JPS6121044A - コ−ドレス殺虫器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は殺虫器、特にコードレス殺虫器に関する。

従来例の構成とその問題点　・ 従来より加熱により殺虫剤を空気中にガスとして蒸発さ
せて人体に有害な虫、特に蚊等を駆除する殺虫器がある
。かかる殺虫器は電気により発熱する発熱体上に、殺虫
剤を含浸させた繊維質のマットを載置させ、発熱体から
の熱により殺虫剤をマットからガスとして空気中に蒸発
飛散させて殺虫している０発熱体に通電するためには、
電源から適当な長さのコードを経て導通させる型のもの
もあるが、近年殺虫器のケース自体に栓刃を取り付け、
これを直接コンセントに接続して発熱させるいわゆるコ
ードレス殺虫器が小型軽量であること、場所をとらぬた
め普及して来ている。

かかる従来のコードレス殺虫器の斜視図を第２図に、そ
の横断面を第３図に示す。

第２図および第３図において、１は殺虫器ケースであり
、ケース１の側面２に栓刃３が固定され、ケース１の上
方水平面４には殺虫剤のガスを蒸発飛散させるための開
口５が設゛けである。

ケース１内には発熱体６が開口５の直下に設けてあり、
これは栓刃３と電気的に接続されている。発熱体６の上
面には放熱板７が載置され、さらにその上に殺虫剤含浸
マットを載置するためのマット載置面８が設けである。

上記開口５は通常方形であり、そのほぼ中央には上記栓
刃取付側面２に平行にブリッジ９が設けである。

このブリッジ９は上記開口５の下の発熱体６、放熱板７
もしくはマット載置面８に人の指等が触れて火傷するの
を防ぐために設けられている。

上述した従来の殺虫器においては１コンセントに栓刃を
挿入すると発熱体の熱により加熱され、蒸発する殺虫剤
のガスは開口５から上方に向い、かつ四方へと飛散する
。このため栓刃の挿入されたコンセント取付壁面にもガ
スが飛散し、壁面に殺虫剤が付着し、時間経過と共に壁
面を次第に汚す欠点を有する。

これを解決するため、栓刃固定側面２と開口５との間隔
を大にし、殺虫剤ガスが壁面に到達するのを減少させる
ことも考えられるが、かくすると殺虫器自体が大となり
、小型軽量化に反し好ましくない。

発明の目的 本発明は従来のコードレス蚊取器等のコードレス型の殺
虫器の殺虫剤ガスの蒸発飛散方向を制御し、栓刃固定側
面２の方向、即ちコンセント取付壁面の方向にできる限
り殺虫剤ガスが飛散しないようにし、壁面の汚れを防ぐ
ことにある０ 発明の構成 本発明はケース内部に殺虫剤含浸マットを加熱する発熱
体およびその上に載置した放熱板を側面に栓刃を上方水
平面に方形の殺虫剤ガス放出開口を有するコードレス殺
虫器において、上方開口の栓刃のある側に対し反対側の
開口縁にほぼ垂直にガイド板を設け、上記ガイド板の上
記水平面上の長さを７ｍ以上にして、上述の目的を達成
したものである。

実施例の説明 以下本発明のコードレス殺虫器の一実施例である蚊取器
を第１図を参照して具体的に説明する。

第１図は本発明の蚊取器の第３図に対応する断面図であ
り、第３図に示す各構成部分に対応する部分は全て同じ
番号にて示しである。

本発明によればケース１の上方水平面４の中央付近に上
部開口５を設け、開口５の中央には必要に応じ、ブリッ
ジ９をケース側面２と平行に設ける。開口５の下に殺虫
剤含浸マットを挿入する容積を残して、その下にマット
載置面８１その下に放熱板７、その下に発熱体６をとり
つける。ケース１の側面２には栓刃３を固定し、栓刃３
と発熱体６とは電気的に接続する○本発明によれは、上
方開口５の栓刃のある側に対し反対側の開口縁１０にほ
ぼ垂直にガイド板１１を設ける。このガイド板は必ずし
も厳密に垂直である必要はないが、水平面・に対し、開
口方向、即ち栓刃取付側面２の方向に傾斜してはならな
い。また反対側への傾斜が大となると本発明の効果か低
下する。従って垂直であるのが好ましい。また本発明に
よれば上記ガイド板１１は水平面４の一ヒに少なくとも
７１！ｎの長さになるようにとりつける。

上述した構成の本発明による蚊取器において、マット載
置面８に殺虫剤含浸マット（図示せず）を載置し、栓刃
３をコンセントに挿入すると、発熱体６が発熱し、放熱
板７を加熱する。このときの熱によりマット中の殺虫剤
は開口５より上部大気中にガスとして飛散する。従来の
蚊取器（第２図および第３図参照）では前述した如く、
このガスがコンセント取付壁面に流れて壁面を汚す。し
かしながら本発明の蚊取器にはガイド板１１が設けであ
るため、発生したガスはガイド板１１の方向に主として
引き寄せられるように流れる。このため、開口５から出
る殺虫剤ガスの流れは栓刃３の方向、即ちコンセント取
付壁面方向には流れぬように制御されることが判った。

この結果コンセント取付壁面の殺虫剤による汚れを防ぐ
。

本発明による蚊取器を実際に使用した場合、発生する殺
虫剤ガスの流れは無風の暗室中で側面から光を当てると
、ガスの飛散し流れる状態を観察することができる。こ
のときガスの飛散する流れをガイド板１１の上方水平面
４上の長さを種々変えて、壁面からの距離について、ケ
−スの上方水平面４からの距離との関係で実測した。そ
の結果を第１表に示す。

第１表 第１表のデータにおいて、０ｃｍ５即ち上方水平面４か
らの距離２０Ｃ＋！以上での従来の蚊取器の場合（ガイ
ド板の長さＯｍ即ちガイド板１１がない場合）ガスが壁
面に触れていることを示す。上記第１表中、数値の大な
る程壁からガスが離れており壁の汚れを形成することが
ないことを示す。第１表のデータからガイド板１１は少
なくとも７閣の長さであるとよいことが判る。

発明の効果 本発明によるコードレス殺虫器は上記第１表のデータか
ら明らかな如く、殺虫剤のガスをコンセント取付壁面か
ら離れるように飛散させるので壁の汚れを防止する。こ
れはガスの流れがガイド板１１に沿って上昇気流となっ
て飛散するためである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるコードレス蚊取器の横
断面図であり、第２図は従来のコードレス殺虫器の斜視
図であり、第３図は第２図の横断面図である。 １はケース、２は側面、３は栓刃、４は上方水平面、５
は開口、６は発熱体、７は放熱板、８はマット載置面、
１１はガイド板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ケース内部に殺虫剤含浸マットを加熱する発熱体お
   よびその上に載置した放熱板を、側面に栓刃を、上方水
   平面に方形の殺虫剤ガス放出開口を有するコードレス殺
   虫器において、上記開口の栓刃のある側に対し反対側の
   開口縁に、ほぼ垂直にガイド板を設け、上記ガイド板の
   上記水平面上の長さを７ｍｍ以上にしたことを特徴とす
   るコードレス殺虫器。