JPS6121093B2 - - Google Patents

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JPS6121093B2
JPS6121093B2 JP54096550A JP9655079A JPS6121093B2 JP S6121093 B2 JPS6121093 B2 JP S6121093B2 JP 54096550 A JP54096550 A JP 54096550A JP 9655079 A JP9655079 A JP 9655079A JP S6121093 B2 JPS6121093 B2 JP S6121093B2
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JP
Japan
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ultrasonic
irradiation
image
ultrasound
waves
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JP54096550A
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JPS5620440A (en
Inventor
Junji Myazaki
Hirohide Miwa
Nobushiro Shimura
Tadahiko Yanajima
Kenji Kawabe
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6121093B2 publication Critical patent/JPS6121093B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、物体に超音波を照射し、物体からの
反射波、透過波、屈折波または散乱波を受け、受
信した波より物体内部の状態を画像として再現し
うる超音波診断装置に関し、特に対雑音比が高い
内部音響像を得ることができるように改良された
超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、内部状態を観察すべき物体
に超音波を照射し、物体内部の音響像として物体
内部からの反射波、透過波または散乱波を受信
し、この受信波を基に物体内部の状態を再現しう
るものである。
内部状態を観察する装置として、X線診断装置
が広く用いられているが、超音波診断装置はこれ
に比し、特に物体が人体である場合に人体に無侵
襲性であり、危険が少なく、更に、人体の軟組織
も診断しうるという利点を有している。
従来の超音波診断装置は、観察物体である検体
3の両側に、超音波照射手段である発信器1と、
超音波受信手段である受信器2とを設けて構成さ
れている。
発信器1には、容器11内に水晶、PZT等の電
気−音響変換素子からなる超音波源12を含み、
容器11の検体との接触面13は検体3の音響イ
ンピーダンスと略等しい音響インピーダンスを持
つ可撓性の有機フイルムより構成される。
受信器2は、超音波光学系である超音波レンズ
22と音響変換器23とを容器21内に収容し、
容器21の接触面24は前述の接触面13と同様
有機フイルムにより構成される。
容器11及び21内には、人体等の検体3の音
響インピーダンスと略等しい音響インピーダンス
を持つ媒質(例えば水)が満たされている。
このように構成された発信器1と受信器2を第
1図に示すように検体に接触させ、超音波源12
から検体3に超音波を照射する。
超音波による検体3の音響像は超音波レンズ2
2により音響変換器23上に結像される。
超音波レンズ2は、周知の如く超音波を集束さ
せる機能を持ち、超音波レンズ22の焦点距離
と、超音波レンズ22と音響変換器23の間の距
離とで決まる検体3の位置の断面Xにおける音響
像を音響変換器23上に結像せしめる。
音響変換器23としては、アルミニウム懸濁液
や液晶を用いる音響−可視像変換器や圧電変換原
理による音響−電気変換器が使用しうる。
かかる方式の超音波診断装置においては、幾何
学的模形では断面Xからの超音波像は音響変換器
23面に正しく結像されるが、実際は断面Xの超
音波像が音響変換器23面に到達するまでに反
射、屈折または散乱され、ぼけた像として互いに
重畳されたり、断面X以外の他の断面の像がぼけ
た像として重量される空間的雑音が主な雑音の原
因となり像を悪くする。
第2図はかかる空間的雑音が重畳される原理を
説明するための図である。断面X上のSから反
射、透過、屈折又は散乱(以下単に反射と記す)
された超音波は、音響変換器23の面Y上のSに
結像する伝幡過程で反射されたぼけた空間的強度
分布をもつた像SAを形成する。
同様に断面Xの点S3から反射された超音波もぼ
けた空間的強度分布をもつた像SDを形成する。
また超音波レンズ22に対して断面Xより近くに
ある点S1から反射された超音波は面Yより遠くの
点S1′に焦束されるが、面Yに於ては完全に焦束
される以前の空間分布をもつた像SBを形成す
る。
一方、超音波レンズ22に対して断面Xより遠
くにある点S2で反射された超音波は面Yより手前
の点S′2に焦束されるため、面Yに於て、発散し
た空間的強度分布をもつた像SCを形成する。こ
の結果、面Yでは互いの強度分布の広がりが互い
の他の像の空間的雑音として重畳され、像を不鮮
明にしてしまうということが、この方式の超音波
診断装置において解決すべき課題の1つとなつて
いる。
本発明の目的は、上記レンズ・変換方式の超音
波診断装置において、対雑音比を改善することに
ある。
この目的の達成のため、本発明超音波診断装置
は、物体に超音波を照射する送信手段と、該照射
された物体の焦点面の超音波像を結像画に焦束す
る超音波レンズと、該結像面で該超音波像を受信
する超音波受信手段とを含む超音波診断装置にお
いて、前記照射手段が該焦点面に沿つた方向から
該焦点面を照射しうるよう構成されることを特徴
とする。
即ち、本発明は、従来断層面全体に超音波を照
射するものに対し、必要な断層面としての焦点面
のみを局所的に照射する。
従つて、本発明では、焦点面のみを照射するた
め、焦点面に沿つて照射される。照射ビームは扁
平状で構成されるか、複数のシングルビームで構
成される。
更に、本発明は、結像面において、断層面の局
部的照射部位の超音波像のみを受信しうるように
超音波受信手段が構成される。このために、超音
波受信手段としては、2次元の平面状の超音波受
信手段に対し、局部的照射部位に対応する結像面
の位置のみが超音波像を受信または超音波像の電
気信号を出力しうるような順次照射と同期する機
械的または電気的空間ゲート手段が用いられる。
同様に一次元の超音波受信手段に対しては、順次
照射と同期する機械的空間ゲート手段が用いられ
る。
更に本発明は、超音波受信手段に時間ゲート手
段を含み、時間ゲート手段が超音波照射手段から
超音波受信手段までの超音波の到達時間に同期し
て動作することにより空間的雑音を除去する。
以下、本発明を図面に基いて詳細に説明する。
第3図及び第4図は本発明の原理説明図を示す。
図中、110は発信器であり、少なくとも3列の
圧電変換素子マトリツクスで構成され、中央列の
圧電変換素子群と両側2列の圧電変換素子群との
間に駆動信号に位相差を与えることにより、例え
ば直線部i上に集束させることができる。この位
相差を変えることにより集束直線部が、断層面X
に沿い進行する。例えば直線部jに移動すること
になる。即ち、電気的ダイナミツク集束手法が行
われる。この電気的集束手法を圧電変換素子マト
リツクスの列方向にも採用すれば、スポツト状の
走査が可能となる。
これらの直線部i及びj上に音響インピーダン
スの異なる部位が存在すると、集束超音波は反射
又は散乱され、断面Xに垂直な方向にその超音波
像が伝播する。伝播する超音波像は超音波レンズ
22により集束され、結像面Yの変換器23上に
結像される。
この変換器23は、例えばm×n個のマトリツ
クス配列された圧電変換素子群で構成され、断面
X内の直線部i及びjの音像は変換器23上のi
行目及びj行目の圧電変換素子群上に各々結像さ
れる。
従つて直線部iを照射した際、その音像が変換
器23上に致来する時刻にi行目の圧電変換素子
群の出力を取り出し、直線部jを照射した際、j
行目の圧電変換素子群の出力を同様に取り出す電
気的空間ゲート手法を行えば、照射部位に対応す
る像のみをえることができる。
その他に、直線部iの照射の際、i行目の位置
のみに像が受信されるようなスリツトをもつマス
ク板を用い、断層面の順次照射に応じ、マスク板
を移動させる機械的空間ゲート手法を用いること
が出来る。
同様に一次元の超音波受信手段であれば、超音
波受信手段自体を、断層面の順次照射に応じ移動
させる機械的空間ゲート手段を用いることも可能
である。又、周知の音響プリズム等の音響光学系
の回転移動により機械的に結像面を移動させる機
械的空間ゲート手段を用いることも可能である。
このように、超音波を診断部位のみに局所的に
照射すると、照射部位以外の面からの反射、散
乱、屈折が著しく低減され、雑音の少ない明隙な
音響像を得ることができる。又、超音波照射方法
として1つの発信器から焦点面を扇状に走査する
ことも可能であり、更に扁平状のビームを異なる
角度から焦点面に複数照射することもできる。
第5図は本発明の他の実施例を示し、発信器は
4つの発信器110a,b,c,dで構成され、
各々の発信器110a,b,c,dのシングルビ
ームが焦点面Xで合成される。
前述の電気的時間ゲート手法を用いると、一層
雑音が除去できる。
第6図は第3図の実施例における時間的雑音の
説明図である。
即ち、検体3の局所照射部3bの発信器110
側に反射体3a,3cが存在した場合、反射体3
cによる反射波が反射体3aで更に反射され、照
射部3bで発振器110の集束超音波と重畳され
て、音響レンズ22へ伝播する。これはいわゆる
多重反射と呼ばれるものの一種であり、時間的雑
音の原因となる。
第7図は発信及び受信波説明図を示し、Aは発
信器110による発振波形、Bは変換器23によ
る電気的にゲートされる前の受信波形、Cはゲー
ト信号波形、ならびにDはゲートされた受信波形
である。
第7図Bに示す様に局所照射部3bへ到来する
多重反射波は反射していない照射波に対して時間
的に遅れて到来する。即ち、照射波による音響出
力61に対し、多重反射波による音像出力62は
時間的に遅れて受信される。
従つて、音像出力62をカツトするようなゲー
ト信号(第7図C)を与え、出力61のみを取り
出すようにすればよい。
発振後からゲートをかけるまでの時間T1は超
音波の伝播距離を超音波の伝播速度で割ることに
より得られる。
第8図はこの時間T1の求め方を説明するため
の図である。
発振器110から送出された超音波は、診断す
べき断面に沿つて<x>方向へと伝播し、点xの
部分で反射され、音響レンズ22を経て、変換器
のある位置<x>軸上の点xへと達するものとす
る。
記号a,b,L9およびL′を各指示区間の距離
とし、超音波の伝播速度をCとすると、T1は次
式で求められる。
T1=(L+L′+x+(1+b/a)√22)/C 尚、第8図において、x′Hおよびx′Lはそれぞれ
マトリツクス配列の上限および下限の圧電変換素
子の位置を表わし、xHおよびxLはそれぞれ
x′H,x′Lの素子で受信される<x>軸上の反射地
点を表わすものとする。
第9図はT1とxの関係を示すグラフであり、
この場合の各パラメータは、a=b=50〔cm〕、
C=1.5×105〔cm/sec〕、L=10〔cm〕、および
L′=20〔cm〕である。この図のように集速点位置
xによつて、超音波発振后からゲートを開くまで
の時間T1が一義的に定まる。又ゲート時間巾T2
は超音波のRF波の波数と音響光学系の光路差に
より一義的に定まる。
超音波を電気的に集束する電気的集束手法につ
いて更に詳細に説明する。
第10図は発振器110の詳細構成図、第11
図はその駆動波形図を示す。
水晶、セラミツク等の圧電体基板111の一方
の面には共通電極112が被着形成され、他方の
面は、5×3の振動子に切断分離され、各々個別
電極113を有している。各個別電極に接着され
る配線板114の接着面には取出し用電極116
が、各個別電極と対応する位置に形成されてお
り、配線板114の他の面には、V1ないしV5
M1ないしM5ならびにL1ないしL5の配線が印刷形
成されており、各配線と各取出し電極とはスルー
ホール115を介して接続されている。今、配線
V1ないしV5およびL1ないしL5には同位相の励振
信号を、また配線M1ないしM5にはそれより遅れ
た位相の励振信号をそれぞれ印加すると、外側の
2列(V1ないしV5およびL1ないしL5)から中央へ
向つて集束されるように超音波が共通電極112
側へと送出される。このとき超音波が1線で集束
されるL(Lについては第13図で説明)の位置
は、配線M1ないしM5に与える位相の遅れの量に
よつて決定される。したがつてこ位相量を可変と
し調整することにより、断面X内の所望の位置に
集束線Lを移動することができる。また、断面X
上の所望の範囲にわたつた直線Lを移動させ、或
る等間隔の位置における直線L上からの反射波を
サンプリングして各々、表示器の1ラスタ走査分
として順次記憶させておき、しかるのちに表示器
のラスタ走査と同期して記憶内容を読み出し表示
すれば、断面X上の所望の範囲にわたつて雑音の
少ない表示を行うことができる。
尚、この場合、超音波の減衰によつて、超音波
源から遠い所からの受信波が微弱となる故、超音
波源から直線Lまでの距離に応じて、受信感度を
自動的に変える必要がある。
第12図は本発明の実施例における受信感度切
換えの説明図である。図中23a乃至23dはマ
トリツクス受信アレーの1列の受信素子を示し、
説明の簡単のため4行分示してある。24a乃至
24dは増巾器を示し、各々受信素子23a乃至
23dと対応している。今、発信器110から検
体3の焦点面XのAに集束したとするとその音響
像は音響レンズ22により受信素子23d′に結像
される。前述の如く集束点A,Bで超音波の強度
が異なるため、受信側でこれを補償する。即ち、
増巾器24aのゲインは集束点Aと発振子110
との距離L1に応じ設定され、増巾器24dのゲ
インは集束点Bと発振子110との距離L2に応
じ設定される。増巾器24b,24cのゲインも
同様に対応する集束点の発振子110からの距離
に応じ設定される。この実施例では、増巾器24
dのゲインが最大で増巾器24aのゲインが最小
である。マトリツクスアレーの各行の増巾器のゲ
インはこのようにして設定される。
なおログアンプ等の非線形回路を使い、強度差
を圧縮すればゲイン設定は不要である。
受信波の強度が超音波源から直線Lまでの距離
にできるだけ依存しないようにするには、断面X
の周辺の対向する2個所に超音波源を設ければ良
い。第11図は対向する1対の超音源を用いた場
合の例を説明するための図である。第10図と同
様な1対の発振器110および110′が、断面
Xの周辺に対向して設けられている。第11図は
第13図の1対の発信器110および110′の
各振動子列(V1ないしV5、M1ないしM5、L1ない
しL5、V′1ないしV′5、M′1ないしM′5ならびにL′1
ないしL′5)に励振信号を印加するタイムチヤート
を示す図である。第11図における各時間、t1
t11,t2およびt21のの大小関係によつて、第13図
AないしBのように集束線Lの位置が移動する。
また、1対の超音波源は上下対向する位置にある
故、各超音波の強度の和は上下対称となり、減衰
による強度差を大幅に緩和することができる。
第14図は本発明を適用した一実施例ブロツク
図を示す。
図中、120は電子集束回路であり、発振器1
10の各圧電変換素子110a〜110nを第1
1図及び第12図の原理に基いて発振駆動し、電
子集束走査を行わしめる。130は走査位置アド
レスカウンタ、140はゲート信号発生回路であ
る。150は電子ゲート回路であり、圧電変換素
子アレーの各行各列の個々の圧電変換素子の出力
を受け、アドレス信号とゲート信号発生回路14
0の出力で所定の行の圧電変換素子の出力をサン
プルする。160は基準クロツク発振器、161
は水平同期信号発生のための256ビツド計数カウ
ンタ、162は水平同期信号のアドレスカウン
タ、163,164はデイジタル・アナログ変換
器、165,166は増巾器を示す。
電子集束回路120は、RF波発振回路121
と各行の圧電変換素子群110a〜110nを
個々に駆動する駆動回路122a〜122nから
成る。
RF波発生回路121は水平同期信号カウンタ
161の出力が入力されると、複数個のsin波で
構成されるパースト波を発生させる。通常この波
数に2〜3波程度が用いられる。RF波発生回路
121の出力は各駆動回路122a〜122nへ
入力される。
各駆動回路122a〜122nは遅延回路12
3a〜123n、アドレスメモリ124a〜12
4n、マルチプレクサ回路125a〜125n及
び増巾器126a〜126nを有する。
アドレスメモリ124a〜nはアドレスカウン
タ130の出力であるカウント値で制御され、ア
ドレスカウンタ130は水平同期信号を計数す
る。
例えば、表示画面の走査線数を256本とする
と、アドレスカウンタ130は256ビツトの計数
カウンタである。即ち、アドレスカウンタ130
は0から255までのアドレスを発生し、このアド
レスがアドレスメモリ124a〜nのリードオン
リーメモリのアドレス情報となる。
アドレスメモリ124a〜nは、各アドレスに
マルチプレクサ回路125a〜nの選択信号が記
憶されている。
一方、RF波発生回路121のバースト波出力
は、遅延回路123a〜nに入力される遅延回路
123a〜nは遅延時間の異なる256種の遅延出
力を並例にマルチプレクサ回路125a〜nに入
力する。
マルチプレクサ回路125a〜nは前述のアド
レスメモリ124a〜nの出力を受け、この遅延
出力の内指定された遅延出力を出力する。
この遅延出力は増巾器126a〜nで増巾さ
れ、各圧電変換素子110a〜nへ与えられ、圧
電変換素子110a〜nが駆動されて超音波を発
振する。
即ち、各アドレスメモリ124a〜nの各アド
レスには、アドレスカウンタ130により指定さ
れたアドレスに対応する部位に超音波が集束する
ように遅延出力を選択するための選択信号を記憶
する必要がある。
このようにして、電子集束動作が行われ、順次
断層面が走査されることになる。水平同期信号に
よる電子集束動作に同期して、ゲート信号も作成
される。
即ち、ゲート信号発生回路140はシフトレジ
スタ141と、可変時間クロツク発生器142
と、遅延回路143と、マルチプレクサ回路14
4とリードオンリーメモリで構成されるアドレス
メモリ145と、ワンシヨツトマルチバイブレー
タで構成されるゲート巾設定回路146を含む。
水平同期信号はシフトレジスタ141によつて
遅延され、遅延時間の制御は可変時間クロツク発
生器142の出力により行う。シフトレジスタ1
41の遅延量は発振器110から発生した超音波
が人体3を通過し、レンズを通して受信素子23
に至る最短到達時間T0を得るように調整する。
シフトレジスタ141で遅延された水平同期信
号は遅延回路143により遅延量が微調整され
る。この遅延量は、例えば256本の集束走査を行
う場合は、各集束走査により若干到達時間が異な
るのを各集束走査毎に補正するものである。
従つて、集束走査数に応じた数、例えば256個
の遅延出力が遅延回路143より出力される。
この出力はマルチプレクサ回路144に入力さ
れる。一方、集束走査のアドレスはアドレスカウ
ンタ130から与えられ、アドレスレジタ145
は、このアドレスを受け、このアドレスの走査に
最適な遅延出力選択するようにマルチプレクサ回
路144へ選択信号を出力する。
このマルチプレクサ回路144の出力は、ワン
シヨツトマルチバイブレータであるゲート巾設定
回路146で、RF波の波数分の時間だけ巾が広
げられてゲート信号として出力される。
一方、電子ゲート回路150は、n行m列の圧
電変換素子マトリツクス23の各圧電変換素子と
接続されている。1行目のm列の各圧電変換素子
の出力は、受信回路151aに入力され、以下順
次第n行目のm列の各圧電変換素子の出力は受信
回路151nに入力される。
各受信回路151a〜nはゲート回路155a
〜nメモリ回路156a〜n及びマルチプレクサ
回路157a〜nにより構成される。ゲート回路
155a〜n、メモリ回路156a〜nは各々m
個分有しているが、図では1つのブロツクで示し
てある。
ゲート回路155a〜nの各m個のゲートユニ
ツトには、前述のゲート信号が入力されている。
ゲート回路155a〜nはゲート信号による
各々m個の受信入力をメモリ回路156a〜nに
送出する。メモリ回路156a〜nの各m個のメ
モリユニツトは介々のゲート出力を各々記憶す
る。
一方電子ゲート回路150のアドレスカウンタ
154は基準クロツク発振器160のクロツクを
受け、これを計数し、計数値を出力する。このア
ドレスカウンタは圧電変換素子マトリツクスの列
分、mビツトのカウンタである。
この計数値出力はマルチプレクサ回路157a
〜nに入力され、従つて、マルチプレクサ回路1
57a〜nの並列出力を直列出力に変換する。メ
モリ回路156a〜nはアドレスカウンタ154
のカウントアツプ信号でリセツトされ、次の受信
入力に備える。
これらのnケの直列出力はマルチプレクサ回路
152に並列入力される。一方、マルチプレクサ
回路152は、水平同期信号を計数するアドレス
カウンタ162の計数値を受ける。
従つて、マルチプレクサ回路152はnケの直
列入力の内、アドレスカウンタ162の計数値に
対応する1ケの直列入力を出力する。アドレスカ
ウンタはn列分、即ちnビツトの計数カウンタ
で、集束走査数が256本なら、n=256となる。
このマルチプレクサ回路152の出力は、増巾
器153で増巾され、輝度信号として、表示装置
で利用される。
一方、アドレスカウンタ162の出力はデジタ
ルアナログ変換器163でアナログ信号に変換さ
れ、増巾器166で増巾され、表示装置の画面の
縦軸(即ちY軸)の偏向信号として利用され、ア
ドレスカウンタ154の出力もデジタルアナログ
変換器164でアナログ信号に変換され、増巾器
165で増巾され、表示装置の画面の横軸(即ち
X軸)の偏向信号として利用される。
上述の動作を要約すると、アドレスカウンタ1
30で指定された断層の走査位置に超音波が集束
走査されるよう、駆動回路122a〜nを制御
し、且つ指定された走査位置に応じた遅延量のゲ
ート信号をゲート信号発生回路140で作成し、
このゲート信号により、m×nの圧電変換素子マ
トリツクス23の各受信入力をサンプルし、これ
を直列信号に変換後、アドレスカウンタ162で
指定される前述の走査位置対応の受信位置の行に
相当する直列信号をマルチプレクサ回路152で
出力するものである。
また、本実施例では、超音波ビームを走査させ
るのに電子集束回路を用いているが、音響レンズ
系を用いて、偏向させることも可能である。更に
圧電変換素子群を単一の時相、周波数で駆動し
て、局所照射した場合、局所照射部位において干
渉縞が生じる場合があるので、複数の圧電変換素
子群を用いて、圧電変換素子群を異なる時相や周
波数で駆動して、同一局所照射部位に照射するこ
とにより、干渉縞を除く周知の手法を用いて局所
照射を行うことも本発明の主旨からはずれるもの
ではない。
以上のように、本発明の装置によれば、超音波
は診断すべき断面(焦点面)に沿つて照射する
故、他の断面からの反射による雑音が少なく、ま
た超音波の照射部位からの反射がタイミングよく
サンプリングされる故雑音信号の回り込みによる
混信も少なく、雑音の著しく低減された断面像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波診断装置構成図、第2図
は従来の装置における雑音説明図、第3図は本発
明の原理図、第4図は本発明の原理説明図、第5
図は本発明の他の実施例説明図、第6図は本発明
の説明図、第7図は本発明による信号波形図、第
8図は本発明による遅延時間説明図、第9図は本
発明による遅延時間と照射位置との関係図、第1
0図は本発明の一実施例に用いられる発振素子構
成図、第11図は第10図の素子の駆動波形図、
第12図は本発明の一実施例感度切換え構成図、
第13図は本発明の一実施例に用いられる他の発
振素子概略図、第14図は本発明の一実施例ブロ
ツク図を示す。 図中、1は発振器、2は受信器、3は検体、1
2は超音波源、11及び21は容器、22は超音
波レンズ、23は音像変換器、110は発振器、
120は電子集束回路、140はゲート信号発生
回路、150は電子ゲート回路を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 物体に超音波を照射する手段と該照射された
    物体の焦点面の超音波像を結像面に集束する超音
    波レンズと該結像面で、該超音波像を受信する超
    音波受信手段とを含む超音波診断装置において、
    前記照射手段が該焦点面にそつた方向から該焦点
    面を照射しうる様構成される事を特徴とする超音
    波診断装置。 2 前記照射手段の照射ビームが偏平状である事
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超音波
    診断装置。 3 前記照射手段の照射ビームが複数のシングル
    ビームで構成される事を特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の超音波診断装置。 4 前記照射手段の照射ビームがダイナミツク集
    束され、かつ前記超音波受信手段は該集束点に対
    応した超音波像を受信する事を特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項または第3項記載の
    超音波診断装置。 5 前記超音波受信手段は集束点の深度に対応し
    た減衰を補償する手段を備えることを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載の超音波診断装置。
JP9655079A 1979-07-28 1979-07-28 Ultrasonic diagnosing device Granted JPS5620440A (en)

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