JPS61210752A - 音声信号分配方式及び音声信号合成方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 送信装置から複数の受信装置へ分配される音声信号をい
ずれの受信装置でも同一の音声レベルで受信し得るよう
にするため、送信装置の出力側に所要の電気的整合手段
と所要数の無損失補償分岐手段を縦続接続し、且つ各無
損失補償分岐手段前段より受信装置への接続のための所
要の電気的整合手段を接続する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は音声信号分配方式に関し、更に詳細に云えば各
受信装置毎にそこへの接続のためのインピーダンス整合
及びレベル合わせを行ない、分岐点にレベル補償用増幅
器を介設して音声信号の分配品質等を改善した音声信号
分配方式に関する。

交換機システムにおいては、同一内容の音声信号を同時
に複数の受信者に同一の音声レベルで分配したい場合が
ある。例えば、消防関係における通報を交換機を介して
複数箇所に送りたい場合である。

このような音声信号の分配はその分配個数に可変性を有
するから、これに起因する不具合を可及的に除き得ると
共に、その曲数の増設にも容易に対処し得るシステム構
成への途が拓かれ得る技術手段が求められる。

〔従来の技術〕

従来における発信側となる指令装置から複数の着信側と
なる被指令装置への音声による同一内容の通報を行なう
システムは第３図のように構成されていた。即ち、指令
装置３１からの通報音声信号は指令装置３１のハイブリ
ッド回路３２を経て２線４線変換され増幅器３３で増幅
された後、マルチに接続されたトランク０ＤＴ（Ｏｕｔ
　　ｂａｎｄ　　Ｄｉａｌ　　Ｔｒｕｎｋ）３４を介し
、各回線が交換機のネソ１−ワーク３５で交換接続され
各加入者回路３６を経て被指令装置３７へ送信されるよ
うに構成されている。このシステムの増幅器３３はマル
チ接続を許容し得るように可能な範囲で十分な低出力イ
ンピーダンスを呈するように構成されている。又、受信
側の増幅器３８も又、同様である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のように、従来システムでは１個の増幅器３により
複数の被指令装置への音声の分配を賄っているため、そ
れら被指令装置への同一の音声レベルでの音声信号の分
配に支障を来すことがある。

又、マルチ接続数の変化により入出力インピーダンスに
所期の目的をＢＦ４害するほどの変化が生じることがあ
るため、システム構築時に分配用装置の常備が必要であ
った。

本発明はこのような技術的課題に鑑みて創作されたもの
で、受信数の如何に拘わりなく又その数の変動に拘わり
なく同一音声レベルの音声信号を受信装置に分配し得る
音声信号分配方式を提供することをその目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の基本回路方式を示す。

この図において、■は指令装置等の送受信装置、２は２
線４線変換を行なうハイブリッド回路である。このハイ
ブリッド回路２により送受信装置１の２線式送受回路３
は４線式送受信路４に接続される。その４線式送受信路
４の下り回線５に送受信装置１側とのインピーダンス整
合及びレベルを合わせ込むための電気的整合手段６が接
続されている。そして、手段６の出力に被指令装置に相
当する送受信装置７への接続のためのインピーダンス整
合兼レベル合わせ手段（電気的整合手段）８が接続され
ると共に、必要な場合には手段６の出力に入カレベルを
同一のレベルで出力し得る無損失補償分岐手段９が必要
個数縦続接続され、その分岐手段の出力毎に１個のイン
ピーダンス整合兼レベル合わせ手段８が接続される。イ
ンピーダンス整合兼レベル合わせ手段８の出力はトラン
ク０ＤＴＩＯを介して交換機のネットワークＮＷへ接続
され、そしてライン回路１１を経て複数の送受信装置７
へ接続されることになる。

又、必要に応じて、第１図に示す如くハイブリッド回路
１への上り回線１３にも下り回線５と同様の各手段が設
けられる。対応する構成要素はダッシュを付した参照番
号にて示す。即ち、手段６゜６’　、８．８’　はバッ
ファアンプを構成し、手段９．９°はレベル補償アンプ
を構成していることになる。

〔作用〕

送受信装置２の４線式送受信路４の下り回線５（上り回
線１３も同様）に手段６が設けられその出力に送受信装
置７への接続のための手段８が接続される。そして、必
要に応じて必要な数だけの分岐手段９が縦続接続され、
その出力に手段８を接続し得るように構成されて送受信
装置２の音声信号が複数の送受信袋Ｍ７へ分配される。

従って、送受信装置７からの音声信号は送受信装置数の
制限を受りることなく同一の音声レベルで各送受信装置
７へ分配され得ることになる。

〔実施例〕

第２図は本発明の−・実施例で、この実施例では第１図
の手段６はトランス２０及びバッファ増幅器２】にて構
成されている。これら素子は手段６について説明した電
気的処理能力を有する。又、手段８は増幅器２２及びト
ランス２３にて構成されている。これら素子も手段８に
ついて説明した電気的処理能力を有する。又、分岐手段
９は増幅器２４にて構成されている。この増幅器も分岐
手段について説明した電気的処理能力を有する。

−１−り回線１３に設置Ｊられる構成要素も同様に構成
され、対応する構成要素はダッシュを伺した参照番号に
てそれを参照する。

このように構成されることにより、送受信装置２から各
送受信装置７へ至る通報回路はいずれも所要のインピー
ダンス整合がとられ七つ音声レベルの補償が為され得る
ことになる。従って、送受信装置］と複数の送受信装置
７間の音声信号は交換機ネソ１〜ワークを介して接続さ
れる送受信装置７の接続数が変わっても音声信号の音声
レベルを同一に為し得る。又、複数の接続される送受信
装置７の同時接続数の増減に対しては単に増幅器２４並
びに増幅器２２及び１−ランス２３の各機器を増設又は
切り放しをするだけでよく、それによる回路系への影響
は少しも生じない。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、システムの中に組
み込まれており、１つの指令装置等送受信装置と複数の
被指令装置等送受信装置との接続において複数同時接続
される送受信装置の数に変動があってもその音声信号は
同一の音声レベルで各送受信装置へ分配され、システム
の中に組め込まれる一斉指令等を受信する装置数に変更
がある場合も容易に対処でき、又、受信側から送信側へ
の信号伝送も同様に保証できる。さらには、第１図に示
した如く、例えば、３回線単位を１ブロツク（回路）と
して単に縦続接続するだけでインピーダンス整合のとれ
た多重接続が容易にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、第２図は本発明の一
実施例要部構成を示す図、第３図は従来例を示す図で、
第１図及び第２図において、■は送信側となる送受信装
置、４ば送受信回線、５は下り回線、６．６’　、８．
８’　は電気的整合手段、９．９゛は無損失補償分岐手
段、１０．１０”はＯＤＴ、１１はライン回路、７ば受
信側となる送受信装置、１３は上り回線である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）送信装置と複数の受信装置との間で音声信号を同
   一レベルで分配するシステムにおいて、前記送信装置の
   出力に所要の電気的整合手段を設け、該手段の出力に受
   信装置への接続のための所要の電気的整合手段を接続す
   ると共に所要数の無損失補償分岐手段を縦続接続し且つ
   各無損失補償分岐手段の出力に受信装置への接続のため
   の所要の電気的整合手段を接続し得るように構成したこ
   とを特徴とする音声信号分配方式。
2. （２）指令等の発信側となる送受信装置と複数の着信側
   となる送受信装置との間の音声信号を同一レベルで分配
   するシステムにおいて、前記発信側の送受信装置の入出
   力毎に所要の電気的整合手段を設け、該手段の入出力毎
   に着信側の送受信装置との接続のための所要の電気的整
   合手段を接続すると共に所要数の無損失補償分岐手段を
   縦続接続し且つ各無損失補償分岐手段の入出力毎に着信
   側の送受信装置との接続のための所要の電気的整合手段
   を接続し得るように構成したことを特徴とする音声信号
   分配方式。