位相を検索
して、荷電電極への荷電電圧の印加タイミングを
適正に定めることがおこなわれている。
が提案されている(たとえばIMB Technical
Disclosure Bulletin、Vol.16No.12May1974、特
公昭47−43450号、特開昭50−46450号等)。しか
してこの種の記録装置においては、インク粒子の
生成と荷電電極への荷電電圧(パルス状)の印加
タイミングがずれると、インク粒子の荷電量が意
図したものにならず、記録紙上において印写ドツ
トのずれを生じ、記録画像に乱れを生ずる。した
がつて従来においては、たとえば特公昭47−
43450号公報や特開昭50−60131号公報等に開示さ
れている如く、インク粒子の適正荷電位相を検索
して、荷電電極への荷電電圧の印加タイミングを
適正に定めることがおこなわれている。
しかしながら従来は荷電タイミング設定におい
て、荷電位相検索を検索パルス(荷電パルスでは
あるが、適正荷電タイミングを知るため短幅のパ
ルスである。)の位相を順次にシフトし、荷電検
出電極でインク粒子の荷電、非荷電を検出し、イ
ンク粒子が荷電される検索パルス位相をサーチ
し、このサーチを終えて後に記録荷電パルス(検
索パルスよりもパルス幅が広い)の位相を、その
パルス幅のほぼ中央部がサーチした適正荷電位相
に合致する如くに設定して記録を始めるようにし
ているので、インク噴射ノズルを複数個配列して
同時多点記録とする場合に、各ノズルに対して1
個の割合で荷電検出電極および荷電電極を配列し
なければならず、これらの設置がむつかしく、ま
た、相互間の干渉を防止するシールドが必要であ
り、しかも、各荷電検出電極および荷電電極に対
して1対1の割合で設置する荷電検出回路および
荷電制御回路の数が膨大となるという問題点があ
る。更に、個々のヘツドの分離位相が異つている
ため、印写データとの同期が困難となるという問
題点を有する。
て、荷電位相検索を検索パルス(荷電パルスでは
あるが、適正荷電タイミングを知るため短幅のパ
ルスである。)の位相を順次にシフトし、荷電検
出電極でインク粒子の荷電、非荷電を検出し、イ
ンク粒子が荷電される検索パルス位相をサーチ
し、このサーチを終えて後に記録荷電パルス(検
索パルスよりもパルス幅が広い)の位相を、その
パルス幅のほぼ中央部がサーチした適正荷電位相
に合致する如くに設定して記録を始めるようにし
ているので、インク噴射ノズルを複数個配列して
同時多点記録とする場合に、各ノズルに対して1
個の割合で荷電検出電極および荷電電極を配列し
なければならず、これらの設置がむつかしく、ま
た、相互間の干渉を防止するシールドが必要であ
り、しかも、各荷電検出電極および荷電電極に対
して1対1の割合で設置する荷電検出回路および
荷電制御回路の数が膨大となるという問題点があ
る。更に、個々のヘツドの分離位相が異つている
ため、印写データとの同期が困難となるという問
題点を有する。
たとえば第1a図に示す如く、60個のインクジ
エツトヘツド11,12,13,21,22,2
3,31,……203を配列してそれらのインク
噴射ノズルより、電歪振動子の一定周波数の励振
により一定周波数の圧力振動を与えた加圧インク
を噴射し、各荷電電極411,412,413,
421,422,423,……603でインク粒
子を荷電し、X軸偏向電極XDE(60組)で荷電
インク粒子を水平方向に偏向させる態様のインク
ジエツト記録においては、各インクジエツトヘツ
ドに1対1に対応する関係に60個の荷電検出電極
211,212,213,221,222,22
3,231,……403を配置しなければならな
い。なお、第1a図において、第1のY軸偏向電
極YDE1は、荷電インク粒子を上方に偏向させ
て、ガターGAによつて捕獲されない軌道に強制
するものであり、第2のY軸偏向電極YDE2
は、第1のY軸偏向電極YDE1によつて偏向さ
れた荷電インク粒子を、記録紙PRの表面に衝突
させるように強制するものである。
エツトヘツド11,12,13,21,22,2
3,31,……203を配列してそれらのインク
噴射ノズルより、電歪振動子の一定周波数の励振
により一定周波数の圧力振動を与えた加圧インク
を噴射し、各荷電電極411,412,413,
421,422,423,……603でインク粒
子を荷電し、X軸偏向電極XDE(60組)で荷電
インク粒子を水平方向に偏向させる態様のインク
ジエツト記録においては、各インクジエツトヘツ
ドに1対1に対応する関係に60個の荷電検出電極
211,212,213,221,222,22
3,231,……403を配置しなければならな
い。なお、第1a図において、第1のY軸偏向電
極YDE1は、荷電インク粒子を上方に偏向させ
て、ガターGAによつて捕獲されない軌道に強制
するものであり、第2のY軸偏向電極YDE2
は、第1のY軸偏向電極YDE1によつて偏向さ
れた荷電インク粒子を、記録紙PRの表面に衝突
させるように強制するものである。
第1b図に第1a図のB−B線断面図を示
す。第1および第2のY軸偏向電極YDE1,
YDE2には、それぞれ一定の偏向電圧が印加さ
れる。非荷電インク粒子は偏向電界(YDE1)
の作用をうけないのでガターGAで捕獲される
が、荷電インク粒子はガターGA上を飛び越えて
記録紙PRに衝突する。X軸偏向電極XDEの各組
にはやはり一定レベルの偏向電界が印加され、各
荷電電極411〜603には、段階状に波高値が
変化し、かつ周期的にこれをくり返す荷電電圧が
印加され、これにより荷電インク粒子は段階的に
水平方向に偏向される。ヘツド11〜203の配
列ピツチ(つまりノズルの配列ピツチ)は、たと
えば5mmであり、水平方向に8ドツト/mmの密度
で記録をおこなうとき、1つのヘツドより噴射さ
れ荷電されたインク粒子(複数)はX軸偏向電極
XDEにより水平方向に5×8=40段階に偏向さ
れる。これにより、水平方向の5×60=300mm幅
にわたつて、8ドツト/mmの画素密度の記録がお
こなわれる。
す。第1および第2のY軸偏向電極YDE1,
YDE2には、それぞれ一定の偏向電圧が印加さ
れる。非荷電インク粒子は偏向電界(YDE1)
の作用をうけないのでガターGAで捕獲される
が、荷電インク粒子はガターGA上を飛び越えて
記録紙PRに衝突する。X軸偏向電極XDEの各組
にはやはり一定レベルの偏向電界が印加され、各
荷電電極411〜603には、段階状に波高値が
変化し、かつ周期的にこれをくり返す荷電電圧が
印加され、これにより荷電インク粒子は段階的に
水平方向に偏向される。ヘツド11〜203の配
列ピツチ(つまりノズルの配列ピツチ)は、たと
えば5mmであり、水平方向に8ドツト/mmの密度
で記録をおこなうとき、1つのヘツドより噴射さ
れ荷電されたインク粒子(複数)はX軸偏向電極
XDEにより水平方向に5×8=40段階に偏向さ
れる。これにより、水平方向の5×60=300mm幅
にわたつて、8ドツト/mmの画素密度の記録がお
こなわれる。
このようにするとき、荷電検出電極211〜4
03の配列ピツチならびに荷電電極411〜60
3の配列ピツチも5mmであり、各電極間をシール
ドするスペースがきわめて小さく、微量電荷を検
出する荷電検出電極211〜403の相互間の干
渉を防ぎ、かつノイズを遮断するシールドが困難
である。のみならず、荷電検出電極のリード線の
シールドも大変である。しかしながら、従来のよ
うに適正荷電位相を各インク噴射ノズルについて
サーチする荷電タイミング設定方法を用いる限
り、上記各問題点を回避することができない。
03の配列ピツチならびに荷電電極411〜60
3の配列ピツチも5mmであり、各電極間をシール
ドするスペースがきわめて小さく、微量電荷を検
出する荷電検出電極211〜403の相互間の干
渉を防ぎ、かつノイズを遮断するシールドが困難
である。のみならず、荷電検出電極のリード線の
シールドも大変である。しかしながら、従来のよ
うに適正荷電位相を各インク噴射ノズルについて
サーチする荷電タイミング設定方法を用いる限
り、上記各問題点を回避することができない。
本発明は、複数個のインク噴射ヘツドで記録す
るインクジエツトプリンタにおいて、荷電電極お
よび荷電検出電極の数を低減し、かつ噴射インク
粒子を適正に荷電させる、インク粒子適正荷電タ
イミング設定方法を提供することを目的とする。
るインクジエツトプリンタにおいて、荷電電極お
よび荷電検出電極の数を低減し、かつ噴射インク
粒子を適正に荷電させる、インク粒子適正荷電タ
イミング設定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明においては:m≧2
なるm個のインク噴射ノズルより一定周波数の圧
力振動を有する加圧インクを噴射させ;1個で
(m/n)≧2なるm/n個のインク噴射ノズルの
噴射インクを荷電する配置としたn個の荷電電極
の各1個に、各固定した位相であつて相互に位相
差があるm/n組の位相検索荷電電圧パルスを選
択的に印加し;前記m/n個のインク噴射ノズル
のそれぞれにつき、前記m/n組の位相検索荷電
電圧パルスの中の、該インク噴射ノズルに割り当
てられた組の位相検索荷電電圧パルスで噴射イン
ク粒子が荷電したかを、1個でm/n個のインク
噴射ノズルの噴射インク粒子の荷電を検出する配
置としたn個の荷電検出電極で検出し;前記噴射
インク粒子が荷電しないと該インク噴射ノズルの
インク分離位相をシフトし、荷電するとそこでイ
ンク分離位相を固定する。
なるm個のインク噴射ノズルより一定周波数の圧
力振動を有する加圧インクを噴射させ;1個で
(m/n)≧2なるm/n個のインク噴射ノズルの
噴射インクを荷電する配置としたn個の荷電電極
の各1個に、各固定した位相であつて相互に位相
差があるm/n組の位相検索荷電電圧パルスを選
択的に印加し;前記m/n個のインク噴射ノズル
のそれぞれにつき、前記m/n組の位相検索荷電
電圧パルスの中の、該インク噴射ノズルに割り当
てられた組の位相検索荷電電圧パルスで噴射イン
ク粒子が荷電したかを、1個でm/n個のインク
噴射ノズルの噴射インク粒子の荷電を検出する配
置としたn個の荷電検出電極で検出し;前記噴射
インク粒子が荷電しないと該インク噴射ノズルの
インク分離位相をシフトし、荷電するとそこでイ
ンク分離位相を固定する。
これを極力単純化して、たとえばm=3、n=
1として換言すると、3個のインク噴射ノズルよ
り一定周波数の圧力振動を有する加圧インクを噴
射させ;3個のインク噴射ノズルの噴射インクを
荷電する配置とした1個の荷電電極に、各固定し
た位相であつて相互に位相差がある3組の位相検
索荷電電圧パルスを選択的に印加し;前記3個の
インク噴射ノズルのそれぞれにつき、前記3組の
位相検索荷電電圧パルスの中の、該インク噴射ノ
ズルに割り当てられた組の位相検索荷電電圧パル
スで噴射インク粒子が荷電したかを、1個で3個
のインク噴射ノズルの噴射インク粒子の荷電を検
出する配置とした荷電検出電極で検出し;噴射イ
ンク粒子が荷電しないと該インク噴射ノズルのイ
ンク分離位相をシフトし、荷電するとそこで該イ
ンク噴射ノズルのインク分離位相を固定する。
1として換言すると、3個のインク噴射ノズルよ
り一定周波数の圧力振動を有する加圧インクを噴
射させ;3個のインク噴射ノズルの噴射インクを
荷電する配置とした1個の荷電電極に、各固定し
た位相であつて相互に位相差がある3組の位相検
索荷電電圧パルスを選択的に印加し;前記3個の
インク噴射ノズルのそれぞれにつき、前記3組の
位相検索荷電電圧パルスの中の、該インク噴射ノ
ズルに割り当てられた組の位相検索荷電電圧パル
スで噴射インク粒子が荷電したかを、1個で3個
のインク噴射ノズルの噴射インク粒子の荷電を検
出する配置とした荷電検出電極で検出し;噴射イ
ンク粒子が荷電しないと該インク噴射ノズルのイ
ンク分離位相をシフトし、荷電するとそこで該イ
ンク噴射ノズルのインク分離位相を固定する。
これによれば、m個のインク噴射ノズル(例え
ば3個)より噴射するインク粒子をn個の荷電電
極(例えば1個)で荷電するインクジエツト記録
のために、各ノズル宛てに荷電電圧パルスを時分
割配分しこの荷電電圧パルス(m組:たとえば3
組)の各組に対して、インク粒子に最適荷電をも
たらすインク分離位相が設定される。この設定に
用いる荷電検出電極の数はn個であり、インク噴
射ノズルの数m個よりも少ない。すなわち少ない
数n個の荷電検出電極で多い数m個のインク噴射
ノズルのすべてにつき、噴射インク粒子の適正荷
電を設定し得る。
ば3個)より噴射するインク粒子をn個の荷電電
極(例えば1個)で荷電するインクジエツト記録
のために、各ノズル宛てに荷電電圧パルスを時分
割配分しこの荷電電圧パルス(m組:たとえば3
組)の各組に対して、インク粒子に最適荷電をも
たらすインク分離位相が設定される。この設定に
用いる荷電検出電極の数はn個であり、インク噴
射ノズルの数m個よりも少ない。すなわち少ない
数n個の荷電検出電極で多い数m個のインク噴射
ノズルのすべてにつき、噴射インク粒子の適正荷
電を設定し得る。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。第2a図に本発明を好ましい態様で実施する
ための、インクジエツトヘツド11,12,1
3,21,22,23,31,32,83,……
203、荷電検出電極21〜40および荷電電極
41〜60の配置態様を示し、第2b図および第
2c図に、それぞれ第2a図のB−B線断面
図およびC−C線断面図を示す。
る。第2a図に本発明を好ましい態様で実施する
ための、インクジエツトヘツド11,12,1
3,21,22,23,31,32,83,……
203、荷電検出電極21〜40および荷電電極
41〜60の配置態様を示し、第2b図および第
2c図に、それぞれ第2a図のB−B線断面
図およびC−C線断面図を示す。
荷電検出電極21は、インク噴射ノズルの配列
ピツチ(5mm)と等しいピツチで開けたインク粒
子通過口21a1〜21a3を有する導体ブロツク2
1bに絶縁被覆21cを施こし、この絶縁被覆2
1cの表面にシールド用の導体層21dを被覆し
たものである。その他の荷電検出電極22〜40
も同様な構造であつて、これらの荷電検出電極2
1〜40は、絶縁板61の裏面に接合されてい
る。荷電電極41は、インク噴射ノズルの配列ピ
ツチと等しいピツチで開けたインク粒子通過口4
1a1〜41a3を有する導体ブロツク41bに絶縁
被覆41cを施こしたものである。その他の荷電
電極42〜60も同様な構造であつて、これらの
荷電電極41〜60は絶縁板61の表面に接合さ
れている。なお、荷電電極41〜60も荷電検出
電極21と同様な構造としてもよい。
ピツチ(5mm)と等しいピツチで開けたインク粒
子通過口21a1〜21a3を有する導体ブロツク2
1bに絶縁被覆21cを施こし、この絶縁被覆2
1cの表面にシールド用の導体層21dを被覆し
たものである。その他の荷電検出電極22〜40
も同様な構造であつて、これらの荷電検出電極2
1〜40は、絶縁板61の裏面に接合されてい
る。荷電電極41は、インク噴射ノズルの配列ピ
ツチと等しいピツチで開けたインク粒子通過口4
1a1〜41a3を有する導体ブロツク41bに絶縁
被覆41cを施こしたものである。その他の荷電
電極42〜60も同様な構造であつて、これらの
荷電電極41〜60は絶縁板61の表面に接合さ
れている。なお、荷電電極41〜60も荷電検出
電極21と同様な構造としてもよい。
第3a図に、本発明を好ましい態様で実施する
ための、荷電タイミング設定装置の構成を示し、
そこに示す励振位相選択回路OPSの1ブロツクの
構成を第3b図に示し、第3a図に示す回路各部
の入、出力タイミングを第3c図に示す。
ための、荷電タイミング設定装置の構成を示し、
そこに示す励振位相選択回路OPSの1ブロツクの
構成を第3b図に示し、第3a図に示す回路各部
の入、出力タイミングを第3c図に示す。
第3a図において、図の左下に示す62は、制
御回路であり、この制御回路62は、入出力ポー
ト62a、読み出し専用メモリ(以下ROMと称
する)62b、読み書きメモリ(以下RAMと称
する)62cおよび中央処理ユニツト62dで構
成されるマイクロコンピユータシステムで構成さ
れており、ROM62bには、以降に詳細に説明
する荷電タイミング設定動作をおこなうプログラ
ムデータおよび記録制御プログラムデータが格納
されている。回路全体のタイミング同期は、クロ
ツクパルスの発振器63の、1.8MHzのパルスA
を基本にしてとられる。クロツクパルスAは、制
御回路62の入出力ポート62a、9進カウンタ
64および18進カウンタ65に与えられる。
御回路であり、この制御回路62は、入出力ポー
ト62a、読み出し専用メモリ(以下ROMと称
する)62b、読み書きメモリ(以下RAMと称
する)62cおよび中央処理ユニツト62dで構
成されるマイクロコンピユータシステムで構成さ
れており、ROM62bには、以降に詳細に説明
する荷電タイミング設定動作をおこなうプログラ
ムデータおよび記録制御プログラムデータが格納
されている。回路全体のタイミング同期は、クロ
ツクパルスの発振器63の、1.8MHzのパルスA
を基本にしてとられる。クロツクパルスAは、制
御回路62の入出力ポート62a、9進カウンタ
64および18進カウンタ65に与えられる。
9進カウンタ64はそのクロツクパルスをカウ
ントし、カウントコードを第1のデコーダ67に
与える。デコーダ67の出力端0〜8の出力信号
B0〜B8の1つB0は、それぞれJKタイプのフリツ
プフロツプ681に印加され、このフリツプフロ
ツピ681のQ出力は8ビツトパラレル出力、シ
リアルシフトタイプのシフトレジスタ682に印
加される。このシフトレジスタ682のパラレル
出力F1〜F8および681の出力F0は、第3c図
に示すように、クロツクパルスAを1/18に分周し
たパルスであるが、各パルスF0〜F8は、クロツ
クパルスAのパルス周期2Tcずつ位相がずれたも
のとなつている。なお、これらのパルスF0〜F8
は、1パルス周期が1サイクルのサイン波に変換
されて、いずれかの1つが、インクジエツトヘツ
ドの電歪振動子の励振基準波として選択され、
F0〜F8を順次に択一的に選択することにより、
励振位相、すなわちインク圧振動位相がシフトさ
れることになる。これらのパルスF0〜F8は、励
振位相選択回路OPS(第1番から第60番までの60
個)に常時印加される。
ントし、カウントコードを第1のデコーダ67に
与える。デコーダ67の出力端0〜8の出力信号
B0〜B8の1つB0は、それぞれJKタイプのフリツ
プフロツプ681に印加され、このフリツプフロ
ツピ681のQ出力は8ビツトパラレル出力、シ
リアルシフトタイプのシフトレジスタ682に印
加される。このシフトレジスタ682のパラレル
出力F1〜F8および681の出力F0は、第3c図
に示すように、クロツクパルスAを1/18に分周し
たパルスであるが、各パルスF0〜F8は、クロツ
クパルスAのパルス周期2Tcずつ位相がずれたも
のとなつている。なお、これらのパルスF0〜F8
は、1パルス周期が1サイクルのサイン波に変換
されて、いずれかの1つが、インクジエツトヘツ
ドの電歪振動子の励振基準波として選択され、
F0〜F8を順次に択一的に選択することにより、
励振位相、すなわちインク圧振動位相がシフトさ
れることになる。これらのパルスF0〜F8は、励
振位相選択回路OPS(第1番から第60番までの60
個)に常時印加される。
励振位相選択回路OPSの各単位回路は第3b図
に示すように、9個のJKフリツプフロツプF1
〜F9と、9個のアンドゲートA1〜A9と、1
個のオアゲートR1で構成されており、フリツプ
フロツプF1〜F9を順次に1つづつセツトする
ことにより、アンドゲートA1〜A9が1つづつ
順次にオン付勢されて、フリツプフロツプ681
およびシフトレジスタ682の出力パルスF0〜
F8が、順次に1組づつアンドゲートA1〜A9
より出力され、オアゲートR1より出力されてサ
イン波変換器SINに与えられる。1つのフリツプ
フロツプ(たとえばF3)をセツト状態に固定す
ることにより、1組のパルス(F2)のみが出力さ
れる。このように励振位相選択回路OPSは、励振
基準パルスF0〜F8を選択的に出力すると共に
(すなわち励振位相シフト)、所望の位相の励振基
準パルスのみを出力するようにラツチする(励振
位相の固定)機能を有する。励振位相選択回路
OPSの各単位回路(第3b図)の出力は、サイン
波変換器SIN(60組)の各単位回路に印加され、
そこで一定波高値のサイン波に変換されて、それ
ぞれ励振電圧増幅器(ピエゾドライバ)691〜
6960のそれぞれに印加される。励振電圧増幅器
691〜6960の各出力は、それぞれインクジエ
ツトヘツド11〜203の電歪振動子に印加され
る。
に示すように、9個のJKフリツプフロツプF1
〜F9と、9個のアンドゲートA1〜A9と、1
個のオアゲートR1で構成されており、フリツプ
フロツプF1〜F9を順次に1つづつセツトする
ことにより、アンドゲートA1〜A9が1つづつ
順次にオン付勢されて、フリツプフロツプ681
およびシフトレジスタ682の出力パルスF0〜
F8が、順次に1組づつアンドゲートA1〜A9
より出力され、オアゲートR1より出力されてサ
イン波変換器SINに与えられる。1つのフリツプ
フロツプ(たとえばF3)をセツト状態に固定す
ることにより、1組のパルス(F2)のみが出力さ
れる。このように励振位相選択回路OPSは、励振
基準パルスF0〜F8を選択的に出力すると共に
(すなわち励振位相シフト)、所望の位相の励振基
準パルスのみを出力するようにラツチする(励振
位相の固定)機能を有する。励振位相選択回路
OPSの各単位回路(第3b図)の出力は、サイン
波変換器SIN(60組)の各単位回路に印加され、
そこで一定波高値のサイン波に変換されて、それ
ぞれ励振電圧増幅器(ピエゾドライバ)691〜
6960のそれぞれに印加される。励振電圧増幅器
691〜6960の各出力は、それぞれインクジエ
ツトヘツド11〜203の電歪振動子に印加され
る。
18進カウンタ65は、クロツクパルス発振器6
3の出力パルスをカウントして第2のデコーダ7
0に与える。デコーダ70は、カウント値が0お
よび1のときにその出力端0にパルスC0を出力
し、カウント値が2および3のときにその出力端
1にパルスC1を出力し、カウント値が5および
6のときにその出力端2にパルスC2を出力する
という具合に、出力端0〜8に、それぞれ第3c
図に示すタイミングでパルスC0〜C8を出力する
設定となつている。デコーダ70の出力端1,4
および7の出力パルスは、それぞれインク粒子の
分離位相検索時に、第1グループのインクジエツ
トヘツド11,21,31,41,……20、第
2グループのインクジエツトヘツド12,22,
32,……202および第3グループのインクジ
エツトヘツド13,23,33,……203のイ
ンク噴射ノズルより噴射されるインクに検索荷電
をおこなう検索荷電パルスD〜D2としてアンド
ゲートA10〜A12に印加される。アンドゲー
トA10は、第1グループのインクジエツトヘツ
ド11,22,31,……201の噴射インク
の、インク粒子分離位相を検索するときに制御回
路62によりオン付勢され、アンドゲートA11
は第2グループのインクジエツトヘツド12,2
2,32,……202の噴射インクのインク粒子
分離位相を検索するときに制御回路62によりオ
ン付勢され、アンドゲートA12は第3グループ
のインクジエツトヘツド13,23,33,……
203の噴射インクのインク粒子分離位相を検索
するときに制御回路62によりオン付勢される。
アンドゲートA10〜A11の出力パルスは、オ
アゲートR2を通して切換回路71(第1番から
第20番の単位回路で構成される)の各単位回路の
一入力端に印加される。切換回路71の各単位回
路は、インク粒子分離位相検索時に制御回路62
の検索指令信号により、オアゲートR2の出力を
荷電電極41〜60に印加するモードに切換えら
れるが、制御回路62がこの検索指令信号を発し
ていないときには、電圧増幅器721〜7220の
出力を荷電電極41〜60に印加するモードにあ
る。
3の出力パルスをカウントして第2のデコーダ7
0に与える。デコーダ70は、カウント値が0お
よび1のときにその出力端0にパルスC0を出力
し、カウント値が2および3のときにその出力端
1にパルスC1を出力し、カウント値が5および
6のときにその出力端2にパルスC2を出力する
という具合に、出力端0〜8に、それぞれ第3c
図に示すタイミングでパルスC0〜C8を出力する
設定となつている。デコーダ70の出力端1,4
および7の出力パルスは、それぞれインク粒子の
分離位相検索時に、第1グループのインクジエツ
トヘツド11,21,31,41,……20、第
2グループのインクジエツトヘツド12,22,
32,……202および第3グループのインクジ
エツトヘツド13,23,33,……203のイ
ンク噴射ノズルより噴射されるインクに検索荷電
をおこなう検索荷電パルスD〜D2としてアンド
ゲートA10〜A12に印加される。アンドゲー
トA10は、第1グループのインクジエツトヘツ
ド11,22,31,……201の噴射インク
の、インク粒子分離位相を検索するときに制御回
路62によりオン付勢され、アンドゲートA11
は第2グループのインクジエツトヘツド12,2
2,32,……202の噴射インクのインク粒子
分離位相を検索するときに制御回路62によりオ
ン付勢され、アンドゲートA12は第3グループ
のインクジエツトヘツド13,23,33,……
203の噴射インクのインク粒子分離位相を検索
するときに制御回路62によりオン付勢される。
アンドゲートA10〜A11の出力パルスは、オ
アゲートR2を通して切換回路71(第1番から
第20番の単位回路で構成される)の各単位回路の
一入力端に印加される。切換回路71の各単位回
路は、インク粒子分離位相検索時に制御回路62
の検索指令信号により、オアゲートR2の出力を
荷電電極41〜60に印加するモードに切換えら
れるが、制御回路62がこの検索指令信号を発し
ていないときには、電圧増幅器721〜7220の
出力を荷電電極41〜60に印加するモードにあ
る。
デコーダ70の出力端0〜2の出力C0〜C2は
オアゲートR3を通して第1グループのアンドゲ
ートA131,A141,……A321の一入力
端に印加され、デコーダ70の出力端3〜5の出
力C3〜C5はオアゲートR4を通して第2グルー
プのアンドゲートA132,A142,……A3
22の一入力端に印加され、デコーダ70の出力
端6〜8の出力C6〜C8はオアゲートR5を通し
て第3グループのアンドゲートA133,A14
3,……A323の一入力端に印加される。オア
ゲートR3〜R5の出力E0〜E2は、第3c図に示す
如く、それぞれ荷電検索パルスD0〜D2を中央と
してそれらの3倍のパルス幅を有し、記録時の荷
電パルスとして用いられる。
オアゲートR3を通して第1グループのアンドゲ
ートA131,A141,……A321の一入力
端に印加され、デコーダ70の出力端3〜5の出
力C3〜C5はオアゲートR4を通して第2グルー
プのアンドゲートA132,A142,……A3
22の一入力端に印加され、デコーダ70の出力
端6〜8の出力C6〜C8はオアゲートR5を通し
て第3グループのアンドゲートA133,A14
3,……A323の一入力端に印加される。オア
ゲートR3〜R5の出力E0〜E2は、第3c図に示す
如く、それぞれ荷電検索パルスD0〜D2を中央と
してそれらの3倍のパルス幅を有し、記録時の荷
電パルスとして用いられる。
第2a図に示す如く、ヘツド11〜13が第1
ヘツドセクシヨンとして1個の荷電電極に対向
し、ヘツド21〜23第2ヘツドセクシヨンとし
て1個の荷電電極42と対向するという具合に、
m=60個のヘツドをn=3グループに区分し、相
隣り合うn=3個のヘツドで1つのヘツドセクシ
ヨンとして、m/n=20個のヘツドセクシヨンを
構成し、各ヘツドセクシヨンに対して各1個の荷
電電極および荷電検出電極が設置されており、こ
れに対応して、アンドゲートA131〜A323
も、A131〜A133,A141〜A14,…
…A321〜A323をそれぞれ1セクシヨンと
する20個のセクシヨンに区分されている。
ヘツドセクシヨンとして1個の荷電電極に対向
し、ヘツド21〜23第2ヘツドセクシヨンとし
て1個の荷電電極42と対向するという具合に、
m=60個のヘツドをn=3グループに区分し、相
隣り合うn=3個のヘツドで1つのヘツドセクシ
ヨンとして、m/n=20個のヘツドセクシヨンを
構成し、各ヘツドセクシヨンに対して各1個の荷
電電極および荷電検出電極が設置されており、こ
れに対応して、アンドゲートA131〜A323
も、A131〜A133,A141〜A14,…
…A321〜A323をそれぞれ1セクシヨンと
する20個のセクシヨンに区分されている。
印写データは制御回路62の制御のもとに1ラ
イン分(40×60=2400ビツト)がシフトレジスタ
73にシリアルに入力され(なお、入力速度を速
くする場合には2400ビツトパラレル入力とす
る)、シフトレジスタ73は40ビツト毎に、同時
に60ビツトが出力されるようになつており、つま
り、シリアルの40ビツト毎に1つの出力端の割合
で60個のパラレル出力端が形成されており、各出
力端は順番にアンドゲートA131,A132,
A133,A141,……A323に接続されて
いる。そして記録時には、シフトレジスタ73よ
り1ライン分の2400ビツト印写データのうち60ビ
ツト毎に各アンドゲートA131〜A323にパ
ラレル入力され、1ラインの記録の間に各アンド
ゲートA131〜A323のそれぞれに40ビツト
の印写データがシリアルに与えられ、この間アン
ドゲートA331〜A3320が制御回路62の出
力によつてすべてオンとされ、これにより1ライ
ンの印加データの40ビツトづつが電圧増幅器72
1〜7220にシリアルに入力される。
イン分(40×60=2400ビツト)がシフトレジスタ
73にシリアルに入力され(なお、入力速度を速
くする場合には2400ビツトパラレル入力とす
る)、シフトレジスタ73は40ビツト毎に、同時
に60ビツトが出力されるようになつており、つま
り、シリアルの40ビツト毎に1つの出力端の割合
で60個のパラレル出力端が形成されており、各出
力端は順番にアンドゲートA131,A132,
A133,A141,……A323に接続されて
いる。そして記録時には、シフトレジスタ73よ
り1ライン分の2400ビツト印写データのうち60ビ
ツト毎に各アンドゲートA131〜A323にパ
ラレル入力され、1ラインの記録の間に各アンド
ゲートA131〜A323のそれぞれに40ビツト
の印写データがシリアルに与えられ、この間アン
ドゲートA331〜A3320が制御回路62の出
力によつてすべてオンとされ、これにより1ライ
ンの印加データの40ビツトづつが電圧増幅器72
1〜7220にシリアルに入力される。
インク粒子分離位相検索および設定のため、各
インクジエツトヘツド11〜203の励振位相を
シフトし、固定するように、第1および第2のデ
ータセレクタ74および75が設置されている。
第1のデータセレクタ74は、制御回路62の入
出力ポートの9本の出力ラインに接続された入力
端と、9本を1組とする60組の出力端を有し、各
組の9本の出力ラインは、励振位相選択回路OPS
の各単位回路に接続されている(第3b図参
照)。データセレクタ74は0〜59の、60個の切
換制御入力端を有し、入力端0の入力電圧が高レ
ベル「1」であるときには、その入力(9本)を
選択回路OPSの第1番の単位回路に接続し、入力
端1の入力電圧が「1」であるときには、その入
力をOPSの第2番の単位回路に接続し、……入力
端59の入力電圧が「1」であるときには、その
入力をOPSの第60番の単位回路に接続するという
切換接続動作をおこなう。第2のデータセレクタ
75も、第1のデータセレクタ74と同様な動作
をおこなうが、その出力ラインはJKフリツプフ
ロツプF1〜F9(第3b図)のリセツト用の1
本であり、したがつて出力は60本である。第1お
よび第2のデータセレクタ74および75の切換
制御入力端0〜59には、デコーダ76より切換
制御信号が与えられる。デコーダ76には60進カ
ウンタ77のカウントコードが与えられ、60進カ
ウンタ77にはタイミング回路62よりカウント
パルスが与えられる。今カウンタ77のカウント
コードが零を表わすとすると、デコーダ76の出
力端0が高レベル「1」であり、これによりデー
タセレクタ74および75は、選択回路OPSの第
1番の単位回路と制御回路62とを接続してい
る。制御回路62が1パルスをカウンタ77に与
えると、データセレクタ74,75はOPSの第2
番の単位回路を制御回路62に切換接続し、更に
1パルスがカウンタ77に与えられると、データ
セレクタ74,75はOPSの第3番の単位回路を
制御回路62に切換接続するという具合に、カウ
ンタ77をカウントアツプさせる毎にタイミング
回路62に、順次に選択回路OPSの各単位回路が
切換接続される。
インクジエツトヘツド11〜203の励振位相を
シフトし、固定するように、第1および第2のデ
ータセレクタ74および75が設置されている。
第1のデータセレクタ74は、制御回路62の入
出力ポートの9本の出力ラインに接続された入力
端と、9本を1組とする60組の出力端を有し、各
組の9本の出力ラインは、励振位相選択回路OPS
の各単位回路に接続されている(第3b図参
照)。データセレクタ74は0〜59の、60個の切
換制御入力端を有し、入力端0の入力電圧が高レ
ベル「1」であるときには、その入力(9本)を
選択回路OPSの第1番の単位回路に接続し、入力
端1の入力電圧が「1」であるときには、その入
力をOPSの第2番の単位回路に接続し、……入力
端59の入力電圧が「1」であるときには、その
入力をOPSの第60番の単位回路に接続するという
切換接続動作をおこなう。第2のデータセレクタ
75も、第1のデータセレクタ74と同様な動作
をおこなうが、その出力ラインはJKフリツプフ
ロツプF1〜F9(第3b図)のリセツト用の1
本であり、したがつて出力は60本である。第1お
よび第2のデータセレクタ74および75の切換
制御入力端0〜59には、デコーダ76より切換
制御信号が与えられる。デコーダ76には60進カ
ウンタ77のカウントコードが与えられ、60進カ
ウンタ77にはタイミング回路62よりカウント
パルスが与えられる。今カウンタ77のカウント
コードが零を表わすとすると、デコーダ76の出
力端0が高レベル「1」であり、これによりデー
タセレクタ74および75は、選択回路OPSの第
1番の単位回路と制御回路62とを接続してい
る。制御回路62が1パルスをカウンタ77に与
えると、データセレクタ74,75はOPSの第2
番の単位回路を制御回路62に切換接続し、更に
1パルスがカウンタ77に与えられると、データ
セレクタ74,75はOPSの第3番の単位回路を
制御回路62に切換接続するという具合に、カウ
ンタ77をカウントアツプさせる毎にタイミング
回路62に、順次に選択回路OPSの各単位回路が
切換接続される。
荷電検出電極21〜40の各出力端は、アナロ
グスイツチング回路78(−出力端に接続した20
組のアナログスイツチング回路を有する)の各ス
イツチング素子(20個)の入力端に接続されてお
り、アナログスイツチング回路78は0〜19の20
個の切換制御入力端を有する。スイツチング回路
78の出力端は、荷電検出信号を増幅して2値化
する増幅器79の入力端に接続されており増幅器
79の出力端はタイミング回路62の入出力ポー
ト62aの入力ラインに接続されている。アナロ
グスイツチング回路78の動作は、第1および第
2のデータセレクタ74,75と同様であり、タ
イミング回路62がカウンタ80に1パルスを与
える毎に、デコーダ81の出力が切換わり、これ
に応答して荷電検出電極21〜40の1つを順次
に増幅器79に選択的に切換接続する。
グスイツチング回路78(−出力端に接続した20
組のアナログスイツチング回路を有する)の各ス
イツチング素子(20個)の入力端に接続されてお
り、アナログスイツチング回路78は0〜19の20
個の切換制御入力端を有する。スイツチング回路
78の出力端は、荷電検出信号を増幅して2値化
する増幅器79の入力端に接続されており増幅器
79の出力端はタイミング回路62の入出力ポー
ト62aの入力ラインに接続されている。アナロ
グスイツチング回路78の動作は、第1および第
2のデータセレクタ74,75と同様であり、タ
イミング回路62がカウンタ80に1パルスを与
える毎に、デコーダ81の出力が切換わり、これ
に応答して荷電検出電極21〜40の1つを順次
に増幅器79に選択的に切換接続する。
40進カウンタ66は、2進カウンタ681の1
つの出力パルス(F0)をカウントしてカウントコ
ードをデジタル−アナログコンバータ(以下D/
Aコンバータと称す)82に与える。D/Aコン
バータ82の出力はかくして階段状に40ステツプ
上昇して基底レベルに戻り、また階段状に上昇す
るというアナログ電圧を出力する。このアナログ
電圧は電圧増幅器83で荷電インク粒子を水平方
向に40ステツプ偏向させるレベルまで増幅され
て、20個の、スイツチングタイプの増幅器721
〜7220に印加される。各増幅器721〜7220
は、それらに与えられるアンドゲートA331〜
A3320の出力が高レベル「1」のときに増幅器
83の出力を増幅した電圧を初換回路71に与え
る。40進カウンタ66のカウント値が40になると
これをナンドゲート84が検出して「1」の信号
を制御回路62に与える。制御回路62は、この
カウント周期を表わすパルスを基に、印写データ
の読み込み、読み出し記録およびアンドゲートA
331〜A3320のオン制御タイミングをとる。
つの出力パルス(F0)をカウントしてカウントコ
ードをデジタル−アナログコンバータ(以下D/
Aコンバータと称す)82に与える。D/Aコン
バータ82の出力はかくして階段状に40ステツプ
上昇して基底レベルに戻り、また階段状に上昇す
るというアナログ電圧を出力する。このアナログ
電圧は電圧増幅器83で荷電インク粒子を水平方
向に40ステツプ偏向させるレベルまで増幅され
て、20個の、スイツチングタイプの増幅器721
〜7220に印加される。各増幅器721〜7220
は、それらに与えられるアンドゲートA331〜
A3320の出力が高レベル「1」のときに増幅器
83の出力を増幅した電圧を初換回路71に与え
る。40進カウンタ66のカウント値が40になると
これをナンドゲート84が検出して「1」の信号
を制御回路62に与える。制御回路62は、この
カウント周期を表わすパルスを基に、印写データ
の読み込み、読み出し記録およびアンドゲートA
331〜A3320のオン制御タイミングをとる。
次に第3a図に示す回路の動作を説明する。
今、インク粒子分離位相検索、設定を表わす信号
が入出力ポート62aに到来すると、制御回路6
2において、ROM62bよりインク粒子分離位
相検索、設定プログラムが読み出されてこのプロ
グラムに基づいて各インクジエツトヘツド11〜
203が噴射するインクの、インク粒子への分離
位相の検索および設定が開始される。これにおい
てはまずカウンタ64〜66,77および80が
制御回路62の出力によりクリアされ、かつ切換
回路71のすべて(1−20)に検索指令信号が与
えられる。このクリア以降に発生されたクロツク
パルスA1,A2,A3,……に応答して、各部の信
号A,C0〜C8,D0〜D2,E0〜E2、およびF0〜F8
は第3c図に示すタイミングとなる。
今、インク粒子分離位相検索、設定を表わす信号
が入出力ポート62aに到来すると、制御回路6
2において、ROM62bよりインク粒子分離位
相検索、設定プログラムが読み出されてこのプロ
グラムに基づいて各インクジエツトヘツド11〜
203が噴射するインクの、インク粒子への分離
位相の検索および設定が開始される。これにおい
てはまずカウンタ64〜66,77および80が
制御回路62の出力によりクリアされ、かつ切換
回路71のすべて(1−20)に検索指令信号が与
えられる。このクリア以降に発生されたクロツク
パルスA1,A2,A3,……に応答して、各部の信
号A,C0〜C8,D0〜D2,E0〜E2、およびF0〜F8
は第3c図に示すタイミングとなる。
このクリアにより、カウンタ77および80の
カウントコードが0を表わすため、デコーダ76
および81はそれぞれ出力端0に「1」を出力し
ており、したがつてデータセレクタ74および7
5は、制御回路62の出力ラインを励振位相選択
回路OPSの第1番の単位回路に接続し、アナログ
スイツチング回路78は、何電検出電極21を増
幅器79に接続する。この状態で制御回路62
は、アンドゲートA10をオンとして荷電電極4
1に荷電検索パルスD0を与えて荷電検出電極2
1の荷電検出信号を監視する。
カウントコードが0を表わすため、デコーダ76
および81はそれぞれ出力端0に「1」を出力し
ており、したがつてデータセレクタ74および7
5は、制御回路62の出力ラインを励振位相選択
回路OPSの第1番の単位回路に接続し、アナログ
スイツチング回路78は、何電検出電極21を増
幅器79に接続する。この状態で制御回路62
は、アンドゲートA10をオンとして荷電電極4
1に荷電検索パルスD0を与えて荷電検出電極2
1の荷電検出信号を監視する。
(a) そして非荷電である場合には、データセレク
タ75に接続したラインにリセツトパルスを送
出して第1番の単位回路のフリツプフロツプF
1〜F9をすべてリセツトし、引き続いてデー
タセレクタ74に接続した9本の信号ラインの
第1番を高レベル「1」としてフリツプフロツ
プF1をセツトする。これによりアンドゲート
A1(第3b図)を通して第1位相の励振パル
スF0がサイン波変換器SINの第1番のものに印
加される。そして荷電検出信号を監視して未だ
非荷電である場合には、制御回路62はデータ
セレクタ75にリセツトパルスを送出してOPS
のフリツプフロツプF1〜F9をリセツトし、
手き続いてデータセレクタ74に接続した9本
の信号ラインの第2番を「1」としてフリツプ
フロツプF2をセツトする。これによりアンド
ゲートA2を通して第2位相の励振パルスF1
がサイン波変換器SINの第1番のものに印加さ
れる。そして制御回路62は荷電検出信号を監
視する。制御回路62は荷電検出信号が「荷
電」を表わすようになるまで、OPS(第3b
図)のフリツプフロツプF1〜F9を順次にセ
ツトし、サイン波変換器SINの第1番のものに
F0〜F8を順次に切換印加する。つまり、第1
セクシヨンの第1グループのインクジエツトヘ
ツド11の励振電圧位相を順次にシフトする。
このF0〜F8のいずれか1つ、つまりそのシフ
トの間にいずれかの位相の励振電圧をヘツド1
1に印加しているときにヘツド11のインク粒
子分離位相がD0の荷電パルスと合致し、イン
ク粒子が荷電する。この荷電を検出した時点に
前記位相シフトを停止することにより、ヘツド
11のインク粒子分離位相設定が終わる。
タ75に接続したラインにリセツトパルスを送
出して第1番の単位回路のフリツプフロツプF
1〜F9をすべてリセツトし、引き続いてデー
タセレクタ74に接続した9本の信号ラインの
第1番を高レベル「1」としてフリツプフロツ
プF1をセツトする。これによりアンドゲート
A1(第3b図)を通して第1位相の励振パル
スF0がサイン波変換器SINの第1番のものに印
加される。そして荷電検出信号を監視して未だ
非荷電である場合には、制御回路62はデータ
セレクタ75にリセツトパルスを送出してOPS
のフリツプフロツプF1〜F9をリセツトし、
手き続いてデータセレクタ74に接続した9本
の信号ラインの第2番を「1」としてフリツプ
フロツプF2をセツトする。これによりアンド
ゲートA2を通して第2位相の励振パルスF1
がサイン波変換器SINの第1番のものに印加さ
れる。そして制御回路62は荷電検出信号を監
視する。制御回路62は荷電検出信号が「荷
電」を表わすようになるまで、OPS(第3b
図)のフリツプフロツプF1〜F9を順次にセ
ツトし、サイン波変換器SINの第1番のものに
F0〜F8を順次に切換印加する。つまり、第1
セクシヨンの第1グループのインクジエツトヘ
ツド11の励振電圧位相を順次にシフトする。
このF0〜F8のいずれか1つ、つまりそのシフ
トの間にいずれかの位相の励振電圧をヘツド1
1に印加しているときにヘツド11のインク粒
子分離位相がD0の荷電パルスと合致し、イン
ク粒子が荷電する。この荷電を検出した時点に
前記位相シフトを停止することにより、ヘツド
11のインク粒子分離位相設定が終わる。
(b) 前記(a)の頭初において、始めから「荷電」し
ている場合には、第1セクシヨンのヘツド1
1,12,13が形成したインク粒子のいずれ
かが、荷電パルスD0で荷電されていることに
なり、ヘツド11の噴射インク粒子が荷電して
いると即断しえない場合もありうる。したがつ
てこの場合には、制御回路62はまずカウンタ
77に1パルスを与えて制御回路62を選択回
路OPSの第2番の単位回路に接続して、前記(a)
における位相シフトと同様にしてヘツド12に
与える励振電圧の位相を順次にシフトし、「荷
電」から「非荷電」に変わるか否かを見る。
「非荷電」にかわつた場合には、カウンタ77
をOPSの第1番を指定するコードまでカウント
させて制御回路62を再度OPSの第1番のもの
に接続して前記(a)の位相シフトおよび設定をお
こない、「非荷電」にかわらなかつた場合に
は、更にカウンタ77に1パルスを与えて(こ
の場合カウント値は2)制御回路62を選択回
路OPSの第3番の単位回路に接続し、ヘツド1
3に与える励振電圧の位相を順次にシフトし、
「荷電」から「非荷電」にかわつた場合には、
カウンタ77をOPSの第1番のものを指定する
コードまでカウントさせて制御回路62を再度
OPSの第1番のものに接続して前記(a)の位相シ
フトおよび設定をおこない、「非荷電」にかわ
らなかつた場合には、結局ヘツド11の現在の
励振電圧位相が荷電パルスD0に合致している
ということになるので、そのままヘツド11の
インク粒子分離位相検索、設定は終了とする。
ている場合には、第1セクシヨンのヘツド1
1,12,13が形成したインク粒子のいずれ
かが、荷電パルスD0で荷電されていることに
なり、ヘツド11の噴射インク粒子が荷電して
いると即断しえない場合もありうる。したがつ
てこの場合には、制御回路62はまずカウンタ
77に1パルスを与えて制御回路62を選択回
路OPSの第2番の単位回路に接続して、前記(a)
における位相シフトと同様にしてヘツド12に
与える励振電圧の位相を順次にシフトし、「荷
電」から「非荷電」に変わるか否かを見る。
「非荷電」にかわつた場合には、カウンタ77
をOPSの第1番を指定するコードまでカウント
させて制御回路62を再度OPSの第1番のもの
に接続して前記(a)の位相シフトおよび設定をお
こない、「非荷電」にかわらなかつた場合に
は、更にカウンタ77に1パルスを与えて(こ
の場合カウント値は2)制御回路62を選択回
路OPSの第3番の単位回路に接続し、ヘツド1
3に与える励振電圧の位相を順次にシフトし、
「荷電」から「非荷電」にかわつた場合には、
カウンタ77をOPSの第1番のものを指定する
コードまでカウントさせて制御回路62を再度
OPSの第1番のものに接続して前記(a)の位相シ
フトおよび設定をおこない、「非荷電」にかわ
らなかつた場合には、結局ヘツド11の現在の
励振電圧位相が荷電パルスD0に合致している
ということになるので、そのままヘツド11の
インク粒子分離位相検索、設定は終了とする。
以上の(a)、(b)により、第1セクシヨンの第1グ
ループのインクジエツトヘツド11のインク粒子
分離タイミングの設定が終わる。
ループのインクジエツトヘツド11のインク粒子
分離タイミングの設定が終わる。
次に制御回路62は、アンドゲートA10をオ
フに、A11をオンにして荷電電極41に荷電パ
ルスD1を印加し、カウンタ77を、OPSの第2
番を表わすカウント値1にして荷電検出電極21
の出力を監視し、その出力が「非荷電」である場
合には前記(a)と同様にしてヘツド12に与える励
振電圧の位相を順次にシフトする。「荷電」であ
つた場合には、すでにヘツド11の励振位相設定
D0が終了しており、この位相においては荷電パ
ルスD1ではヘツド11の噴射インク粒子は荷電
しえないのでヘツド12又は13の噴射インク粒
子が荷電しているということになるので、制御回
路62はまずカウンタ77に1パルスを与えてカ
ウント値を2として制御回路62をOPSの第3番
の単位回路に接続し、ヘツド13に与える励振電
圧位相を順次にシフトして「荷電」から「非荷
電」にかわるかを否かを見る。「非荷電」にかわ
つた場合には、カウンタ77をカウント値1に戻
して、前記(a)と同様にヘツド12の励振電圧の位
相シフトをおこなう。「非荷電」にかわらなかつ
た場合には、ヘツド12の現在のインク粒子分離
位相が荷電パルスD1に合致しているので、位相
シフトをおこなう必要はない。
フに、A11をオンにして荷電電極41に荷電パ
ルスD1を印加し、カウンタ77を、OPSの第2
番を表わすカウント値1にして荷電検出電極21
の出力を監視し、その出力が「非荷電」である場
合には前記(a)と同様にしてヘツド12に与える励
振電圧の位相を順次にシフトする。「荷電」であ
つた場合には、すでにヘツド11の励振位相設定
D0が終了しており、この位相においては荷電パ
ルスD1ではヘツド11の噴射インク粒子は荷電
しえないのでヘツド12又は13の噴射インク粒
子が荷電しているということになるので、制御回
路62はまずカウンタ77に1パルスを与えてカ
ウント値を2として制御回路62をOPSの第3番
の単位回路に接続し、ヘツド13に与える励振電
圧位相を順次にシフトして「荷電」から「非荷
電」にかわるかを否かを見る。「非荷電」にかわ
つた場合には、カウンタ77をカウント値1に戻
して、前記(a)と同様にヘツド12の励振電圧の位
相シフトをおこなう。「非荷電」にかわらなかつ
た場合には、ヘツド12の現在のインク粒子分離
位相が荷電パルスD1に合致しているので、位相
シフトをおこなう必要はない。
以上により、第1セクシヨンの第2グループの
インクジエツトヘツド12のインク粒子分離タイ
ミングの設定が終わる。
インクジエツトヘツド12のインク粒子分離タイ
ミングの設定が終わる。
次に制御回路62は、アンドゲートA11をオ
フとし、アンドゲートA12をオンとして荷電電
極41に荷電パルスD2を印加し、カウンタ77
を、OPSの第3番を表わすカウント値2にして荷
電検出電極21の出力を監視し、その出力が非荷
電である場合には前記(a)と同様にしてヘツド13
に与える励振電圧の位相を順次にシフトする。
「荷電」であつた場合には、すでにヘツド11お
よび12の励信位相設定D0,D1が終了してお
り、これらの位相においては荷電パルスD2では
ヘツド11,12の噴射インク粒子は荷電しえな
いので、ヘツド13の噴射インク粒子が荷電パル
スD2で荷電しているということになるので、制
御回路62はヘツド13のインク粒子分離位相シ
フトをおこなわない。これにより、第1セクシヨ
ンの第3グループのヘツド13のインク粒子分離
タイミングの設定が終わり、第1セクシヨンのヘ
ツド11〜13の励振電圧位相設定が終了したこ
とになる。
フとし、アンドゲートA12をオンとして荷電電
極41に荷電パルスD2を印加し、カウンタ77
を、OPSの第3番を表わすカウント値2にして荷
電検出電極21の出力を監視し、その出力が非荷
電である場合には前記(a)と同様にしてヘツド13
に与える励振電圧の位相を順次にシフトする。
「荷電」であつた場合には、すでにヘツド11お
よび12の励信位相設定D0,D1が終了してお
り、これらの位相においては荷電パルスD2では
ヘツド11,12の噴射インク粒子は荷電しえな
いので、ヘツド13の噴射インク粒子が荷電パル
スD2で荷電しているということになるので、制
御回路62はヘツド13のインク粒子分離位相シ
フトをおこなわない。これにより、第1セクシヨ
ンの第3グループのヘツド13のインク粒子分離
タイミングの設定が終わり、第1セクシヨンのヘ
ツド11〜13の励振電圧位相設定が終了したこ
とになる。
制御回路62は次いで、カウンタ80に1パル
スを与えてカウンタ80のカウント値を1とし
て、アナログスイツチ78を、荷電検出電極22
の出力端を増幅器79の入力端に接続するモード
に切換えて、前述した第1セクシヨンのヘツド1
1,12,13の励振電圧位相検索、設定と同様
に第2セクシヨンの第1、第2および第3グルー
プのヘツド21,22および23に関する励振電
圧位相検索、設定をおこない、以下同様に、第3
セクシヨンから第20セクシヨンまでのヘツド31
〜203の励振電圧位相検索、設定をおこない、
これを終了すると、ROM62bより記録制御プ
ログラムを読み出してこのプログラムに基づいて
タイミング表示信号を「記録可(印写データ受入
れ可)」を表わす高レベル「1」とし、印写デー
タ受入れタイミングパルスを印写データ送信側
(図示せず)に与える。また、切換回路71のす
べての単位回路1〜20を増幅器721〜7220
側に切換える。
スを与えてカウンタ80のカウント値を1とし
て、アナログスイツチ78を、荷電検出電極22
の出力端を増幅器79の入力端に接続するモード
に切換えて、前述した第1セクシヨンのヘツド1
1,12,13の励振電圧位相検索、設定と同様
に第2セクシヨンの第1、第2および第3グルー
プのヘツド21,22および23に関する励振電
圧位相検索、設定をおこない、以下同様に、第3
セクシヨンから第20セクシヨンまでのヘツド31
〜203の励振電圧位相検索、設定をおこない、
これを終了すると、ROM62bより記録制御プ
ログラムを読み出してこのプログラムに基づいて
タイミング表示信号を「記録可(印写データ受入
れ可)」を表わす高レベル「1」とし、印写デー
タ受入れタイミングパルスを印写データ送信側
(図示せず)に与える。また、切換回路71のす
べての単位回路1〜20を増幅器721〜7220
側に切換える。
印写データが送られてくると、制御回路62
は、その間タイミングパルスをカウントするか、
あるいは、送信側よりライン同期パルスを受ける
ことにより、シフトレジスタ73に1ライン分の
印写データを格納した後、制御回路62はシフト
レジスタ73を読み出しに設定した後、ナンドゲ
ート84の出力パルスをスタート基点にして2進
カウンタ681の1つの出力パルスF0に同期し
た短幅パルスをシフトレジスタ73にシフトクロ
ツクとして与えると共に、アンドゲートA331
〜A332を、次にナンドゲート84より出力パ
ルスが到来するまでオン付勢する。これにより、
アンドゲートA131〜A323のそれぞれに40
ビツトの印写データがシリアルに出力される。第
1グループのアンドゲートA131,A141,
……A321にはオアゲートR3より、荷電パル
スD0に同期した記録荷電パルスE0が、第2グル
ープのアンドゲートA132,A142,……A
322にはオアゲートR4より荷電パルスD1に
同期した記録荷電パルスE1が、また第3グルー
プのアンドゲートA133,A143,……A3
23にはオアゲートR5より荷電パルスD2に同
規した記録荷電パルスE2が与えられるので、第
1セクシヨンのアンドゲートA131,A13
2,A133に印加される印写データが「記録」
を表わす高レベル「1」であるときには、アンド
ゲートA331の出力は第4図のG1に示す如
く、ヘツド11,12,13のいずれの噴射イン
ク粒子も荷電する長いパルス幅となり、第1グル
ープのアンドゲートA13のみに「非記録」を表
わす低レベル「0」の印写データが印加されてい
るときには、G2に示す如く、アンドゲートA3
31の出力は、ヘツド11の噴射インク粒子は荷
電しない短いパルス幅となる。このように、記録
荷電パルスE0〜E2で、それぞれ3個のヘツド1
1,12,13の噴射インク粒子を荷電するタイ
ミングを定めているので、1個の荷電電極21を
3個のヘツド11,12,13に共用しているに
もかかわらず、印写データに応じて各ヘツドより
の噴射インク粒子を選択的に荷電しうる。
は、その間タイミングパルスをカウントするか、
あるいは、送信側よりライン同期パルスを受ける
ことにより、シフトレジスタ73に1ライン分の
印写データを格納した後、制御回路62はシフト
レジスタ73を読み出しに設定した後、ナンドゲ
ート84の出力パルスをスタート基点にして2進
カウンタ681の1つの出力パルスF0に同期し
た短幅パルスをシフトレジスタ73にシフトクロ
ツクとして与えると共に、アンドゲートA331
〜A332を、次にナンドゲート84より出力パ
ルスが到来するまでオン付勢する。これにより、
アンドゲートA131〜A323のそれぞれに40
ビツトの印写データがシリアルに出力される。第
1グループのアンドゲートA131,A141,
……A321にはオアゲートR3より、荷電パル
スD0に同期した記録荷電パルスE0が、第2グル
ープのアンドゲートA132,A142,……A
322にはオアゲートR4より荷電パルスD1に
同期した記録荷電パルスE1が、また第3グルー
プのアンドゲートA133,A143,……A3
23にはオアゲートR5より荷電パルスD2に同
規した記録荷電パルスE2が与えられるので、第
1セクシヨンのアンドゲートA131,A13
2,A133に印加される印写データが「記録」
を表わす高レベル「1」であるときには、アンド
ゲートA331の出力は第4図のG1に示す如
く、ヘツド11,12,13のいずれの噴射イン
ク粒子も荷電する長いパルス幅となり、第1グル
ープのアンドゲートA13のみに「非記録」を表
わす低レベル「0」の印写データが印加されてい
るときには、G2に示す如く、アンドゲートA3
31の出力は、ヘツド11の噴射インク粒子は荷
電しない短いパルス幅となる。このように、記録
荷電パルスE0〜E2で、それぞれ3個のヘツド1
1,12,13の噴射インク粒子を荷電するタイ
ミングを定めているので、1個の荷電電極21を
3個のヘツド11,12,13に共用しているに
もかかわらず、印写データに応じて各ヘツドより
の噴射インク粒子を選択的に荷電しうる。
以上に説明したインク粒子分離位相検索、設定
ならびに記録の各動作および動作シーケンスは、
すべて制御回路62のROM62bに格納された
プログラムに基づいておこなわれる。
ならびに記録の各動作および動作シーケンスは、
すべて制御回路62のROM62bに格納された
プログラムに基づいておこなわれる。
以上の通り本発明によれば所期の目的が達成さ
れる。なお、上記説明においては特定の装置構成
と特定の実施例のみを説明したが、本発明はこれ
らに限られるものではない。たとえばヘツド数m
やグループ数nはm=60、n=3に限る必要はな
い。本発明者の検討によると、目下のところ2≦
n≦4がより実用的である。
れる。なお、上記説明においては特定の装置構成
と特定の実施例のみを説明したが、本発明はこれ
らに限られるものではない。たとえばヘツド数m
やグループ数nはm=60、n=3に限る必要はな
い。本発明者の検討によると、目下のところ2≦
n≦4がより実用的である。
また、インク粒子の分離位相制御の態様として
電歪振動子の励振電圧位相シフトを例示したが、
インク粒子の分離位相は電歪振動子の励振電圧レ
ベルによつてもかえうる。したがつて励振電圧位
相制御にかえて、励振電圧レベル制御によりリン
ク粒子の分離位相の検索、設定をおこなうように
してもよい。
電歪振動子の励振電圧位相シフトを例示したが、
インク粒子の分離位相は電歪振動子の励振電圧レ
ベルによつてもかえうる。したがつて励振電圧位
相制御にかえて、励振電圧レベル制御によりリン
ク粒子の分離位相の検索、設定をおこなうように
してもよい。
第1a図は、従来の1つのインクジエツト記録
装置の構成を示す斜視図、第1b図はそのB−
B線断面図である。第2a図は本発明を実施す
るインクジエツト記録装置の主たる構造部を示す
斜視図、第2b図および第2c図はそれぞれその
B−B線およびC−C線断面図である。
第3a図は本発明を実施するインクジエツト記録
装置の動作制御回路を示すブロツク図、第3b図
はその一部の構成を詳細に示すブロツク図、第3
c図および第4図は第3a図に示す回路各部の入
出力信号タイミングを示すタイムチヤートであ
る。 11〜203:インクジエツトヘツド、21〜
40:荷電検出電極、41〜60:荷電電極、6
1:絶縁板、62:制御回路、OPS:励振位相選
択回路、SIN:サイン波変換基。
装置の構成を示す斜視図、第1b図はそのB−
B線断面図である。第2a図は本発明を実施す
るインクジエツト記録装置の主たる構造部を示す
斜視図、第2b図および第2c図はそれぞれその
B−B線およびC−C線断面図である。
第3a図は本発明を実施するインクジエツト記録
装置の動作制御回路を示すブロツク図、第3b図
はその一部の構成を詳細に示すブロツク図、第3
c図および第4図は第3a図に示す回路各部の入
出力信号タイミングを示すタイムチヤートであ
る。 11〜203:インクジエツトヘツド、21〜
40:荷電検出電極、41〜60:荷電電極、6
1:絶縁板、62:制御回路、OPS:励振位相選
択回路、SIN:サイン波変換基。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 m≧2なるm個のインク噴射ノズルより一定
周波数の圧力振動を有する加圧インクを噴射さ
せ; 1個で(m/n)≧2なるm/n個のインク噴
射ノズルの噴射インクを荷電する配置としたn個
の荷電電極の各1個に、各固定した位相であつて
相互に位相差があるm/n組の位相検索荷電電圧
パルスを選択的に印加し; 前記m/n個のインク噴射ノズルのそれぞれに
つき、前記m/n組の位相検索荷電電圧パルスの
中の、該インク噴射ノズルに割り当てられた組の
位相検策荷電電圧パルスで噴射インク粒子が荷電
したかを、1個でm/n個のインク噴射ノズルの
噴射インク粒子の荷電を検出する配置としたn個
の荷電検出電極で検出し; 前記噴射インク粒子が荷電しないと該インク噴
射ノズルのインク分離位相をシフトし、荷電する
とそこでインク分離位相を固定する; インク粒子適正荷電タイミング設定方法。 2 インク粒子分離位相のシフトは、加圧インク
の圧力振動の位相シフトである前記特許請求の範
囲第1項記載のインク粒子適正荷電タイミング設
定方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9654279A JPS5621864A (en) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | Method of instllation of charge timing |
US06/171,696 US4358775A (en) | 1979-07-28 | 1980-07-24 | Ink jet printing apparatus |
DE3028596A DE3028596C2 (de) | 1979-07-28 | 1980-07-28 | Farbstrahldrucker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9654279A JPS5621864A (en) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | Method of instllation of charge timing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5621864A JPS5621864A (en) | 1981-02-28 |
JPS6121836B2 true JPS6121836B2 (ja) | 1986-05-29 |
Family
ID=14167985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9654279A Granted JPS5621864A (en) | 1979-07-28 | 1979-07-28 | Method of instllation of charge timing |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5621864A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5976266A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-05-01 | バ−リングトン・インダストリ−ズ・インコ−ポレ−テツド | 流体ジエツト印刷装置 |
-
1979
- 1979-07-28 JP JP9654279A patent/JPS5621864A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5621864A (en) | 1981-02-28 |
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