JPS6121054B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6121054B2 JPS6121054B2 JP18590083A JP18590083A JPS6121054B2 JP S6121054 B2 JPS6121054 B2 JP S6121054B2 JP 18590083 A JP18590083 A JP 18590083A JP 18590083 A JP18590083 A JP 18590083A JP S6121054 B2 JPS6121054 B2 JP S6121054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coffee
- bag
- extracted
- particles
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
Description
本発明はコーヒーに係り、特にコーヒーバツク
やフイルタ等を用いて抽出するのに適したコーヒ
ーに関する。 一般に、コーヒーバツクによりコーヒーを抽出
する場合には、コーヒーの味、香り、風味を良く
するためにコーヒー豆を細かく挽いたコーヒーを
コーヒーバツク内に充填している。 ところが、焙煎したコーヒー豆を細かく挽いた
場合に生じるコーヒーの微粒子も一緒にコーヒー
バツク内に充填されてしまい、そして抽出時にコ
ーヒーバツクの目を通つて流出し、抽出されたコ
ーヒーの味等を落すという不都合があつた。 これはコーヒー豆を挽く際に静電気を生じ微粒
子が荒い粒子に付着し、篩いにかけても微粒子を
完全に除去することが不可能であり、一方コーヒ
ーバツク内に充填されたこの微粒子は湯中におい
ては荒い粒子から直ちに離脱し、コーヒーバツク
から流出することにより生じてしまう。 このコーヒーの微粒子の流出を防止するため
に、コーヒーバツクの目を細かくする方法が提案
されているけれども、ほとんどその流出を阻止す
ることができず、反対にコーヒーバツク自身が厚
くなり抽出されたコーヒーの味そのものを落して
しまうものであつた。 本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであ
り、抽出時に微粒子がコーヒーバツク等から流出
することがなく、抽出されたコーヒーも美味なコ
ーヒーを提供することを目的とする。 本発明はコーヒーの粉もしくは粒を熱湯に不溶
解な蛋白質被膜により被覆したことを特徴とす
る。 以下、本発明の実施例をその製造方法とともに
説明する。 本実施例においては、蛋白質として卵白を用い
た。 先ず、乾燥卵白対水を12対88の重量比で混合し
て卵白水溶液を作り、次にこの卵白水溶液を充分
に泡立てていわゆるメレンゲ状とする。 次に、出来る限り細かく挽いたコーヒーを、メ
レンゲ状の卵白に、コーヒー対卵白を10対７の重
量比で混合し、その後撹拌して均質化させ、コー
ヒーの粉もしくは粒をメレンゲ状の卵白で被覆す
る。この卵白で被覆されたコーヒーの粉もしくは
粒はそれぞれ小さな粒状に形成される。 次に、これを約200℃の高温で加熱し、メンゲ
状の卵白を凝固させて熱湯に不溶解とするととも
に水分を蒸発させる。 これによりコーヒーの粉もしくは粒はそれぞれ
凝固しかつ熱湯に不溶解な卵白の薄膜により被覆
される。 実験によるとこの卵白薄膜で被覆されたコーヒ
ーの粒等はそれぞれ直径が１〜３mmであつた。ま
たこの各粒の成分は重量比でコーヒーが87.4％、
卵白が7.4％、水分が5.3％であつた。 このようにして製せられたコーヒーをコーヒー
バツクに入れ熱湯中に浸漬してコーヒーを抽出し
たところ、コーヒーバツク外へ流出したコーヒー
の粒子はほとんど無く、抽出されたコーヒーは透
明感があり、香味も優れていた。 これは、コーヒーの微粉粒子が熱湯に不溶解な
蛋白質である卵白で被覆されているので、コーヒ
ーの微粉粒子が直接コーヒーバツクの目を流通で
きなくなるからである。また、蛋白質被膜がコー
ヒーの粉粒に対してあたかもペーパーフイルター
の役目を果すので、分子量の大きいゲルの抽出を
抑えるので、コーヒーの透明感が得られ、同時に
香味の点においても普通のドリツプ式で抽出した
コーヒーと大差のない美味なものとなる。 従つて、薄いコーヒーバツクを用いることがで
きるとともに、更に、蛋白質被膜で被覆したコー
ヒーの粒は直径が２〜３mmと割に荒いので、コー
ヒーバツク内のコーヒーへの湯の浸透が早くな
り、美味しいコーヒーを抽出することができる。 次に、本発明のコーヒーと従来のコーヒーとか
らそれぞれ抽出したコーヒーの出来具合を比較審
査した結果を下表に示す。 この比較審査は、同一のコーヒー豆10ｇを挽い
たものを使用し、同表Ａはこのコーヒーを更に本
発明によつて製し茶用のフイルターペーパからな
るバツクに充填したものから抽出したコーヒーで
あり、同表Ｂは通常のコーヒードリツプ用のフイ
ルターペーパーににより挽いた粉からドリツプ方
式で抽出したコーヒーであり、同表Ｃは挽いた粉
をそのままコーヒーバツク用のフイルターペーパ
ーで製したバツク内に充填したものから抽出した
コーヒーである。
やフイルタ等を用いて抽出するのに適したコーヒ
ーに関する。 一般に、コーヒーバツクによりコーヒーを抽出
する場合には、コーヒーの味、香り、風味を良く
するためにコーヒー豆を細かく挽いたコーヒーを
コーヒーバツク内に充填している。 ところが、焙煎したコーヒー豆を細かく挽いた
場合に生じるコーヒーの微粒子も一緒にコーヒー
バツク内に充填されてしまい、そして抽出時にコ
ーヒーバツクの目を通つて流出し、抽出されたコ
ーヒーの味等を落すという不都合があつた。 これはコーヒー豆を挽く際に静電気を生じ微粒
子が荒い粒子に付着し、篩いにかけても微粒子を
完全に除去することが不可能であり、一方コーヒ
ーバツク内に充填されたこの微粒子は湯中におい
ては荒い粒子から直ちに離脱し、コーヒーバツク
から流出することにより生じてしまう。 このコーヒーの微粒子の流出を防止するため
に、コーヒーバツクの目を細かくする方法が提案
されているけれども、ほとんどその流出を阻止す
ることができず、反対にコーヒーバツク自身が厚
くなり抽出されたコーヒーの味そのものを落して
しまうものであつた。 本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであ
り、抽出時に微粒子がコーヒーバツク等から流出
することがなく、抽出されたコーヒーも美味なコ
ーヒーを提供することを目的とする。 本発明はコーヒーの粉もしくは粒を熱湯に不溶
解な蛋白質被膜により被覆したことを特徴とす
る。 以下、本発明の実施例をその製造方法とともに
説明する。 本実施例においては、蛋白質として卵白を用い
た。 先ず、乾燥卵白対水を12対88の重量比で混合し
て卵白水溶液を作り、次にこの卵白水溶液を充分
に泡立てていわゆるメレンゲ状とする。 次に、出来る限り細かく挽いたコーヒーを、メ
レンゲ状の卵白に、コーヒー対卵白を10対７の重
量比で混合し、その後撹拌して均質化させ、コー
ヒーの粉もしくは粒をメレンゲ状の卵白で被覆す
る。この卵白で被覆されたコーヒーの粉もしくは
粒はそれぞれ小さな粒状に形成される。 次に、これを約200℃の高温で加熱し、メンゲ
状の卵白を凝固させて熱湯に不溶解とするととも
に水分を蒸発させる。 これによりコーヒーの粉もしくは粒はそれぞれ
凝固しかつ熱湯に不溶解な卵白の薄膜により被覆
される。 実験によるとこの卵白薄膜で被覆されたコーヒ
ーの粒等はそれぞれ直径が１〜３mmであつた。ま
たこの各粒の成分は重量比でコーヒーが87.4％、
卵白が7.4％、水分が5.3％であつた。 このようにして製せられたコーヒーをコーヒー
バツクに入れ熱湯中に浸漬してコーヒーを抽出し
たところ、コーヒーバツク外へ流出したコーヒー
の粒子はほとんど無く、抽出されたコーヒーは透
明感があり、香味も優れていた。 これは、コーヒーの微粉粒子が熱湯に不溶解な
蛋白質である卵白で被覆されているので、コーヒ
ーの微粉粒子が直接コーヒーバツクの目を流通で
きなくなるからである。また、蛋白質被膜がコー
ヒーの粉粒に対してあたかもペーパーフイルター
の役目を果すので、分子量の大きいゲルの抽出を
抑えるので、コーヒーの透明感が得られ、同時に
香味の点においても普通のドリツプ式で抽出した
コーヒーと大差のない美味なものとなる。 従つて、薄いコーヒーバツクを用いることがで
きるとともに、更に、蛋白質被膜で被覆したコー
ヒーの粒は直径が２〜３mmと割に荒いので、コー
ヒーバツク内のコーヒーへの湯の浸透が早くな
り、美味しいコーヒーを抽出することができる。 次に、本発明のコーヒーと従来のコーヒーとか
らそれぞれ抽出したコーヒーの出来具合を比較審
査した結果を下表に示す。 この比較審査は、同一のコーヒー豆10ｇを挽い
たものを使用し、同表Ａはこのコーヒーを更に本
発明によつて製し茶用のフイルターペーパからな
るバツクに充填したものから抽出したコーヒーで
あり、同表Ｂは通常のコーヒードリツプ用のフイ
ルターペーパーににより挽いた粉からドリツプ方
式で抽出したコーヒーであり、同表Ｃは挽いた粉
をそのままコーヒーバツク用のフイルターペーパ
ーで製したバツク内に充填したものから抽出した
コーヒーである。
【表】
なお、フイルターペーパーの材質は紙重量／m2
の値で表示すると、茶用：16ｇ/m2、コーヒード
リツプ用：60ｇ/m2、コーヒーバツク用：32ｇ/m2
であり、本発明のコーヒーに用いたものが最も薄
い。 上記表から判るように、本発明のコーヒーは薄
いフイルターペーパーで製したコーヒーバツクに
充填してコーヒーバツクとして用いた場合に、抽
出されたコーヒーは従来のコーヒーバツクのもの
より格段に優れており、ドリツプ方式のものとほ
とんど同じである。 このように本発明のコーヒーは抽出時に微粒子
がコーヒーバツク等から流出することがなく、抽
出されたコーヒーも美味であり、コーヒーバツク
の材質を薄くできるのでコストも低廉となる等の
効果を奏する。
の値で表示すると、茶用：16ｇ/m2、コーヒード
リツプ用：60ｇ/m2、コーヒーバツク用：32ｇ/m2
であり、本発明のコーヒーに用いたものが最も薄
い。 上記表から判るように、本発明のコーヒーは薄
いフイルターペーパーで製したコーヒーバツクに
充填してコーヒーバツクとして用いた場合に、抽
出されたコーヒーは従来のコーヒーバツクのもの
より格段に優れており、ドリツプ方式のものとほ
とんど同じである。 このように本発明のコーヒーは抽出時に微粒子
がコーヒーバツク等から流出することがなく、抽
出されたコーヒーも美味であり、コーヒーバツク
の材質を薄くできるのでコストも低廉となる等の
効果を奏する。
Claims (1)
- １ コーヒーの粉もしくは粒を熱湯に不溶解な蛋
白質被膜により被覆してなるコーヒー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18590083A JPS6078545A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | コ−ヒ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18590083A JPS6078545A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | コ−ヒ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6078545A JPS6078545A (ja) | 1985-05-04 |
| JPS6121054B2 true JPS6121054B2 (ja) | 1986-05-24 |
Family
ID=16178842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18590083A Granted JPS6078545A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | コ−ヒ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6078545A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2697179C (en) | 2009-03-27 | 2015-06-23 | Kraft Foods Global Brands Llc | Coffee composition |
| CN104757223B (zh) | 2009-04-09 | 2019-12-10 | 福尔杰咖啡公司 | 咖啡片及其制备方法 |
| US20120015094A1 (en) | 2009-04-09 | 2012-01-19 | The Folgers Coffee Company | Ground roast coffee tablet |
-
1983
- 1983-10-06 JP JP18590083A patent/JPS6078545A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6078545A (ja) | 1985-05-04 |
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