JPS61200443A - ガス腐蝕試験機 - Google Patents

ガス腐蝕試験機

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JPS61200443A
JPS61200443A JP4083785A JP4083785A JPS61200443A JP S61200443 A JPS61200443 A JP S61200443A JP 4083785 A JP4083785 A JP 4083785A JP 4083785 A JP4083785 A JP 4083785A JP S61200443 A JPS61200443 A JP S61200443A
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gas
mixer
concentration
tube
corrosive
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Hiroshi Hanabusa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 較発明は、金属、プラスチ・2クス、各種塗装材等の諸
材料が使用される諸項境下において、その腐蝕状況を予
め試験するためのカス腐蝕試験機の改良に関する。
従来の技術 カス腐蝕試験機において、試験槽内のガス濃度を一定値
に保つ場合、go性ガスを不活性ガスで希釈しなければ
ならず、この希釈を行うためにそれぞれの流量を計算E
ある数値に定めて計量し。
両カスを混合するのか一般的であった。
この流量を定めるために多くの場合、旧来広く用いられ
ている浮子式流量計を使用し、又は例えば特公昭35−
1187号公報に記載されているような定着汲取り装置
等を用いて行っていた。
又、前記機械的装置の他、例えば特公昭52−2315
号公報又は特公昭56−34818号公報に記載されて
いるように試験槽内のガス濃度を常時検知し、予め設定
した一定濃度に不足する場合に電気信号により腐蝕性ガ
スを送る電磁弁を開く機構のものも採用されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来技術において、浮子式流量計又
は定植汲取りJj<置等においては、定植のガスを送り
込む作業が機械的であるため、計量が不正確となるばか
りでなく、試験槽内のガス濃度に対応して作動すること
ができない欠点が存した。
又、電磁弁を利用した機構のものは、電磁弁の開閉によ
り腐蝕性ガスの送給が支配されるため。
ガスの供給が断続的となり、試験槽内のガス濃度が段階
的に変動する弊が存した。
これらの従来技術によった場合、腐蝕性ガス。
例えば亜硫酸ガス、硫化水素ガス、酸化窒素ガス等と不
活性ガス、例えば窒素ガス、空気等の均一混合は、双方
の比重の相違、相溶性等の点から不均一になり易く、結
局、容量の大きい試験槽内で希釈、攪拌、拡散等により
混合し、均一化されることを期待する程度の作業しかで
きなかった。
ところで、ガス腐蝕試験機において最も必要とされるこ
とは、試験槽内のガス濃度を常に所定の値に保つことで
あり、この条件が満されることにより、正確な腐蝕試験
を行うことができる。
特に、槽内では、水分、試験片との反応等により反応性
の高いガスは消費され、ガス濃度が低下する。このガス
の消費量は、試験槽内の状態により刻々変化するため、
仮に槽内に送り込むガス濃度を一定に維持でyたとして
も、槽内では濃度が低下し、しかもその値は常に変動す
る。
又、ガス腐蝕試験用腐蝕性ガスとして最も多用される炬
硫酸ガス、硫化水素ガス、酸化窒素ガス等が金属と反応
して腐蝕作用を及ぼす際、その腐蝕進行度は腐蝕性ガス
の濃度に左右されるが、このg蝕進行度とガス濃度の関
係は、低濃度において相関性が大きく、高濃度では濃度
変動が大きく影響しなくなる0例えば亜流酸ガス、硫化
水素ガス等の場合、ガス濃度が3〜IOPPMの間で腐
蝕進行度は大きく変化する。
特に、最近の大気汚染のa展によるJ@蝕の研究が進む
につれて、前記のように更に低濃度の環境下における試
験が必要となり、槽内のガス濃度を低濃度でかつ一定値
に維持することのできるガス腐蝕試験機の開発が要請さ
れていた。
本発明はこのようなff 、s青に応えるためになされ
たものであり、試験槽内のガス濃度を常に所定の値に保
持すると共に低濃度の場合であっても常に所定の値に保
持することのできるガス腐蝕試験機を提供するものであ
る。
更に、ガス腐蝕試験機においては、一定濃度のガスを一
定量、連続的に送給することが必要とされている。
例えば、亜硫酸ガスによる腐蝕試験を25PPMの濃度
下で行う場合、腐蝕性ガス(純ガス又は純ガスを窒素ガ
スである程度希釈したガス)を高圧ボンベから減圧弁を
通して流量計に送り、時間当りの流量を一定にし、計算
値の希釈用活性ガス(多くは空気)と混合する。腐蝕性
ガスとしては、通常3%程度の標鵡ガスが使用されるか
ら、この腐蝕性ガスを計算上1.200倍に希釈しなけ
ればならない、標準型の試験槽では、希釈されたガスは
20文/分程度連続的に試験槽内に送り込まれる。この
場合、腐蝕性ガスの流量は−16〜17cc/分となる
。このような少量のガスを精密に計量することは、従来
技術では困難であった。
又、多くの腐蝕性ガスの比重は空気よりも大きく、かつ
空気との相溶性のよくないものが多い。
これらのガスを空気と数百倍又は千倍以上に連続的に均
一混合することも従来困難であった。
本発明は、このような困難性を解決するためになされた
ものであり、少量のガスであっても一定量、連続的に送
給すると共にR触性ガスと不活性ガスとの均一混合をす
ることのできるガス腐蝕試験機を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するものであって。
以下にその内容を実施例に対応する図面を用いて説明す
る。
!lfi!!l!性ガスを収納してなるポンベlは、減
圧弁2、電磁弁3、腐蝕性ガス一定圧貯槽4及び定量希
釈混合器9を介してガス腐蝕試験槽10に連絡されてい
る。1iii記一定圧貯槽4はポンベlから減圧弁2及
び電f柱弁3を介して高圧の腐蝕性ガスの供給を受けこ
れをほとんど大気圧に近く、大気圧より僅かに高い圧力
に減圧して一時的に貯溜し、定量希釈混合器9に送る装
置であり、該貯槽4には腐蝕性ガス定圧保持用のマノメ
ータ5が連結されている。
このマノメータ5は、水14と3点の電N13を有し、
貯4e4内のガス圧の微圧変動に応じてマノメータ5内
の水位が上下すると、電極間の導通の断続が行なわれ、
リレー回路6を介してガス供給回路の電磁弁3を開閉し
、ポンベlからの腐蝕性ガスの供給を調整し、貯槽4内
の腐蝕性ガスをほとんど大気圧に近い微小正圧で一定圧
に保持する。
一方、エアーコンプレッサ7は、流量計8、定量希釈混
合器9を介してガス腐蝕試験槽10に連絡されている。
腐蝕性ガスと不活性ガスを定量比に混合希釈するための
定量希釈混合器9は、太管15と細管16の二重管より
なり、太管15中を不活性ガス、細管16中を腐蝕性ガ
スが通過し、前記太管15の中途にくびれ部18が設け
られており、前記細管16の先端開口部17がこのくび
れ部18に臨んでいる。
太管15中を多量の加圧不活性ガスが流れると、細管1
6の先端開口部17が負圧となり、細管16内の腐蝕性
ガスが太管15内に吸引されて流出し、不活性ガスと混
合される。
前記細管16の他端はピストン式又はダイヤフラム式等
による熱膨張又は収縮により作動する軸24に連結され
、細管開口部17と太管くびれ部18の間隔が変動する
ことにより負圧が変化し、細管内ガスに対する吸引力が
増減し、細管より流出するガス量が加減される。この軸
24の制御は試験槽内ガス濃度を自動濃度検知装置11
により検知し、その信号に応じて行われる。
前記混合ガスは、くびれ部18を通過する際の流速、圧
力及び流れの急激な変化のため1両ガス拘らず混合部2
7において瞬間的に均一に混合され、試験槽内のガス濃
度を一定に調節、維持するものである。
作用 ポンベ1内の腐蝕性ガスは、減圧弁2及び電磁弁3を介
して腐蝕性ガス一定圧貯槽4内に導入される。貯槽4内
のガス圧がその時の大気圧に対して、+ 50 mmH
2O程度上がるとリレー回路6を介して電磁弁3が閉じ
、一方、+ 20 mm820程度まで下がるとリレー
回路6を介して電磁弁3が開くようにされている。
貯槽4内のガスが定量希釈混合器9の方に流れだすに従
って貯槽4内のガス圧力が低下し、マノメータ5内の木
14の水柱は、右側の水位が上がり、左側の水位が下が
る。
左側の水位がイの位置まで下がってイの電極より下にな
るとリレー回路6が作動して電磁弁3が開き、腐蝕性ガ
スはポンベ1、減圧弁2、電磁弁3を通って貯槽4に入
る。
11?槽4の圧力がトがると氷14の氷位1士左側が丑
がって、′r!、極口の位置までくるとリレー回路6が
作動して通電が切れ、電磁弁3は閉じる。
このように貯槽4の中のガスは大気圧より僅かに高い程
度の定圧状態に保たれ、カスの流出に伴って新しくガス
が流入し、しかもガス圧が大気圧より著しく高くなるこ
とはない。
貯槽4より送り出されたガスは、定量希釈混合器9によ
り、エアーコンプレッサ7からの空気と混合希釈され、
試験槽IOに送られる。
前記混合器9においてM管間口部17と太管くびれ部1
8の相対位置関係と導管19を流れるガス量との関係は
第5図に示す通りで、細管開口部17がくびれ部18に
近づくにつれて吸引力が増大してガス量が増加し、最大
値になった後、更に近づくと開口部17とくびれ部18
の間隙が挟まり、不活性ガスの流量が落ちると吸引力も
低下しガス量は減少する。
従って開口部17、くびれ部18の形状1寸法が一定の
ものについて、第5図に相当する値を実測しておき、開
口部17、くびれ部18が第5図のAに示す範囲内で作
動するようにピストン23と細管16の位置を設定して
おけば、導線25を流れる1tili量に比例して開口
部17の位置を自動的に調節し、導管19を流れるガス
量を加減することが可能である。
試験槽に送り込む希釈されたガス量は腐蝕試験のg!、
要な条件としてきめられているが、一般に多用される〃
ス腐蝕試験機では、試験槽の容量が150〜2001で
、この場合、希釈されたガスの送り込み量は20文/分
程度である。
この希釈されたガス中のRfl!、性ガスの含有量は通
常の試験条件では2000〜20PPM程度であって、
希釈用ガスの流量を一定に維持しておいて腐蝕性ガスの
IR,量だけを変化させることによって、槽内に送り込
むガスの濃度を調節すればよい。
試験槽10に入った希釈されたガスは、水分、試験片と
の反応その他によって一部が消費される。その消費敬は
試験中は常に変動するから、槽内ガス濃度は絶えず変化
する。
よって槽内ガスの一部を連続的に採取して、自動濃度検
知装置11で連続的に濃度を検知し、その値を電気信号
に変換して電流増幅器12により増幅した電流として導
線25に送り加熱コイル22によりオレフィン液21を
加熱し、既述の作用により連動する混合器9の中の開口
部17の位置変化により流入する腐蝕性ガスの流量を調
節するから、試験槽10の中の濃度の微少な変動に対し
て直ちに濃度補正の動作をすることとなる。
ガス濃度の自動検知装置としては、通常、亜硫酸ガス、
硫化水素ガス、炭酸ガス、酸化窒素ガスを対象とした機
器分析、例えば、紫外線分析法、赤外線分析法、炎光分
析法、電気化学分析法などの公知分析用機器が応用可能
である。
腐蝕性ガスとして3%標準亜硫酸ガス、希釈用ガスとし
て空気を使用して、腐蝕試験機内亜硫酸ガス濃度(希釈
ガス)を20PPMに維持して腐蝕試験を行う場合につ
き説明する。
3%の高濃度亜硫酸ガスから20PPMのガスを合成す
るためには、計算上、空気で1 、500倍に希釈すれ
ばよい。
試験槽容量200fL、槽内に約20PPMの希釈ガス
を2017分の流量で送り込むものとし、ガスの濃度検
知は紫外線分析法による分析装置を用い、濃度に反比例
した電気信号が定量希釈混合器9の導線25へ送られる
ようにする。
実験結果によると、定量希釈混合器9は、第3図に於て
太管内径12mm、細管内径1.5mm、くびれ部内径
3層重の寸法のもので導管20より空気I Kg/ c
 m’、201 /mix 、導管19より圧力30m
a+HOのガスを送った場合、ガス流量は最大的20m
u/+simとなり、導管19.20のそれぞれの流量
比は約1 : 1000である。即ち約1000倍に希
釈できることとなる。
開口部17とくびれ部18との間隔を変える事により、
1000倍以上、任意の倍率に調節が可能で、この倍率
は試験層内濃度変化により自動儂度検知装2111の動
作により連続的に変化し、特別の計量を必要としない。
次に腐蝕性ガス一定圧貯槽4とマノメータ5については
、第2図に於て、貯槽4は容積約2文で、ガスの入口、
出口の外マノメータ5に連通ずる。
マノメータ5は高さ約20cmのU字管で、片側に電極
イ、口、他方にハが図の様な関係位置で水中に挿入され
る。
ハの導線がU字管に入る部分は気密になっている。電極
イと口の高さの間隔は30mmである。水位はU字管の
左側の管内水位が電極イの位置にある時、右側の管内の
水位が、電極イより20ma+下方になるようにしであ
る。
前述の動作を繰返えすことにより、貯槽4の内圧は常に
20〜50mmH2Oの微圧に保たれ、これよりも圧力
が上昇したり、下降して大気圧以下になることはない、
この圧力変動、最高30 +wmHzOは大気圧を10
000IIIIIH20とすれば、0,3%マ01の変
動に過ぎない。
このことは定量希釈混合器9に送られる腐蝕性ガスの体
積は、温度が一定であれば±0゜15%の間で変化して
いるに過ぎないこととなるから、常に殆ど微圧、定圧の
状態で混合器9に送り出されていることとなる。
このように貯槽4、マノメータ5、混合器9の関連動作
により、導管20から入る空気量を流量計8で測定して
2041 /wiIfi、圧力をI Kg/ c m’
に設定すれば、混合器9に於ける細管開口部17の位置
のagl!iにより、亜硫酸ガスの空気に対する混合比
は最大1/1000となり、このときの希釈されたガス
中の亜流酸ガスは30.OOOPPMX l/1000
=30PPMである。
即ち細管開口部17の位置の調節により混合器9から送
出される希釈ガスの濃度は最高30PPMで、これ以下
には自由に下げることができる。
この状態で、自動濃度検知装置llが、試験槽IO内の
ガス濃度を20PPMに保つように設定しておけば、試
験槽10内のガス濃度の僅少な変化に対応して、混合器
9は常に混合ガス濃度を調節するから、試験槽内の濃度
は常に一定に維持できることとなる。
実験によれば槽内ガス濃度の変動は0.1PPM以下で
ある。
次に純粋亜硫酸ガス(液化ガス)を使用して、IPPM
の希釈ガスを合成する場合について説明する。
この場合は、定量希釈混合器9の次に、第1図に於ける
電磁弁3乃至混合器9の装置を、更に1セット直列に連
結すればよい。
第1次の電磁弁3乃至混合器9の装置に於て、100%
腐蝕性ガスが約171000 (1000PPM)に希
釈され、第2次の電磁弁3′乃至混合器9′の装置で更
に1/1000に希釈されて約IPPMの濃度になる。
この場合、第1次の電磁弁3乃至混合器9の装置中、混
合器9の細管16の位置は固定の状態で、調節する必要
はなく、第2次の細管16′が自動濃度検知装置11か
らの信号で動くようにしておくだけでよい。
実施例 本発明ガス腐蝕試験機における定量希釈混合器9の実施
の一例を説明する。
第3図に示すものはピストン作動型定量希釈混合器であ
り、15は太管、16は細管、17は細管開口部、18
は太管15のくびれ部、19は貯槽4からの腐蝕性ガス
を細管16に導入するための導管、20はエアーコンプ
レッサからの空気を太管15に導入するための導管、2
1は密閉された円筒内に充たされたオレフィン液、22
はその円筒の周囲に巻きつけられた加熱コイル、23は
オレフィン液の熱膨張又は収縮により円筒内を微少移動
するピストン部で、軸24で細管16に固定されている
25は試験槽10のガス自動濃度検知装置11からの電
気信号を電流増幅器12で増幅された電流量に変えて加
熱コイル22に電流を流すための導線である。
26はオレフィン液21が収縮してピストン23が後退
する力を助けるための補助スプリング、27は太管15
からの不活性ガスと、細管16からのg触性ガスの混合
したものが急速に膨張、拡散し渦流となって通過する混
合部で両ガスを瞬間的に均・−に強制混合する。
次に定量希釈混合器の細管16の位置を調整する機構と
して、第4図のようなダイアフラム方式を採用すること
もできる。この場合は自動濃度検知装allからの信号
により1発熱体28が作動し 七の発熱峻に比例してダ
イアフラム中に封入せられたガスが膨張又は収縮し、こ
れが軸29により細管16に伝えられる。30は予め細
管16の位置をI!J節するためのgR整木ネジ31は
膨張ダイヤフラム、32は導管である。
又、ガス腐蝕試験を腐蝕性ガス濃度1100PP程度以
上で行なう場合など、試験槽内の濃度の・変動がある程
度許容せられるならば、定量希釈混合器に送る腐蝕性ガ
スの圧力を大気圧に対し僅かに正圧の一定圧に保持する
ための装置すなわち。
1を磁弁3、高濃ガス一定圧貯槽4、マノメータ5 リ
レー回路6を省略し、減圧弁2を2個我列にしてガスの
圧力を0 、01Kg/ crrr′程度に維持して直
接定量希釈混合器9の導管19に連結してガスを送って
も、試験槽内ガス濃度を所定値の±10%以内に保つこ
とが可能である。
発明の効果 従って本発明によれば、カス腐蝕試験機においける試!
/i!槽内のガス濃度を常に所定の値に保つことができ
、この条件が満されることにより、正確な腐蝕試験を行
うことができる。
特に、槽内では、水分、試験片との反応等により反応性
の高いガスは消費され、ガス濃度が低下する。このガス
の消費量は、試験槽内の状態により刻々変化するが、こ
の変化に対応して槽内に送り込むガス濃度を調整するこ
とができるものである。
又、本発明は、試験槽内のガス濃度が低濃度の場合であ
っても常に所定の値に保持することができるものである
更に、本発明は、試験槽内に一定濃度のガスを一定量、
連続的に送給することができるものである。
又1本発明は、少量のガスであっても一定量、連続的に
送給すると共に腐蝕性ガスと不活性ガスとの均一混合を
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明実施の一例を示すものであり、第1図はガ
ス腐蝕試験機のブロック説明図、第2図はマノメータの
拡大正面図、第3図は定量希釈混合器の拡大正面図、第
4図は定量希釈混合器の他の実施例の拡大正面図、第5
図は細管開口部とくひれ部との間隔と腐蝕性ガス流量と
の関係を示す説明図である。 l・・・・・・ボンベ、2・・・・・・減圧弁、3・・
・・・・電磁弁。 4・・・・・・一定圧貯槽、9・・・・・・定量希釈混
合器、5・・・・・・マノメータ、6・・・・・・すL
I−回路、7・・・・・・エアーコンプレッサ、8・・
・・・・流量計、10・・・・・・ガス腐蝕試験槽、1
1・・・・・・自動濃度検知装置、12・・・・・・電
流増幅器、23・・・・・・ピストン、31・・・・・
・ダイアフラム、18・・・・・・くびれ部、15・・
・・・・太管、  16・・・・・・細管、24・・・
・・・軸、17・・・・・・先端開口部特 許 出 願
 人  スガ試験機株式会社居□−ゝ イ(理  人  弁理士   佐  藤   孝  雄
°、・°′・ ・オフ1月   、。 ゛ヤ3(a 手続補正書(自発) (l ガス腐蝕試験機                 腐
3 補正をする者                 
を蝕 名称  スガ試験機株式会社            
ン蝕 器 氏名 (7511)  弁理士 佐 藤 孝 雄: 、
・′j   (す 自    発                   
                  絡5 補正の対
象                   を?)r−
網中の発明の詳細な説明(りちへマ(テロ9丁″“′″
E(F+1u1.  4聾K。 (軸°三^打東ゎ才藺(cr七1    4由ゝRv 
  ”明細書 、発明の名称 ガス腐蝕試験機 、特許請求の範囲 ) 亜硫酸ガス、硫化水素、酸化窒素ガス等の触性ガス
と、窒素ガス、空気等の不活性ガスと希釈混合し、ガス
腐蝕試験槽に導入するガス腐試験機において、腐蝕性ガ
スを収納してなるポベ(1)を減圧弁(2)、電磁弁(
3)及び層性ガス一定圧貯槽(4)を介して定量希釈混
合(9)に連絡し、前記貯槽(4)にマノメータ5)を
連絡すると共にこのマノメータ(5)をレー回路(6)
を介して前記電磁弁(3)に達し、エアーコンプレッサ
(7)を流量計(8)介して前記定量希釈混合器(9)
に連絡し、こ混合器(9)をガス腐蝕試験槽(10)に
連絡ると共に該混合器(9)と該試験槽(10)と自動
濃度検知装置(11)及び電流増幅器(1)で連絡した
ガス腐蝕試験機であって、試験槽検知装置(11)に生
じた電流値により、定量希釈混合器(9)のピストン式
(23)又はダイアフラム式(31)の熱膨張、収縮を
利用した作動により、腐蝕性ガスの送り込み量を調節し
、試験槽(10)内のガス濃度を常に一定に維持するこ
とを特徴とするガス腐蝕試験機。 (2)  定量希釈混合器(9)をくびれ部(18)を
有する太管(15)の中に細管(工6)を移動自在に設
けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のガス
腐蝕試験機。 (3)  細管(16)の一端にピストン式又はダイヤ
フラム弐等により熱膨張又は収縮により作動する軸(2
4)を連結したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
及び第2項記載のガス腐蝕試験機。 (4)  細管(16)の先端開口部(17)を太管(
15)のくびれ部(18)に臨ましたことを特徴とする
特許請求の範囲第1項、第2項及び第3項記載のガス腐
蝕試験機。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、金属、プラスチックス、各種塗装材等の諸材
料が使用される諸環境下において、その腐蝕状況を予め
試験するためのガス腐蝕試験機の改良に関する。 従来の技術 ガス腐蝕試験機において、試験槽内のガス濃度を一定値
に保つ場合、腐蝕性ガスを不活性ガスで希釈しなければ
ならず、この希釈を行うためにそれぞれの流量を計算上
ある数値に定めて計量し、両ガスを混合するのが一般的
であった。 この流量を定めるために多くの場合、旧来広く用いられ
ている浮子式流量計を使用し、又は例えば特公昭35−
1187号公報に記載されているような定量汲取り装置
等を用いて行っていた。 又、前記機械的装置の他、例えば特公昭52−2315
号公報又は特公昭56−34818号公報に記載されて
いるように試験槽内のガス濃度を常時検知し、予め設定
した一定濃度に不足する場合に電気信号により腐蝕性ガ
スを送る電磁弁を開く機構のものも採用されている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来技術において、浮子式流量計又
は定量汲取り装置等においては、単に定量のガスを送り
込むことのみを目的とするため、機械的計量誤差や、槽
内のガス消費等のため、槽内濃度を一定に保ち難く、さ
らに試験槽内のガス濃度に対応して作動することができ
ない欠点が存した。 又、電磁弁を利用した機構のものは、if!Ii1弁の
開閉により腐蝕性ガスの送給が支配されるため、ガスの
供給が断続的となり、試験槽内のガス濃度が段階的に変
動する弊が存した。 これらの従来技術によった場合、腐蝕性ガス。 例えば亜硫酸ガス、硫化水素ガス、酸、化窒素ガス等と
不活性ガス、例えば窒素ガス、空気等の均一混合は、双
方の比重の相違、相溶性不良等の点から不均一になり易
く、結局、容量の大きい試験槽内で希釈、撹拌、拡散等
により混合し、均一化されることを期待する程度の作業
しかできなかった。 ところで、ガス腐蝕試験機において最も必要とされるこ
とは、試験槽内のガス濃度を常に所定の値に保つことで
あり、この条件が満されることにより、正確な腐蝕試験
を行うことができる。 特に、槽内では、水分、試験片との反応等により反応性
の高いガスは消費され、ガス濃度が低下する。このガス
の消費量は、試験槽内の状態により刻々変化するため、
仮に槽内に送り込むガス濃度を一定に維持できたとして
も、槽内では濃度が低下し、しかもその値は常に変動す
る。 又、ガス腐蝕試験用腐蝕性ガスとして最も多用される亜
硫酸ガス、硫化水素ガス、酸化窒素ガス等が金属と反応
して腐蝕作用を及ぼす際、その腐蝕進行度は腐蝕性ガス
の濃度に左右されるが、この腐蝕進行度とガス濃度の関
係は、低濃度において相関性が大きく、高濃度では濃度
変動が大きく影響しなくなる0例えば亜流酸ガス、硫化
水素ガス等の場合、ガス濃度が3〜10ppmの間で腐
蝕進行度は大きく変化する。 特に、最近の大気汚染の進展による腐蝕の研究が進むに
つれて、前記のように更に低濃度の環境下における試験
が必要となり、槽内のガス濃度を低濃度でかつ一定値に
維持することのできるガス腐蝕試験機の開発が要請され
ていた。 本発明はこのような要請に応えるためになされたもので
あり、試験槽内のガス濃度を常に所定の値に保持すると
共に低濃度の場合であっても常に所定の値に保持するこ
とのできるガス腐蝕試験機を提供するものである。 更に、ガス腐蝕試験機においては、一定濃度のガスを一
定量、連続的に送給することが必要とされている。 例えば、亜硫酸ガスによる腐蝕試験を25ppmの濃度
下で行う場合、腐蝕性ガス(純ガス又は純ガスを窒素ガ
スである程度希釈したガス)を高圧ポンベから減圧弁を
通して流量計に送り、時間当りの流量を一定に、シ、計
算値の希釈用活性ガス(多くは空気)と混合する。*触
性ガスとしては、通常3%程度の標準ガスが使用される
から、この腐蝕性ガスを計算上1.200倍に希釈しな
ければならない。標準型の試験槽では、希釈されたガス
は20交/分程度連続的に試験槽内に送り込まれる。こ
の場合、腐蝕性ガスの流量は、16〜17cc/分とな
る。このような少量のガスを精密に計量することは、従
来技術では困難であった又、多くの腐蝕性ガスの比重は
空気よりも大きく、かつ空気との相溶性のよくないもの
が多い。 これらのガスを空気と数百倍又は千倍以上に連続的に均
一混合することも従来困難であった。 本発明は、このような困難性を解決するためになされた
ものであり、少量のガスであっても一定量、連続的に送
給すると共に腐蝕性ガスと不活性ガスとの均一混合をす
ることのできるガス腐蝕試験機を提供するものである。 問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するものであって、以下にそ
の内容を実施例に対応する図面を用いて説明する。 g触性ガスを収納してなるポンベ1は、減圧弁2、電磁
弁3、腐蝕性ガス一定圧貯槽4及び定量希釈混合器9を
介してガス腐蝕試験槽10に連絡されている。前記一定
圧貯槽4はポンベlから減圧弁2及び電磁弁3を介して
高圧の腐蝕性ガスの供給を受けこれをほとんど大気圧に
近く、大気圧より僅かに高い圧力に減圧して一時的に貯
溜し、定量希釈混合器9に送る装置であり、該貯槽4に
は腐蝕性ガス定圧保持用のマノメータ5が連結されてい
る。 このマノメータ5は、水14と3点の電極13を有し、
貯槽4内のガス圧の微圧変動に応じてマノメータ5内の
水位が上下すると、電極間の導通の断続が行なわれ、リ
レー回路6を介してガス供給回路の電磁弁3を開閉し、
ポンベlからの腐蝕性ガスの供給を調整し、貯槽4内の
腐蝕性ガスをほとんど大気圧に近い微小正圧で一定圧に
保持する。 一方、エアーコンプレッサ7は、流量計8、定量希釈混
合器9を介してガス腐蝕試験槽10に連絡されている。 腐蝕性ガスと不活性ガスを定量比に混合希釈するための
定量希釈混合器9は、太管15と細管16の二重管より
なり、太管15中を不活性ガス、細管16中を腐蝕性ガ
スが通過し、前記太管15の中途にくびれ部18が設け
られており、前記細管16の先端開口部17がこのくび
れ部18に臨んでいる。 太管15中を多量の加′圧不活性ガスが流れると、細管
16の先端開口部17が負圧となり、細管16内の腐蝕
性ガスが太管15内に吸引されて流出し、不活性ガスと
混合される。 前記細管16の他端はピストン式又はダイヤフラム弐等
による熱膨張又は収縮により作動する軸24に連結され
、細管開口部17と太管くびれ部18の間隔が変動する
ことにより負圧が変化し、細管内ガスに対する吸引力が
増減し、細管より流出するガス量が加減される。この軸
24の制御は試験槽内ガス濃度を自動濃度検知装置11
により検知し、その信号に応じて行われる。 前記混合ガスは、くびれ部18を通過する際の流速、圧
力及び流れの急激な変化のため、両ガスの相溶性、比重
等均一混合を防げる性質の如何に拘らず混合部27にお
いて瞬間的に均一に混合され、試験槽内のガス濃度を一
定に調節、維持するものである。 作用 ポンベl内の腐蝕性ガスは、減圧弁2及び電磁弁3を介
して腐蝕性ガス一定圧貯槽4内に導入される。貯槽4内
のガス圧がその時の大気圧に対して、+ 50 ■Hx
O程度上がるとリレー回路6を介して電磁弁3が閉じ、
一方、+ 205mH2O程度まで下がるとリレー回路
6を介して電磁弁3が開くようにされている。 貯槽4内のガスが定量希釈混合器9の方に流れだすに従
って貯槽4内のガス圧力が低下し、マノメータ5内の水
14の水柱は、右側の水位が上がり、左側の水位が下が
る。 左側の水位がイの位置まで下がってイの電極より下にな
るとリレー回路6が作動して電磁弁3が開き、腐蝕性ガ
スはポンベ1、減圧弁2、電磁弁3を通って貯槽4に入
る。 貯槽4の圧力が上がると水14の水位は左側が上がって
、電極口の位置までくるとリレー回路6が作動して通電
が切れ、電磁弁3は閉じる。 このように貯槽4の中のガスは大気圧より僅かに高い程
度の定圧状態に保たれ、ガスの流出に伴って新しくガス
が流入し、しかもガス圧が大気圧より著しく高くなるこ
とはない。 貯槽4より送り出されたガスは、定量希釈混合器9によ
り、エアーコンプレッサ7からの空気と混合希釈され、
試験槽10に送られる。 前記混合器9において細管開口部17と太管くびれ部1
8の相対位置関係と導管19を流れるガス量との関係は
第5図に示す通りで、細管開口部17がくびれ部18に
近づくにつれて吸引力が増大してガス量が増加し、最大
値になった後、更に近づくと開口部17とくびれ部工8
の間隙が挟まり、不活性ガスの流量が落ちると吸引力も
低下しガス量は減少する。 従って開口部17、くびれ部18の形状、寸法が一定の
ものについて、第5図に相当する値を実測しておき、開
口部17、くびれ部18が第5図のAに示す範囲内で作
動するようにピストン23と細管16の位置を設定して
おけば、導線25を流れる電流量に比例して開口部17
の位置を自動的に調節し、導管19を流れるガス量を加
減することが可能である。 試験槽に送り込む希釈されたガス量は腐蝕試験の重要な
条件としてきめられているが、一般に多用されるガス腐
蝕試験機では、試験槽の容量が150〜2001で、こ
の場合、希釈されたガスの送り込み量は201/分程度
である。 この希釈されたガス中の腐蝕性ガスの含有量は通常の試
験条件では2000〜20ppm程度であって、希釈用
ガスの流量を一定に維持しておいて腐蝕性ガスの流量だ
けを変化させることによって、槽内に送り込むガスの濃
度をg4節すればよい、試験槽10に入った希釈された
ガスは、水分、試験片との反応その他によって一部が消
費される。その消費量は試験中は常に変動するから、槽
内ガス濃度は絶えず変化する。 よって槽内ガスの一部を連続的に採取して、自動濃度検
知装置llで連続的に濃度を検知し、その値を電気信号
に変換して電流増幅器12により増幅した電流として導
線25に送り加熱コイル22によりオレフィン液21を
加熱し、既述の作用により連動する混合器9の中の開口
部17の位置変化により流入する腐蝕性ガスの流量を!
1fIJするから、試験槽10の中の濃度の微少な変動
に対して直ちに濃度補正の動作をすることとなる。 ガス濃度の自動検知装置としては、通常、亜硫酸ガス、
硫化水素ガス、炭酸ガス、酸化窒素ガスを対象とした機
器分析、例えば、紫外線分析法、赤外線分析法、炎光分
析法、−1!気化学分析法などの公知分析用機器が応用
可能である。 腐蝕性ガスとして3%標準亜硫酸ガス、希釈用ガスとし
て空気を使用して、腐蝕試験機内亜硫酸ガス濃度(希釈
ガス)を20ppmに維持して腐蝕試験を行う場合につ
き説明する。 3%の高濃度亜硫酸ガスから20ppmのガスを合成す
るためには、計算上、空気で1,500倍に希釈すれば
よい。 試験槽容量2001、槽内に約20ppmの希釈ガスを
2017分の流量で送り込むものとし、ガスの濃度検知
は紫外線分析法による分析装置を用い、濃度に反比例し
た電気信号が定量希釈混合器9の導線25へ送られるよ
うにする。 実験結果によると、定量希釈混合器9は、第3図に於て
太管内径12mm、細管内径1.5mm、くびれ部内径
3鵬璽の寸法のもので導管20より空気IKg/Crm
’、2017sin 、導管19より圧力30mmHz
Oのガスを送った場合、ガス流量は約20m1l腸in
となり、導管19.20のそれぞれの流量比は最小的1
 : 1000である。即ち最小約1000倍に希釈で
さることとなる。 開口部17とくびれ部18との間隔を変える事により、
1000倍以上、任意の倍率に調節が可能で、この倍率
は試験層内濃度変化により自動濃度検知装置11の動作
により連続的に変化し、特別の計量を必要としない。 次に腐蝕性ガス一定圧貯槽4とマノメータ5については
、第2図に於て、貯槽4は容積的21で、ガスの入口、
出口の外、マノメータ5に連通する。マノメータ5は高
さ約20c層の0字管で。 片側に電極イ、口、他方にハが図の様な関係位置で水中
に挿入される。 ハの導線が0字管に入る部分は気密になっている。電極
イと口の高さの間隔は301■である。水位は0字管の
左側の管内水位が電極イの位置にある時、右側の管内の
水位が、電極イより20mm下方になるようにしである
。 前述の動作を繰返えすことにより、貯槽4の内圧は常に
20〜50mmHユ0の微圧に保たれ、これよりも圧力
が上昇したり、下降して大気圧以下になることはない、
この圧力変動、最高30鵬■)λ0は大気圧を1000
0smH10とすれば、0.3%マo1の変動に過ぎな
い。 このことは定量希釈混合器9に送られる腐蝕性ガスの体
積は、温度が一定であれば±0,15%の間で変化して
いるに過ぎないこととなるから、常に殆ど微圧、定圧の
状態で混合器9に送り出されていることとなる。 このように貯槽4、マノメータ5、混合器9の関連動作
により、導管20から入る空気量を流量計8で測定して
201 /1aIn 、圧力をl1g/cm″に設定す
れば、混合器9に於ける細管開口部17の位置の調節に
より、亜硫酸ガスの空気に対する混合比は最大1/10
00となり、このときの希釈されたガス中の亜流酸ガス
は30.OOOPPmX1/11000=30ppであ
る。 即ち細管開口部17の位置の調節により混合器9から送
出される希釈ゲスの濃度は最高30ppmで、これ以下
には自由に下げることができる。 この状態で、自動濃度検知装置11が、試験槽10内の
ガス濃度を20ppmに保つように設定しておけば、試
験槽10内のガス濃度の僅少な変化に対応して、混合器
9は常に混合ガス濃度を調節するから、試験槽内の濃度
は常に一定に維持できることとなる。 実験によれば槽内ガス濃度の変動はo、ippm以下で
ある。 次に純粋亜硫酸ガス(液化ガス)を使用して、ippm
の希釈ガスを合成する場合について説明する。この場合
は、定量希釈混合器90次に、第1図に於ける電磁弁3
乃至混合器9の装置を、更に1セット直列に連結すれば
よい。 第1次の電磁弁3乃至混合器9の装置に於て。 100%腐蝕性ガスが約1/1000 (1000pp
m)に希釈され、第2次の電磁弁3′乃至混合器9′の
装置で更に1/1000に希釈されて約lppmの濃度
になる。この場合、第1次の電磁弁3乃至混合器9の装
置中、混合器9の細管16の位置は固定の状態で、調節
する必要はなく、第2次の細管16’が自動濃度検知装
置111からの信号で動くようにしておくだけでよい。 実施例 本発明ガス腐蝕試験機における定量希釈混合器9の実施
の一例を説明する。 第3図に示すものはピストン作動型定量希釈混合奏であ
り、15は太管、16は細管、17は細管開口部、18
は太管15のくびれ部、19は貯#a4からの腐蝕性ガ
スを細管16に導入するための導管、20はエアーコン
プレッサからの空気を太管15に導入するための導管、
21は密閉された円筒内に充たされたオレフィン液、2
2はその円筒の周囲に巻きつけられた加熱コイル、23
はオレフィン液の熱膨張又は収縮により円筒内を微少移
動するピストン部で、軸24で細管16に固定されてい
る。 25は試験槽10のガス自動濃度検知装置11からの電
気信号を電流増幅器12で増幅された電流量に変えて加
熱コイル22に電流を流すための導線である。26はオ
レフィン液21が収縮してピストン23が後退する力を
助けるための補助スプリング、27は太管15からの不
活性ガスと、細管16からの腐蝕性ガスの混合したもの
が急速に膨張、拡散し渦流となって通過する混合部で両
ガスを瞬間的に均一に強制混合する。 次に定量希釈混合器の細管16の位置を調整する機構と
して、第4図のようなダイアフラム方式を採用すること
もできる。この場合は自動濃度検知装211からの信号
により、発熱体28が作動し、その発熱量に比例してダ
イアフラム中に封入せられたガスが膨張又は収縮し、こ
れが軸29により細管16に伝えられる。30は予め細
管16の位置を調節するための調整ネジ、31は膨張ダ
イヤフラム、32は導管である。 又、ガス腐蝕試験を腐蝕性ガス濃度1100pp程度以
上で行なう場合など、試験槽内の濃度の変動がある程度
許容せられるならば、定量希釈混合器に送る腐蝕性ガス
の圧力を大気圧に対し僅かに正圧の一定圧に保持するた
めの装置すなわち、電磁弁3、高濃ガス一定圧貯槽4、
マノメータ5、リレー回路6を省略し、減圧弁2を2個
直列にしてガスの圧力を0.OIKg/crn’程度に
維持して直接定量希釈混合器9の導管19に連結してガ
スを送っても、試験槽内ガス濃度を所定値の±10%以
内に保つことが可能である。 発明の効果 従って本発明によれば、ガス腐蝕試験機においける試験
槽内のガス濃度を常に所定の値に保つことができ、この
条件が満されることにより、正確な腐蝕試験を行うこと
ができる。 特に、槽内では、水分、試験片との反応等により反応性
の高いガスは消費され、ガス濃度が低下する。このガス
の消費量は、試験槽内の状態により刻々変化するが、こ
の変化に対応して槽内に送り込むガス濃度を調整するこ
とができるものである。 又、本発明は、試験槽内のガス濃度が低濃度の場合であ
っても常に所定の値に保持することができるものである
。 更に、本発明は、試験槽内に一定濃度のガスを一定量、
連続的に送給することができるものである。 又、本発明は、少量のガスであっても一定量、連続的に
送給すると共に腐蝕性ガスと不活性ガスとの均一混合を
することができるものである。 4、図面の簡単な説明 図面は本発明実施の一例を示すものであり、第1図はガ
ス腐蝕試験機のブロック説明図、第2図はマノメータの
拡大正面図、第3図は定量希釈混合器の拡大正面図、第
4図は定量希釈混合器の他の実施例の拡大正面図、第5
図は細管開口部とくびれ部との間隔と腐蝕性ガス流量と
の関係を示す説明図である。 ■・・・・・・ポノベ、2・・・・・・減圧弁、3・・
・・・・電磁弁、4・・・・・・一定圧貯槽、9・・・
・・・定量希釈混合器、5・・・・・・マノメータ、6
・・・・・・リレー回路、7・・・・・・エアーコンプ
レッサ、8・・・・・・流量計、10・・・・・・ガス
腐蝕試験槽、11・・・・・・自動濃度検知装置、12
・・・・・・電流増幅器、23・・・・・・ピストン、
31・・・・・・ダイアフラム、18・・・・・・くび
れ部、15・・・・・・太管、  16・・・・・・細
管、24・・・・・・軸、17・・・・・・先端開口部
特 許 出 願 人  スガ試験機株式会社、°゛、 代 理 人 弁理士  佐 藤  孝 雄  ゛ 。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、亜硫酸ガス、硫化水素、酸化窒素ガス等の腐蝕性ガ
    スと、窒素ガス、空気等の不活性ガスとを希釈混合し、
    ガス腐蝕試験槽に導入するガス腐蝕試験機において、腐
    蝕性ガスを収納してなるボンベ(1)を減圧弁(2)、
    電磁弁(3)及び腐蝕性ガス一定圧貯槽(4)を介して
    定量希釈混合器(9)に連絡し、前記貯槽(4)にマノ
    メータ(5)を連絡すると共にこのマノメータ(5)を
    リレー回路(6)を介して前記電磁弁(3)に連絡し、
    エアーコンプレッサ(7)を流量計(8)を介して前記
    定量希釈混合器(9)に連絡し、この混合器(9)をガ
    ス腐蝕試験槽(10)に連絡すると共に該混合器(9)
    と該試験槽(10)とを自動濃度検知装置(11)及び
    電流増幅器(12)で連絡したガス腐蝕試験機であって
    、試験槽(10)内のガス濃度の変化に応じて、自動濃
    度検知装置(11)に生じた電流値により、定量希釈混
    合器(9)のピストン式(23)又はダイアフラム式(
    31)の熱膨張、収縮を利用した作動により、腐蝕性ガ
    スの送り込み量を調節し、試験槽(10)内のガス濃度
    を常に一定に維持することを特徴とするガス腐蝕試験機
    。 2、定量希釈混合器(9)をくびれ部(18)を有する
    太管(15)の中に細管(16)を移動自在に設けたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のガス腐蝕試
    験機。 3、細管(16)の一端にピストン式又はダイヤフラム
    式等により熱膨張又は収縮により作動する軸(24)を
    連結したことを特徴とする特許請求の範囲第1項及び第
    2項記載のガス腐蝕試験機。 4、細管(16)の先端開口部(17)を太管(15)
    のくびれ部(18)に臨ましたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項、第2項及び第3項記載のガス腐蝕試験
    機。
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