JPS61212699A - 流体圧送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明は気体、液体等の流体を圧送する流体圧送装置に
係り、特に′圧電振動子を用いた流体圧送装置に関する
。

（従来の技術〕 従来のこの種の装置としては、ケーシング内に圧電振動
子の外周部を支持し、この圧電振動子の一面に対向する
ケーシング部に流体吸込口及び流体吐出口を設けると共
に、この流体吸込口及び流体吐出口にそれぞれ吸込用チ
ェック弁及び吐出用チェック弁を設けてなる圧電振動子
ポンプあるいは中心°部に楕円孔を有する弾性ステータ
の楕円孔に雄ネジの金属製ロータを配置し、このロータ
をコネクチングロッド及びユニバーサルジヨイントを介
してステータの楕円孔内で偏心軸を中心に回転させつつ
上下動させることによりステータとロータ間にできる空
間容積に充満する気体や流体をステータの一端部に設け
た吸込口より吸込み、ステータの他端部に設けた吐出口
より吐出させる回転容積型−軸偏心ネジポンプを用いて
いた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら従来装置はいずれも構造が複雑で高価であ
り、また複数台を連結しその連結台数を変えることによ
り圧送能力を調節することができないという問題点があ
る。

〔発明の概要〕

本発明装置は上記の問題点を解決するため、第１、第２
図示のように管体ｌ内に支持部２を取り付け、この支持
部２に圧電振動子３の一端部を固定せしめてなる構成と
したものである。

このように構成することにより圧電振動子３の電極８．
９間に交流電圧ｅを印加して当該圧電振動子３を振動さ
せると、管体ｌの反圧電振動子側の管端１ａより流体を
吸込み、圧電振動子側の管端１ｂから吐出することがで
きる。

〔発明の詳細な説明〕

第１図は本発明装置の第１実施例を示す断面図、第２図
はその■−■線断面図である。

第１．第２図において、その構成を説明すると、ｌは円
形の管体、２はこの管体ｌの内面に両端をネジ４により
取り付けた板状の支持部である。

この支持部２の一面中心に垂直に圧電振動子３の一端部
を固定し、この圧電振動子３の他端部に接続部５を介し
て振動板６を取り付ける。

圧電振動子３としては１枚のセラミックス系。

高分子系の圧電体の両面に電極を設けてなる単層型のも
のを用いることができるが、第１図示のように２枚の圧
電体７を貼り合わせ、その貼り合わせ面及び両面に電極
８．９を設けてなる積層型のものを用いるのがよく、特
に貼り合わせ面にリン青銅等のシムを介挿したものが大
きな振動を得る上で好ましい。

なお、１０　、１１はそれぞれ電極８．９に接続したリ
ード線で、交流電圧ｅを電極８．９間に印加するための
ものである。

第３図は第２実施例を示す断面図である。

この第２実施例は支持部２の一面両側部分に他端部が管
体１の中心に向うよう少し傾斜させて２枚の圧電振動子
３，３の一端部を固定し、これらの圧電振動子３，３の
他端部にそれぞれ接続部５．５を介して振動板６，６を
取り付けた構成としたものである。

次にその作用を説明する。

第１．第２実施例において圧電振動子３の電極８．９間
に交流電圧ｅを印加すると、当該圧電振動子３が振動し
、これに取り付けた振動板６が振動する。振動板６の長
さを共振するように定めたときには振動板６は共振して
大きく振動することになる。

この圧電振動子３と振動板６の振動により管体１の反圧
電振動子側の管端１ａより気体を吸い込み、圧電振動子
側の管端１ｂから吐出することができる。

第４図は第３実施例を示す断面図で、この第３実施例は
支持部２の一面中央部に固定した圧電振動子３をシリコ
ンゴム等の可撓性樹脂１２で被覆したもので、この樹脂
１２により圧電振動子３を保護することにより液体の圧
送に適応できるようにしたものであり、上記と同様に圧
電振動子３を振動させることにより液体の圧送ができる
ものである。

本発明においては圧電振動子３の前方または振動板６の
前方において第５図（ａ）〜（ｅ）示のような胴１３を
管体１の内面に取り付けることができる。

胴１３を設けた場合には、流体が胴１３内を通るため、
更に流体の指向性が増大し前方への流量が向上する効果
を奏する。

胴１３内には第５図（ａ）　、　（ｂ）示のように整流
板１４を取り付けることができ、また胴１３の形状は第
５図（ａ）　、　（ｂ）示のように太さの均一な円筒状
、角筒状でも、第５図（Ｃ）示のように先細りの円筒状
、角筒状でもよい。

第１図の第１実施例と比較例を５０Ｈｚ、　５５Ｈｚ、
　６０Ｈｚの交流電圧ｅ＝１ｏｏｖで振動し、振動板６
の先端より同−距離順れた測定点Ｐで流速と流量を測定
した結果を次の第１表に示す。

第１実施例：　管体１は内径ｒ＝５Ｑ＋ｎ、長さｌ１ｌ
−３００鶴の塩化ビニール管、支持部２は内径（長さ）
ｒ＝５０ｍ、幅６は３０ｍｍ、厚さｔｖ＝２０ｍの板状
のもの、圧電振動子３は長さｊｌ、　＝３Ｑｍ、幅Ｌ＝
２５鶴、厚さｔｓ＝０．３　ｖａの積層型のもの、接続
部５は長さＩｓ　””１５ｉｎ＋、幅−１−４９ｍ、厚
さｔｓ＝８額の板状のもの、振動板６は長さＪ６＝３７
ｍ、幅Ｗ＆−４０鶴、厚さｔｉ＝０．１鶴のリン青銅板
を用い、それぞれの取付寸捧は第１図示の如くである。

即ち反圧電振動子側の管端と支持部２の一面間の長さＬ
ｘ−６０ｍ、圧電振動子３の一端部の固定長１ｓ＝１３
ｆ１．接続部５の固定長Ｌ５−３ｍ、振動板６の固定長
Ｌ６−３ｍとした。

比較例：　第１実施例の管体１を用いないファン単体と
した。

第１表 第１表より明らかなように管体１を設けると、流体が管
体１を通ることになるので、流速、流量とも増大するこ
とが判る。

また本発明装置を例えば第６図示のように管体１の端部
のフランジ１５を利用して複数台連結して圧送能力を高
めることができる。

上述のように本発明によれば、管体１とその内面に取り
付けた支持部２とこれに一端部を固定した圧電振動子３
だけで構成できるので、構成が従来装置に比べて非常に
簡単になり安価にできるばかりでなく、複数台を管体１
の端部で連結でき、その連結台数を自由に変えることが
できるので、圧送能力を調節することできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の第１実施例を示す断面図、第２図
はそのｎ−ｎ線断面図、第３図は第２実施例を示す断面
図、第４図は第３実施例を示す断面図、第５図（ａ）〜
（Ｃ）は本発明で使用する胴の各側を示す斜視図、第６
図は本発明装置を複数台連結した場合の断面図である。 １・・・・・・管体、２・・・・・・支持部、３・・・
・・・圧電振動子。 雰１０ ＄３０ ↓ｌ＠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管体内に支持部を取り付け、この支持部に圧電振動子の
   一端部を固定せしめてなることを特徴とする流体圧送装
   置。