JPS6121716Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は伝票処理装置に関するもので、その事
務処理を容易におこなえるようにしたものであ
る。

たとえばあらかじめ印刷あるいは書かれた内容
を続取り、さらに必要な必要情報を印字するよう
な場合使用する伝票としては第１図の１のような
ものを使用し、第２図に示す装置２の３の部分か
ら挿入して任意の処理をおこなわせ、その後４の
部分から排出させる方法が用いられる。

しかしその伝票１に、第３図イのように小部品
あるいは通信文を収容する封筒５を取付けていた
場合、伝票１の装置２内における搬送がスムース
に行なえないとともに封筒５の厚みにより読取
り、印字精度にもばらつきが生じてしまう。した
がつて第３図ロに示すように封筒５を伝票１から
分離しなければならない。

本考案はこのような欠点を除去したもので、以
下第４図〜第６図の実施例により説明する。

ここで、３，４の部分は第２図に共通するがそ
の間において伝票１の一部すなわち封筒５との止
め部６を外方に突出させた状態で搬送させる搬送
孔７を有する一方、第５図の点線で示すように吊
れさがり伝票１を引き出す方向に作用させないた
めのガイド孔８を設けている。

この場合、ガイド孔８は伝票１の搬送に際して
封筒５もスムースに搬送させるためにスベリ効果
の良い平滑面８ａに形成している。

なお平滑面８ａの代りに第６図イに示すように
ローラ９を一列状に多数個設けてもよい。また同
図ロのように伝票１の搬送に同期して移動するベ
ルト１０を設けるようにしてもよい。

このように上記実施例は伝票１の情報の読取り
あるいは印字に不要なる部分は装置２から突出さ
せた状態で搬送できるようにし、さらに突出され
た部分に取付けられた封筒５，５′を保持しつつ
伝票１の搬送に際して封筒５を同期させて搬送さ
せる手段を設けたものである。

したがつて第３図のロのように伝票１と封筒５
とはわざわだ取りはずす必要がなく、また封筒５
は伝票１の搬送に同期させて積極的に搬送するよ
うにしているために伝票１の搬送系に大きな荷重
がかかることがない。

上記実施例より明らかなように本考案によれば
伝票に付された封筒などを取外すことなく、情報
読取、印刷等を正確に行なうことができる実用的
効果の大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は伝票の正面図、第２図は従来の伝票処
理装置の斜視図、第３図イ，ロは封筒の付された
伝票の側面図および斜視図、第４図は本考案の一
実施例による伝票処理装置の斜視図、第５図は同
要部の断面図、第６図イ、ロは他の実施例の要部
の側面図である。 ２……装置、３……部分、７……搬送孔、８…
…ガイド孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 搬送過程で伝票処理をおこなう伝票搬送部に
   伝票の一部を常時突出させて搬送させる第１の
   搬送部分を設けると共に、上記伝票の一部に取
   付られる封筒を保持しつつ搬送させる第２の搬
   送部分を設けた伝票処理装置。 (2) 第１の搬送部分に同期して動作するベルトコ
   ンベアで上記第２の搬送部分を構成したことを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の伝票処理装置。