JPS61213768A - 薬効判定方法およびその装置 - Google Patents

薬効判定方法およびその装置

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JPS61213768A
JPS61213768A JP60056671A JP5667185A JPS61213768A JP S61213768 A JPS61213768 A JP S61213768A JP 60056671 A JP60056671 A JP 60056671A JP 5667185 A JP5667185 A JP 5667185A JP S61213768 A JPS61213768 A JP S61213768A
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Dia Medical System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ラット、モルモット等のげっ歯類に、薬剤を
投与し、そのとき発する音声を周波数分析して薬剤の効
果を判定する薬効判定方法およびその装置に関するもの
である。
「従来の技術」 従来、ある薬剤が目的の効果を有するか否かについて実
験動物を用いて判定する場合、その実験動物の情動や心
理状態に関係なく、単に生理現象の計測で判断していた
。すなわち、その実験動物にある薬剤を投与したとき、
発熱したかどうか、呼吸はどうか、血圧は変化したかど
うか、寿命はどうかなどの機能計測の他、目視を主体と
した形態計測、化学分析などが用いられていた。
「発明が解決しようとする問題点」 薬剤の効果を判定するのに実験動物の生理現象の計測だ
けでは不十分で、さらに情動、心理状態をも反映させる
ことが望ましい。
しかるにげっ歯類の発する音声を周波数分析すると、特
定の情動、心理状態のとき特定の周波数の音声を発した
り、抑制したりすることが判明した6さらに詳しくは、
げっ歯類は種内個体間で超音波による交信を行う、げっ
歯類の一種であるラットも個体の種々の状態でそれぞれ
ある範囲の周波数の超音波を発声する。これらの超音波
発声がラットの特定の情動2心理状態を反映しておれば
薬剤の向精神作用の動物実験系として有効な指標となり
得る。
「問題点を解決するための手段」 本発明はげっ歯類が特定の薬剤を投与すると。
特定の超音波を発声したり抑制されたりすることを利用
してその薬剤の効果の有無を判定するようにした薬効判
定方法に関するものである。具体的判定手段としては、
ラットの発声音を検出するための超音波反応マイクロフ
ォンと、この検出された超音波を10.30.50.7
0.90KHz等を中心周波数とする周波数に分析する
ためのバンドパスフィルタと、分析された周波数毎にパ
ワースペクトルを求めるパワー解析手段とからなるもの
である。
「作用」 マイクロフォンでラットの超音波発声音を検出し、これ
を中心周波数が10.30.50.70.90KHzな
どのバンドパスフィルタで周波数分析し、各々の分離さ
れた成分を例えば0.2秒毎に積分してパワースペクト
ル解析を施こす、このパワースペクトル解析をすると、
薬剤の種類によりある周波数成分の発声が増大したり抑
制されたりすることが判明した。したがって、この現象
を利用すれば薬剤の効果の判定ができる。
「実施例」 まず、げっ歯類としてウィスター系ラットを用いて超音
波発声の特長を解析するとつどのような効果が得られた
母親から孤立させられた乳仔ラットは、30〜40KH
z、40〜45KHz、50K11z、65〜70にl
lzなど種々の周波数の超音波発声をした。発声は生後
12〜13日令がピークで、以後発声が減少し、離乳後
はほとんど発声しなくなった。この12〜13日令では
30〜50KIIZの発声が多いが、パターンには一定
の特徴がなく、−回発声中の周波数の変化が著しかった
成体雄間の闘争行動中には50〜70K)lzの一定周
波数の短音と、25〜30KHzの一定周波数の長音が
存在することが特長的で、50〜70にHzの短音が威
嚇を示し、25〜30KIjzの長音が服従を示すと考
えられる。また成体雄と発情離間の求愛行動中には50
KHzの短音と、30〜50KI(zの長音が発声され
た。
また、成体ラットに電撃刺激を与えても最初は可聴音悲
鳴を発するのみで、超音波発声はなかった。
しかし1分間隔で10回の刺激を与えると、約30%の
ラットが1回の刺激で数分間25〜30KHzの長音を
発声するよ−うになった。残りのラットは刺激を受けて
も超音波発声反応を示すに至らなかった。
反応するラットは往々にして実験ケージに入れただけで
超音波発声をした。したがってこの反応は単純な反応で
はなく、ラットの「心理状態」を反映するものと考えら
れる。ラットに、不安緩解効果を有するジアゼパム(5
mg/kg)、クロールプロマシン(2I1g/kg)
を皮下注射すると、その30分後に、電撃刺激後の超音
波発声が抑制された。しかし、このとき、刺激時の可聴
音発音は消失しなかった。
同様にして、鎮痛薬ペンタゾシン(5B/kg)では電
撃刺激後の超音波発声の抑制作用が弱かった。また、イ
ミプラミン(20mg/kg)は、わずかな超音波発声
の抑制効果を示したが、2mg/kgではかえって超音
波発声が増強した。
以上の通り、向精神作用試験にラット超音波発声を充分
利用することができる。
以上のようなラットの超音波発声におよぼす向精神薬の
影響を測定するための具体的手段について以下に、説明
する。
(1)は実験動物として用いられるウィスター系ラット
である。また、(2)はコンデンサマイクロフォンで、
このマイクロフォン(2)は感度−67,8dBで、1
00KHzまでの超音波反応性を有するものが用いられ
る。このマイクロフォン(2)の出力側°に。
80dBの増幅回路(3)を介してパワースペクトル解
析装置(4)が結合される。このパワースペクトル解析
装置(4)は、第1図の例ではBPF(バンドパスフィ
ルタ)(5)、整流回路(6)、積分回路(7)および
サンプリング時間設定回路(8)で構成されている。前
記B P F (5)は例えば中心周波数が1O120
,30,40,50,70,90および100KHzの
B P F (5a)(5b) ・(sh)からなり、
これらのB P F (5a) (5b) −(5h)
は、それぞれ整流回路(6a) (6b)・・・(6h
)を介して積分回路(7a) (7b)・・・(7h)
に結合されている。この積分回路(7a) (7b)・
・・(7h)の入力側には前記サンプリング時間設定回
路(8)が結合され、また出力側には、並列出力の場合
は直接、ペンレコーダ、CRTなどの記録装置(9)に
結合され、直列出力のときは並列/直列変換回路(10
)を介して記録装置(9)に結合されている。
以上のような構成において、ラット(1)に薬効判定す
べき薬剤を投与し、所定の時間経過後に電撃刺激を与え
る。そのときマイクロフォン(2)で集音した超音波発
声が第2図(a)に示すものとする。この信号を増幅回
路(3)で80dB増幅した後。
B P F (5a) (5b) −(5h)で第2図
(b) 〜(i)に示すように各々の周波数成分に分離
するにれらの周波数成分を整流回路(6a) (6b)
・・・(6h)で整流した後、サンプリング時間設定回
路(8)からのサンプリング時間(例えば0.2秒)毎
に積分回路(7a) (7b) −(7h)にて積分す
る6つまり0.2秒積分、リセット、0.2秒積分、リ
セット、・・・を繰返す。これらの積分出力は、記録装
置(9)で各周波数成分毎に並列に記録すると第2図(
j)・・・(g)のような波形になる。また、並列/直
列変換回路(10)でヒ0時の並列出力を直列出力に変
換して記録すると第2図(r)のような波形となる。さ
らに、超音波を可聴音として人間の耳で聞く場合には、
第5図に示すようにBPF (5a)(5b) −(5
h)の出力側に、周波数を1710程度に下げるための
分周回路(lla) (llb)・・・(llh)を介
して可聴音発生装置(12a) (12b)・・・(1
2h)に連結して各周波数成分毎の音を聞くようにして
もよい。
前記第1図の実施例では、パワースペクトル解析装置I
!(4)を、B P F (5)、整流回路(6)、積
分回路(7)およびサンプリング時間設定回路(8)を
もって構成してパワースペクトルを求めた。しかし、こ
れに限られるものではなく、例えば、第3図に示すよう
に、増幅回路(3)の出力を分析するスペクトルアナラ
イザ(13)によってパワースペクトルを求めてもよい
し、また、第4図に示すように、コンピュータ(14)
により音声の各波毎の発声間隔(時間)とピーク値(振
巾)を求め、これらの値からパワースペクトルを求める
ようにしてもよい。
「発明の効果」 本発明は上述のような方法にて薬効を判定するようにし
たので、従来のような生理現象のみによる場合には不可
能であった向精神薬の効果を判定できる。また、記録装
置によってパワースペクトルを記録すればより客観的な
薬効判定が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による薬効判定装置の第1実施例を示す
ブロックl、第2図は第1図における各部の出力波形図
、第3図は本発明の第2実施例のブロック図、第4図は
本発明の第3実施例のプロッり図、第5図は本発明の第
4実施例のブロック図である。 (1)・・・ラット、(2)・・・マイクロフォン、(
3)・・・増幅回路、(4)・・・パワースペクトル解
析装置、(5)・・・バンドパスフィルタ(BPF)、
(6)・・・整流回路、(7)・・・積分回路、(8)
・・・サンプリング時間設定回路、(9)・・・記録装
置、(10)・・・並列/直列変換回路、(11)・・
・分周回路、(12)・・・可聴音発生装置、(13)
・・・スペクトルアナライザ、(14)・・・コンピュ
ータ。 出願人 ダイヤメディカルシステム株式会社第  2 
 図 (f)・(5e)” (C1)”(5f)” (h)・〜)′・

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)げっ歯類に、薬剤を投与した後に刺激を与えて得
    られた超音波発声と、薬剤を投与せずに刺激を与えて得
    られた超音波発声とを比較してそのときの超音波発声反
    応によって向精神薬の効果を判定するようにした薬効判
    定方法。
  2. (2)げっ歯類の超音波発声を検出するマイクロフォン
    と、このマイクロフォンの出力を増幅する増幅回路と、
    この増幅回路の超音波発声出力からパワースペクトルを
    求めるパワースペクトル解析装置と、このパワースペク
    トル解析装置の出力を記録する記録装置とからなること
    を特徴とする薬効判定装置。
  3. (3)パワースペクトル解析装置は、複数の超音波周波
    数成分に分離するバンドパスフィルタ群と、これらのバ
    ンドパスフィルタの出力側に結合され所定時間毎に積分
    する積分回路群とからなる特許請求の範囲第2項記載の
    薬効判定装置。
  4. (4)パワースペクトル解析装置は、複数の超音波周波
    数成分に分析するスペクトルアナライザからなる特許請
    求の範囲第2項記載の薬効判定装置。
  5. (5)パワースペクトル解析装置は、超音波発声の各波
    毎の発声間隔とピーク値とからパワースペクトルを求め
    るコンピュータからなる特許請求の範囲第2項記載の薬
    効判定装置。
  6. (6)記録装置は、パワースペクトル解析装置の周波数
    成分毎の出力群をそれぞれ並列に記録するものからなる
    特許請求の範囲第2項記載の薬効判定装置。
  7. (7)記録装置は、パワースペクトル解析装置の周波数
    成分毎の出力群を一定時間毎に直列に変換して記録する
    ものからなる特許請求の範囲第2項記載の薬効判定装置
  8. (8)げっ歯類の超音波発声を検出するマイクロフォン
    と、このマイクロフォンに結合され複数の周波数成分に
    分離するバイドパスフィルタ群と、これらのバイドパス
    フィルタ群の出力の周波数を分周する分周器群と、これ
    らの分周器群に結合された可聴音発生装置とからなるこ
    とを特徴とする薬効判定装置。
JP60056671A 1985-03-20 1985-03-20 薬効判定方法およびその装置 Granted JPS61213768A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001033953A1 (fr) * 1999-11-11 2001-05-17 Kowa Co., Ltd. Procede et appareil de mesure de la frequence du comportement specifique d'un animal
JP2021500948A (ja) * 2017-10-19 2021-01-14 エレウシス ヘルス ソリューションズ ユーエス インコーポレイテッド サイケデリック薬剤療法の安全性を向上させる方法およびシステム

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