JPS61215658A - 舗装用の瀝青質混合物 - Google Patents

舗装用の瀝青質混合物

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JPS61215658A
JPS61215658A JP5915885A JP5915885A JPS61215658A JP S61215658 A JPS61215658 A JP S61215658A JP 5915885 A JP5915885 A JP 5915885A JP 5915885 A JP5915885 A JP 5915885A JP S61215658 A JPS61215658 A JP S61215658A
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JP
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bituminous
mixture
ionomer resin
resin
test
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JP5915885A
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Toru Yoshikane
吉兼 亨
Toru Hasegawa
徹 長谷川
Hiromitsu Nakanishi
中西 弘光
Koji Asano
耕司 浅野
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DAIYU KENSETSU KK
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DAIYU KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は舗装用の瀝青質混合物に関し、詳しくは瀝青
質とアイオノマー樹脂とからなる瀝青質組成物を骨材、
フィラー等と混合してなる舗装用瀝青質混合物に係わる
ものである。
(従来の技術) 従来、舗装用瀝青質混合物において、瀝青質の感温性や
強度特性、変形抵抗、疲労抵抗などの機械的特性あるい
は耐油性等の改良を図る試みが樹脂系やゴム系による改
質材で行なわれているが、未だその物性、施工性、取扱
い性、経済性等において総合的に充分満足するに値する
ものがないというのが現状である。
ところで、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニルコポリマ
ー、エチレンエチルアクリル酸コポリマー、アタクチッ
クポリプロピレン、エチレンメタアクリル酸コポリマー
等のオレフィン系熱可塑性樹脂による改質材においては
、感温性や機械的特性等といったことでは、ある程度の
改良効果は見られるものの、橋面とくに鋼床版上、コン
テナーヤード、空港路等といったような苛酷な交通条件
下の舗装に用いられる瀝青質混合物においては充分にそ
の適応ができないものであった。また、改質材がウレタ
ン系あるいはゴム系などによって変性された可撓性エポ
キシ樹脂等の熱硬化性樹脂によるものにおいては、上記
熱可塑性樹脂に比べて機械的特性や耐油性といった物理
的、化学的性質については、かなり優れてはいるものの
、これらのものには可使時間の制約があり、この可使時
間あるいは硬化時間は温度によって極めて大きく左右さ
れるから、その施工における品質管理が難しく、その上
この樹脂を多fl(ilP資質に対して数十%以上)に
用いなければ、熱硬化性樹脂特有の三次元的な網目状分
子構造に基づく物理的特性が得られず、それに経済的負
担も大きく、しかも加熱高温時に加える主としてアミン
系硬化剤からの発生ガスは臭気が強く健康上にも問題が
ある。更にゴム系つまりクロロプレン、スチレンイソプ
レン、スチレンブタジェンゴム等によるものにおいては
、伸長性や感温性の改良効果は認められるものの、ある
一定の温度(40〜50℃)以上では、伸長性が高すぎ
て充分な機械的特性が得られないといったことや、ゴム
の添加量の増加に伴って粘度増加が著しく、そのため作
業性の面から見て添加量に限界(最大10%程度)があ
り、またこれを越えて添加しようとすると粘度低減のた
めには、加熱温度が200℃を越えることとなりゴムが
著しく熱的変質を受けて液状化乃至はゲル化を起すもの
であると共に瀝青物質も著しく劣化してしまう問題点が
見られる。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明は、従来の瀝青質混合物の上記した問題点
を解決しようとしたものであって、マーシャル安定度、
動的安定度、曲げ疲労などの機械的特性が大きく、耐油
性に優れ、かつ可使時間の制約がなく施工性に都合の良
い、舗装用瀝青質混合物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記瀝青質混合物の持つ本質的 −問題
点を改良すべく、鋭意研究を重ねた結果、瀝青質とアイ
オノマー樹脂からなる瀝青質組成物を骨材、フィラー等
と混合してなる瀝青質混合物が舗装用として優れた物性
を有することを見いだし本発明を完成するに至った。本
発明はオレフィン系のポリマーに金属イオンを介在させ
てなるアイオノマー樹脂3〜30本山部(以下、単に部
と略記する。)と、瀝青質97〜70部とが混合されて
なる瀝青質組成物を骨材、フィラー等と混合してなる瀝
青質混合物に係るものである。前記瀝青質は、舗装に使
用可能なものであり、JIS−に2531による測定に
おいて、軟化点が30〜130℃、望ましくは軟化点4
0〜90℃、のものであって常温(20〜25℃)にお
いて固体あるいは半固体のものをさす。
この瀝青質はストレートアスファルト、天然アスファル
ト、セミプローンアスファルト、ブローンアスファルト
、ピッチ類、タール類、カラー舗装用石油樹脂系バイン
ダー類などの常温固体あるいは半固体のものの中から選
択使用される。なかでも、ストレートアスファルト、天
然アスファルト、セミプローンアスファルト、ブローン
アスファルト、カラー舗装用石油樹脂系バインダーはア
イオノマー樹脂との相溶性も良く、強度特性の改良効果
も大きくて望ましい。
前記オレフィン系ポリマーに金属イオンを介在させてな
るアイオノマー樹脂は、α−オレフィンとカルボン酸を
もったモノマーとの共重合体において、カルボキシル基
を利用して金属イオンで分子鎖間を架橋したポリマ一群
のものであり、本発明にはこの意味のアイオノマー樹脂
が使用される。
なかでもエチレンと不飽和カルボン酸く例えばアクリル
酸、メタアクリル酸など)共重合体の分子間をNa、Z
nなどの金属イオンによって、分子間を架橋した構造の
アイオノマー樹脂が好ましく、とくに金属イオンがzn
イオンからなり、メルトインデックスが1.0以上であ
り、かつその形状が粒状、粉末状、フレーク状、ペレッ
ト状などの比表面積の大きいものが改質効果が大きくて
望ましい。なお、作業や加工の取扱いの面からは粉末状
の樹脂がよい。
アイオノマー樹脂は熱可塑性樹脂でありながら固体化さ
れる温度域では金属イオン結合を有し、熱硬化性樹脂の
如く非常に強靭で適度の弾力性と柔軟性をもち、高温域
ではイオン結合が弱まり、熱可塑性樹脂同様に溶融され
る性質を有するものである。
アイオノマー樹脂の添加間は、瀝青質97部に対して3
部以下では、その添加効果が少なく、またし、施工の経
済性からも好ましくないことから、3部以上〜30部以
丁の範囲であることが必要である。本発明に係る瀝青質
混合物の製造に関しては、予めアイオノマー樹脂と瀝青
質を加熱混合しと。
た瀝青質組成物を加熱した骨材やフィラー等か混合する
方法や、加熱した骨材やフィラー等と瀝青質との混合中
にアイオノマー樹脂を投入して混合する方法によるなど
の通常の混合手段によりなし得る。なお混線時には必要
に応じて消泡剤、顔料、老化防止剤あるいは剥離防止剤
等を加えてもよい。
また必要に応じてゴム類や、他の樹脂類等を加えること
もできる。更に、前記骨材としては、砂、砂利、砕石等
が用いられ、フィラーとしては炭酸カルシウム、消石灰
、セメント等が用いられる。
これらの舗装用混合物の配合設計においては、通常の舗
装用瀝青質混合物の場合と同様に、例えば日本通路協会
発行のアスファルト舗装要綱によるか、それに類する方
法によればよい。瀝青質とアイオノマー樹脂からなる瀝
青質組成物と、骨材、フィラー等と、本発明の瀝青質組
成物を加熱混合して瀝青質混合物となす場合には混合温
度は165℃から185℃、締固め温度は150℃から
180℃によるのが好ましい。
(試験例) 次に、本発明を得るための試験例を説明する。
試験例1 舗装用混合物とするための瀝青質組成物を表−1の配合
に従って準備した。まず試料番号aに示すアイオノマー
樹脂配合のもの(本例1)、及び試料番号す、cに示す
熱可塑性樹脂配合のもの(比較対照)、及び試料番号d
#に示すゴム配合のもの(比較対照)については瀝青質
に予め所定口の樹脂あるいはゴムを加えて改質しておい
たものをミキサに投入し、加熱骨材と混合して舗装用混
合物とした。試料番号fに示すもの(比較対照)は改質
材を全く加えない瀝青質のものに、加熱骨材を混合して
舗装用混合物とした。また、試料番号eに示す熱硬化性
樹脂配合のもの(比較対照)については主剤(可撓性エ
ポキシ樹脂)と硬化剤(脂肪族アミン)を59:41の
割合°で充分に混合したものの所定aと瀝青質の所定は
とを同時にミキサ中に投入して加熱骨材と混合して舗装
用混合物とした。本試験例1においては、瀝青質はスト
レートアスファルト(60〜80)を、アイオノマー樹
脂はハイミラン#1702(三井ポリケミカル■製造、
アイオノマー樹脂の商品名)の粉末状のものを、また比
較対照に用いたエチレン酢酸ビニル共重合体(以下EV
Aと略記する。)にはエバフレックス#420(三井ポ
リケミカル暉製造、EVAの商品名)の粉末状のものを
、またポリエチレン(以下PEと略記する。)にはユカ
ロンJX−10(三菱油化KK製造、PEの商品名)の
粉末状のものを、スチレンブタジェンブロック共重合体
(以下5BSRと略記する。)にはカリフレックスKX
−65(米国シェル化学KK製造、5BSRの商品名)
の粉末状のものを、またエポキシ樹脂についてはスビッ
ク(花王石鹸■製造、商品名)の液状のものを用いた。
混合物の種類はアスファルト舗装要綱(社団法入 日本
道路協会)に定められている細粒度アスコン(13)と
して結合材量(瀝青質組成物置または瀝青質■)が70
%のものと、モルタルとしでスクリーニングス、細砂、
フィラーの配合割合が45:45:10からなり結合材
量が10.0%のものとの2Fi類とした。骨材と瀝青
質組成物との混合は、実験用小型2@バグミルミキナに
て1分間とした。各混合物の練り上がり温度は概ね17
0=175℃であった。
このようにしてできた混合物について、マーシャル安定
度試験による安定度とフロー値、ホイールトラッキング
試験による動的安定度、繰り返し曲げ試験による破壊載
荷数を測定した。
安定度はマーシャル試験において混合物温度165℃に
て表裏各50回ずつ突き固めて供試体を作成し、室内放
冷24時間後60℃の水槽中に30分間浸漬後に求めた
。動的安定度は試験温度60℃にて接地圧6.1g/ 
cmで行なったホイールトラッキング試験の結果から求
めた。破壊載荷数は4 X 4 X 36 cmの寸法
の供試体を用い試験機としてサーボパルサーLab−5
u(島津製作所製)を用いて、試験温度0℃で周波数1
0H7でSin波強制両振変位を与えるひずみ制御法に
て、スパン長30 cm、載荷点間隔10cmの三笠分
点載荷で設定ひずみ吊を400マイクロで行った。繰り
返し疲労試験において、載荷回数に応じた複素弾性率を
両対数紙上にプロットし、この複素弾性率が急激に変化
する前後の近似直線の交点に対応する載荷数を破壊載荷
数とした。
なお1ボキシ樹脂によるものに関しては供試体作成後6
0℃にて3日間の強制養生を行なった後、同様に試験を
行なった。
安定度、フロー値、動的安定度、及び破壊載荷数の各測
定結果は表−2に示した。
表−2から明らかなように、本例1aの60℃における
機械的特性は、通常の熱可塑性樹脂やゴムによるものに
比べて、1.3〜2.0倍の安定性(安定度、動的安定
度)を示し、また、熱硬化↑−[樹脂であるエポキシ樹
脂によるものに比べて、これとほぼ同等の安定性を示す
ものであった。更に、0℃における繰り返し曲げ疲労試
験では通常の熱可塑性樹脂やゴムによるものに比べて1
8〜44倍、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂によるも
のに比べても10倍の疲労寿命である破壊載荷数を示し
た。
試験例2 この試験例2は瀝青質組成物を用いた舗装用混合物の化
学的安定性(耐油性)について試験したものである。試
験用の供試体は前記試験例1と同様の方法で作製したホ
イールトラッキング試験用供試体〈細粒度アスコン(1
3))から各辺の寸法が6 cm X 5 cm x 
4 cmの直方体状に切り出したものを使用した。
この試験は、それぞれの供試体の重量を測った後、直径
約10cm、深さ約11cmのふた付き金属製円筒罐の
中に入れて、そこに溶剤として約400ccのメチレン
クロライド(旭硝子KJ(製造)を入れて、ふたをして
、そのまま約27℃の室内に放置した。所定時間経過後
、静かに塊り状となって残存している供試体を取り出し
て空気中にて約1時間放置して溶剤を揮発させた後に重
量を測定し、供試体の重量減を求めた。
以上の操作を所定時間毎に繰り返して、溶剤中での浸漬
時間と供試体の重量減との関係を求めた。
なお重量減は浸漬前の供試体重量に対する損失重邑%で
示した。この試験の結果は表−3に示す。
表−3中において「崩壊」と記したものは、所定時間経
過後、塊状のものが全く認められなかったものである。
本例2のものは比較例に比べて耐油性に極めて優れたも
のであることが分る。
表−3(重量減%) 試験例3 瀝青質(ストレートアスファルト60〜80)80部と
アイオノマー樹脂(ハイミラン)20部の配合において
、アイオノマー樹脂の種類を変えて作成した瀝青質組成
物よりなる舗装用混合物の。
マーシャル安定度試験による安定度とフロー値、ホイー
ルトラッキング試験による動的安定度を測定した。使用
した混合物の種類は試験例1で使用したモルタル配合と
同じである。混合物の混合方法、及び試験方法等は試験
例1の場合と同様である。この試験結果は表−4に示す
通りであった。
本試験例3において、アイオノマー樹脂の品番が#17
02、#1652、#1855、#1706のものは金
属イオンがZnイオンからなるものであり、品番が#1
605、#1555のものは金属イオンがNaイオンか
らなるものである。なお、表−4中におけるMIはアイ
オノマー樹脂のメルトインデックスを示す。
表−4 表−4の結果より概ねMlが10以上であればアイオノ
マー樹脂によって改質した瀝青質組成物よりなる舗装用
混合物のマーシレル安定度や動的安定度は極めて高いと
言える。それにまた金属イオンの種類の違いに着目すれ
ばZnイオンからなるものの方がNaイオンからなるも
のに比べて若干その改良効果が大きいものであると言え
る。
試験例4 瀝青質(ストレートアスファルト60〜80)95〜7
0部に改質材としてのEVA(エバフレックス#420
)、PE(ユカロンJX−10)、5BSR(カリフレ
ックスKX−65)、エポキシ樹脂(スビック)および
、アイオノマー樹脂(ハイミラン#1702)をそれぞ
れ5〜30部まで変化させて作成した瀝青質組成物より
なる舗装用混合物のマーシャル安定度試験による安定度
を測定した。対象とした混合物は前記試験例1で用いた
細粒度アスコン(13)とモルタルの2種類とした。混
合物の混合方法及び試験方法あるいは養生方法等につい
ては試験例1と同様である。
この試験結果は表−5、第1図、第2図に示した。
第1図は細粒度アスコン(13)による安定度、第2図
はモルタルによる安定度の結果を示した。
第1図及び第2図のグラフにおいて、4−aはアイオノ
マー樹脂によるもの、4−bはEVAによるもの、4−
cはPEによるもの、4−dは5BSRによるもの、4
−eはエポキシ樹脂によるものを表わしている。
これらの結果より比較例としたEVA、PEに代表され
る従来一般に用いられていた熱可塑性樹脂や、5BSR
に代表されるゴムによる改質の場合は、その添加量が比
較的少ない場合(約20重世%まで)には安定度におい
である程度の改良効果が認められるが、添加量が多くな
る(約20重量%以上)と安定度の増加傾向が止まるか
、あるいは逆に低下していくことがわかる。またエポキ
シ樹脂による場合は逆に添加量の少ない領域(約15%
まで)では安定度において改良効果が小さく、添加量が
多くなる(約り5%爪部以上)と急激に安定度が増加す
る。
これに対して本例4に係るアイオノマー樹脂によるもの
(4−a)は樹脂添加層と安定度の関係がほぼ正比例の
関係にあり、他の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂その他ゴ
ムによる場合に比べてマーシャル安定度の改良効果の大
きいことが判る。
試験例5 瀝青質(ストレートアスファルト60〜80)   9
5〜70部に改質材として、EVA(エバフレックス#
420) 、5BSR(カリフレックスKX−65)、
エポキシ樹脂〈スビック)および、アイオノマー樹脂(
ハイミラン#1702)をそれぞれ5〜30部まで変化
させて作成した瀝青質組成物よりなる舗装用混合物のホ
イールラッキング試験による動的安定度を測定した。対
争とした混合物の種類は試験例1で用いた細粒度アスコ
ン(13)とし、混合物の混合方法及び試験方法あるい
は谷生り法等については試験例1と同様に行なった。こ
の試験結果は表−6、第3図に示すなお第3図のグラフ
において5−aはアイオノマー樹脂によるもの、5−b
はEVAによるもの、5−dは5BSRによるもの、5
 6はエポキシ胴脂にJ:るものを表わしている。
表−6及び第3図の結果より、本例5に係るアイオノマ
ー樹脂による場合は他の比較対照に比べ試験例6 瀝青質(ストレートアスファルト60〜80)95〜8
0部に改質材として、EVA (エバフレックス#42
0) 、PE (ユカロンJX−10)、5BSR(カ
リフレックスKX−65)、エポキシ樹脂(スビック)
及び、アイオノマー樹脂(ハイミラン#1702)をそ
れぞれ5〜20部まで変化させて作成した瀝青質組成物
よりなる舗装用混合物の繰り返し曲げ疲労試験による破
壊載荷数を測定した。対象とした混合物の種類は試験例
1で示したモルタルとし、混合物の混合方法及び試験方
法あるいは養生方法等については試験例1と同様に行な
った。この試験結果は表−7及び第4図に示した。
なお第4図のグラフにおいて5−aはアイオノマー樹脂
によるもの、6−bはEVAによるもの、5−cはPE
によるもの、6−8はエポキシ樹脂によるものを表わし
ている。
表−7及び第4図より、本例6に係るアイオノマー樹脂
による場合は低温時における疲労特性はjijJ脂添加
吊に応じて改良されていくが比較例に示tEVAによる
場合は樹脂添加量を増加しても・その効果が小さく、ま
たPEの場合は添加量で10瓜吊%までは本例6のもの
と近い関係にあるが、10重暑気を超えて添加すると、
逆に低下する傾向を示し、エポキシ樹脂の場合はEVA
よりは改良効果は大きいが本例6のものには大きく劣る
表−7 以上の各試験例より明らかなように、本発明に係る瀝青
質混合物は、マーシャル安定度、動的安定度、曲げ疲労
などの物性に優れるものであって、しから耐油性等にも
優れるものであるから優れた舗装をなすことができる。
実施例 ここでは、本発明に係る瀝青質混合物をバッチ式アスフ
ァルトプラントにて実際に製造し、マーシャル安定度試
験、ホイールトラッキング試験、及び耐油性試験を行な
った結果について示す。
混合物の種類はアスファルト舗装要綱(社団法人 日本
道路協会)に示されている密粒度アスコン(13)とし
、結合材量は6.5%とした。アスファルトプラントは
800Ky/バツチの製造能力を有するもので、改質材
の添加方法は加熱した骨材とフィラー、アスファルトと
の混合中にビニール袋詰めにした粉末状のものを添加す
る方法で行なった。混合時間は約1分間とし、混合直後
の混合物温度は178℃であった。
ここに使用した改質材はハイミラン#1702(三井ポ
リケミカル社製、アイオノマー樹脂の商品名)、アスフ
ァルトとしてはストレートアスファルト(60〜80)
を用いた。
試験は170℃で表裏各50回ずつ突固めて成形した供
試体のマーシャル安定度とフロー値、ホイールトラッキ
ング試験による動的安定度及び耐油性試験として塩化メ
チレン中に24時間浸漬後の供試体の重旦減について求
めた。各測定法は試験例1及び試験例2に示した方法に
準じて行なった。結果は表−8にまとめて示す。
表−8 (発明の効果) 本発明の瀝青質混合物は、従来のオレフィン系ポリマ一
つまりエチレン酢酸ビニルコポリマーや、エチレンエチ
ルアクリル酸コポリマーで代表される熱可塑性樹脂や、
エラストマ一つまりスチレンブタジェン系ゴムで代表さ
れるゴム系によった改質のものに比べて、機械的特性や
、耐油性に極めて優れたものであって、これはエポキシ
系樹脂等の熱硬化性樹脂によった改質のものに匹敵する
か、あるいはそれ以上の物理的、化学的特性を有するも
のである。しかも従来の熱硬化性樹脂の改質によるもの
では、欠点とされていた可使時間乃至は硬化時間の制約
もなく、かつその樹脂に使用する硬化剤の臭気の心配も
なく、アイオノマー樹脂量の少ない場合においても、瀝
青質の物性の改良効果は大きく、通常の舗装はもちろん
のこと長大橋における鋼床版舗装あるいは空港路舗装等
のような、苛酷な条件下での舗装にも適するものである
しかも熱硬化性樹脂によった改質のものでは、舗装の再
生化が図れないが19本発明の組成物では、再生化が図
れる点にも特長を有し、再資源化による省資源的経済効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は試験例4における各瀝青質混合物の
マーシャル安定度を示すグラフ、第3図は試験例5にお
ける各g青質混合物の動的安定度を示すグラフ、第4図
は試験例6における各瀝青質混合物の破壊載荷数を示す
グラフである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オレフィン系のポリマーに金属イオンを介在させ
    てなるアイオノマー樹脂3〜30重量部と、瀝青質97
    〜70重量部とからなる瀝青質組成物を骨材、フィラー
    等と混合してなることを特徴とした舗装用の瀝青質混合
    物。
  2. (2)前記アイオノマー樹脂がエチレンとアクリル酸と
    の共重合体の分子間にNaイオンあるいはZnイオンを
    介在させてなる構造のものである特許請求の範囲第1項
    記載の舗装用の瀝青質混合物。
  3. (3)前記アイオノマー樹脂がエチレンとメタアクリル
    酸との共重合体の分子間にNaイオンあるいはZnイオ
    ンを介在させてなる構造のものである特許請求の範囲第
    1項記載の舗装用の瀝青質混合物。
  4. (4)前記アイオノマー樹脂がメルトインデックス1.
    0以上でありかつ粉末のものである特許請求の範囲第1
    項記載の舗装用の瀝青質混合物。
  5. (5)前記瀝青質がストレートアスファルトである特許
    請求の範囲第1項記載の舗装用の瀝青質混合物。
  6. (6)前記瀝青質が天然アスファルトである特許請求の
    範囲第1項記載の舗装用の瀝青質混合物。
  7. (7)前記瀝青質がブローンアスファルトである特許請
    求の範囲第1項記載の舗装用の瀝青質混合物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996023840A3 (fr) * 1995-01-30 1996-09-26 Atochem Elf Sa Compositions de bitumes
CN106883627A (zh) * 2017-04-06 2017-06-23 上海应用技术大学 一种乙烯丙烯酸离聚体改性沥青的制备方法

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